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 今日はクリスマスなので、鈴の音が入った曲が聴きたいなぁ、と思ってCDラックをひっくり返してみました。
 鈴の音が入っているなら、例えばマーラーの交響曲第4番でもいいのですけれど。久しぶりに聴いてみたくなったのが、G.シャルパンティエ作曲の組曲「イタリアの印象」でした。
 と言いましても、この曲。どちらかと言えばマイナーな曲ではないかと思うのですが(苦笑)
 思い出話その他は後に回すとしまして、CDのご紹介を。

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シャルパンティエ:組曲「イタリアの印象」他
  アルベール・ヴォルフ指揮/パリ音楽院管弦楽団
       POCL-4586(1998年リリース)


G.シャルパンティエ:組曲「イタリアの印象」
 Ⅰ.セレナード   Ⅱ.泉のほとりで
 Ⅲ.騾馬に乗って  Ⅳ.山の頂にて
 Ⅴ.ナポリ

マスネ:組曲第4番「絵のような風景」
 Ⅰ.行進曲     Ⅱ.バレエの調べ
 Ⅲ.晩鐘      Ⅳ.ジプシーの祭り

マスネ:組曲第7番「アルザスの風景」
 Ⅰ.日曜日の朝   Ⅱ.居酒屋にて
 Ⅲ.菩提樹のかげで Ⅳ.日曜日の夕べ
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 フランスの作曲家シャルパンティエがイタリアに留学した時に書いた、と言われているのがこの「イタリアの印象」 CDのライナーによれば“感傷的で絵画的な交響曲”という副題が付いていて、それぞれにプログラムが付いているとのこと。
 それによりますと

第1曲「セレナード」:酒場から出てきた若者が、恋人の窓辺で愛の歌を歌う。夜が更けて遠くの教会から鐘の音が聞こえる
第2曲「泉のほとりで」:谷間の泉に少女たちが水汲みに列をなしてやって来る。腕も足もあらわに頭にはブロンズの瓶をのせている。山の彼方から牧童の歌が聞こえてくる。
第3曲「騾馬に乗って」:夕方、山道をロバが鈴の音をたてて帰ってくる。馬子と少女の歌が聞こえる。
第4曲「山の頂にて」:真昼、ナポリ湾に面したソレントから町と海と島を眺める。ロマンティックな景観に魅了される。教会から鐘が聞こえ、あたりに小鳥が囀る。
第5曲「ナポリ」:旧作の交響詩『ナポリ』を転用したもの

 とのこと。

 この曲との出会いは、大学時代に一般の吹奏楽団に入団した時のことでした。団員として初めて出場した吹奏楽コンクールで演奏したのが、この曲だったんですね。もちろん、課題曲+自由曲+曲間の時間=12分、という制限時間がありますので、全曲演奏したわけではなく。3曲目の「騾馬に乗って」と5曲目の「ナポリ」をつなげて、カットして、制限時間内に収まるように編曲したものを演奏しました。
 「ナポリ」の方は、どの楽器を演奏したか全く記憶にないのですけれど(苦笑)
 「騾馬に乗って」では、鈴を担当しました。
 その鈴が大変だったんです。
 たかが鈴、されど鈴。ただ鳴らせばいい、というものではなく、どんな音色で鳴らすかが重要だったんですね。指揮者の先生がその音色にかなりこだわっておられて、音程の違う鈴を2種類用意して、二人で同時に鳴らすという手法を取ったこと。そしてさんざんダメ出しをされたこと、よく覚えています。
 中学・高校と、打楽器というものにそれなりにこだわりとプライドを持って取り組んできたつもりだったのですが、それがただの「つもり」であって、実は何も考えていなかった、ということを思い知らされると同時に、打楽器の醍醐味を教わった曲でもありました。

 ちなみに余談ですが、その先生。
 本番になると、今までこんな速さで演ったことないよ!というくらい“走る”先生でして。制限時間内に収めなければ!ということもあって、このCDで聴くよりも、体で覚えているテンポは相当速いです。

 と、本当に余計なことを申しました(笑)
 そうして演奏して、吹奏楽団も退団してから数年後。音楽・映像ソフトの卸会社に勤めていた時に、メーカーの新譜案内書で見つけたのが、このCDでした。「イタリアの印象」は、世界初CD化だったそうです。
 懐かしさと、オーケストラで聴いてみたかった、ということもあって購入しました。

 浪々と歌い上げる弦楽器のユニゾンで始まる「セレナード」 ここで出てくるメロディは、最後の「ナポリ」でも形を変えて出てきます。プログラムには「夜が更けて…」とありますが、夜は夜でも陽気で明るい雰囲気があるように思います。途中で出てくるフルートのメロディが、教会から聞こえてくる鐘の音でございましょうか。

 「泉のほとりで」は、オーボエのエキゾチックなメロディで始まる、しっとりとした曲です。結構華々しくて、派手な印象がある曲なので、あまり泉のほとり、という光景は曲からは浮かんでこないのは……気のせいでしょうか(笑) かろうじて、静かになる部分はそうなのかな?という感じです。

 「騾馬に乗って」は、私が苦労した曲です(笑) 騾馬の足音を思わせる、一定のリズムで刻まれるティンパニや弦楽器のピチカートも、それに乗るホルンやフルートのメロディも、寂しげな雰囲気も。途中でガラリと雰囲気を変えて、フルートによる牧歌的なメロディが流れる部分も、大好きです。

 プログラムにもあるとおり、小鳥のさえずりを思わせるハープやフルートに乗せて、ヴァイオリンのロマンティックなメロディが流れる「山の頂にて」は、溢れんばかりの陽光に照らされて、清々しい光景が目の前に広がるような気がします。個人的に、トランペットのヴィブラートはもう少し抑えていただいた方が、好みなのですが……。

 最後の「ナポリ」は、リズム感が心地よくて、次々と手を変え、品を変えて、あちこちから飛び出してくるいろいろなメロディを追いかけるのが楽しくて、これまた大好きなんですよねぇ。ステージで演奏している時も、他のパートの演奏を聴いているのがとても楽しくて、気持ち良かった記憶があります。
 自分がどの楽器を叩いたかは覚えていないのですけれど(多分、トライアングルとか小物系だったと思います;) ヴィブラフォンの鍵盤をコントラバスの弓で弾く、なんて特殊奏法もあったよなぁ、ということは覚えています。

 この曲残念ながら、自分たちで演奏した以外の生演奏に出会ったことはありません。
 そのうちどこかで、コンサートの演目に入っていて、聴く機会があればいいなぁ、と思います。その時は、「ナポリ」聴きながらノリノリになっていることでございましょう(笑)
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結月秋絵

Author:結月秋絵
ようこそお越し下さいました(礼)
音楽の原点はG-CLEF。
好きな指揮者は金聖響さん、佐渡裕さん、下野竜也さん。
好きなヴァイオリニストは落合徹也さん、古澤巌さん、神奈川フィルのソロ・コンマス石田泰尚さん。
好きなピアニストは榊原大さん。
好きなチェリストは柏木広樹さん、ヨーヨー・マさん。
などなど、挙げ始めるときりが無いです(笑)
ピアノ、パーカッション(吹奏楽部にて)、ヴァイオリンの楽器経験があります。
ちなみに、この写真は倉敷市民会館のステージにて。中学時代の定位置(=鍵盤楽器系パーカッション)からの隠し撮りです(爆)

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