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のだめカンタービレ Selection CD Book
 (2005年リリース)

<収録曲>
  1.ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第8番 《悲愴》第2楽章
  2.ラフマニノフ:ピアノ協奏曲 第2番より 第1楽章
  3.ガーシュウィン:ラプソディ・イン・ブルー
  4.リスト:メフィスト・ワルツ 第1番 《村の居酒屋での踊り》
  5.モーツァルト:オーボエ協奏曲より 第1楽章
  6.ドビュッシー:喜びの島
  7.ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
  8.R・シュトラウス:交響詩 《ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら》
  9.ベートーヴェン:交響曲 第7番より 第1楽章
  10.海老原大作:ロンド・トッカータ

 <演奏者・指揮者>

 ピアノ:舘野泉、熊本マリ、ペーター・ヘーゼル 他
 オーボエ:インゴ・ゴリツキ
 管弦楽:チェコ・ナショナル交響楽団、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団、ロシア・ボリショイ管弦楽団“ミレニウム”、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 他
 指揮:リヒャルト・シュトラウス、西本智美 他
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 クラシック系コメディ漫画として大人気の「のだめカンタービレ」に登場する楽曲を収録したCDブックです。この手のアルバムは、以前にもリリースされていたのですが、私の記憶によれば、どれも限定販売ですでに入手不可能となっておりまして。CDや映像ソフトの卸会社に勤めていた時に、随分と問い合わせを受けてはお断りを入れて、頭を下げたものです(笑)
 で、今回は漫画の出版元である講談社さんから、イラスト集や楽曲解説付きのCDが発売されました。それを、「のだめ」好きな友人が購入し、借りて聴きました。
 この漫画、私が好きな指揮者・金聖響さんが漫画に登場するキャラに似ている、ということで私の中では認識されているのですが、残念ながらまだ読んでおりません。だって、読んだら絶対ハマるもん(笑)
 でも、劇中で描かれる曲には興味があるので、このCDも聴いてみました。

 収録されている曲は、どれも比較的有名で、クラシック好きならずとも耳にしたことがある、というものが多いです。ただ、この手のCDとしてちょっと残念なのが、全曲収録ではなくて、触りの部分をピックアップして収録されている、ということ。
 でもまぁ、このCDを聴いて興味を持って、改めて全楽章通して聴いてみよう、とか。そんな風に思ってくださる方が増えたらいいなぁ、と思います。

 トップバッターは、ポップスに編曲されることも多く、また憂いを秘めた美しいメロディがとても印象的なピアノ・ソナタ《悲愴》。劇中では、「これじゃ《悲惨》だ」という表現がされているようなのですが、いったいどんな風に弾いていたんだ!?と思いますよね(笑)

 続く、ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番。荘厳に響く、冒頭のピアノの和音。それを聴くだけで鳥肌モノの、迫力満点でロマンティックな名曲です。これも、漫画の中ではとても重要なシーンで使われているようです。CDでは途中でカットされてますが、ぜひとも全曲通して聴いていただきたい1曲です。

 3曲目のガーシュウィン作曲「ラプソディー・イン・ブルー」。これもジャズちっくで、大好きな1曲です。個人的に、クラシックのピアニストが弾くよりも、ジャズやポップス系のピアニストが弾いている方が好みです。ピアノソロの部分で、かなり自己アレンジを効かせてくれて、ちょっとハメを外した感じがして、聴いていて楽しいので♪
 この曲、“もぎぎ”さんの楽曲解説が絶妙です(笑)

 5曲目に収録されているモーツァルト作曲のオーボエ協奏曲。私はこの曲、楽曲解説を書いている“もぎぎ”さんこと、茂木大輔さんのソロで聴いて、その後のサイン会でご自身の著書を購入し、握手していただいた経験があります♪ その時の演奏、バックがアマチュアオケだったためなのか、第3楽章で茂木さんがかっ飛ばして、ヴァイオリンが置いていかれていたのが何だか楽しかったです(笑)
 でも、そうか。この曲、ソリストは酸欠で視界がピンクになることもあるのか……(笑)

 6曲目のドビュッシー作曲「喜びの島」。この曲を聴いたのは、このCDが初めてでしたが、やっぱりステキですね、ドビュッシー♪
 私がドビュッシーのピアノ曲に対して抱くイメージとして、音がとてもキラキラしているような印象があります。そして、ポピュラー音楽も真っ青、といった感じの、不協和音一歩手前の独特なハーモニー。左手が8分音符、右手が3連符、なんて楽譜を見た日にゃ、「どーやって弾くんだよ、これ!」と思ったものです(笑)

 続くラヴェル作曲の「亡き王女のためのパヴァーヌ」。これも、大好きな1曲です。聴いていて、鳥肌立ちました。じっと目を閉じて、ただ曲に集中していると、じわーっと涙がにじんでくるんですよね、この曲。柔らかくて、覚えやすくて、リリカルなメロディは、いつ聴いてもいいものです。
 タクトを振る西本智美さんもとてもステキな指揮者なので、嬉しゅうございました。大仰ではなく、でもじっくりとしっとりと聴かせてくれる演奏は、本当にステキです。

 8曲目のR.シュトラウスの交響曲「ティル~」は、なんと、作曲者自らタクトを振った演奏が収録されておりました。作曲者自ら指揮している、ということはつまり、音源がかなり古いということで。他の曲と、音質がずいぶんと違います。
 でも、作曲家による自作自演という意味では、かなり貴重な演奏だと思います。

 9曲目に収録されているのは、これまたワタクシの大好きなベートーヴェン作曲の交響曲第7番から第1楽章。最近は、金聖響さんの指揮による演奏で、「好き」に更に拍車がかかっている曲でもあります。
 で、この曲。“もぎぎ”さんの楽曲解説が大爆笑ものでした。序奏部の冒頭からオーボエソロがあるのは気づいてましたが、演奏者にとって、助走も何もなくいきなりあの音を出すのはかなりキツいらしく。その例えとしてクリ●タル●ングの『大都会』を持ってくるあたり、さすがです。とてもわかりやすい例えに、大爆笑です(笑)
 演奏の方は、序奏部も、アレグロに入った所も、全体としてテンポは遅め。金聖響さんの指揮で、アップテンポな第1楽章に慣れた耳には、重たく感じます。
 ……確かに、あのテンポで振られたら、オーボエさんはキッツイだろうなぁ。と、納得(笑)
 でも、全楽章を通じてとても楽しい曲なので、聴いている方はかなりの快感を覚えます。佐渡裕さんがこの曲を振った時、第4楽章は「おお、暴れてる、暴れてる♪」と思ったものです(笑)
 このテンポで、聖響さんのCDに収録されているよりも時間が短いということは、どこかで繰り返しを省いている、ということなのでしょうか。一度スコア見ながら確かめてみたいです。
 余談ですが、この通称「ベト7」。来月、10月16日に金聖響さん指揮、大阪センチュリー交響楽団の演奏で聴きます。
 ……大阪センチュリーのオーボエ奏者さん、今から「心せよ、心せよ。10月16日にベト7あり、ベト7あり」と準備をしておられるんでしょうか(笑)
 そして、もぎぎさんの楽曲解説を読んでしまった私が、コンサート当日に曲を聴いて、オーボエ奏者さんの苦労を思って思わず吹き出してしまうか、笑ってしまう確率、100%(笑)

 ラストの「ロンド・トッカータ」はこのCDのために書き下ろされた、オリジナル曲。劇中では国際ピアノコンクールの課題曲になっているということで、現代音楽で、和音がとても面白くて、リズミカルかと思えばテンポが落ちる。ちょっと気まぐれな印象でした。作曲者自ら、詳細な楽曲解説をして下さっています。曲の中で、主人公ののだめと千秋を表現している、というのが、これまた面白いと思います。

 のだめ関連といえば、9月22日には千秋真一&R★Sオーケストラ名義でCDが発売されることでも話題になっています。
 収録曲は、ブラームス作曲の交響曲第1番。実際に誰が演奏しているかはヒミツ、ということなのですけれど……リアル千秋と言われている金聖響さんのファンとしては、気になるところです(笑)
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【当記事にいただいたTB】
こちらの記事には「クラシック音楽の探求」さまよりTBをいただきました。
http://control151.com/83458342815B8393814583748342838B836E815B8382836A815B8AC78CB78A799263/
ありがとうございました(礼)
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結月秋絵

Author:結月秋絵
ようこそお越し下さいました(礼)
音楽の原点はG-CLEF。
好きな指揮者は金聖響さん、佐渡裕さん、下野竜也さん。
好きなヴァイオリニストは落合徹也さん、古澤巌さん、神奈川フィルのソロ・コンマス石田泰尚さん。
好きなピアニストは榊原大さん。
好きなチェリストは柏木広樹さん、ヨーヨー・マさん。
などなど、挙げ始めるときりが無いです(笑)
ピアノ、パーカッション(吹奏楽部にて)、ヴァイオリンの楽器経験があります。
ちなみに、この写真は倉敷市民会館のステージにて。中学時代の定位置(=鍵盤楽器系パーカッション)からの隠し撮りです(爆)

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