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 コンサート・ラッシュと言いましょうか。聴きたいコンサートがいくつも重なり、学生の身分があるうちに行けるだけ行っておけ!精神でその全てを聴きに行っているのでありますが。
 今日は西本智実さんとラトビア国立交響楽団の演奏を聴きに行きました。

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西本智実withラトビア国立交響楽団 岡山公演

チャイコフスキー:バレエ音楽「白鳥の湖」作品20より「ワルツ」
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番 ハ短調 作品18
(休憩)
ブラームス:交響曲第4番 ホ短調 作品98
(アンコール)
ブラームス:ハンガリー舞曲第1番

指揮:西本智実
ピアノ独奏:ウォニー・ソン
管弦楽:ラトビア国立交響楽団

岡山シンフォニーホール 19:00~
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 西本さんが岡山に来られる!ということで、チケット発売から間もなく飛びついてしまいました。
 前はチャイコフスキー・プログラムでしたが、今回はラフマニノフ&ブラームス!ということで、ウキウキしながら聴きに行きました。

 ラトビア国立交響楽団を聴くのは、もちろん今日が初めてです。先週のプラハ交響楽団の皆さんもそうでしたが、ラトビアの皆さんも大きい方たちばかり(汗;)
 演奏前のチューニングも、管楽器オンリー→弦楽器中低音部→第1&第2ヴァイオリン軍団と、3段階に分けて行っておられました。

 最初はおチャイコさんから。
 この「ワルツ」もよく耳にする曲です♪
 ラトビア国立交響楽団さんの弦の響きがとてもまろやかで、柔らかくて。思わずうっとりなのです。
 というか、この曲。ぶっちゃけバスドラム&トライアングル担当のおねーさんにくぎ付けになっておりました(汗;)
 だって、右手で譜面台に吊り下げたトライアングルを叩きながら、左手でバスドラムを叩く、なんて器用なことをやって下さるんですもの! 打楽器出身者としては、注目せずにはいられません。基本的にバスドラムは拍を刻み、トライアングルでちょっと細かいリズムを叩く、という感じだったので不可能ではないんですが。。。
 器用やなぁ、とついついガン見してしまいました。

 続きまして、ラフマニノフ作曲のピアノ協奏曲第2番。ピアニストは韓国系カナダ人のウォニー・ソンさん。
 このラフマニノフが素晴らしかったです!!!
 第1楽章の最初、ピアノの和音が静かに響いて、次第にクレッシェンドしていって、オケのメロディーが入って……と出だしから引き込まれて、背中がゾクゾクしました。
 聴きながら多分いろんなことを感じて、思っていたはずなんですけど。かなり集中して聴いていたんだと思います。時間があっという間に過ぎてしまって、気が付いたら終わっている感じでした。
 続く第2楽章は、とても美しかったです。
 このオケの1番フルートさんの音色が、これまた素晴らしくてですね。ピアノとフルートだけで曲が進む辺りなど、涙なしには聴けない美しさでした。この楽章のメロディも、うっとりするほど美しいですし♪
 そしてこの楽章の途中、音量が大きくなって盛り上がった所でザン!と音を断ち切る西本さんに、思わず「カッコいい~♪」
 ええ、ミーハーな発言で申し訳ございません(汗;)
 そして第3楽章。この楽章、シンバルが弱い音でオケと一緒にリズムを刻み続けたり、その間ずーっとティンパニさんは小さい音でロールを続けたり……と何気に打楽器に対して酷なことを強いている気がします(笑)
 そのシンバル奏者さん。シンバルスタンドの横に、椅子が置かれている……と思いましたら、そのpの部分を叩くために小さいシンバルを置いておられました。合わせシンバルの受ける方はそのままの大きさで、合わせて行く方を一回り小さいシンバルで叩いておられたんですね。で、音量が大きくなる部分は、受ける方と同じ大きさ(つまり、スタンドに置いてあるシンバル)で叩いて……と、使い分けておられました。なるほど、持ち変える余裕があるからできる工夫なんだな、とそっちに注目して見てしまいました。
 ウォニー・ソンさんのピアノも、オケの皆さんの演奏も素晴らしくて。打楽器さんの工夫(というか裏技!?)も拝見できて、楽しませていただきました♪

 休憩を挟みまして、後半はメインのブラームス。
 西本さんはこの4番をどんな風に振るのかしら?とワクワクしながら聴きました。
 第1楽章は、少しゆっくりめのテンポでスタート。オケの人数が結構多くて、第1ヴァイオリンだけでも13人(だったかな?)で、それなりに規模が大きいこともあって、速くし過ぎるとアンサンブルが破たんするのも理由かな?と思いながら聴きました。
 冒頭は憂いを帯びた、ため息のようなメロディで始まりますが、途中でガラリと表情を変え、一転して激しくなる曲調。やっぱり大好きなのです♪
 ただ、途中で「?」と思ったのは、恐らく繰り返しをせずに次に進んだためだと思われ……。
 ラフマニノフもそうだったんですが、この曲でも西本さんの指揮にはメロディの「溜め」とかテンポの揺れが大きいように感じました。第1楽章でも、ラストに向かっていく手前でガクンとテンポが落ちて、ティンパニの強打も結構しっかり溜めを作って終止音に持っていった感じがありました。

 で、これはかなり余談なんですが。
 この楽章の途中でコンマスさんのヴァイオリンの弦が切れたらしく。弦の切れたヴァイオリンを後ろへ送り、使えるヴァイオリンをどんどん前へ送っていく、という「ヴァイオリ送り」が見られました。
 オケの皆様には申し訳ないのですが、珍しいハプニングが見られたなぁ、と思ってしまいました(汗;)

 第2楽章は、古い教会音楽を元にした、と言われていたように思います。冒頭のホルンから、美しい音を聴かせて下さいました。1番フルートさんはもちろんなのですが、クラリネットの方も張りがあって、でも柔らかくて心地よい音色を出す方だったので、聴き入ってしまいました。
 調が変わってヴァイオリンが高音でメロディを奏でる辺りとか、本当に美しくて。思わず涙がポロリ。
 ああ、今日この場にいられて幸せ♪と思いました。

 続く第3楽章は、一転して明るくて華やかな曲調です。ティンパニ&トライアングルが大活躍で、打楽器出身者としても嬉しくて大好きな楽章♪
 このオケのティンパニ奏者さんは、演奏者の右→左へ音が高くなるように配置しておられました(通常は左に低い音→右に高い音、と順番に並べます)
 以前、金聖響さん指揮×オーケストラ・アンサンブル金沢で聴いた時、ティンパニの渡邉さんは真ん中に一番低いFの音を配置して、その両側に低いGとCの音を並べる、という工夫をしておられるのを拝見しましたが。今日のティンパニ奏者さんは真っ向勝負と言いますか、一番右端に最も低いFの音を配置して、その左にG、さらにその左にCと順番に並べておられました。
 で、拝見したんですが……何だか叩きにくそうと言いますか。物凄く頑張っておられるんですけど、微妙に遅れていたような。。。(汗;)
 バロックティンパニのあの「バン!」という強打を聴き慣れていることもあって、ペダル式の柔らかくて深い「ボン!」という音が少し物足りなく感じました。
 トライアングルも少し細めの音で、オケの音量にかき消されてしまう部分があって。
 打楽器的にはちょっと物足りない楽章でした。他の部分は本当に素晴らしかったんですけど(涙)

 最後の第4楽章も、とても熱のこもった演奏でした。
 1番フルートさんのソロは、高音は深みのある音で、低音は少しセクシーな感じで素晴らしかったです♪
 この楽章も本当に好きなんですよ。最初はシンプルだったメロディが、回数を重ねるごとに音が増えていって、ドラマティックに展開していって。つい、夢中になって音を追いかけてしまいました。
 ゲネラル・パウゼと激しいフレーズが畳みかけるように続く辺りも、エネルギーが凝縮したような音で凄みがありました。音が断ち切られた後、ホールに漂う残響も美しかったです。
 少数精鋭部隊の音も素晴らしいと思うのですが、それなりに大人数を揃えて奏でられる音にはやっぱりそれ相応の迫力があって、素晴らしかったです。

 アンコールも、ブラームスでした。
 ハンバリー舞曲の第4番。最後の最後まで楽しませていただきました♪

 西本さんとラトビア国立交響楽団のこのツアー。
 結構強行日程と言いますか、ハードなスケジュールで皆さん動いておられるんですが。。。
 地元岡山で素晴らしい演奏を聴かせて下さいましたこと、心から感謝なのです♪

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結月秋絵

Author:結月秋絵
ようこそお越し下さいました(礼)
音楽の原点はG-CLEF。
好きな指揮者は金聖響さん、佐渡裕さん、下野竜也さん。
好きなヴァイオリニストは落合徹也さん、古澤巌さん、神奈川フィルのソロ・コンマス石田泰尚さん。
好きなピアニストは榊原大さん。
好きなチェリストは柏木広樹さん、ヨーヨー・マさん。
などなど、挙げ始めるときりが無いです(笑)
ピアノ、パーカッション(吹奏楽部にて)、ヴァイオリンの楽器経験があります。
ちなみに、この写真は倉敷市民会館のステージにて。中学時代の定位置(=鍵盤楽器系パーカッション)からの隠し撮りです(爆)

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