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 自分の出演するコンサートが終了したので、安心して聴き手に回ることができます(笑)
 というワケで、今日は倉敷音楽祭公演の一つであります、ジャズ・ヴァイオリニスト寺井尚子さんの“夜間飛行”ツアーを聴いてきました。

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第20回倉敷音楽祭
 寺井尚子“夜間飛行”ツアー2006

バードランド
ラ・クンパルシータ
バラのひとりごと
夜間飛行
レイジー・エンジェル
遠い国の歌

など

ヴァイオリン:寺井尚子
ピアノ:北島直樹
ギター:細野よしひこ
ウッド・ベース:成重幸紀
ドラム:中沢剛

倉敷市芸文館ホール 18:30~
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 今日のコンサートは、2月にリリースされた最新アルバム「夜間飛行」の曲を中心に演奏されていました。そして、今年の寺井さんのツアー、今日が初日なのだとか。
 倉敷音楽祭が20回という記念の年に、倉敷でツアー初日を迎えることができて嬉しい、というMCが印象的でした。

 コンサートは、冒頭からウエザー・リポートの「バードランド」
 うわぁ、懐かしい! 久しぶりに聴いたっす、この曲!
 状態でした。
 当方、これでも大学時代はジャズ研究会の初代ドラム&パーカッションでして。バンド名が‘バードランド’。テーマ曲はもちろん、ウエザー・リポートの「バードランド」ということで、ライブで演奏する回数も多かったんですよね、この曲。
(って、合ってるよね?←誰に向かって聞いてるんだか/笑)
 あまり深く考えずに「一度聴いてみたいなぁ」と思って出かけたコンサートで、思わぬ曲が聴けて。冒頭からテンション上がりました。

 寺井さんのヴァイオリンは、もちろんバリテクでございます。しなやかに動く右手、軽やかに運指板を走る左手に、ついつい見入ってしまいます。また、演奏もノリノリで、アップテンポでノリのいい曲はステップを踏みながら弾いておられました。
 そして、顎当てにマイクをつけて音を拾って、スピーカーから出していたのですが、柔らかい音色で聴きやすかったです。マイクを通すと、高音がキーンと響くこともあるんですよね、ヴァイオリンって。今日はそれがなくて、安心して聴くことができました。

 曲はジャズですから、スタンダードナンバーから、オリジナル曲。
 タンゴやフレンチ・ポップスを思わせるようなオシャレな曲、アップテンポでちょっと変拍子が入った曲など、さまざまでした。
 さすがにアドリブも多彩で、聴きながらぐいぐい引き込まれて、体は曲に合わせて揺れまくりです(笑)
 ジャズのコンサートで私が特に好きなのは、掛け合いのソロです。楽器同士で音を通じて会話しているようで、好きなんですよね~♪
「私、こんな風に弾いてみるね。次、どうする?」
「じゃぁ、こうしてみようか」
「お、そうきたかぁ。じゃ、私は……」
 そんな会話が、音を通して聞こえてくるようで。聴いているのはもちろん、演るのも楽しいんですよね、こういう掛け合いでアドリブを弾くのって。今夜は、バリテクな方が勢揃いですからなお面白くて、存分に楽しませていただきました。

 そういえば、クラシック以外の音楽をガッツリと聴いたのは、本当に久しぶりなんですよね(笑) ヴァイオリンの音を、スピーカーを通して聴くのも、久しぶりでした。
 作曲家が楽譜という形で残した音を、いかに忠実に再現するか。というクラシックとは違って、ジャズはテーマとコードをベースにして、いかに自由に音楽を展開するか、ということに重点が置かれているので、クラシックとは違う楽しみ方があるなぁ、と。改めて感じました。
 そして、寺井さんのヴァイオリンは!
 スタイリッシュで、カッコよくて、しなやかで、オシャレで。
 ヴァイオリンって、こんなに自由で豊かな表現ができる楽器なんだなぁ、と。改めて実感しました。一緒に聴きに行った友人は、フィギュアスケートの荒川選手になぞらえて
「ヴァイオリンのイナバウアーだね」
と話してましたけど、本当に(笑)

 アンコールでは超アップテンポの「リベルタンゴ」も聴くことができて、楽しかったです。そういえばこの曲も、ヨーヨー・マさんのチェロなどでピアソラ・ブームが起きた時に弾いたんですよね。倉敷音楽祭の町並みコンサートで。
 あの時はピアノ&ヴァイオリンでしたが。今度はヴィオラを加えてトリオにしてリベンジしますか?なんて、話しながら帰りました。でも、トリオにして……ってことは、私が編曲しなきゃいけないのよね(汗;)

 今日、久しぶりにクラシック以外のジャンルの音楽を聴きに行って思ったのですけれど。
 クラシックのコンサートって、どうして皆さん、賞賛の言葉を贈るのに判を付いたように「ブラボー」なんでしょう?
 自分も、コンサートに行って、大興奮して歓声上げながら拍手することがありますが、「ブラボー」って言いづらくて、一度も言った事ないんですよね(苦笑)
 例えば、今日聴きに行ったジャズのように。「イエイ!」って叫んだり、口笛吹いたり……は周りから睨まれちゃうかもしれませんが、皆が皆「ブラボー」じゃなくてもいいんじゃないかなぁ、と。
 それに、例えば協奏曲のカデンツァとか。誰かが弾いたカデンツァじゃなくて、オリジナルのカデンツァを弾く人がもっといてもいいんじゃないか、と思うのですよね。あれだけのテクニックを皆さん持っておられるのですから。作曲者や楽譜が許す範囲内で、やってもいいと思うのです。
 でも、そういうことをすると、「奇をてらって…」とか、ヘンな批判を受けてしまうんだろうなぁ、なんてことも同時に考えたりして。
 クラシックも、もっと自由に音楽を楽しめる雰囲気があってもいいのになぁ。
 てなことにも思いを馳せてしまった、今日のコンサートでした。

 何はともあれ、今日のコンサートは本当に楽しかったです。
 あんな風にヴァイオリンが弾けたら、もっともっと気持ち良くなれるんだろうなぁ、と。楽器と一体となって、楽しそうに演奏する寺井さんを見ながら思いました。
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結月秋絵

Author:結月秋絵
ようこそお越し下さいました(礼)
音楽の原点はG-CLEF。
好きな指揮者は金聖響さん、佐渡裕さん、下野竜也さん。
好きなヴァイオリニストは落合徹也さん、古澤巌さん、神奈川フィルのソロ・コンマス石田泰尚さん。
好きなピアニストは榊原大さん。
好きなチェリストは柏木広樹さん、ヨーヨー・マさん。
などなど、挙げ始めるときりが無いです(笑)
ピアノ、パーカッション(吹奏楽部にて)、ヴァイオリンの楽器経験があります。
ちなみに、この写真は倉敷市民会館のステージにて。中学時代の定位置(=鍵盤楽器系パーカッション)からの隠し撮りです(爆)

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