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 今日は、朝から「題名のない音楽会21」で、神奈川フィルのソロ・コンマスである石田泰尚さんのソロ(短かったですけど;)を堪能し、午後からはFM放送で本名徹次さんの指揮によるベートーヴェンの交響曲第5番『運命』と、ロジャー・ノリントン指揮によるブラームスを楽しみました。
 午後からの本名徹次さんと、ロジャー・ノリントンさんの番組は、HPによれば、以下のようなプログラムになっていました。

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●FMシンフォニーコンサート

「交響曲 第5番 ハ短調 作品67」    ベートーベン作曲
「組曲“ホルベアの時代から”作品40 から
             第2曲“サラバンド”」グリーグ作曲

           (管弦楽)東京フィルハーモニー交響楽団
                     (指揮)本名 徹次

●海外クラシックコンサート
- ノリントン指揮
       シュツットガルト放送交響楽団のブラームス -
 ▽ロジャー・ノリントン指揮
         シュツットガルト放送交響楽団演奏会

「悲劇的序曲 作品81」           ブラームス作曲
「海の絵」                   エルガー作曲
          (アルト)キャサリン・ウィン・ロジャーズ
「交響曲 第1番 ハ短調 作品68」     ブラームス作曲

           (管弦楽)シュツットガルト放送交響楽団
                (指揮)ロジャー・ノリントン
  ~ドイツ・シュツットガルト
         リーダーハレ内ベートーベン・ザールで収録~

「大学祝典序曲 作品80」          ブラームス作曲
「ピアノ協奏曲」               ティペット作曲
              (ピアノ)マルティーノ・ティリモ
「交響曲 第3番 ヘ長調 作品90」     ブラームス作曲

           (管弦楽)シュツットガルト放送交響楽団
                (指揮)ロジャー・ノリントン
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 まずは、本名徹次さん&東フィルによる『運命』から。

 本名徹次さんといえば、私が大好きな指揮者、金聖響さんよりも先にピリオド・アプローチを取り入れておられる指揮者さん、という認識が私の中にはありまして。一度その演奏も聴いてみたいと思っておりましたので、今日の放送は千載一遇のチャンスでした。
 番組の解説によりますと、この演奏が録音された時。弦楽器は、第1ヴァイオリンと第2ヴァイオリンが指揮者を挟んで対向配置になっており、コントラバスも第1ヴァイオリンの後ろ。トランペットとトロンボーンは右後方に位置する、という古典配置だったようです。
 そして、聴いた感じによれば、弦楽器はノン・ヴィブラートで演奏しているようでした。

 本名さんの指揮による『運命』は、モダン楽器によるピリオド・アプローチという共通点はあれど、テンポ設定も含め、やはり金聖響さんとは全く印象が違います。
 第1楽章はどちらかといえば、テンポは速め。畳み掛けるような「ジャジャジャジャーン」と重厚でありながら、どこかクリアーでスッキリとした印象を受けました。
 続く、第2楽章と第3楽章はテンポが遅め。
 そして、私が強烈に「うわぁ!」と思ったのが、第4楽章でした。
 冒頭の「ドーミーソーファミレドレドー♪」の、「ドミソ」はちょっと溜めて、続く「ファミレドレドー」から一気にテンポアップする感じで、相当飛ばしていました。もう、「そんなに飛ばすの?」と驚いてしまうほど。
 また、第4楽章全編に渡って書かれているはずのピッコロですが、実際に演奏されていたのは、私が持っている市販のミニスコアによれば、325小節目。最後のプレストに入っていく少し前から入ってきていました。
 金聖響さんのCDで、彼が振る『運命』に出会うまでは、↑のようなピッコロを普通に聴いていたのですけれど。そうか、ピッコロが入っていないと、ちょっと寂しい感じがするな、と思いました。

 同じピリオド・アプローチによるベートーヴェンの『運命』でも、指揮者が違えばこうも印象が違うものか、と。
 当たり前のことに、改めて気づかされる演奏でした。

 続きましては、ロジャー・ノリントン指揮による、ブラームスを中心としたプログラムです。
 こちらのロジャー・ノリントンさんは、ピリオド・アプローチの先駆者とも言える方でして。放送されたオーケストラも、当然ヴァイオリンは対向配置で、弦楽器はノン・ヴィブラートで、ティンパニは固めのマレットで叩いてるようでした。
 ピリオド・アプローチによるブラームス。日頃聴き慣れている、ドイツ式配置で、ヴィブラートをバリバリにかけた演奏と、どれほど響きが違うのかを聴いてみたい、と思っていた私にとっては、とても嬉しい放送でした。

 で、そのブラームスの交響曲第1番ですが。
 冒頭から、驚かされました。
 まず、テンポがとても速い。そして、ティンパニの連打が一本調子ではなくて、強弱がついていて。音の重なり方も、重苦しくなくてどこかサラリとした印象でした。
 第2楽章も、第3楽章も。やはり、いつも聴いているCDなどと比べると、テンポが速めで、全体として明るくてサラリとした感じです。
 ブラームスといえば、どこか重厚なイメージがあるのですけれど。こういう演奏も、アリなんだなぁ、と感心致しました。
 ベートーヴェンの第九によく似ている、と言われる第4楽章も、とてもステキでした。昨日見た映画の感動が心の中に残っていて、それと共鳴した部分もあるのでしょうか。速いテンポで展開される、第九によく似ているんだけど、第九よりは穏やかなそのメロディを聴いていると、爽やかな感動に満たされて、ちょっと涙ぐんでしまいました。
 そして、全体的に速いテンポで展開されてきた交響曲。
 フィナーレも、やはり快速テンポで飛ばしていました。勢いのあるティンパニも、強調しすぎず程よい音量で。終わった後は、ラジオなのに拍手してしまいました。

 にしても、偶然重なったのか、それとも意図的にそういうプログラムにしたのか。
 奇しくも、モダン楽器によるピリオド・アプローチに取り組んでいる指揮者による演奏が続いた、というのはとても興味深かったです。
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結月秋絵

Author:結月秋絵
ようこそお越し下さいました(礼)
音楽の原点はG-CLEF。
好きな指揮者は金聖響さん、佐渡裕さん、下野竜也さん。
好きなヴァイオリニストは落合徹也さん、古澤巌さん、神奈川フィルのソロ・コンマス石田泰尚さん。
好きなピアニストは榊原大さん。
好きなチェリストは柏木広樹さん、ヨーヨー・マさん。
などなど、挙げ始めるときりが無いです(笑)
ピアノ、パーカッション(吹奏楽部にて)、ヴァイオリンの楽器経験があります。
ちなみに、この写真は倉敷市民会館のステージにて。中学時代の定位置(=鍵盤楽器系パーカッション)からの隠し撮りです(爆)

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