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「この胸いっぱいの愛を」 オリジナル・サウンドトラック
  (2005年リリース UPCH-1439)
<曲目>
  1. T.H.ベイリー/「ロング・ロング・アゴー」
  2. この胸いっぱいの愛を
  3. それぞれのチェックイン
  4. ばあちゃんの誕生日?
  5. ヒロとヒロ
  6. 和美姉ちゃんと鈴谷I
  7. 柵ごしの布川
  8. 20年前の悲しみ
  9. 喜びのドア
  10. L.v.ベートーヴェン/「交響曲 第9番」 第4楽章より
  11. あこがれと絶望
  12. 臼井とともえI
  13. 臼井とともえII
  14. アンバーの涙
  15. 布川と母
  16. P.マスカーニ/「カヴァレリア・ルスティカーナ」 より間奏曲
  17. 2人のヒロ
  18. 和美の告白I
  19. H.W.エルンスト/「夏の名残りのバラ」 より
  20. 和美姉ちゃんと鈴谷II
  21. 知ってしまった夜
  22. 10番目の約束
  23. 絶望の真実
  24. 和美の病室
  25. 車内の告白
  26. ヒロの決意
  27. H.ヴューダン/「ヴァイオリン協奏曲 第5番」 第3部
  28. 和美姉ちゃんと鈴谷III
  29. 和美の告白II
  30. Sweet Mom ~Movie Ver.~ / 柴崎コウ

 音楽:千住明
 ヴァイオリン独奏:千住真理子(M-1,2,19,27)
 指揮:金聖響(M-1,10,16,27)
 管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団(M-1,10,16,27)
 合唱:東京混声合唱団(M-10)
  ほか
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 今、最も注目している指揮者、金聖響さんが指揮者役で出演する、ということで、公開前からずーっと心待ちにしておりました映画『この胸いっぱいの愛を』のサントラです。
 このサントラに収録されるオーケストラ曲も、聖響さんが指揮をしている。と聴けば、買わずにいられないのがファンというものでございます(笑)

 まぁ、サントラということで、短い曲がたくさん収録されておりますので。
 感想は、カテゴリー分けも「金聖響さん」にしているということもあり、彼が指揮している曲を中心に書かせていただきます。

 冒頭に収録されているのは、『ロング・ロング・アゴー』
 スズキ・メソッドの第1巻に入っていて、このメソッドでヴァイオリンを習う初心者が、必ずと言っていいほど演奏する曲です。私も、大学時代に習い始めた時、2ヶ月目くらいでこの曲を弾きました。
 という、初心者向けの曲なのですが、ソリストは千住真理子さん。ストラディヴァリウスを貸与されているほどのソリストでございます。なので、この『ロング~』は、ヴァイオリン協奏曲風にアレンジされて、難易度がかなりアップしておりました。演奏時間はそれほど長くないですが、とても聴き応えのある曲に仕上がっているのではないか、と思います。
 そしてソリストの千住真理子さん。弦をどこも押さえることなく、当然ヴィブラートもかけられない開放弦の音まで、とても美しい。さすがでございます。

 10曲目に収録されているのは、第九。
 第一印象としては、「え? ここから行くんすか? そんなの、アリ?」と思いました。だって、第九と言えばコレ!と誰でも歌える「ファ♯ファ♯ソララソファ♯ミレレミファ♯ファ♯ーミミー♪」の一歩前からいきなり始まるんですもの。
 そして、「うわ、テンポ速っ!!!」
 楽譜に書かれているテンポ指定は「Allegro assai vivace」なので、確かに速いのは速いのですけれど。聴き慣れているテンポよりまだ速いので、ちょっとビックリでした。 でも、次の瞬間に思い出しました。
 以前どこかで小耳に挟んだのですが、聖響さんは「第九はロックだ」と仰って、実際かなりアップテンポで第4楽章を振ったことがある、ということを。
 まぁ、これは映画のサントラだから、ということもあるのかもしれませんけれど。彼が第九の4楽章を振る時は、通常でもこれくらいのテンポなのかなぁ、と思いました。残念ながら、今年は彼が振る第九を聴く機会がないのですけれど。来年以降、楽しみにしたいと思います。
 しかし、この第九。
 たった1分とちょっとで終わってしまうなんて(涙) もし、第4楽章を最後まで演奏していたのだとしたら、収録してほしかったです。……と申しましても、次の曲との兼ね合いがあるので、難しかったのかもしれませんけれど。あそこで終わってしまうというのは、ちょっと……。
 例えて言うならば、『どっちの●理ショー』で、勝負どころの食材を一口にも満たない量で試食させられて、「うわ、美味い! 頼む、全部食べさせて!」とコメントするゲスト状態、って感じでしょうか(笑)

 そして、16曲目に収録されていますのが、映画の予告でも流れていた『カヴァレリア・ルスティカーナより 間奏曲』です。予告でちょっと聴いただけで、半泣きになってしまった、あの曲です。最初に予告を見た時は、「ひょっとして…?」と思いつつも、聖響さんが指揮しているとは聞いていなかったのですけれど。流れてきた曲を聴いて、CDを聴くとよく泣いてしまう『英雄』の第2楽章に通じるものを感じて、「ああ、これ、聖響さんが振ってるなぁ」と直感した、あの曲です。そして、このCDで最も楽しみにしていた曲でもあります。
 ………
 ……
 号泣でした。
 いつも、ベートーヴェンやハイドンといった古典派を演奏する時は、弦楽器をノン・ヴィブラートで演奏させている彼ですが、この曲に関しては、とことんヴィブラートをかけて、弦楽器が歌い上げています。とても丁寧に、綺麗に。いやらしくならない程度に節度があって、とても美しいと感じました。
 そのヴィブラートがかかったメロディの、細波のように細かい音のゆらぎに、どうしようもなく心が揺さぶられて、こらえきれなくて、声を上げて泣きました。
 もう、どうなっちゃったんでしょう、私?と思うくらい(笑)
 今までにも何度となく、彼の指揮によって生み出される音楽に泣かされてきましたが、またしても!といった感じです。
 美しい曲を、とことん美しく歌い上げる。
 当たり前のようでいて、難しいことではないかと思います。

 にしても、こんな綺麗な『カヴァレリア~』を聴かされたら、他の曲を振るのも聞きたくなってしまいます。
 例えば、先日、大野さん&モネ劇場のコンサートで聞いたマーラーの『アダージェット』とか。全曲通してでも、単独でも、どちらでもいいのですけれど。聴いてみたいなぁ。
 来年、年が明けたらすぐに、ドヴォルザークの第9番を彼の指揮で聴くことになりまして。その第2楽章も、とても楽しみです。

 ……と、話が横道に逸れましたので、サントラのお話に戻りましょう。

 27曲目に収録されていますのは、ヴューダン作曲の『ヴァイオリン協奏曲 第5番 第3部』 これまた、多分フィナーレの部分だけ、収録されています。
 いきなり、ソロ・ヴァイオリンが超絶技巧です。ヴァイオリン協奏曲は、かなりいろいろな曲を聴いていると自負しているのですが、この曲は、サントラで初めて聴きました。
 ぜひ一度、全曲通して聴いてみたいなぁ、と思います。
 にしても、このヴューダンのヴァイオリン協奏曲。多分、主人公の初恋の人である、和美さんがソリストとして演奏するシーンで使われるのだと思うのですが……これを弾いている演技をするだけでも、大変なのではないかと思います。だって、音がかなりあちこちに飛んでいるので、音程を取る左手も、弓を操る右手も、そうとう忙しいはずなんですよ。役者さんの苦労が偲ばれる曲でございました。

 とまぁ、聖響さんが指揮している曲だけをピックアップしてお送りしたわけなのですが……。たった4曲の感想を書いているだけなのに、なんという長さでしょう(笑)
 サントラ全体としては、やはりストーリーを反映しているのでしょうか。優しくて、柔らかい曲が多かったように思います。
 これらの音楽をバックに、どんな映像や演技が映し出されているのか。
 映画を見るのが、とても楽しみです。

 そんな『この胸いっぱいの愛を』
 全国東宝洋画系にて、10月8日(土)からロードショーです。
 皆様是非、最寄の映画館へお越し下さいませ。
 聖響さんが指揮しているところも、演技をしているところも(それも、日頃は関西弁の彼が、標準語で!)堪能できる、貴重な機会ですので♪
 ワタクシは、一足お先に、明日、試写会で見て参ります。

 そうそう、言い忘れておりました。
 このサントラのレコーディング風景や、映画ではカットされてしまう『カヴァレリア~』の演奏シーンが収録されたDVDが、ローソン限定で発売されております。期間限定&数量限定のようですので、興味がある方は、お近くのローソンへ行って、Roppiにて予約&お取り寄せして下さいませ。

 ……と、回し者のように宣伝してみたりして(笑)
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結月秋絵

Author:結月秋絵
ようこそお越し下さいました(礼)
音楽の原点はG-CLEF。
好きな指揮者は金聖響さん、佐渡裕さん、下野竜也さん。
好きなヴァイオリニストは落合徹也さん、古澤巌さん、神奈川フィルのソロ・コンマス石田泰尚さん。
好きなピアニストは榊原大さん。
好きなチェリストは柏木広樹さん、ヨーヨー・マさん。
などなど、挙げ始めるときりが無いです(笑)
ピアノ、パーカッション(吹奏楽部にて)、ヴァイオリンの楽器経験があります。
ちなみに、この写真は倉敷市民会館のステージにて。中学時代の定位置(=鍵盤楽器系パーカッション)からの隠し撮りです(爆)

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