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 香川に住んでいる友人に会うついでに、讃岐うどんが食べたい!と思い立って高松へ出かけたのが3月のことでした。その時にたまたま見かけたのが、香川を拠点に活動家している瀬戸フィルさんの定期演奏会のポスターでした。
 その時は「ふーん、おチャイコさんかぁ」程度の興味と関心だったのですが。
 ちょっとしたご縁がありまして、聴きに行くことになりました。

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瀬戸フィルハーモニー交響楽団 第21回定期演奏会

グリーグ作曲:「ペール ギュント」第1組曲
メンデルスゾーン作曲:ヴァイオリン協奏曲ホ短調
(休憩)
チャイコフスキー作曲:交響曲第5番ホ短調
(アンコール)
ボッケリーニ作曲:メヌエット
ビゼー作曲:歌劇「カルメン」前奏曲

指揮:パヴェル・コーガン
ヴァイオリン独奏:沼田園子
管弦楽:瀬戸フィルハーモニー交響楽団

アルファあなぶきホール(小ホール) 18:30~
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 プログラムによりますと、瀬戸フィルさんは四国で唯一のプロオーケストラとして活動しておられるそうで。たまたま見かけたポスターで初めてそういったオケがあることを知り、今回初めて聴きに行きました(^^)
 今日の指揮者、パヴェルさんはロシア出身の方だそうで。
 初めての指揮者さん、初めてのオケとの出会いはいつでもドキドキなのですが、今日もどんな演奏なのかしら?とワクワクしながら出かけました。

 オケは初めてなのですが、出てこられたメンバーの中に、見慣れた方がお一人(笑) OEKのティンパニ&打楽器奏者の渡邉さんが出張してこられてました。
 個人的に、何だかちょっと不思議な感じがするなぁ、と思いつつ始まったのは「ペールギュント」
 第1組曲で演奏されるのは「前奏曲≪朝の気分≫」「オーゼの死」「アニトラの踊り」「山の魔王の宮殿にて」の4曲。どれも有名で、誰もが耳にしたことのある曲ばかりでした。
 冒頭の美しいフルートソロから始まるこの曲、冒頭からうっとりと聞き入ってしまいます。
 「オーゼの死」では、GWにとても身近にいた方の訃報に直面して、まだ完全には立ち直れていないこともありまして、曲にシンクロしてついホロリときてしまいました。
 「アニトラの踊り」では曲に色どりを添えるトライアングルが絶妙で、ついつい目が釘付けになってしまいまして(笑)
 「山の魔王の宮殿にて」は、最初はファゴットの低い怪しいメロディで始まるんですけど、最後はガンガンに盛り上げてくれて、シンバルもガンガン鳴って、聴きながら一緒に燃焼しちゃった感じでした。

 で、曲が終わった瞬間。
 1曲目から「ブラァッボーーーッ!!!」と熱烈なでっかい声が客席から飛んでました(苦笑)
 
 続きましては、ヴァイオリンの沼田さんが登場してメンコンです。
 「ペールギュント」もそうだったんですが、メンコンも生で聴くのは凄く久しぶりな気が。。。
 沼田さんのヴァイオリンは、最初は少し高音が安定しない感じだったのですが、中低音は何とも言えない艶があって、ちょっと骨太な感じの音で。結構好みな音色でした♪
 全楽章を通して、切れ目なく演奏されるこの曲。
 切なげな第1楽章のメロディも、しっとりと美しい第2楽章も、躍動感溢れる第3楽章も、全部好きでして。聴きながらノリノリでした。
 ただ、ちょっとオケとソリストさんの音のバランスが悪かったように思えまして。弦楽器とか、もう少し人数を減らしても良かったんじゃないかなぁ、と感じました。

 メンコンの後も、やっぱりデッカイ声で「ブラァッボォォォーーーッ!!!」と絶叫する声が。。。
 声が枯れるまで叫んではりましたね、その方(苦笑)

 休憩時間中、ステージにはティンパニの音を合わせる渡邉さんのお姿が。
 「ペールギュント」で小物系に回っておられた渡邉さんでしたが、この方が金沢から出張して来られているのにそれだけで終わるはずがない!と思っておりましたら、予想通り♪
 てことは、後半のチャイ5はティンパニなのね!と燃えました(笑)

 で、その後半のチャイ5。
 これがまた、面白かった!!

 いえね、前半から面白い振り方をする指揮者さんだなぁ、と思っていたのですよ、パヴェルさん。それが、おチャイコさんで全開!という感じでした。
 ここ数日の、湿気を含んだ暑くて重苦しい空気そのまま、といった感じの暗くて重いクラリネットのメロディで始まるこの交響曲。第1楽章から、
 え!?そこでテンポ上げますか!?
 とか。
 そこでこう落としてくるのかっ!!
 とか。
 パヴェルさんの指揮が作り出す音楽に、驚きの連続でした。
 この曲、それなりに少なくない回数を聴いているのですが、初めて耳にする間の取り方&テンポの揺らし方だったように思います。
 で、第2楽章。
 冒頭から美しいホルンのソロが続くのですが……思わず心の中で「頑張れっ!」と応援してしまいました。さすがに緊張しますよね、あれは。去年、バイエルン放送交響楽団でこの曲を聴いた時、ホルンソロを吹いたオジサマがやはり緊張なさっていたのか、前半から楽器をガツガツ譜面台にぶつけていて「大丈夫?」と思ってしまいましたので(苦笑)ホルンソロを吹き出した途端に、あまりに美しい音色に心の中で思わず拍手喝さい!だったのですが。
 そんなことを思い出しながら聴いている間に、曲は弦楽器が朗々と歌い上げる第2主題に移って行ったのですが。。。
 ここでも、パヴェルさんのマジック(?)が炸裂。テンポを落として歌い上げる指揮者さんが多い中、いきなり煽って速めのテンポで展開したかと思えば、急に落としてくる。という独特の節回しでした。
 うわ~、そう来るんだっ!と思いながら、心の中ではかなりワクワクでしたけど。ついて行くオケの皆さんは、かなり大変そうでした(汗;) 時々、事故が起こるんじゃないかとハラハラする部分があったので(苦笑)
 ワルツな第3楽章を終えて、力強く訴えかけてくるような第4楽章へ突入。
 これがまた、凄かったです。
 パヴェルさんが思わぬ所で煽ってきて、聴いてる方はエキサイト。だけどついて行くオケの皆さんは、本当に大変そう(汗;) コンマスさんも時々椅子から腰を浮かせて、必死で食らいついて行く感じで弾いておられたのがとても印象的でした。
 そして、要所要所でバッシバシ決まってくれるティンパニに、思わず「カッコいい~っ!!!」
 本当に楽しかったと言いますか、面白かったと言いますか。
 今まで聴いてきた音楽とはひと味もふた味も違ったチャイ5を満喫した!という感じでした。

 おチャイコさんのコーフンも冷めやらぬまま、アンコールはボッケリーニと「カルメン」の2曲。
 ……パワフルです(笑)
 「カルメン」では、トライアングル&バスドラムの1人二役担当のおねーさんが、何やら大変そうというか、叩きづらそうにしてましたけど。。。
 そして、「ペールギュント」からずーっと叫んではった人は、最後の最後まで「ブラボー!」をはじめ、知ってるロシア語を全部並べてませんか?な勢いで叫んではりました(笑)
 適度な「ブラボー」は心地よいのですが、あそこまで連呼&強烈に叫ばれると、ちょっと興ざめな感じでした。

 でもでも、コンサートは本当に楽しかったです。
 パヴェルさんをはじめ、ステージにおられた全ての方に、心から感謝なのです(^^)

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結月秋絵

Author:結月秋絵
ようこそお越し下さいました(礼)
音楽の原点はG-CLEF。
好きな指揮者は金聖響さん、佐渡裕さん、下野竜也さん。
好きなヴァイオリニストは落合徹也さん、古澤巌さん、神奈川フィルのソロ・コンマス石田泰尚さん。
好きなピアニストは榊原大さん。
好きなチェリストは柏木広樹さん、ヨーヨー・マさん。
などなど、挙げ始めるときりが無いです(笑)
ピアノ、パーカッション(吹奏楽部にて)、ヴァイオリンの楽器経験があります。
ちなみに、この写真は倉敷市民会館のステージにて。中学時代の定位置(=鍵盤楽器系パーカッション)からの隠し撮りです(爆)

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