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 先生も走る季節になって、歳の瀬が迫ってくる今日この頃。
 やはり1年の締めくくりはこれでしょう!
 というワケで、今年のコンサート聞き納めは第九でした。

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第46回岡山市芸術祭 第九演奏会

ベートーヴェン
「エグモント」序曲 作品84
交響曲第9番ニ短調 作品125(合唱付)

指揮:秋山和慶
管弦楽:岡山フィルハーモニック管弦楽団
ソプラノ:横山恵子
アルト:脇本恵子
テノール:田中誠
バリトン:萩原潤
合唱指導:岩城拓也

岡山シンフォニーホール 16:00~
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 第九を演奏するのが年末恒例になってるのは日本くらい、と某指揮者S様も仰っておられましたが。
 1年の締めくくりになる聞き納めは第九がいいなぁ、と思ってしまう私はやっぱり日本人(笑)
 というワケで、聴いてきました。

 今日のコンサートで第九とカップリングされたのは「エグモント」序曲。
 こちらも大好きな曲なので、後ろの列に座っているお子さんが何度も背もたれを足蹴にしてくれて下がり気味のテンションも、一気に上がるってモノです♪
 秋山さんが指揮する「エグモント」は、どっしりずっしりテンポも遅め。トランペットのひと吹きの後にやってくる弦楽器のユニゾンが、物凄い迫力でありました(^^) 重々しい序奏の後にやってくる、ゲストコンマスの長原孝太さん率いるヴァイオリンのメロディもとても優しくて、綺麗でうっとり♪
 だったのですが……それに続くメロディを、もうちょっと頑張って滑らかに吹いて頂けると嬉しかったです、オーボエさん(涙)
 でも何が凄かったって、やっぱりこの方ですよ。ティンパニの渡邉さん。
 座った場所が場所だったこともあって、ステージの音がダイレクトに飛んでくる位置だったんですね、今日は。
 なので、彼が硬質のマレットでガンガン叩くティンパニが凄く良く響いてきまして。ラスト、喜びの中に解放されるような曲とあいまって、ティンパニの迫力に全身震えました。
 大好きな「エグモント」を素晴らしい音で聴くことができて、最初から幸せでした♪

 続きましては、第九で登場するオケの方々と、合唱団の皆さんが登場して第九です。
 これから何が起こるんだろう?と思わせるような、メロディとも言えないような音の連なりで始まる第1楽章。聴く側は何度も聴いているので次にどうくるか、というのがわかっているんですが、それでも初めて通る道に踏み込むような、ワクワクとドキドキと不安感が入り混じったような印象を、聴く度に感じてしまいます。
 そしてガツーン!と一発やられるようなオケの大音響。
 時折「歓喜の歌」の断片のようなものも見られるのですが、やっぱり行く先はそう甘くない、と言いますか。相当な苦難が待ち受けてそうだなぁ、と聴きながら思うんですよね。だからこそ余計に、第4楽章の「歓喜の歌」が救いのようにも感じられるのかもしれないのですが。
 個人的に、この楽章一番の見どころは中盤辺りに出てくるティンパニのロング・ロールでした。ずーっと続いてましたもの、ティンパニの音が。帰宅して、ミニスコアを見て、実際に何小節あるか数えてみよう!なんてことを思ったのですが……帰宅してみると、この狭い部屋の中でスコアが行方不明になっている、というミラクルが起きておりました(苦笑) 発掘するか、買い直すかしないといけません(汗)

 最初から最後まで「何が起こるんだ!?」といった混沌の中に迷い込んだような第1楽章。
 続く第2楽章は、一転してスケルツォ……と聴く側は思うのですが、某指揮者S様曰く「スケルツォ」とは書かれていない楽章です。
 冒頭から弦楽器を受けて、ティンパニがガツンと入ってくる、しかもそれが第1楽章で出てきた音の運びと全く同じ、なんて私は某指揮者S様に著書で言われるまでは全然気づきませんでしたが(苦笑)
 ドラマの「のだめ」ではティンパニストの真澄ちゃんが「千秋様~ 私とお友達になって下さいっ!!!」って大暴れしてたこの第2楽章(笑)
 大好きなんですよ、ここも。
 リズミカルなメロディも、ティンパニの「ファ↑・ファ↓ファ↓」でそれまでの流れを断ち切って新しい流れを作り出すような曲の運びも。途中で出てくる「レーミファー・ソラソソファファミ…♪」って、ホルンが2台で作り出すメロディも。
 ついつい、ノリノリで聴いてしまいました。

 続く第3楽章は、とてもとても美しいメロディがたまらないので大好きな曲です。
 最初はシンプルなメロディなんですけど、何度も繰り返すうちにだんだんと音が細かくなっていって、高揚感も加わっていくあの感じ。本当に何度聴いてもうっとりしてしまいます。
 ここ最近は、ベトベンさんの穏徐楽章に特に惹かれてしまうこともあって、聴き入ってしまいました。書きすぎで手が痛くなるような拷問に近い試験や、早朝から近所のお勤め当番があって、疲弊していた心に沁み渡りました。

 そしていよいよ合唱が入ってくる第4楽章。
 第3楽章からほぼノンストップで突入したこの楽章。チェロとコントラバスの重々しいユニゾンが、さながらギリシャ劇のコロスのようにも聞こえるなぁ、と今日は感じました。時にあらすじを語り、時に物語を進めていく、という感じで。
 そして断片的に表れては否定される第1楽章と第2楽章の主題。最後に登場してようやく認められる第3楽章のメロディ。物語を紡ぐように続いていく音楽に、没頭してしまいました。
 で、最後の最後、ついに現れる「歓喜の歌」のメロディ。
 チェロとコントラバスがひっそりと奏でるそのメロディに、思わず感涙でした。
 物語が進んでいくように曲が進んで、もう一度振り出しに戻るように第4楽章の冒頭部分が繰り返されると、合唱団のお身内の皆さんは「お待たせ致しました!」という感じでしょうか。ついに歌の登場です。

 今日聴いていた席は、実は3階席の最前列だったのですね。
 あそこならば、上に席があるために音がこもることもないし、いい感じに聞こえるかも…と考えての選択だったのですが。
 なんだか、そこにして正解だったかも♪と思いました。
 合唱が加わって、ffで「vor Gott!」と来た時の迫力と言ったら、もう! 音のうねりが見えるような錯覚と言いますか、音の渦に飲み込まれる感覚と言いますか。
 いい音に包まれる快感というのは、何度味わってもたまらないものであります♪

 最後の最後。
 いったん落としたテンポがまた上がって、快速でぶっ飛ばしながら「ぶっちぎり」って漢字で書いちゃうよ?的なテンションで終わるこの第九。
 聞き納めに相応しい、素晴らしい演奏でした♪
 これで明日に残されたイヤ~な2科目でたとえ赤点を取ったとしても「我が人生に一片の悔いなし!」(って、赤点はさすがにマズイだろ。取らないように努力しろよ;←心の声)
 秋山さんの指揮も「おっ、そこで溜めるか!」とか「おお、そこでテンポ落とすか~」なんて思いつつ、楽しませていただきました。
 ゲスト・コンマスの長原さんも熱い演奏でオケを引っ張っておられましたし♪
 第1ヴァイオリンの末席、ティンパニの目の前に、母の友人の息子さんがいるのも発見しました。彼、今地元岡山の音大で研鑚を積んでいる最中で、9月には岡フィルさんをバックにメンコンを披露してくれたのですよ。その彼が第九に加わっていて、嬉しかったです。頑張って、いい音楽家になってほしいなぁ、と応援しているのです(^^)
 そして某指揮者S様を追っかけて行った、大阪とか西宮とかでも拝見しましたティンパニの渡邉さん。今日のティンパニも素晴らしかったです♪ いつも思うのですよ。どうやったらあんないい音が出るんだろう?って。ガンガン響いてくる音、満喫致しました(^^)

 今年もいい音楽をたくさん聴かせていただいて、幸せな1年でありました。
 来年は……うふふ♪
 ここ数年思い描いていた夢がついに叶うという、楽しみな1年なので。
 今度こそ学生生活最後の1年と共に、楽しみたいと思います。

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結月秋絵

Author:結月秋絵
ようこそお越し下さいました(礼)
音楽の原点はG-CLEF。
好きな指揮者は金聖響さん、佐渡裕さん、下野竜也さん。
好きなヴァイオリニストは落合徹也さん、古澤巌さん、神奈川フィルのソロ・コンマス石田泰尚さん。
好きなピアニストは榊原大さん。
好きなチェリストは柏木広樹さん、ヨーヨー・マさん。
などなど、挙げ始めるときりが無いです(笑)
ピアノ、パーカッション(吹奏楽部にて)、ヴァイオリンの楽器経験があります。
ちなみに、この写真は倉敷市民会館のステージにて。中学時代の定位置(=鍵盤楽器系パーカッション)からの隠し撮りです(爆)

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