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21世紀の新世界 2006

 本日、2006年最初のコンサートに行って参りました。
 今年最初に聴くコンサートが、金聖響さん指揮。曲目はドヴォルザークの『新世界より』。これは幸先のいいスタートが切れそうだなぁ、と思いつつ、去年からカウントダウンの照準はお正月ではなく今日に合わせ、かなり楽しみにしておりました。
 何だかもう、今年最初に聴くコンサートがこんなに幸せでいいんだろうか!?と思うほどサプライズ満載で、かなり楽しませていただきました。

 本日の演目などなどは、以下の通りです。

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21世紀の新世界

ブラームス:ハンガリー舞曲 第1番 ト短調
ブラームス:ハンガリー舞曲 第5番 嬰へ短調
ドヴォルザーク:チェロ協奏曲 ロ短調 op.104
(休憩)
ドヴォルザーク:
  交響曲 第9番 ホ短調「新世界より」op.95

 指揮:金聖響
 チェロ:遠藤真理
 管弦楽:大阪センチュリー交響楽団

ザ・シンフォニーホール 14:00~

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 本日、最初のサプライズは開演前に訪れました。
 開演前、いつもネットでお世話になっているあの方やこの方にお会いしまして、ロビーで話し込んでおりました。すると、ご招待客様の入り口から、思いがけない方がっ!!
 指揮者の下野竜也さんでしたっ!!!
 まさか、そんなところでお会いできるとは思わなかったもので、頭真っ白になりました。すっかり舞い上がってしまいまして、とんでもない失礼をしでかしたのではないか、と気が気ではないのですが(大汗;)。
 開演前だというのに、メーターを振り切る勢いでテンションが上がってしまいました。

 いきなり頭真っ白で心臓バクバクな状態で、開演ギリギリに席へ。
 今日は2階席のステージ下手側奥で、指揮も音もどちらも楽しもう!と意気込んで聴きました。
 けれど、オーケストラの皆さんが出てきて。聖響さんが出てきて。気がついたら最初の『ハンガリー舞曲 第1番』が終わっておりました(大汗;)。どうやら、夢現で聴いていたようです。
 いかんいかん、集中集中。
 と気を取りなおしまして、『ハンガリー舞曲 第5番』です。
 オーケストラはヴァイオリンが対向配置になっていて、下手側から第1ヴァイオリン、チェロ、ヴィオラ、第2ヴァイオリンという、いつもの並びでした。私が座った位置からは、ちょうど打楽器やトランペット・トロンボーンさんがよく見えました。
 そして今日はブラームスにドヴォルザーク、というラインナップだったためでしょうか。ピリオド奏法ではなく、ヴァイオリンもしっかりヴィブラートをかけて演奏しておりました。
 曲の方は、テンポの揺れが絶妙で心地良くて、メリハリが効いていて、はっきりしたブラームスだなぁ、という印象でした。

 続きましてはCD『ジャクリーヌの涙』で共演したチェリスト、遠藤真理さんをソリストに迎えてのトボコンです。
 この協奏曲は指揮棒を使わずに指揮をなさっていた聖響さん。オーケストラの長い序奏から始まる第1楽章で、いきなりお声が聞こえて参りました。自然と、聴きながら力が入ると言いますか、『ハンガリー舞曲』とは別の意味で、テンションが上がりました。
 遠藤さんも、少し緊張なさっているご様子でしたが、とても丁寧に弾いているなぁ、とかなり好印象を受けました。そんな遠藤さんを見守ると言いますか、しっかりサポートするから思いっきり演奏してええよ、と励ますように指揮をする聖響さんも、ステキでございました。

 第1楽章は、速いところは速く、遅いところは遅く、聴かせるところはじっくり聴かせる、と凄くメリハリが効いていたように思います。グワーッと盛り上がって、気持ちよく終わる構成になっていることもあるのでしょう。第1楽章が終わると、チラホラと拍手が出ておりまして。私も小さく拍手してしまいました。お見事でした。
 第2楽章は、遠藤さんのチェロの美しさを存分に堪能させて下さったように思います。聴きながら、かなりウルウルきてしまいました。
 第3楽章は、最初から勢いに乗っていって、盛り上がったところで入ってくるトライアングルの音が、実に好みでした。あまり太くないビーターを使っておられたのか、重すぎず軽すぎず、絶妙な音だったように思います。最後、ピアニシモからフォルティッシモへと盛り上げて、トランペットが高らかに鳴り響いて終わる終わり方も、とても気持ちよかったです。

 今日は、ステージ横奥の席で聴いていたために、ソリストの音は少し弱めだったのですが、代わりにオーケストラの音はよく聴こえてきました。このドボコン、CDで何度も聴いている曲ではありますが、やはりどうしても、独奏チェロを追いかけながら聴いてしまうのですね。でも今日はソリストの後ろでオーケストラがどんな動きをしているのか、とてもよくわかって面白かったです。「ああ、なるほど」「ふむふむ」と頷きつつ、ウルウルしつつ、リズムに乗りつつ……と、存分に楽しませていただきました。
 また、この曲。遠藤さんが長いソロを引いている間もずっと、テンポや間を取るように聖響さんが小さく指揮をしておられたのが、とても印象に残りました。曲が終わった後も、自分よりもソリストを立てるような仕草をしておられて。「いいお兄さん」という感じだったようにお見受け致しました。

 休憩を挟みまして、本日のメイン『新世界より』です。

 素晴らしかったです。
 第1楽章から涙腺決壊警報が鳴り響き、第2楽章で危うく声を上げて号泣しそうになり。第3楽章は最高潮にテンションが上がって、第4楽章はもう、ただただ圧倒されました。
 この曲。音の渦に巻き込まれて、熱に浮かされたようになってしまっていて。綺麗やなぁ、楽しいなぁ、と感激し通しだったので、実はあまり細かいことを覚えていなかったりするのですが(汗;)。
 第1楽章の最初の頃から今にも泣きそうになっておりまして。第2楽章でイングリッシュホルンが奏でる、あの「家路」のメロディを聴いたらもうダメでした。号泣レベルで泣きました。とても美しかったです。
 第3楽章は。去年12月からさんざん第九を聴いた時に、特に第2楽章で、どーも別の曲とかぶるなぁ、と思っていたのですが。この『新世界より』の第3楽章とかぶっていたのですね。聴きながら「そうそう、こっちが『新世界』(頷き)」と確認しながら聴いてました。
 ティンパニがピリリと効いていて、とてもリズミカルなこの楽章。振っている聖響さんも、とてもいい表情をされていて。聴いて&拝見していてとても気持ちよく、幸せでございました。
 そんな第3楽章の勢いをそのまま持ち込むかのように、第4楽章になだれ込みまして。もう、聖響さんが全開フルスロットル状態でございました。腕の振りはどんどん大きくなっていくし、指揮棒はどっかに飛んでしまうor折れてしまうんじゃないか、という勢いですし。最後は足音のみならずお声まで聞こえてきて、その指揮から紡ぎ出される音楽はもちろんのこと、聖響さんの指揮そのものに圧倒されてしまいました。

 そういえば、この第4楽章。全楽章を通じて1度だけ鳴らされるシンバルにも要注目でした。打楽器がよく見える&聴こえる位置で聴いておりましたので、その部分。シンバルを滑らせるように、綺麗にシャーンと鳴った時には思わず、指揮から視線を外してそちらに注目してしまいました。

 今日のコンサート。
 指揮を見ながら聴いていて、音楽を通して聖響さんの心の叫びが聞こえてくるような錯覚を抱きました。ここはもっとためて、とか。もっと激しく、とか。もっと優雅に、綺麗に……。指揮棒から、指先から、全身から、表情から。ストレートに、強烈に襲い掛かってくるような気がしました。時々視線を外すことはあっても、ほとんど釘付け状態でした。
 今日の聖響さんは、もっともっと、と音楽を求めて、オーケストラから引っぱり出していくような感じを受けました。凄く熱のこもった演奏で、特に「新世界より」の第4楽章は、まさに渾身の指揮、といった印象で目が離せませんでした。
 本当に熱に浮かされたようで、感激しっぱなしで。椅子に座ってじっと聴いているはずなのに(私の場合は、どうしても音楽に合わせて体が揺れてしまうんですが;)、着ているアンサンブルのカーディガンを脱いでもいいんじゃないか、と思うくらい熱くなってしまっていました。
 ええ、今回も見事にノックアウトされた感じでございます(笑)。

 チケットは補助席まで完売、立ち見も出るほどの満員御礼だった今日のコンサート。
 音楽の神様から、お年玉をたくさんもらってしまったような満足感でした。
 開演前のサプライズな出会いから、公演終了後まで、隅々まで楽しませていただいたように思います。
 本当に、幸先の良いスタートを切らせていただきました。この調子で、今年はガンガン行かせていただきます♪
 素晴らしい音楽を残して下さったブラームスさんとドヴォルザークさんに。
 そんな音楽を見事に再現して下さった、金聖響さんと遠藤真理さんと、大阪センチュリー交響楽団の皆様と。
 ステキなお年玉を下さった音楽の神様に心から感謝!な幸せなコンサートでございました。

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結月秋絵

Author:結月秋絵
ようこそお越し下さいました(礼)
音楽の原点はG-CLEF。
好きな指揮者は金聖響さん、佐渡裕さん、下野竜也さん。
好きなヴァイオリニストは落合徹也さん、古澤巌さん、神奈川フィルのソロ・コンマス石田泰尚さん。
好きなピアニストは榊原大さん。
好きなチェリストは柏木広樹さん、ヨーヨー・マさん。
などなど、挙げ始めるときりが無いです(笑)
ピアノ、パーカッション(吹奏楽部にて)、ヴァイオリンの楽器経験があります。
ちなみに、この写真は倉敷市民会館のステージにて。中学時代の定位置(=鍵盤楽器系パーカッション)からの隠し撮りです(爆)

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