2017 / 10
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 今年、金聖響さんのコンサートに行く時は雨の確率100%だったのですが。
 シリーズ第3回にして、そのジンクス(?)がついに崩れました(笑)
 というワケで、朝晩は涼しくなったものの、昼間はまだ結構暑くて、駅からホールまで歩くと汗ばむ陽気の中、推して参りました。

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聖響×OEK ウィーン古典派 第3回

モーツァルト:交響曲第41番 ハ長調「ジュピター」
ハイドン:交響曲第45番 嬰へ短調「告別」
(休憩)
ベートーヴェン:交響曲第7番 イ長調
(アンコール)
モーツァルト:ディヴェルティメント K.138 第3楽章

指揮:金聖響
管弦楽:オーケストラアンサンブル金沢

ザ・シンフォニーホール 15:00~
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 今まではハイドン→モーツァルト→ベートーヴェンという並びで演奏されていたのですが、第3回の今日、ハイドンで選曲されたのは45番「告別」
 「告別」と言えば、曲の最後にある演出が指示されている曲。というワケで、今日はモーツァルトが最初でした。

 今年のシリーズの最後ということで、41番「ジュピター」
 冒頭から華々しい感じで、いつもながら少人数であることを感じさせない演奏です。
 ただ、第1楽章からティンパニさんがいささかお気に召さない様子のマエストロ。
 「もっと出して!」と何度も指示が飛んでました(苦笑)
 ティンパニのエキストラさんもシリーズ1回目からずっと来られてる方だったのですが、肝心なトコで音量が足りてない&聖響さんが思っているほどの演奏効果が全体として出せていない、という感じでした。

 第2楽章は、今日は快速テンポでぶっ飛ばすわけではなく、とても心地いい感じの出だしだったのですが。途中、短調に転調する辺りはかなりテンポを煽っておられたような。
 また、この楽章から聖響さんは指揮棒を持たずに振ってました。
 続く第3楽章もとても心地よく…ただ、その後の第4楽章とか、ハイドンとかベト7とかの印象が強すぎて、この楽章の印象が飛んでしまってます(汗;)

 で、第4楽章。
 ジュピター音型と言われる「ドーレーファーミー」の音を、同じ強さで伸ばしつつ次の音へ移動するのではなく、ややディミヌエンドをかけて音を減弱させて次の音へ移動し、それぞれの音の立ち上がりを際立たせる演奏になってました。でも、メロディが切れ切れになってしまわないような、ギリギリのラインでのディミヌエンド。その辺りの塩梅はいつもながら見事だと思います。
 テンポはほどほどで(あまり飛ばし過ぎたら、いくらOEKさんでも崩壊しそうなんで、この曲;)、スッキリした印象の第4楽章。
 ただ、ティンパニの音量がやはり弱く、スフォルツァンド(かな?)とかフォルテとか、音が爆発するように聞かせたい部分での効果が半減…とは言いすぎかもしれませんが、それでもその音量では聖響さんが狙った効果が上手く出せていないんじゃないかな?と思う部分が多々ありました。
 シリーズも3回目で、OEKさんでバロックティンパニを使用してのエキストラも3回目ということで、そろそろ慣れて、いつもより強めに叩いていただきたかったな、というのが正直な感想です。
 そして5月の「運命」ほどではありませんでしたが、マエストロによるティンパニへの集中砲火が再び(苦笑)
 でも、管楽器の皆様には「グッジョブ!( ̄ ▽  ̄)b」サインが出て、満足されてるご様子でした。

 前半の2曲目は、ハイドンの交響曲「告別」
 第4楽章の最後の演出を早く見せたいのか、あるいは後半のベト7へ早く突入したかったのか。
 数年前に旧・大阪センチュリー響で聴いた時よりもアップテンポで、せわしない感じでサクサクと始まりました、第1楽章(爆)
 短調で、あれだけの快速テンポで演奏されると。映画「アマデウス」でモーツァルトの交響曲第25番が流れる中、馬車が猛スピードで走って行くシーンが連想されました。別れが決定づけられている人との最後のひと時を過ごすというのに、その場に遅れてしまい、慌てて駆けつけている…的な。
 第2楽章も、スピードを出して進む馬車の中で、別れゆく人との思い出を回想するかのような曲で、アダージョなのにサクッと進んだ印象。
 第3楽章も、短い楽章が、会話を突然打ち切られるようにブツッと終わってしまうのがこれまた印象深くて好きです。

 そしてこの交響曲最大の見せ場である、第4楽章。
 プレストでこれまたサクサクと前半が進んで、後半へ突入。
 団員の皆様の譜面台に、手元を照らす小さいライトがつけられていたので、ステージの照明を落とす演出をするんだろうな、と推測はしていましたが。
 一人、また一人…とロウソクを吹き消すような動作をして、譜面台のライトを消してステージから去っていく、という演出でした。
 旧・大阪センチュリー響の時は、皆様一芸を披露して(?)ステージから去っていってましたが。さすがにOEKさんではそれはやらんだろうな、と思っていたので、楽譜通りで納得な演出でした。
 弦楽器の演奏者が次々と減り、管楽器もいなくなり。
 ついには指揮者も嬉々として(?)指揮台を下りて、消え残っているライトを嬉しそうに(?)消して、ステージから去り。
 照明も暗くなり、ぼんやりとコンマスさんと第2ヴァイオリンの首席奏者のお二人を残すのみとなり。お二人の音も消えるように曲が終わり、拍手(笑)
 「告別」、楽しませていただきました♪

 後半はベト7です。
 今日の演奏は、第1楽章や第3楽章のリピートはなし。
 テンポも煽りすぎたり、かっ飛ばしたりするわけではないけれど、どこかエネルギーが凝縮しているような濃密な音でした。
 40人足らずの人数で演奏しているとは思えない迫力なんですよね、この曲。
 そしてベト7は、モーツァルトで音量などなどを注意されたティンパニさんも頑張ってました。
 以前は第4楽章のメロディをインとアウトでボウイングを変えて、スラーになっている音の細かい部分まで聞かせるとか、いろいろ工夫されていたこともあったのですが。今日はそういうこともなく、ど真ん中へ直球勝負でドヤ!?て感じの演奏でした。
 第1楽章から第2楽章はアタッカでそのままぶっこみモード。
 第2楽章と第3楽章も、ほぼ間を空けずにそのまま突っ込んでました。
 第3楽章から第4楽章も、ホントはアタッカで行きたかったんだと思いますが、聖響さん。ティンパニがF→Eへと音替えする時間がどうしても取られちゃうんですよね。それも、バロックティンパニだから、半音替えるだけでも結構大変。全楽章をアタッカでぶっこむなら、3台持ってきてA→E→Fに合わせておく必要があったかな?と思いました。音替えの時間がほとんどなくて、音程がビミョーに合ってないまま第4楽章に突入しちゃったものだから、ティンパニさんが叩いてはネジを回し、叩いてはネジを回し……てずっと調整してました(苦笑)

 多分、細かい部分もいろいろ聴いてるんですけど。
 何だか集中しすぎててかえって何も覚えていない、というか(苦笑)
 完全に曲に没頭して、陶酔して、ただ純粋に楽しんだ、という感じです。
 終わってから思わず口から出ましたもの。「ブラボーッ!」って(笑)
 聴いていて本当にキモチイイ7番でした♪

 で、本日のアンコールはモーツァルトのディヴェルティメント。
 ……えーと、マエストロ? 
 タイミングだけ合わせておいて、OEKさんの美しい演奏に聴き入って、振ってないんですけど?(・・;)

 と思わず心の中でツッコミ入れましたが(笑)
 本当に心地いい演奏でした(^^)

 ステキな演出や素晴らしい演奏で楽しませていただいた、金聖響さん&OEKの皆様方。
 今日も本当にありがとうございました。


<以下、カテコ後に見えちゃった談>

 客席にご挨拶を終えて、ステージ袖に去って行かれた聖響さん。
 いつもならそのまま奥へと進んで行かれるのですが、今日は出入り口近くでクルッと振り向いてそのままとどまっておられました。
 あら、珍しい?
 と思いながら拝見していると、客席へのご挨拶を終えてステージから降りてきた団員さんと「ありがとう!そして、ありがとう!」的に挨拶しつつ、握手されてました。
 今日で今年のシリーズ最後でしたものね。
 今日の演奏も、とても素晴らしかったですものね。
 とちょっとウルッとくる光景が垣間見られました。

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結月秋絵

Author:結月秋絵
ようこそお越し下さいました(礼)
音楽の原点はG-CLEF。
好きな指揮者は金聖響さん、佐渡裕さん、下野竜也さん。
好きなヴァイオリニストは落合徹也さん、古澤巌さん、神奈川フィルのソロ・コンマス石田泰尚さん。
好きなピアニストは榊原大さん。
好きなチェリストは柏木広樹さん、ヨーヨー・マさん。
などなど、挙げ始めるときりが無いです(笑)
ピアノ、パーカッション(吹奏楽部にて)、ヴァイオリンの楽器経験があります。
ちなみに、この写真は倉敷市民会館のステージにて。中学時代の定位置(=鍵盤楽器系パーカッション)からの隠し撮りです(爆)

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