2006/01/15 20:15:00

日曜日、暇だったら、このコンサートに行かない?
と母上に誘われたのは、3日前のことでした。
去年からずっと、「コルソ・ウィーンに行きたい」と何度も何度も口にしていたのを耳にしていましたし、ちょうど時間も空いていたので。じゃぁ、行こうか。ということで、今日のコンサートに行ってきました。
先週の「21世紀の新世界」に引き続き、ニューイヤー・コンサート第3弾です。
本日の演目は、以下の通りです。
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<J.シュトラウス一家の部>
ヨーゼフ・ランナー:ワルツ「シェーンブルンの人びと」
J.シュトラウス2世:ポルカ「ハンガリー万歳」
J.シュトラウス2世:ポルカ「クラップフェンの森で」
J.シュトラウス2世:ポルカ「女性への賛美」
J.シュトラウス2世:ワルツ「春の声」
J.シュトラウス2世:ポルカ「新ピッツィカート・ポルカ」
ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ「憂いもなく」
<インターナショナル・ミュージックの部>
ロジャース/ハマースタイン2世:
サウンド・オブ・ミュージック・メドレー
レノン/マッカートニー:イエスタディ
レノン/マッカートニー:ミッシェル
ダヴェンポート/クーリー:フィーバー
ジョージ・ガーシュウィン:サマータイム
ルロイ・アンダーソン:タイプライター
ルロイ・アンダーソン:ワルツィング・キャット
グスタフ・ペーター:レンツ・サーカスの思い出
<アンコール曲>
ジョージ・ガーシュウィン:アイ・ガット・リズム
ジョン・ウィリアムス:シンドラーのリストのテーマ
グスタフ・ペーター:レンツ・サーカスの思い出
ヨハン・シュトラウス2世:美しく青きドナウ
ヨハン・シュトラウス1世:ラデツキー行進曲
演奏:コルソ・ウィーン
指揮:アルフォンス・エガー
岡山シンフォニーホール 13:00〜
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公演パンフレットやチラシによれば、ウィーン・フィルのメンバーを中心としたこの室内オーケストラ、コルソ・ウィーンが来日するのは今回が初めてとのこと。
1月1日にウィーン・フィルのニューイヤー・コンサートに出演して、このコルソ・ウィーンのメンバーとして来日された方も一部、おられたようです。そして、そのニューイヤー・コンサートで演奏された曲もプログラムに入っていて、コンサートの放送を見た観客には二度美味しいコンサートでした♪
今回の来日プログラムは2種類あったようでして。前日の大阪公演では、モーツァルトのディヴェルティメントやクラリネット協奏曲、ヨーゼフ・ランナー作曲の「モーツァルト党」などが演奏されていたようです。が、岡山では後半にコルソ・ウィーンの特長が最もよく出る、と言われるポップスやジャズのナンバーが入っているプログラムでした。
前半は、ニューイヤー・コンサートでも演奏された曲の数々です。
今日のコンサートは、気軽に楽しもう。
と思って行ったので。最初の「シェーンブルンの人びと」からいきなり、一瞬記憶が飛びました(笑)。いやー、聴こえてくる音があまりに心地よくて、つい……(汗;)。
2曲目の「ハンガリー万歳」は、ドラムセットとティンパニで全ての打楽器をカバーしている打楽器のお二人に要注目!ということで、バッチリ目が覚めました。
3曲目の「クラップフェンの森にて」は、ティンパニさんがハトの「ポッポゥ」という箱笛を吹きながら叩いておられました。フレーズの切れ目ごとに入る「ポッポゥ」。通常は音が高→低で「ポッポゥ」なのですが、一度だけ。低→高で「ポッポゥ?」になってました。何ともオチャメなアドリブ(だと思います)に、思わずクスクスと笑ってしまいました。
他にも、次から次へと「あ、これ聴いた〜♪」という曲が続いて。
独特のリズムと極上のアンサンブルに酔いしれていると、あっという間に前半が終わってしまいました。
後半は、ポップスやジャズのナンバーでした。
最初の「サウンド・オブ・ミュージック」は普通に聴いていたのですが、続く「イエスタディ」。途中、金管アンサンブルのみで演奏される部分がありまして。そのあまりの音の美しさに、涙腺が壊れそうになりました。その後、弦楽器や木管楽器が入って、打楽器以外の全員で演奏した時。やはり、あまりの音の美しさに涙腺が決壊しました。
一流の演奏家たちによる、極上のアンサンブルで聴くビートルズ。最高の贅沢を味わったような気分でした。
「フィーバー」では、ドラム&コントラバスをバックに、トロンボーンのソロで奏でられていました。そのトロンボーンさんの音色がこれまた美しくて、でも曲はジャズで。これまたしっかり酔わせていただきました。曲の最後、トロンボーンのスライドを完全に抜いてしまう、なんてオチャメなサービスもしていただいて、拍手喝采モノでございました♪
「サマータイム」では、「イエスタディ」で酔わせて下さったトランペットのソロが最高に気持ち良かったです。
「ワルツィング・キャット」では、第1ヴァイオリンが猫の「ニャーオ」という鳴き声を音で表現していて、とても愛らしいワルツでした。曲のラスト、犬がほえるような声をヴァイオリン以外のオケの皆さんが出しておられて、面白かったです。
プログラムの最後「レンツ・サーカスの思い出」では、それまでティンパニを叩いていた方がシロフォンに移動。超高速で叩く妙技を存分に堪能させて下さいました。そういえば、この時使用していたシロフォン。通常の横長型ではなくて、ピラミッド型に鍵盤が並んでいる面白い形をしていました。
とまぁ、一流の音楽好きな「職人」さんたちによる、極上のアンサンブルでクラシックからポップス、ジャズを聴くという、大満足なコンサートでしたが。
鳴り止まない客席の拍手に応えて、アンコールを何曲かやって下さいました。
アンコールの1曲目は、またまたガーシュウィンさん。ノリノリで「アイ・ガット・リズム」です♪ 大好きな曲でしたので、聴きながらノリノリでした。
続く2曲目は、コンマスさんの美しい音色を聴いてほしい(てなことを仰っていたと思います。なにせ、英語だったので;)、とのことで「シンドラーのリストのテーマ」。コンマスさんが立ち上がって、本当に美しい、極上の調べを聴かせて下さいました。
3曲目は、プログラムの最後で演奏された「レンツ・サーカスの思い出」。でも、アレンジが違っていて、途中からファゴットやクラリネット、フルート(ファゴットからフルートへと、小回りの利く楽器になっていくためか、だんだんテンポが速くなっていってました)へとソロが受け渡されていって。ヴァイオリンとトランペットが速弾き&速吹き対決をするようなシーンも見られて、これまた楽しかったです♪
ここまででもう、お腹いっぱいだったのですけれど。
さらに豪華なデザートが待っておりました。
本家ウィーン・フィルのニューイヤー・コンサートでも、アンコールではこれをやらなきゃ年が明けたとは言えないでしょう!という2曲「美しく青きドナウ」と「ラデツキー行進曲」が入るのですけれど。
まさか、それを今日、岡山で聴けるとは思わなくてですね。
ビックリするやら、嬉しいやら、興奮するやら、音楽に聞き惚れるやら……と、もう大変でした。
最後の「ラデツキー行進曲」ではもちろん、拍手で曲に参加して参りました♪
今日のこのコルソ・ウィーン。
指揮者を除いて総勢23人の室内オーケストラだったのですけれど。一人一人の技量は言わずもがな。極上にして至高の音色、としか言いようのない響きに、聴いていてゾクゾクしました。こんな風に、コンサートの間中、鳥肌が立つくらいゾクゾクしたコンサートは、本当に久しぶりでして。軽い気持ちで行ったコンサートで、何倍も楽しませていただいたように思います。
1日の夜には、テレビでウィーン・フィルのニューイヤー・コンサート。
8日は大阪で「21世紀の新世界」。
そして今日は、コルソ・ウィーンでニューイヤー・コンサート再び!
今年は、音楽的にはとぉってもぜいたくな年明けを迎えさせていただきました♪

