2017 / 04
≪ 2017 / 03   - - - - - - 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 - - - - - -  2017 / 05 ≫

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


 今日は映画を観てきました。
 昨年、地元でもコンサートが開かれたのですが、日程の都合&チケットが高すぎて(涙)行けなかった、ベルリン・フィルの映画です。
 2005年の東アジアツアーに密着した、ドキュメンタリー映画「ベルリン・フィル 最高のハーモニーを求めて」
 生で聴く機会には未だ恵まれませんが、せめて映画で……と思いまして。

 映画は、2005年の東アジア、北京、ソウル、上海、香港、台北、東京を巡るツアーにカメラが密着したドキュメント。飛行機の中や楽屋、ホテルのお部屋などなど、ステージ以外の場所にもカメラが入っていて、指揮者のサイモン・ラトルさんはもちろんのこと、団員さんたちや試用期間中の候補生さんも含め、生の声が聞ける、という貴重な内容でした。
 このツアーで演奏されていたのは、R.シュトラウス作曲「英雄の生涯」、ベートーヴェン作曲 交響曲第3番「英雄」の「英雄」2本立て。そしてトーマス・アデス作曲の「アサイラ」の3曲でした。

 「アサイラ」は、バリバリの現代音楽。リズムが入り組んでいて、楽譜も独特の書かれ方をしているとかで。曲を聴いていても相当難しい感じでしたが、サイモン・ラトルさんも団員さんも、かなり苦労している様子が映画から伝わってきました。
 そのリハーサルの中で、パーカッショニストさんがサイモン・ラトルさんに「テンポを一定に保ってくれ」という要求をするんですよ。彼は拍を刻まなければならないため、一定のリズムが必要で。でも、ラトルさんは別のリズムも操らなければいけないので、そちらに気を取られてしまって、テンポが安定しない。なので、そういう要求が出るんですよね。
 ……高校時代、自分も指揮者に対して同じ要求をしたなぁ~
 なんて思いながらその場面を見てしまいました。
 今思えば、大学を出たばかりで吹奏楽の指導をするのも初めて、という新人教師さんに向かって過酷な要求だったかも……なのですけれど。曲に引きずられてテンポが揺れるので、きっちりリズムを刻まなければならない自分にとっては、演奏しづらいことこの上なかった、という(苦笑)

 BPOレベルのプロの演奏家でも、そういうことってあるんだぁ。
 と妙に感心してしまいました。

 インタビューに応えた団員さんの中には、コンサートマスターの安永徹さんもいらっしゃいました。パートも様々、人種も様々、もちろん話している言葉も様々。世界中から集まってきた、何クセもあるような何十人もの人間が、お互いに協力し合いながら一つの音楽を作り上げていく。
 月並みではありますが。
 やっぱり、音楽って、オーケストラって素晴らしいなぁ、と思いました。
 そういう過程を積み重ねて作り上げられる音楽だからこそ、やっぱり生で聴くと熱狂しちゃうんですよね。音楽を通じて一つになっていく快感を生で体感する楽しさ、と言いますか(^^)
 ラトルさんは「中毒患者」で「一生中毒のままでいたい」なんて仰ってましたけど。
 聴く側としても、ある意味中毒に近いかもしれません。ホールに足を運ばずにはいられない、という(笑)

 伝統のあるオーケストラの中で、カラヤンの時代からBPOにいる自分自身が伝統だ、と言い切るコンマスさん。
 様々な思いを抱えて、それでも音楽を演奏するという道を選んだ団員さん。
 音楽に没頭しているからこそ、同じだけ別のことにも熱中するんだ、なんて仰る方もいて。
 中にはこれが最後の演奏旅行だと決めている方もおられて。
 共感できる面や、なるほどぉ、と思う面もあって。
 やっぱり、オーケストラっていいなぁ、と思ったのです(^^)

 映画のラストで流れたのは、ベトベンさんの交響曲第3番「英雄」の第4楽章ラスト部分でした。
 途中でも、「英雄」の第1楽章とか、第2楽章とか、大好きな部分が流れていて、思わずニヤリ。
 第1楽章は少し速めだったんですが、第2楽章は結構テンポ遅くて。個人的には遅めのテンポが好きなので、たまらんスマッシュでありました(^^)
 そして、ラストで流れた第4楽章の終曲部分。
 ……一瞬、何の曲かわかりませんでした(爆)
 いやぁ、ラストに向かう直前の、短調になる部分から流れ出したから、というのもあったんですけどね。
 テンポが、めっちゃ遅かったんですよ。
 いつも聴き慣れている金聖響さん×OEKさんの演奏では、かっ飛ばしてますから、あそこ。
 倍テンポ!?
 と思ったです(笑)
 テンポが変わると、まるで別の曲に聞こえるんだなぁ、と一瞬驚いてしまいました。

 ああ、4月の神奈川フィル定期。
 演奏されるのがこの「英雄」なんですよねぇ。
 聴きに行きたいなぁ。
 ……って、BPOの話題のはずなのに、結論はそっちか!?というのは、お約束ということでご容赦を(汗)
スポンサーサイト


【ベルリンフィル】
はじめまして。
kurt2と申します。

ベルリンフィルの映画ですか。
一度観てみたいですね。
記事読んで興味わきました。
【kurt2さま】
ようこそお越し下さいました。
コメントをありがとうございます。
拙い記事ではありますが、興味を持っていただけて嬉しく思います。

この映画、東京や大阪などの都市では去年の11月、ちょうどBPOの来日公演があった頃に上映されいたようです。
私が住んでいるのは地方なので、上映が年明けになったのですが(苦笑)
もし上映が終わっている地域にお住まいでしたら、そのうちDVDが発売されると思いますので、ご覧になってはいかがでしょう(^^)
この記事へコメントする















結月秋絵

Author:結月秋絵
ようこそお越し下さいました(礼)
音楽の原点はG-CLEF。
好きな指揮者は金聖響さん、佐渡裕さん、下野竜也さん。
好きなヴァイオリニストは落合徹也さん、古澤巌さん、神奈川フィルのソロ・コンマス石田泰尚さん。
好きなピアニストは榊原大さん。
好きなチェリストは柏木広樹さん、ヨーヨー・マさん。
などなど、挙げ始めるときりが無いです(笑)
ピアノ、パーカッション(吹奏楽部にて)、ヴァイオリンの楽器経験があります。
ちなみに、この写真は倉敷市民会館のステージにて。中学時代の定位置(=鍵盤楽器系パーカッション)からの隠し撮りです(爆)

03 | 2017/04 | 05
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 - - - - - -
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。