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 倉敷音楽祭開催まで、あと3日。
 町並みコンサート企画「ぶっつけ本番。スペシャル!」までは、あと4日となりました。練習できるのも、あと3日です。

 先週までで、ベートーヴェンさんはある程度目処が立ったので、今週は残るブラームスさんです。「もう、弾けるところだけ参加するよ」という魂胆でいるので、直前になってから楽譜をさらっているわけですが……ベートーヴェンさんとのこの差は、やはり愛と萌えの違いでしょうか(笑)

 ブラームスさんの交響曲から演奏するのは、第1番の第4楽章と、第2番の第2楽章です。
 1番の4楽章は、ベートーヴェンさんとドヴォルザークさんのテイストがブレンドされたような曲で、第九の「歓喜の歌」のメロディにとてもよく似たメロディが出てくる、ということで有名です。実際、その部分にさしかかるとつい、ハ長調で歓喜の歌を弾いてしまいそうになります(苦笑)

 2番の2楽章は、とても美しい曲です。冒頭のメロディも、途中の盛り上がりも、清浄な美しさを湛えていて、それはそれは綺麗な曲です。しっかりと曲を聴いたのは楽譜を受け取ってからなんですが(ブラームスさんの交響曲も一通り聴いているはずなんですが、記憶になかったんですね;)
 小澤征爾さん×サイトウキネン・オーケストラで聴いて、「こんなに綺麗な曲なら、自分でも弾いてみたいなぁ」と思った曲です。

 まぁ、第1番の第4楽章はいいんです。
 途中、「これ、今の私ではムリです(涙)」てな部分がありますが、強さはピアニシモですし。後ろの方に陣取れば「ピアニシモなんて、後ろの方のプルトは弾いてる振りはしても、音は出すな、状態ですからね」(by.大学時代にオケに入っていた友人)ということらしいので(苦笑)
 スミマセン、そこはブラームスに専念している人にお任せします。
 と思っているわけなのですが。

 問題は、第2番の第2楽章です。
 曲をじっくり聴きこんで、メトロノームをカチカチ言わせながら練習するワケなのですが。つい、呟いてしまいます。

 ブラームスさんのイヂワル。

 まず、調性。
 シャープ5つでロ長調。ピアノで言えば、黒鍵ばかり弾いているという、まるで坂本龍一教授のような世界です。
 微妙な音程が多いため、弦を押さえる位置が数mmズレたら‘きちゃない音’になります。一人で弾いていてそれですから、人数が集まれば集まっただけ、音が濁る、という現象が起こるワケです。

 そして、リズム。
 テンポはとてもゆっくりで、基本的に4拍子なのですが、問題はそのリズムの取り方です。
 ‘1と、2と、3と、4と…’とカウントする4分の4拍子と、‘123、223、324、423…’とカウントする8分の12拍子が混在しているんです。楽譜には「C」(つまり、4分の4拍子)と書いてあって、その横にカッコで「8分の12」って書いてある部分が出てくるんです。4分音符1個or8分音符1個で1拍、と思っていたら、次の小節は8分音符3個で1拍or16分音符6個で1拍になっているんです。
 雰囲気で弾いていたら、縦の線(つまり、リズムですね)が揃わない、という現象が起こるワケです。

 さらに、メロディ。
 4拍子の曲だから、普通に1小節で1フレーズが収まっているのかと思って楽譜を見ると……あら、4拍目から出るんですか? で、次の小節の3拍目までで1フレーズ?
 状態だったんですね。
 4拍目とか、4拍目のさらに裏拍からスタートするメロディが多くて、待ちすぎると遅れる、という現象が起こるワケです。

 加えて、テンポがゆっくりなので、音程もリズムも、全く誤魔化せない、というワケです。
 まさに、演奏者泣かせ(苦笑)

 でも、曲そのものは、楽譜を見ながら聴いていても、つい流されて泣いてしまうくらい美しいんです。
 あの美しさはきっと、シャープの多い微妙な音程と、微妙なリズムの揺れによって生み出されているんだろうな、と思うわけです。
 だから、「何でこんなにややこしい楽譜なの!?」と思っても、怒るに怒れないんですよねぇ。
 そして、呟いてしまうんです。

 ブラームスさんのイヂワル。

 まぁ、拗ねていても仕方ない。
 練習できるのは、今夜を含めてあと3日。
 少しでも綺麗に弾けるように、練習しようと思います。

 それにしても。
 合わせて練習している、ベートーヴェンさんの交響曲第5番と第7番は凄くわかりやすくて、はっきりしてるんですよね。速く、とか遅く、とか。強く、とか、ここはグワーッ!と盛り上げて、とか。
 それに比べて、ブラームスさんはh…(以下、自主規制;)

 そういえば、12日はこのオケ企画とは別に、午前中に友人たちと出演するステージがありまして。そちらで演奏する曲たちのなかでも、一番難しいのは「カヴァレリア・ルスティカーナより 間奏曲」なんですよね。
 美しい曲を美しく弾く。
 実はとても難しい、ということを改めて思い知らされる。そんな曲が、自分の中にまた1曲増えたように思います。
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結月秋絵

Author:結月秋絵
ようこそお越し下さいました(礼)
音楽の原点はG-CLEF。
好きな指揮者は金聖響さん、佐渡裕さん、下野竜也さん。
好きなヴァイオリニストは落合徹也さん、古澤巌さん、神奈川フィルのソロ・コンマス石田泰尚さん。
好きなピアニストは榊原大さん。
好きなチェリストは柏木広樹さん、ヨーヨー・マさん。
などなど、挙げ始めるときりが無いです(笑)
ピアノ、パーカッション(吹奏楽部にて)、ヴァイオリンの楽器経験があります。
ちなみに、この写真は倉敷市民会館のステージにて。中学時代の定位置(=鍵盤楽器系パーカッション)からの隠し撮りです(爆)

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