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 昨日はマリス・ヤンソンス指揮×バイエルン放送交響楽団。今日はブルノ・フィルハーモニー管弦楽団、と2日続けて来日オケのコンサートでした。
 関西の方は、昨日がブルノ・フィルで今日がバイエルン、なんて方もいらっしゃるのではないか、と思います。ツアー日程を見ていると、岡山と大阪でオケが入れ替わりだったようなので(笑)

 というワケで、今日もコンサートでした。

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チェコ国立 ブルノ・フィルハーモニー管弦楽団

スメタナ作曲:交響詩「モルダウ」(連作交響詩「わが祖国」より)
ラフマニノフ作曲:ピアノ協奏曲第2番 ハ短調 op.18
 ピアノ独奏:ベン・キム
(ピアノアンコール)
スカルラッティ作曲:ソナタ イ長調

(休憩)

ドヴォルザーク作曲:交響曲第9番 ホ短調 op.95,b.178「新世界より」
(アンコール)
ドヴォルザーク作曲:スラヴ舞曲第15番

指揮:レオシュ・スワロフスキー
管弦楽:ブルノ・フィルハーモニー管弦楽団

岡山シンフォニーホール 14:00~
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 今日は名曲ばかりがズラリと揃ったコンサートでした。
 「新世界より」は毎年お年始の「聴き初め」で聴いてますが、他は生で聴くのは久方ぶり、という曲ばかりでした。
 失礼ながら、チェコのオーケストラと言えば、チェコ・フィルしか知らない上に、指揮者さんも何やらビーズというか水晶細工のようなお名前だなぁ、という無知っぷりでありました(滝汗;)

 今日ホールに集まったうちの一部は、私と同類で昨日からハシゴしてるんだろうなぁ。
 なんて思いつつ、1曲目は「モルダウ」です。
 チェコのオケがスメタナを演奏する、なんてこれぞまさに「お家芸」という感じなのですが。何度聴いても、素晴らしい曲だと思います。最初は湧水のようだった小川が次第に大きくなって、岩にぶつかったり街の中を抜けたりしながら次第に合流して、最後は大河となって流れていく。それを音で表現して、なおかつ聴きながらそれを鮮明に思い浮かべることができるなんて、本当に素晴らしいと思うのです。
 フルートが掛け合いながらメロディを奏でる、冒頭の湧水の部分、とても美しい音色に聴き入ってしまいました。川岸にぶつかって、寄せて返してしながら海へ向かって流れて行くようなメロディ、村人の軽やかな踊り、突然やってくる嵐。聴きながら、船に乗って川下りをしているような気分を満喫することができました。

 続きましては、若きピアニスト、キムさんを迎えてのラフマニノフ。これも、某マンガですっかり有名になってしまいましたが(笑) 生で聴くのは久方ぶりです。
 いきなりピアノが和音を鳴らし、次第に大きく重くなっていく、あの冒頭部分から引きずり込まれました。全体を通して思ったんですが、このキムさん。空気を変えるのが上手いと言いますか、一瞬で雰囲気をガラリと変えてしまうピアノを奏でる方だなぁ、という印象でした。
 1曲目の「モルダウ」もそうなんですけど、このピアノ協奏曲の第1主題も、寄せては返して、押しては引いて、上がっては下がって。ためらう感じが聴いていてもどかしくて、何とも言えず切ないです。第2主題のメロディも適度に緩急をつけて奏でられるのがこれまた美しくて、わーっ!と盛り上がるんですけど、やっぱりすぐ引いちゃう感じがあって。
 この曲を書くまでに、ラフマニノフさんはいろいろな壁にぶつかって挫折して、悩みに悩んでおられたようなんですが。聴いていると、その苦悩が垣間見える気がします。終わる時はスパン!と終わるんですけど、ずーっと何だかもやっとした感じがするのは多分、そういう背景を知って聴いているからかもしれません。
 続く第2楽章は、キムさんのキラキラと粒が光って見えるようなピアノが美しくて、思わずうっとり。第3楽章は、美しい中にもどこかずーっと残っていた「もやっと感」を吹き飛ばしてくれるような曲。
 ああ、迷いが晴れたな。
 なんて思ってしまいます。
 ハ短調で書かれた曲って、ベートーヴェンさんの「運命」もそうですけど。あの独特の重々しくて暗い感じが好きなんですよね。そしてその暗さが例えばハ長調になってふっと明るくなる時の、あの快感。
 影が濃いほどに光が輝くような感じ、と言いましょうか。好きですね、やっぱり♪
 この3楽章では打楽器さんにも注目してしまいました。他の管楽器さんと一緒に、ppで拍を刻むんですけど、難しいだろうなぁ~、合わせシンバルであれを制御するのは。なんてついつい思ってしまうんですよ(苦笑)

 熱狂的な拍手に応えて、キムさんがアンコールに弾いて下さったスカルラッティも、しっとしててステキでした♪

 後半は、ここ5年ほど毎年お年始に聴いている「新世界」です。
 でも、第1ヴァイオリン13人、第2ヴァイオリン10人、ヴィオラ8人、チェロ8人、コントラバス7人という大編成で聴くのは久しぶりです。加えて、これまたチェコのオケが演奏するということで、「お家芸」な曲なんですよね。
 どうなるのか、楽しみ~♪
 とワクワクしながら聴きました。

 低音の弦楽器で始まる、荒涼とした感じの第1楽章。その暗い感じを切り裂くティンパニ……が、いつもより粒が粗い?と思ったら、テンポが遅めだったんですね(苦笑)
 まぁ、いつも聴いている別のキム様のテンポが速い、ということだと思うのですが(笑)
 こういうどっしりとした、厚くて重い「新世界」も、これはこれで好きなのです♪
 全体としてゆっくりしてるんですけど、かなり緩急がついていて、煽る部分は相当煽ってました、スワロフスキーさん。木管の「タ~ラッタララ~タララララ~ン♪」から始まる部分は結構遅くて、でもその次の明るい部分はちょっと速め、みたいな。
 この第1楽章、圧倒的な迫力で最後まで突っ走ってくれた感じでした。

 続く第2楽章は、あの有名なメロディが出てくる曲です。コールアングレのメロディ、やっぱり綺麗でした~♪
 弦楽器の最前列にいる8人だけでメロディが演奏されて、それが切れ切れになって。コンマスさん&チェロの二重奏になる部分で、コンマスさんの音色の美しさにうっとりでした。それまでずーっと皆さんと一緒に、あまり目立たない感じで演奏していたコンマスさんでしたが、メチャメチャ音が綺麗だったんですよ。
 素晴らしかったです♪

 続きまして、トライアングルが大活躍な第3楽章。そういえば、ステージの正面からこの曲を聴くのも久しぶりなんですよね。いつもステージ裏から、裏返し状態で聴いてるので(爆)
 だからなのか、このパートがこんなコトを!?
 とか。
 いつも結構目立っているパートが埋もれ気味だった、とか。
 違いがはっきりとわかる演奏でした。

 そして第3楽章からあまり間を置かずに突入した、第4楽章。この楽章も凄かったです。
 パーンパンパンパーンパパーン!!!
 と金管楽器がフルで鳴ると、それに対抗しようと思ったら弦楽器はこの人数を揃えないとキツイよなぁ、なんて思うレベルの飛ばしっぷりでした。>金管部隊
 それまでの楽章は結構ゆっくりペースだったのですが、第4楽章だけはさすがにテンポを上げて、煽ってましたよ、スワロフスキーさん。
 でもって、この楽章最大の注目点は、全楽章を通じてたった1度だけ鳴らされる合わせシンバル。それも小さい音で(苦笑)
 今日のシンバルさんは、シャーンと程よい音量で、理想的な音に近い綺麗な音で鳴らして下さいました。

 「新世界」を生で聴く時に、いつも懸念されるのが「フライング拍手」なワケなのですが。
 今日もやっぱり出てしまいました。
 お気持ちはわかるんですよね。それまでかなり盛り上がって、心拍数が上がって、興奮してますから。
 でもね。
 この曲の醍醐味はやはり、そのグワーーッ!!!と盛り上がった後でフワリと音が静かに消えて、終わっていく。あの少し後を引く感じだと思うのですよ。
 やっぱり、最後までじっくり味わって、余韻まで楽しんでほしいなぁ。と思ってしまいます。
 今日はあれですよ。
「よっしゃ、拍手や! あれ、まだ? え? まだ拍手したらアカンの?」
 的な感じで、ポロポロとフライングが出ておりました(苦笑)

 そんな熱狂的な「新世界より」を演奏して下さって、興奮冷めやらぬ中。
 スワロフスキーさんが客席に向かって何やら仰って(何せ、チェコ語かしら?だったので言葉がわからず……; 多分、曲名のご紹介だと思われます)
 スタートしたのは、これまた「お家芸」のスラヴ舞曲第15番。
 このスラヴ舞曲第15番も凄かったです。テンポがいいし、華やかですし、ノリノリですし♪
 何より、ラストでマエストロが大暴れ(笑)
 それまでそちらかと言うと、どっしり構えてチョイ熱い感じな指揮だったので、「こういう方だったの!?」と思う変貌ぶりでした(笑)
 だって、ラストの部分。
 指揮台でクルクル回って、客席に向いて両手を広げてバン!と終わりましたもの(笑)

 なんか、アンコールが一番の爆演だったんちゃう?

 というコンサートで、楽しませていただきました♪

▼続きを読む▼


【ブルノ・フィル、凄い!】
はじめまして。ひろ009と申します。
大阪組です(笑)。バイエルン放送交響楽団は聴いておりませんが。
ブルノ・フィル、素晴らしかったです。

>全体としてゆっくりしてるんですけど、かなり緩急がついていて、煽る部分は相当煽ってました、スワロフスキーさん。

これは同様でした。緩急自在といった感じでしたが、ここぞというところでは煽っておられましたねー(笑)。
「新世界より」の第2楽章のラストはしみじみとした味わいがあって実に良かったです。華やかな箇所も良かったのですが、「お家芸」ぶりは静かでしみじみとした箇所により強く感じられたような気がします。

大阪では「フライング拍手」はありませんでした。
木管の音が消えてスワロフスキー氏の手が静かにおろされるまで、聴衆は息をのんで待っている感じがしました。まさに静寂の美です。この曲のことをよくご存じでない人は思わず拍手しちゃうでしょうね。まあ、その気持ちも分かりますが、この日は皆が余韻を楽しんで素晴らしかったです。

アンコールは凄かったですね!実演であの曲を聴いたのは初めてでしたが、指揮ぶり&演奏ぶりにぶっ飛びました(笑)。

私は素人クラシックファンですが、また遊びにこさせて頂きたいと思います。

P.S.参考ブログとして当記事にリンクを張らせて頂きました。
  悪しからずご了承ください。
【>ひろ009さん】
ようこそお越し下さいました。
記事にリンクを貼って下さいまして、ありがとうございます。

翌日の大阪公演に行かれたのですね(^^)
フライング拍手がなかったのは羨ましいです。しばらくの間、フライング拍手のない「新世界より」を味わっていないもので。。。(涙)
仰る通り、最後のあの余韻までじっくり味わってこその「新世界より」だと私も思います。あまり聴いたことがないか、生演奏に触れたことのない方は、勘違いして拍手しちゃうんでしょうね。。。
「指揮者の手が止まるまで曲は終わってないんだから、もう少しお待ちなさい!」
と思うコンサートが続いたもので、ちょっと哀しかったです。

と、余計なことを申しました。

大阪公演はプログラムが違っていたんですよね。
ラフマさんも凄く良かったんですが、個人的にはドヴォ8の方が聴きたかったかも、と思います(苦笑)
アンコールのぶっ飛び方は、大阪でも健在でしたか(笑)
私もド素人なもので、ブルノ・フィルについてはよく知らなくて、曲目目当てで聴きに行ったのです(汗)
でも、行って良かったと思いました。

クラシックファンにしてはかなり偏っているかと思うのですが、よろしければまた遊びに来ていただけましたら幸いです。
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結月秋絵

Author:結月秋絵
ようこそお越し下さいました(礼)
音楽の原点はG-CLEF。
好きな指揮者は金聖響さん、佐渡裕さん、下野竜也さん。
好きなヴァイオリニストは落合徹也さん、古澤巌さん、神奈川フィルのソロ・コンマス石田泰尚さん。
好きなピアニストは榊原大さん。
好きなチェリストは柏木広樹さん、ヨーヨー・マさん。
などなど、挙げ始めるときりが無いです(笑)
ピアノ、パーカッション(吹奏楽部にて)、ヴァイオリンの楽器経験があります。
ちなみに、この写真は倉敷市民会館のステージにて。中学時代の定位置(=鍵盤楽器系パーカッション)からの隠し撮りです(爆)

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