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第20回シエナ定期

 シエナ&聖響さんの組み合わせで、オール・A・リード・プログラム。
 吹奏楽経験者で、シエナも聖響さんも好きで、リードさんの曲も大好きで……という人間にとっては、本当にたまらない、これ以上ないと思われる最高の組み合わせで聴くコンサートに行って参りました。
 感激して号泣して、メチャメチャ楽しくて、気持ち良くて。
 支離滅裂な内容になっている可能性がありますが、感想など書かせていただきます。

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シエナ・ウインド・オーケストラ 第20回定期演奏会
「リード! リード!! リード!!!」

<第1部>
音楽祭のプレリュード
エル・カミーノ・レアル
シンフォニック・プレリュード
オセロ

<第2部>
春の猟犬
ジュビラント序曲
パンチネルロ
アルメニアン・ダンスPart1
アレルヤ!ラウダムス・テ

<アンコール>
第一組曲より 「ギャロップ」
星条旗よ永遠なれ

指揮:金聖響
シエナ・ウインド・オーケストラ

横浜みなとみらいホール 15:00~

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 シエナさんのコンサートは2度目。
 聖響さんとの組み合わせでは初めてのコンサートでした。前に、佐渡裕さんの指揮で聴いた時は、シエナのパワーや高度な技術に圧倒されたのですが、今回は聖響さんとの組み合わせでどんなサウンドを聴かせて下さるんだろう?と、楽しみにしておりました。

 『音楽祭のプレリュード』
 多分、コンクールか吹奏楽祭で聴いたことがあります。最初から、パワー全開!と鳴り響くシエナの音に「最後まで持つの?」とちょっと心配になったほど、パワフルな音に引き込まれてしまいました。そして、指揮をしている聖響さん。1曲目から超笑顔です。「うわ、楽しそう~♪」一気にハイなテンションになってしまいました。

 『エル・カミーノ・レアル』
 コンクールなどで聴く度に、「カッコいいな~、好きやな~」と思っていた1曲。もう、冒頭から凄くカッコいいんですよ、この曲。スペイン風で、カスタネットの音が響いて。プログラムの解説によれば、「スペイン王の行列が、ダンサーや多くの連れを従えて進む様子を、賑やかに描く」とのこと。指揮をする聖響さんにも、堂々とした王者の風格が漂っているように思いました。

 『シンフォニック・プレリュード』
 この曲は、迫力や勢いで押しまくる、というよりも、アンサンブルの美しさを聴かせる曲、という印象がありました。美しくホールに響き渡る音に、ただ酔いしれておりました。シエナは迫力や勢いだけが売りじゃないんだよ、と見せ付けられたような気がしました。

 『オセロ』
 シェイクスピア作の戯曲のために作曲された、というこの曲。指揮をする聖響さんが、このコンサートに向けて譜読みをしている時に「見事ですよ。素晴らしい作品です」とブログに書いておられた曲です。思い入れのある曲ということで、気合が入っておられたのでしょうか。あるいは、題材が題材だからでしょうか。今まで聴いたことない!と思うほど、驚くほど大きなお声が、大音量で鳴るシエナの音に混ざって聞こえてきました。
 激しい気性のオセロ将軍が乗り移ったかと思うほど、気迫溢れて鬼気迫る表情で指揮棒を振り下ろす聖響さんと、そんな聖響さんの指揮を忠実に音にしていくシエナに、ただ圧倒されました。
 第1楽章の終わりなど、左手で合図を出すと同時に鳴り響くゴングの音。その余韻をもコントロールするかのように、じっと前に出したまま動かない左手。指揮を見ながら音楽を聴いていて、聖響さんが曲だけでなく、みなとみらいホールという空間と、このコンサートの時間の全てを支配しているかのような錯覚にとらわれました。


 とまぁ。第1部から、曲が終わった後に客席に向かってお辞儀をする聖響さんは超笑顔。冒頭から全開で鳴り響くシエナさんの音と、リードさんの曲で、かなりテンションが上がっておられるのかなぁ、と思いながら聴いておりました。


 『春の猟犬』
 この曲を聴くといつも思い出すのが、中学時代に同じ部で、同じパートで、共に汗と涙を流した友人のことです。高校は別々になってしまった彼女が、進学先の高校で出場したコンクールで、自由曲として演奏したのが、この曲でした。曲を聴きながら、彼女がちょっと外れた音程で楽しそうに、「タータタッター タータタッター タータータータータタッタ♪」と歌っていた声が蘇ってきました。
 タイトル通り、軽やかで、楽しくて、爽やかで愛らしいこの曲。楽しみながら聴いておりました。

 『アルメニアン・ダンス Part1』
 ……すみません。
 この曲を聴いて、前の2曲の印象が完全に飛んでしまいました(苦笑)。それほど凄かったです、『アルメニアン~』。
 この曲、今日のコンサートで一番楽しみにしていた曲だったんです。聖響さんが振ったら、どうなるんだろう?と。
 冒頭の、シンバルの一撃&「ミファソーーー♪」とトランペットが高らかに鳴り響いた時点で、心臓を鷲掴みにされたようになって、涙腺が決壊。必死で嗚咽をこらえながら号泣してしまいました。続く、木管楽器の「ファレレー レソレー ファドドー レシ♭シ♭ー♪」のメロディが流れる部分では、とても柔らかくて優しい音色で、溶けてしまいそうな心地でした。
 タンバリンをはじめとする打楽器のリズムを追いかけつつ、叩き方に注目しつつ、曲に酔いつつ、泣いて、笑って……と、とても忙しかったです(笑)。
 ラストはタイトル通り「行け行け行けーっ!」と超快速テンポで突っ走っていて、弾けていて、気持ち良かったです。

 この曲が終わった後で、聖響さんのトークが入りました。
 CD化に向けての録音が入っているということで、シエナさん、最初は緊張した様子だったらしくてですね。聖響さん、しっかりイジっておられました(笑)。
 ちょっと早口で、大阪弁丸出しで、まくし立てるように話す聖響さん。ハイになっているテンションで、興奮しておられる様子が伺えるようでした。

 そんな聖響さんが、去年亡くなられたリードさんへの追悼の意を込めて、と演奏された『アレルヤ!ラウダムス・テ』。宗教音楽らしさが前面に押し出された、荘厳で美しい曲でした。ある意味で‘管楽器’であるパイプオルガンの響きが、シエナの音と上手く溶け合っていて、本当に綺麗でした。

 アンコールは、これまたリードさん作曲の『第一組曲』から勢いのいい『ギャロップ』。疾走感溢れる演奏に、『アレルヤ!~』で少し落ち着いたテンションが、またまた急上昇です。
 そして続いてはお約束。シエナの演奏会でアンコールと言えば、『星条旗よ永遠なれ』です。今日は、この曲でステージに上がるためだけにやって来た学生さんもおられたらしく(笑)。続々とステージに押しかける皆さんに便乗して、私も上がってしまいました。
 久しぶりのステージ、満員の観客の中でライトを浴びての演奏。楽しくて楽しくて、気持ちよくて。途中から歌いだしてしまいそうでした(いや、ほら。打楽器系は口が自由ですから/笑)。
 人前で演奏する快感はもちろんのこと。大人数で一緒に演奏する一体感も久しぶりに味わって、楽しいひと時を過ごさせていただきました。


 今回、吹奏楽を指揮する聖響さんの演奏は初めてだったのですけれど。シエナさんとは相性がいいのでしょうか。指揮を忠実に音にするオーケストラ(管弦楽含む)を相手にすると、この人は凄いの上を行くな、と思いました。8日のドヴォルザークにも圧倒されましたけれど、今日はコンサートに臨むに当たっての気合も加わって、それ以上の迫力だったように思います。
 自分が求めていた音楽はこれだ!と錯覚するほど、感性にピタリと寄り添ってくれる音楽を創り上げる指揮者。改めて、とんでもない人に出会ってしまったな~、と。今回も完敗でございました。

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結月秋絵

Author:結月秋絵
ようこそお越し下さいました(礼)
音楽の原点はG-CLEF。
好きな指揮者は金聖響さん、佐渡裕さん、下野竜也さん。
好きなヴァイオリニストは落合徹也さん、古澤巌さん、神奈川フィルのソロ・コンマス石田泰尚さん。
好きなピアニストは榊原大さん。
好きなチェリストは柏木広樹さん、ヨーヨー・マさん。
などなど、挙げ始めるときりが無いです(笑)
ピアノ、パーカッション(吹奏楽部にて)、ヴァイオリンの楽器経験があります。
ちなみに、この写真は倉敷市民会館のステージにて。中学時代の定位置(=鍵盤楽器系パーカッション)からの隠し撮りです(爆)

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