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 今夜のNHK-FM「ベストオブクラシック」は、オーボエの宮本文昭さんとピアノの松本和将さんのコンサートでした。宮本さんは大好きなオーボエ奏者ですし、松本さんは同じ倉敷出身で、そのピアノも大好きなので、これは聞き逃してなるものか!と思いまして、ラジオの前で正座する勢いでエアチェック致しました。
 番組HPによれば、本日の曲目は以下の通りです。

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ベストオブクラシック
 - 香川県詫間町公開録音 -

「オーボエ・ソナタ 作品17(原曲:ホルン・ソナタ)」
                      ベートーベン作曲
「アダージョとアレグロ 作品70」      シューマン作曲
「ピアノ・ソナタ ハ短調 作品13“悲愴”」ベートーベン作曲
「オーボエ・ソナタ」            ドニゼッティ作曲
「オーボエ・ソナタ K.376(原曲:バイオリン・ソナタ)」
                      モーツァルト作曲
「オーボエ・ソナタ ニ長調 作品166」 サン=サーンス作曲
「シチリアーノ」             J.S.バッハ作曲
「風 笛」                 大島ミチル・作曲
「夢のあとに」                 フォーレ作曲

 オーボエ:宮本文昭
    (※3曲目を除く)
 ピアノ:松本和将
  ~香川県詫間町・
       マリンウェーブ マーガレットホールで収録~

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 香川県詫間町(今は周辺の町と合併して、三豊市になったようですが)で録音って、またビミョーにマイナーな場所で録音したんだなぁ、と思ってしまったのですが(笑)。数年前には、ウィーン・フィルの首席奏者ばかりが集まったプチオーケストラがやって来たり。県庁所在地の高松市には立派なホールがあったり……と、意外と侮れないんですよね、香川県って。
 香川の大学に通っていた頃は、担当教授が「香川には村がないので市町村じゃなくて、市町なんですよ」と自慢なさっていたのが思い出されます。

 なんて話はいいとして。
 今夜の演奏です。

 宮本さんと松本さんの組み合わせ、というだけでも私的にはメチャメチャ美味しい組み合わせですのに、曲目にベートーヴェンさんのピアノソナタ『悲愴』やフォーレの『夢のあとに』など、大大大好きな曲が入っている、ということで、年末から今夜の放送をとても楽しみにしておりました。

 最初に演奏されたのは、ベートーヴェン作曲のホルン・ソナタを原曲とするオーボエ・ソナタ。最初の音が聴こえた瞬間に、思わず感嘆の声を上げてしまうほど、宮本さんの音色が瑞々しくてステキでした。解説によれば、この曲はピアノもかなり難易度が高いそうですが、松本さんのピアノも澱みなく、宮本さんに負けないくらい瑞々しく響いておりました。
 続く、シューマンの『アダージョとアレグロ』は、聞き覚えがあるんですが……確か、ヴィオラかヴァイオリンで演奏されたものを持っているような気がします。オーボエで聴くと、アレグロのテンポアップしている部分でも、弦楽器とは別のしっとり感があって。宮本さんの音色の美しさも加わって、ついついうっとりと聞き入ってしまって、この記事を書くためにキーボードを叩く手が止まってしまいました(笑)。

 3曲目の『悲愴』は、第1楽章の出だしが少しゆっくりしたテンポで、しっとりと演奏されていました。でも、そのテンポとか、微妙な“ため”が絶妙で、途中でテンポアップする部分との対比がはっきりと出ていました。
 全体的に、“ため”る部分はしっかり“ため”て、速い部分は疾走するように速く……と、とてもメリハリの効いた演奏でした。
 ……なんて、回りくどい言い方はよしましょう。ぶっちゃけ、「大好き」な演奏でございました。松本さんのピアノはデビュー直後から、ソロ・協奏曲など多々聴いていまして。今夜の『悲愴』は、もともと好きな曲だ、ということも手伝っているのか。私的にはベスト1な演奏だなぁ、と。第1楽章を聴いただけで思ってしまいました。
 そして、とても有名な第2楽章。いろいろな方の演奏でこの曲を聴きましたが、泣かせて下さったのは松本さんが初めてでした。ラジオで、音だけで、ここまで感動させて下さるようなピアニストになったのだ、ということが。デビュー当時からそのピアノを聴いているファンとしては、嬉しいです(感涙)。
 第3楽章は、若干速めのテンポで、ちゃんとしっとり感も残しつつ、軽やかに突き進んでおられました。
 この『悲愴』、どの楽章もとても好きなのですけれど。やっぱり、ステキな曲だなぁ、と。曲を聴きながら、お正月に地元倉敷の大原美術館でご挨拶した、大理石のベートーヴェンさんのお顔を思い浮かべておりました。

 ドニゼッティのソナタは、ざっと聴いた印象では、オーボエもピアノもそれぞれに持ち味を生かした、協奏曲のようなソナタだなぁ、と思いました。
 モーツァルトのソナタも聴いていたのですけれど。聞き流してしまいました(汗;)。
 どうやら、『悲愴』でいっぱいいっぱいになってしまったようです(汗;)。
 サン=サーンスのソナタは、第2楽章が民俗音楽といいますか、舟歌チックで面白いなぁ、と思う曲でした。

 アンコールの曲も、バラエティに富んでいて面白い選曲だなぁ、と思いました。
 大島ミチルさんの『風笛』の後は、ひときわ拍手が大きかったような(笑)。
 フォーレの『夢のあとに』も、とてもステキでした。いつもチェロやヴァイオリンといった弦楽器で聴くのですけれど。オーボエの瑞々しくしなやかな調べも、これまたステキだなぁ、と楽しませていただきました。

 そういえば、宮本文昭さんといえば。
 来年の3月をもって引退する、とチラリと小耳に挟んだのですけれど。まだまだ現役続行して、もっともっとステキなオーボエを聴かせていただきたいなぁ、と。残念に思います。
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結月秋絵

Author:結月秋絵
ようこそお越し下さいました(礼)
音楽の原点はG-CLEF。
好きな指揮者は金聖響さん、佐渡裕さん、下野竜也さん。
好きなヴァイオリニストは落合徹也さん、古澤巌さん、神奈川フィルのソロ・コンマス石田泰尚さん。
好きなピアニストは榊原大さん。
好きなチェリストは柏木広樹さん、ヨーヨー・マさん。
などなど、挙げ始めるときりが無いです(笑)
ピアノ、パーカッション(吹奏楽部にて)、ヴァイオリンの楽器経験があります。
ちなみに、この写真は倉敷市民会館のステージにて。中学時代の定位置(=鍵盤楽器系パーカッション)からの隠し撮りです(爆)

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