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 えー、気がついたらひと月以上も放置していたのですが(汗)
 本日は久方ぶりにコンサート。
 4か月ぶりの聖響さんでした(^^)
 思えば、聖響さん×COOさんで超爆っ!な「運命」を聴いたのが2年と半年と?日前のこと。今回は再びその「運命」ということで、聖響さんも練習前から気合が入っておられたようですが…
 私も「今回はどんな演奏になるんだろう?」と、ワクワクしつつこの日を待ちました。

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聖響/音楽至上主義 第3回 ドイツ~運命の鼓動~

シューマン:付随音楽「マンフレッド」序曲 op.115
シューマン:交響曲第1番 変ロ長調「春」 op.38

(休憩)

ベートーヴェン:交響曲第5番 ハ短調「運命」 op.67

指揮:金聖響
管弦楽:大阪センチュリー交響楽団

ザ・シンフォニーホール 15:00~
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 今回は前半がシューマン、後半がベートーヴェンという組み合わせでした。
 前回は前半がベートーヴェンで、後半がシューマンという組み合わせでしたので……ああ、逆になったのね、という(笑)

 で、冒頭の「マンフレッド」序曲。
 ちょっと悲劇的な香りのする、カッコいい曲だなぁ、という印象でした。
 だけど、いつもの聖響さんからするとちょっと普通?という感じの演奏でして。
 というか、コンサートが始まる前からの予想通り、後半の「運命」がインパクト強すぎて、この曲は印象が吹っ飛びました(滝汗)

 お次は交響曲第1番「春」
 聖響さんが、学生の頃から必死に勉強し、指揮科での題材に取り上げられることも多かったため、
「オケとの演奏会でやったことがなかったなんて、考えもしませんでした(汗)」
 とブログにも書いておられた1曲。
 秋なのに、何で春やねん!?
 とツッコミ入れたくなるタイトルではありますが、曲はまさしく「春」
 しかも、第1楽章の冒頭から、豪華絢爛春爛漫花々咲乱な「春」
 北海道の春は、梅も桜も桃も、他の花々も一度に咲く、とよく耳にするのですが、まさしくそんな感じの華々しい曲でした。
 プログラムによると、シューマンの自筆のスコアには4つの楽章に「春の始まり」「夕べ」「楽しい遊び」「たけなわの春」という標題がつけられているそうで。
 確かに、第2楽章はちょっと落ち着いた感じがするのですが、あとは何だかせわしなく。花が咲き乱れ、森の小鳥や小動物もちょこちょこと動き回ってあちこちから鳴き声が聞こえてきたりして。最後の方はアルプスの山々に響き渡るホルンの音も聞こえてきたりして。
 ああ、春だわ~♪
 日本的に言うなら、菜の花畑にチョウチョがヒラヒラ、とか。
 山一面に桜満開とか。
 そういうあれやこれやを見て、心が浮き立って落ち着かなくて。
 よっしゃー、皆で花見に行くぜ!って感じかしら?
 と思う1曲でありました。

 前半は楽しい~♪
 という感じで休憩時間に突入したのですが。
 後半はガッツリ「運命」です。
 自分たち指揮者にとって、巨大な難関です。
 と、聖響さんも仰っておられた曲です。
 聴く方も、思わず身を乗り出してしまう曲であります。
 そして始まった「運命」は……

 当たり前ですが、前に聴いたどの「運命」とも違っていました。

 冒頭の「ソソソミ♭ー ファファファレー」
 からすでに。
 後に出てくる「ファ・ファ・ファ・レー」は、少しスタッカート気味で音を切ってました。
 フェルマータも少し短め。
 フェルマータの後、第2ヴァイオリンから入ってくる「ソソソミ♭ー ファファファレー……」と続いて行くのを聴いて、聖響さんにするとテンポが遅めだなぁ、と感じました。
 テンポを少し落として、全体的に重厚で落ち着いた感じの第1楽章。
 「ダダダダン」という細かいパーツを精密に積み上げていくような曲が、どっしりと目の前に現れたようで、迫力満点。
 なんですけど、どこかスッキリとして聴こえるのは多分、ヴィブラートを極力抑えてできるだけピュア・トーンで演奏されていたことと。2分音符で伸ばす音(第1楽章は4分の2拍子なので)が、フォルテピアノ気味になっていて、スフォルツァンドが付いている音も、強く入ってすぐに抜く感じに音が減弱していたためなのかなぁ、と考えてしまいました。
 407小節目から、第1と第2ヴァイオリンが同じ音で「ラ♭ソシ♭ラ♭ソファラ♭ソ……」と8分音符を刻んでいくフレーズも、最初の「ラ♭ソ」がスラー付いてるなぁ、なんて細かくチェック(汗)

 ダメですねぇ。
 一度第2ヴァイオリンでガッツリ弾いていますし、死ぬほど聴いている曲なので。
 座っている場所も場所なので、自分も一緒に演奏しているような気分で、あそこが・ここが……と聴いてしまって(苦笑)

 第2楽章は、あんなに柔らかくて優しい音が聴けるとはっ!と感激いたしました。
 大好きなんですよね、この「運命」はどの楽章のどの部分を取っても。
 第2楽章が終わる前の、弦楽器がppに音量を落とす228小節目の和音。
 センチュリーさんで、あんなにまろやかで柔らかくて優しい音を聴いたのは初めてかもっ!と思ってしまいました。

 ただ、この第2楽章。
 最後の方で少し音が濁るなぁ、と感じまして。
 それさえなければ完璧だったのに!(>_<。)と思っておりましたら……
 第3楽章に入る前に、聖響さんからオーボエさんに向かって「高い(多分)」と指示が出ました。そして、チューニングし直し……
 あ、やっぱり音が微妙に狂ってたのね、と思いました(汗)

 そして第3楽章。
 低音で奏でられるメロディと、ホルンの力強い「パパパパーン♪」の対比が見事なこの楽章。
 そのホルンが「ソソソソー ソソソソー ソソソソー シ♭ラ♭ソファー」と高らかに鳴った瞬間に、涙腺直撃されました。まさか、こんな所でクルとは、我ながら驚きでした。
 その第3楽章の最後で音量がギリギリまで絞られて、緊張感が漂う中でティンパニがリズムを刻んで、だんだん細かくなって。クレッシェンドして突入した第4楽章の華々しさと解放感と言ったら、もう!
 何度味わってもたまらない感覚です。

 以前聴いたように、第4楽章で完全爆っ!
 という演奏ではありませんでした。勢いで押しまくるというよりも、適度に抑制が効いていて、でも随所で爆!という感じだなぁ、と。
 そしてここでも、第1ヴァイオリンのメロディで「ド・ミミーレ ソ・レレード ソ・ドドーシシー」と奏でられるメロディでですね。最後の「ドーシシー」の「ドーシ」がスラーで、その次の「シー」を同じダウン・ボウで弾かせていたのです。
 ヴァイオリンの弓は、アップとダウンだとダウンの方が音の始まりにアクセントをつけやすくて、かつ抜きやすいという特性があるので、その演奏効果を狙うという意図はわかるんです。わかるんだけど……「ドーシ」もダウン、一度切って次の「シー」もダウン、って見るからにちょっとキツそうなんですけど……(汗)
 と思いながら、そのフレーズが出てくる度に、「頑張れ」と心の中から第1ヴァイオリンの皆さんに声援を送ってしまいました。

 なんて細かいツッコミはいいとして。
 ホントに、途中で何度か「おおーっ!」的な叫び声を挙げてしまいそうなくらい、解放感抜群な気持ちのいい第4楽章でした。
 青く突き抜けるような、高く感じられる秋の空にパーン!と高らかに響き渡る歓喜の雄叫び、とでも言いましょうか。
 今日もまた、素晴らしい演奏に出会えたなぁ、という喜びに満たされました(^^)

 同時に「そう来たかっ!」とニヤリ&目からウロコな部分も多々あって。書き上げたのはそのごく一部なんですけど。
 随所に見られた工夫を見つけ出すのも楽しくて、本当に堪能したな~、という気分でありました(^^)

 今日も素晴らしい演奏を聴かせて下さった聖響さんと、大阪センチュリー交響楽団の皆様に、心から感謝申し上げます(^^)

 そういえば、会場でいただいた、来年の聖響さんのシリーズ。
 ついに来ましたよ。
 OEKさんとのベートーヴェン・チクルスッ!!!
 何年も前から言ってますが、私の夢だったんですよ。
 聖響さんの指揮で、できればオケはOEKさんで、ベートーヴェンの交響曲を全曲、それも生で聴くことが。
 それがこんなに早く叶うなんてっ!!!(感涙)
 全5回の最終回、2月7日は国家試験目前ですが、何が何でも行きますっ!
 多分、勉強会と重なる日程もあると思うんですが、聖響さんが優先です。
 こんな「運命」を聴いた日に、「来年はベトベンシリーズやでぇ」な発表が聞けるとは!
 まるで今日の演奏はその予告編みたいじゃないですか!?

 「運命」って凄いやろ? こんな演奏もできるねんで~
 来年も楽しみにしててな~♪

 と言われているような気分でございました(笑)
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【すばらしかったですね】
いやはや、「言葉なし」の「運命」にいつになく饒舌になっちゃった自分でした。極上の酒に酔ったような至福のコンサートでしたね。
【>親父りゅうさん♪】
コメント&TBをありがとうございます(礼)

土曜日は本当に、至福のひと時でありました。
「生きてて良かった♪」と思いましたもの(^^)

某メダリストさんじゃないですが
「何も言えねぇ」
なんて言いつつ、いかに感動したかを言葉の限りを尽くして書いてしまう自分がいる…
というのは、やはり共通しておりますね(笑)
【】
はじめまして、ちょくちょく拝見しております。また遊びにきます☆
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結月秋絵

Author:結月秋絵
ようこそお越し下さいました(礼)
音楽の原点はG-CLEF。
好きな指揮者は金聖響さん、佐渡裕さん、下野竜也さん。
好きなヴァイオリニストは落合徹也さん、古澤巌さん、神奈川フィルのソロ・コンマス石田泰尚さん。
好きなピアニストは榊原大さん。
好きなチェリストは柏木広樹さん、ヨーヨー・マさん。
などなど、挙げ始めるときりが無いです(笑)
ピアノ、パーカッション(吹奏楽部にて)、ヴァイオリンの楽器経験があります。
ちなみに、この写真は倉敷市民会館のステージにて。中学時代の定位置(=鍵盤楽器系パーカッション)からの隠し撮りです(爆)

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