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 先週に引き続き、2週連続で岡フィルさんです。
 先週はお子様向けの名曲シリーズなコンサートだったんですが、今週は定期演奏会ということで、協奏曲&交響曲の2本立て。夏休みで「ヤングクラシック」ということで子供さんの姿も多かったんですが、今日は落ちついて聴けるコンサートでした。

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岡山フィルハーモニック管弦楽団 第36回定期演奏会
ヤングクラシック

フンメル作曲:トランペット協奏曲 変ホ長調
大友直人 レクチャーコンサート
(休憩)
ベートーヴェン作曲:交響曲第7番 イ長調
(アンコール)
アンダーソン作曲:フリック・フラック・フルック

指揮:大友直人
トランペット独奏:神代修
管弦楽:岡山フィルハーモニック管弦楽団

岡山シンフォニーホール 15:00~
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 今日のコンサートは、たいていは最初に序曲系の短い曲が演奏されて、それから協奏曲という流れになるんですが。最初からいきなり協奏曲でした。

 フンメルのトランペット協奏曲は、今日が初聴きでした。
 ソリストの神代さん(と書いて、「くましろ」とお読みするらしいです)は地元出身の方だそうで。とてもまろやかで、柔らかくて、心地よい音色で曲を奏でる方でした♪
 プログラムによれば、フンメルさんはベートーヴェンさんと同時代の作曲家だそうで。モーツァルトからピアノを習い、ハイドンからオルガンを習い……というスゴイ人だったらしいです。
 で、そのフンメルさんが作曲したトランペット協奏曲。変ホ長調という調性の特性もあるんだと思いますが、全体的に華やかで柔らかい印象でした。曲の雰囲気はハイドンさんによく似ているというか、バロックで典雅な感じ。でも、トランペット独奏は何気に超絶技巧連発、という感じでした。
 2楽章から3楽章にかけてはぶっ続けで演奏されたんですけど。この第2楽章があまりに心地よくてですね。思わず、夢見心地(汗;)
 神代さんのまろやかで柔らかい音色に、オケの典雅な響き。
 空調が効いて涼しくなった上に、うす暗くなってるホール客席。
 条件が揃いすぎです(滝汗;)

 協奏曲の後は、大友さんによるベト7のレクチャーでした。
 交響曲の成り立ちから始まって、4つの楽章それぞれについてわかりやすく説明して下さいました。
 折しも、今日の朝放送された「題名のない音楽会」も、テーマが交響曲。楽章の成り立ちを説明するに当たって挙げられたのが、ベト7の第3楽章スケルツォでした。で、その第3楽章スケルツォ。速度記号が「プレスト」と超速い指定がされているんですが、これをもし「メヌエット」のようなゆったりテンポで演奏されたらどうなるか……?
 ということで、さっそく実演。
 こんなにゆったりとした第3楽章(冒頭部分のみ)は初めて聴きました(笑)
 まぁ、当たり前ですが。
 明るくて華やかな印象はそのままですが、穏やかで優雅な感じで、全く別の曲に聞こえます。でもやっぱり、あの快速テンポで勢いのある方が自然な感じでありました。
 1楽章から始まって、4楽章まで、じっくり丁寧に解説して下さってから、休憩を挟んで後半へ突入です。

 で、後半のベト7。
 久方ぶりに、第1ヴァイオリン12人の大きな編成によるオケで、ヴィブラートたっぷりで、ゆったりテンポのベト7を聴きました。でも、これはこれで好き♪
 第1楽章の序奏が終わってテンポが上がる部分にさしかかっても、遅すぎず速すぎずというちょうどいい感じのテンポ。……それでも、いつも聴いてるベト7と比べたら遅いんですけどね(笑)でも、重たくはならないという、絶妙なテンポ設定のように感じました。
 大友さんは繰り返しを全部確実に省くことなく演奏して下さったので、聴き慣れた音楽がいつもよりゆったりして、響きが少し違う感じに聞こえまして。余計に違和感なく受け入れることができたのかな、と思います。
 「不滅のアレグレット」第2楽章も、しっかりとヴィブラートをきかせて、ゆったりと弾いて下さるので、切なさが身にしみるといいますか。この楽章を聴いて、しみじみと泣けてきたのは久しぶりだなぁ、と思いました。ノンヴィブラートでスッキリとしたアレグレットも好きですが、こういうのも大好きです♪
 第3楽章も、オール繰り返しアリで、今朝聴いたよりも若干ゆっくりしたテンポの演奏。……だったので、いつもより少し長いなぁ、という感じ(笑)
 勝手な印象ですが、大友さんはもう少しトランペットやティンパニを抑え目にして演奏するのかな?と思っていたんですが。結構ガッツリと吹いて&叩いておられたので、意外な感じでした。
 で、熱狂の渦に巻き込まれる第4楽章。これが何とも気持ち良かった!
 この楽章ももちろん、繰り返しをしっかりして下さったので、美味しいところがもう一度聴ける!
 と嬉しい気持ちになるのです♪
 テンポ設定はやっぱり体に刻まれているよりは遅いんですが、熱狂する曲なのでやはり若干速くなっていくようで。ゲストコンマスの長原さん、全開爆っ! ティンパニの渡邉さんも爆裂! トランペットもガンガン吹いてくれまして。しかも、意外なところでクレッシェンドが入っていて、テンション上がりまくり(笑)
 もう、楽しくて楽しくて♪
 繰り返しなしで演奏されると、美味しいところを聴き逃してしまった感じというか、イイ所がすっ飛ばされた感じがするんですが。大友さんはオールリピードして下さったので、オイシイ所もイイ所も全部じっくり味わわせていただいた感じでした。
 やっぱり、楽しすぎる、ベト7!!!
 サイコーでした。

 で、ベト7でコンサート終了でも良かったんですが。
 アンコールで演奏されたのが、アンダーソン。
 先週も聴いたんですが、周囲の騒音(何せ、0歳児からOKなコンサートだったので、想像以上に客席が騒々しかったのです;)にかき消されてppとか聞こえなくてですね。今日はちゃんとした演奏が聴けました(感涙)
 で、ゲストコンマスに長原さん、チェロの首席には関西フィルの向井さん(6月末にお会いしたばかりだわ、と思っておりました)がいらっしゃるためなのか、先週より音がまろやかで豊かだったような。。。
 この曲、弦楽器がオール・ピチカート(つまり弦を指で弾いて演奏する)な曲でして。途中でコントラバスが弦を上から叩いたり、ヴァイオリンが楽器の胴をキュッと指でこすったり……と面白い音が聞こえてくるんです。それも、今日はちゃんと聞こえました♪
 というか、長原さんがメッチャ楽しそう(笑)
 で、コントラバス部隊が途中で楽器をクルリと回すのですが、最後にチェロの向井さんが「自分もっ!」とチェロをクルリ♪なんてシーンも見られました。

 最後の最後まで、楽しくてニコニコが止まらないコンサートでした♪
 素晴らしい演奏を聴かせて下さった皆様方に、心から感謝申し上げます(^^)

<以下、終演後の余談>
 終演後、最寄駅まで電車に乗って帰ったのですが。乗車時間わずか10分ほどの間に、急に雨が降ってきました。西の方は晴れていて、夕日も見えているのに……と思ったんですが、大気の状態が不安定だったんでしょう。
 雨かぁ。
 と少しテンションが下がった状態で電車を降りたんですが、ふと外を見ると、東の空には虹がかかってました。
 考えてみれば、そうですよね。西には太陽が見えていて、でも雨が降ってる。となると、東の空には虹が出ても不思議じゃないわけで。。。
 雨はすぐに止んだので、家に着くころには虹も消えてしまったんですが。
 久しぶりに、ちゃんと虹を見たなぁ、と少し嬉しくなりました。
 いい音楽を聴いた帰り道で、美しい物を見る。
 雨が降った後の湿気にはうんざりでしたが、そういう場に巡り合わせていただいたことに心から感謝!な、幸せな1日でした♪
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結月秋絵

Author:結月秋絵
ようこそお越し下さいました(礼)
音楽の原点はG-CLEF。
好きな指揮者は金聖響さん、佐渡裕さん、下野竜也さん。
好きなヴァイオリニストは落合徹也さん、古澤巌さん、神奈川フィルのソロ・コンマス石田泰尚さん。
好きなピアニストは榊原大さん。
好きなチェリストは柏木広樹さん、ヨーヨー・マさん。
などなど、挙げ始めるときりが無いです(笑)
ピアノ、パーカッション(吹奏楽部にて)、ヴァイオリンの楽器経験があります。
ちなみに、この写真は倉敷市民会館のステージにて。中学時代の定位置(=鍵盤楽器系パーカッション)からの隠し撮りです(爆)

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