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 CDでは何度も何度も聴いているのですが。
 生では一度も聴いたことのないヴィオラ奏者、今井信子さんが大原美術館でギャラリーコンサートをする、ということで行ってきました。

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第119回 大原美術館ギャラリーコンサート 今井信子 ヴィオラ・リサイタル

ショスタコーヴィチ作曲:アダージオとワルツ(バレエ組曲第2番より)
テレマン作曲:12のファンタジーより 第1番、第2番
シューベルト作曲:「歌曲」より
 「音楽に」
 「セレナード」(歌曲集『白鳥の歌』より)
 「道しるべ」(歌曲集『冬の旅』より)
 「春の夢」(歌曲集『冬の旅』より)

(休憩)

武満徹作曲:鳥が道に降りてきた
ショパン作曲:チェロ・ソナタ ト短調

(アンコール)
ヘンデル作曲:私を泣かせて下さい
浜辺の歌

ヴィオラ:今井信子
ピアノ:草冬香

大原美術館 2階展示室 18:30~
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 大原美術館に収蔵されている名画に囲まれてコンサートを聴く、というこの企画。
 今回はヴィオラ奏者の今井信子さんのコンサートで、一度生で聴いてみたい!ということで行きました。

 今日の今井さんは、黒いブラウスに黒のロングスカートというお姿。伴奏の草さんも黒いドレスでした。
 初めて生で拝見した今井さんは、その辺りにいそうな普通のおばちゃん、といった印象でして(←かなり失礼な女;)
 けれどヴィオラを構えて弾き始めた時の真剣な表情とか、楽器から出てくる美しい音とか。素晴らしいヴィオラ奏者なんだなぁ、と感心してしまいました。

 コンサートの最初は、ショスタコさんの曲。ピアノが弾き出す最初の和音は、なるほどショスタコさんだなぁ、という感じだったのですが。「アダジージオ」のゆったりと流れるメロディを聴いていると、途中からショスタコさんの曲だと言うことを忘れてしまうような曲でした。「ワルツ」の部分は凄く楽しくて、ついつい体が揺れてしまいました。

 テレマンの曲は、ヴィオラのソロ曲。ショスタコさんから一気に時代が250年ほど戻ります。この曲は、弓を変えて弾いておられました。
 そんなテレマン。実はショスタコさんより難しくないですか!?と思ってしまうほど、速いパッセージとか重音とかがあって、何だか大変そうだなぁ、という印象を受けました。実際、弓が弦を擦って音が上ずる部分とか、何度かありましたし。。。
 技術的にはこの時代の頃に確立されたのかなぁ、とか。音楽史をさかのぼって考えてしまうような曲でした。

 シューベルトの曲は、歌曲の中から4曲を選んでヴィオラとピアノで演奏するということで、各曲の演奏前に歌詞の日本語訳を読み上げる、という一幕がありました。なるほど、歌曲なのだから歌詞があるんですよね。かなり興味深い演出だなぁ、と思っておりました。
 その2曲目に演奏された「セレナード」
 前奏を聴いた瞬間に「この曲かっ!!」と思いました。
 というのは、この曲。器楽曲として聴く機会があまりに多くて、元が歌曲だということをすっかり忘れていたのです。そっかぁ、歌曲だったのかぁ。と改めて思い返してしまいました。

 休憩を挟んだ後半の1曲目は、武満徹さんの曲。この曲は今井さんのために作曲されたとのことで、急きょこのコンサートで演奏することにしたそうです。
 「鳥が道に降りてきた」というタイトル通り、時々鳥が羽をバサバサする様子を思わせるフレーズが入っていたり。不思議な感じのする和音に、どことなくつかみどころのないメロディ。
 美術館の展示室が、不思議な武満ワールドに変わった感じがしました。

 最後に演奏されたのは、ショパン作曲のチェロ・ソナタ。ヴィオラで演奏されるということでニュアンスは違うと思うんですけど。
 第1楽章の主題が切なくて美しくて、一度聴いたら忘れられないほど心に飛び込んでくるメロディなのは、さすがショパン!と思ったり。
 ピアノ伴奏が伴奏レベルを遥かに超えている!と思うほどに大変そうだったり。
 初めて聴きましたが、真剣に聴き入ってしまう曲でした。

 で、コンサートのラストに演奏したショパンが、ピアノが凄く大変だったので。少しお休みを……
 ということで、アンコールの1曲目は今井さんのヴィオラ・ソロでした。
 ヘンデル作曲の歌劇から「私を泣かせて下さい」
 この曲、私も大好きな曲なのですが、今井さんも大好きな曲なのだそうで。ヴィオラ・ソロで弾けるように…と中川俊夫さんに編曲をお願いした、と話しておられました。
 その「私を泣かせて下さい」がっ!!!
 ホントに泣いちゃいますっ!という演奏で、素晴らしかったです。
 低音や高音、ハーモニクス……様々な音色で奏でられるメロディが、どれも素晴らしくてですね。ジーンと泣ける1曲でした。

 アンコール2曲目は「浜辺の歌」
 これも、単にメロディを弾くだけでなくてですね。変奏曲のようになっていて、途中でパガニーニを思わせるような変奏になっていて、楽しく聴かせていただきました。

 コンサートの最中は真剣な表情で奏でておられた今井さん、アンコールではニッコリ笑顔も拝見できました。
 そしてピアノの草さんは、まだお若いお嬢さんという感じなのですが、とても丁寧に、1音1音を大切に捕えて弾いている印象を受けました。

 私が座った場所も、正面の通路寄りで適度に後ろ。今井さんを拝見するのに視界も良好な絶好の位置で、ラッキーでした♪
 かなり乾燥する展示室で、硬い椅子に座って鑑賞するのはかなり厳しいんですけど。
 素晴らしいコンサートを聴くことができて、幸せでした(^^)
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結月秋絵

Author:結月秋絵
ようこそお越し下さいました(礼)
音楽の原点はG-CLEF。
好きな指揮者は金聖響さん、佐渡裕さん、下野竜也さん。
好きなヴァイオリニストは落合徹也さん、古澤巌さん、神奈川フィルのソロ・コンマス石田泰尚さん。
好きなピアニストは榊原大さん。
好きなチェリストは柏木広樹さん、ヨーヨー・マさん。
などなど、挙げ始めるときりが無いです(笑)
ピアノ、パーカッション(吹奏楽部にて)、ヴァイオリンの楽器経験があります。
ちなみに、この写真は倉敷市民会館のステージにて。中学時代の定位置(=鍵盤楽器系パーカッション)からの隠し撮りです(爆)

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