2017 / 10
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 久しぶりにエルガーの「威風堂々」が聴きたいなぁ、と思いましたので、NHK-FMで放送された「ベストオブクラシック」を聴きました。
 番組HPによれば、今夜のプログラムは以下の通りです。

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「行進曲“威風堂々”第1番 ニ長調 作品39 第1」
                        エルガー作曲
「バイオリン協奏曲 ホ短調 作品64」 メンデルスゾーン作曲
                  (バイオリン)神尾真由子
「組曲“惑星”作品32」            ホルスト作曲
「羊飼いのヘイ舞曲」            グレンジャー作曲

             (管弦楽)BBCフィルハーモニック
               (指揮)ジャナンドレア・ノセダ
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 まずは、久しぶりに聴いたエルガーの『威風堂々』
 この曲を聴く度に、吹奏楽部に所属していた高校時代に卒業式で演奏したことを思い出します。どーしてもあのドラムロールがやりたかった私は、自らスネアドラムに立候補して、いかに綺麗にドラムロールを聴かせるかに命をかけて(←笑;)、必死で練習した記憶があります。あの瞬間は「私が主役!」とばかりに、一発入魂(打楽器の場合、一音入魂というより、一発入魂、といった方がしっくりくる気がします)で叩きました。要所要所でビシッと決まる自分の音に、快感を覚えたものです。
 この曲、メロディが覚えやすくて、終わり方も盛り上がった所でスパッ!と終わってくれるので、聴いていてとても気持ちいいのですよね。いきなり「ブラボー!」の声が上がっていたのも、納得の名演でした。

 続きましては、通称メンコン。メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲です。これまた、大好きな1曲です。
 これは好みの問題だと思うのですけれど。第1楽章、気持ち速めで演奏していただきたかったなぁ、と。ソリストの神尾さんも、全体的にとても丁寧に弾いておられる印象がありましたが、カデンツァの分散和音を駆け足で弾いて、音が高く上がったフェルマータを長めに溜める、という弾き方がイマイチ私の好みではありませんでした。
 第2楽章は、とても美しく歌い上げて下さっていたと思います。
 第3楽章も、聴いていてとても楽しかったのですけれど。やはり、もう少し素直に弾いていただいた方が好ましかったかなぁ、と思いました。ラストで一度音量を落として、クレッシェンドして終わる、という終わり方はなかなか面白いなぁ、とニヤリとしてしまいました。
 やはり、とても好きで、かなりいろいろな演奏を聴いているためでしょうか。
 私にしては珍しく、辛口な感想になってしまいました(苦笑)
 自分で演奏できるわけではないですし、批評家でもないので、たいていの演奏は許容するんですけれど……。やはり好みの問題はどうしようもないか、と。

 メインに演奏されたのは、ホルスト作曲の『惑星』。これもまた、有名な曲です。正直申し上げまして、『火星』と『木星』以外は、印象の薄い曲だったりします。
 私の誕生星は天王星なのですが、どんな曲だったかと問われても、「はて、どんな曲だったかな?」と首をひねってしまいます(汗;)
 何となく。ぼやーっとした曲だった、という印象しかないです(苦笑) 太陽系の惑星の中で、完全に横倒しになって太陽の周りを回っている、というある意味ひねくれた惑星なんですけどね(笑)
 というか、『火星』と『木星』があまりに派手で、強烈なんですよね、きっと。
 その『惑星』
 全曲を通して聴いたのは、まさに十数年ぶり、といった感じでした。

 『火星』は、「戦いをもたらすもの」ということで勇壮で、5拍子で展開される曲がとてもカッコよくて、とてもテンションが上がります。
 『水星』は、ホルストがつけたサブタイトルによれば「翼のある使者」 守護神は、とても頭が良くて賢くて、医学や商売などさまざまな分野で守り神とされるヘルメスということもあるためでしょうか。チェレスタが可愛らしくて、とても面白い曲だなぁ、と改めて思いました。
 『木星』は、J-POPでのカバー曲のヒットが記憶に新しいところですが、私はやはりこの原曲の方が好きです。管楽器やティンパニに後押しされて浪々と歌い上げる弦楽器のユニゾンを聴くと、ゾクゾクします。この曲、ティンパニがとてもカッコいいですし♪ でも、あのティンパニのパートはペダル式のティンパニでなければ、演奏不可能だよなぁ、と。これまた聴く度に思います。今夜の演奏は、テンポも微妙に揺らしていて、面白かったです。……にしてもこの曲。指揮者の足音や声が聞こえたような気がするのは……私の気のせいでしょうか(笑) でも、気合が入るのはわかるなぁ、と思います。
 『土星』は山羊座の守護星でもあり、「老いをもたらすもの」 守護神は時間を司るクロノスという説があって。奇しくも、山羊座の生まれである指揮者・下野竜也さんと金聖響さんを思い、「なるほど、演奏会という限られた時間を支配する方々に相応しいな」と思った覚えがあります。この曲、最初は静かに始まる曲ですが、途中でこんなに激しくなっていたのか、と気づかされました。
 で、「魔術師」とつけられた『天王星』。ぼやーっとした曲、と思っていた時点で、いかに私がぼやーっと聴いていたかを思い知らされるようでした(笑) そうか、こんなにつかみ所がなくて、舞曲のように弾む面もある、面白い曲だったのか。こんなにティンパニが大活躍している曲だったのか。自分の守護星である、という点も含めて好きになりました。
 ラストは、当時はここまでしか発見されていなかったという『海王星』 ぼやーっとした曲、というのはこの曲の印象でございました。チェレスタの音とか、不協和音のような微妙な音の重なり。そして消え行くように終わる曲。それがとても神秘的な印象を与えていて、ある意味でとても「宇宙的な曲」だと思います。

 とまぁ。今夜はじっくりと組曲『惑星』を聞かせていただいたワケなのですが。
 『火星』と『木星』だけじゃないんだぞ、とホルストさんに叱られたような気がします。

 以下は余談なのですが、ここ最近星空を見上げていると、日没すぐの西の空では金星が見られます。時間が経って月が出てくると、今度は月が火星と仲良しさんで、結構近い距離に見られました。ちょっと調べてみると、火星は30日に地球に最接近するらしいです。
 これを機に、注意して星空を見上げてみる、というのもまた一興ではないかと思います。
 ……もっとも、夜でも明かりが煌々と灯る都会では、星もあまり見られないかもしれませんが。でも、土星くらいまでなら他の星よりずっと明るいので、見つけられるのではないかと思います。
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結月秋絵

Author:結月秋絵
ようこそお越し下さいました(礼)
音楽の原点はG-CLEF。
好きな指揮者は金聖響さん、佐渡裕さん、下野竜也さん。
好きなヴァイオリニストは落合徹也さん、古澤巌さん、神奈川フィルのソロ・コンマス石田泰尚さん。
好きなピアニストは榊原大さん。
好きなチェリストは柏木広樹さん、ヨーヨー・マさん。
などなど、挙げ始めるときりが無いです(笑)
ピアノ、パーカッション(吹奏楽部にて)、ヴァイオリンの楽器経験があります。
ちなみに、この写真は倉敷市民会館のステージにて。中学時代の定位置(=鍵盤楽器系パーカッション)からの隠し撮りです(爆)

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