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 今夜のNHK-FM「ヨーロッパ・クラシック・ライブ」は小澤征爾さん指揮による、ウィーン・フィルの演奏会でした。何故聴いたのか、と問われれば、ゲストが金聖響さんだったから、なのですけれど(笑)
 番組HPによれば、本日の演目は以下の通りでした。

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ヨーロッパ・クラシック・ライブ
 - 小澤征爾指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
            2005/06 第3回定期演奏会 -

ブルックナー作曲:交響曲 第9番 ニ短調
ブルックナー作曲:テ・デウム
  (ソプラノ)ゲニア・キューマイアー
  (アルト)モニカ・グロープ
  (テノール)ヘルベルト・リッパート
  (バス)ギュンター・グロイスベック
  (合唱)ウィーン楽友協会合唱団

  (管弦楽)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
  (指揮)小澤 征爾
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 ご覧の通り、ブルックナー2本立てでございます。
 どちらも初めて聴く曲でしたので、聖響さんの解説と合わせて、どんな曲かしら?と楽しみにしておりました。

 今夜の演奏会は、ブルックナーの9番が第3楽章までしかない、ということで、休憩がなく、続けて「テ・デウム」が演奏されました。第2楽章の後で少し時間を取って、「テ・デウム」のソリストや合唱団がステージに登場するということになっていたようです。
 また、ブルックナーの交響曲はノヴァーク版ということでした。

 独断と偏見を承知で申し上げますと、ブルックナーといえば。オーケストラがフルボリュームで鳴ったかと思うと、突然その音がやむ、とか。曲が長い、とか。家で聞く時に最小音量に焦点を合わせて音量を調節していたら、フルボリュームでオケが鳴ったときに「うわ、音デカすぎ」と思ってしまう、とか。
 そういうイメージが強のですけれど。

 今夜聴かせていただいた交響曲第9番は、まず、美しいと感じました。
 第1楽章は、ニ短調ということですが暗い印象があまりなくて、陶酔してしまいそうなほど美しい部分がするっと心の中に入ってくるように思いました。
 弦楽器がユニゾンで下降する中、金管楽器が高らかに鳴り響くあたりは、ホールで生で聴いたら鳥肌が立つほど大迫力だったのではないか、と想像します。
 何が?とか。どこが?とか、問われると上手く説明できないのですけれど。
 音の流れ方とか、ヴァイオリンの響きなどを美しく感じると同時に、音の迫力を存分に味わったような第1楽章でした。

 第2楽章は、弦楽器のピチカートで静かに始まる……と思いきや、いきなり激しくなって。“タタタンタンタンタンタン”と同じリズムが繰り返される部分を聴いた時に、ふと思いました。
 私、この曲聴いたことあるかも。
 と。どこでどんな風にして聴いたのかは、全然記憶にないのですけれど。何だか覚えがあるんですよねこの楽章。「はい、これはブルックナーの交響曲第9番の2楽章ですよ」と意識せずに、いつの間にか聴いていたのかもしれません。
 とてもリズミカルな楽章で、思わず一緒に体でリズムを取りながら聴いてしまいました。こういう曲、好きです♪

 この第2楽章が終わると、予告どおり。次の曲に備えてソリストと合唱団を入れるための時間が取られまして。再び、アナウンサーとゲスト様登場でした。
 準備の様子やステージの様子などを聖響さんが話されて、改めて仕切りなおして第3楽章へ。聖響さんが仰られたとおり、ある程度は仕方ない、と割り切っておられることと思いますが。
 1曲の中でこのような中断が入ると、集中や気持ちを持続させるのってなかなか大変なのではないかなぁ、と思いました。

 そして、その第3楽章。
 第2楽章からガラリと雰囲気を変えて、テンポもゆっくりで、落ち着いた穏やかな感じの楽章でした。チェロとヴィオラのメロディがとても綺麗で、弦楽器が中心になって曲が展開され、それに木管楽器が絡んでくるあたり、やはりとても美しかったです。
 全体として、ゆったりと音楽が流れていて。演奏時間もそれなりに長いので、ステンドグラスの明かりに照らされたホールで聴いていたら、気持ちよくなってうたた寝してしまうかも……なんて思ってしまった私は不届き者かもしれません(笑)

 この交響曲第9番。第4楽章のスケッチは残っているけれど、第3楽章までしかない、というその終わり方。静かに消えるような終わり方を聴いていて、思いました。 
 なるほど、確かにこの後、第4楽章が続きそうだなぁ、と。

 そして、あたかも第9番の続きであるかのように、拍手が入る隙もなく、あまり間を置かずに「テ・デウム」に入りました。曲目を見ずに聴いていたら、この「テ・デウム」を第9番の第4楽章だと思ってしまったかもしれません。それほど、違和感がありませんでした。
 と言いますか、そう聴こえるように狙って、このような演目を組み合わせて、続けて演奏したのかもしれないのですけれど。

 その「テ・デウム」ですが。
 やはり、オーケストラと合唱が一緒になると、とても壮大な響きになりますね。圧倒されると同時に、厳かな気持ちになります。歌詞はドイツ語なのでしょうか、全く理解できないのですけれど。和声とか、メロディとか。聴いていると、ピッと身が引き締まるような思いがしました。
 ……演奏後、聖響さんがお話されていて初めてわかったのですけれど。
 なるほど、この「テ・デウム」。冒頭から「神よ!」と歌っていたのですね。どおりで、聴いていて荘厳で壮大な気持ちになったはずだなぁ、と後から思いました。

 こうして、交響曲第9番と「テ・デウム」を続けて聴いてみますと。トータルして90分近くになる、超大作の交響曲を聴いたような気持ちになりました。曲を聴いた、というよりも、長い物語を音だけで聴かされたような感じ、というのが一番近いでしょうか。

 曲が終わってから、再び聖響さんたちのお話が入って。
 ホールの様子を電話で伝えて下さいまして、家にいながらホールの臨場感を味わうことが出来ました。
 小澤さんの様子なども伺うことができて、なるほどなぁ、と興味深く思うことも多い、今夜の放送でした。
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【当記事にいただいたコメントです】
こちらの記事には、以下のようなコメントをいただきました。
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コメントありがとうございます♪
2005-12-07 22:05:22 結月秋絵
>tonji様

期末テストその他で慌しくしておりまして、すっかりご無沙汰してしまいました。申し訳ございません。

この日の放送、演奏が聴けたのはラッキーでしたが、解説が聴けなかったのは残念でござましたね。聖響さんの解説は、曲についてはもちろんのこと、ムジークフェラインの様子や小澤さんについてなど、多岐にわたっておりました。
ドイツ語のアナウンスは、あちらからの中継に切り替わった時に、FM放送でも少し入っていました。何を言っているのかさっぱりでした(笑)

ムジークフェラインで演奏したことがおありとのこと、本当に貴重な経験をたくさんなさっておられるのですね(^^)
世界最高峰のオーケストラは、極上の響きをもたらすホールが育てている面もあるのかもしれないなぁ、と。tonji様のコメントを読んでいて思いました。
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Unknown
2005-12-07 02:19:32 tonji
ご無沙汰しております。

この演奏、教えていただいたとおり金さんの解説があると言うことで楽しみにしてましたが、うちのマンションの共聴アンテナが不調で急遽NetRadioでORFの放送を直接聴く羽目に。。。

おかげで演奏は聴けましたが、解説がない。。。しかもアナウンスドイツ語だし。

私的にはちょっと不満な演奏でしたが(キレイすぎて)、おっしゃるとおりムジークフェラインで聴くと死ぬほど美しいんだなと思いながら聴いてました、特に3楽章が。

じつはむかしアマオケのコンサートツアーでムジークフェラインで演奏したのですが、自分たちの腕が5倍増しになった錯覚に陥るほど凄い音でした。
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結月秋絵

Author:結月秋絵
ようこそお越し下さいました(礼)
音楽の原点はG-CLEF。
好きな指揮者は金聖響さん、佐渡裕さん、下野竜也さん。
好きなヴァイオリニストは落合徹也さん、古澤巌さん、神奈川フィルのソロ・コンマス石田泰尚さん。
好きなピアニストは榊原大さん。
好きなチェリストは柏木広樹さん、ヨーヨー・マさん。
などなど、挙げ始めるときりが無いです(笑)
ピアノ、パーカッション(吹奏楽部にて)、ヴァイオリンの楽器経験があります。
ちなみに、この写真は倉敷市民会館のステージにて。中学時代の定位置(=鍵盤楽器系パーカッション)からの隠し撮りです(爆)

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