2017 / 06
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 今日のN響アワーは、朝比奈隆さんでした。
 朝比奈隆さんと言えば、大阪フィルを作り上げた指揮者さんでもあり、私にとっては倉敷音楽祭が始まってからずっと、ベートーヴェン&モーツァルトという組み合わせのコンサートを毎年振りに来て下さった指揮者さん、ということで印象深い方です。

 で、朝比奈さんと言えば、彼の元で大フィルで研究生をやっておられた下野竜也さん。
 ということで、ゲストは下野さんでした♪

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ベートーヴェン作曲:交響曲 第5番 ハ短調 作品67 から 第1楽章
ベートーヴェン作曲:交響曲 第4番 第4楽章 から 一部分
ブルックナー作曲:交響曲 第8番 第3楽章 から 一部分
ブルックナー作曲:交響曲 第4番「ロマンチック」 から

管弦楽 : NHK交響楽団
指揮 : 朝比奈 隆
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 最初に流れたのは、ベートーヴェン作曲の交響曲第5番の第1楽章。
 うわっ、遅っ! 重っ! 長っ!
 という5番を、久方ぶりに聴きました。
 だけど、とてもはっきりとしていて、楽譜に書かれていた音符が目に浮かぶような演奏でした。

 思えば、もう何年前になるでしょう。倉敷音楽祭で朝比奈さんがこの曲を振って下さったのは。
 今までいろいろなコンサートを聴いた中で、神が降臨したと感じた演奏が2回あるんですが。
 そのうちの1回が、朝比奈さんが倉敷音楽祭で演奏したこの第5番でした。あの時も、第1楽章から重厚な演奏で。だからこそ、第4楽章の解放感がたまらなくて。
 ド・ミ・ソー・ファ・ミ・レ・ド・レ・ドー♪
 と高らかに鳴った瞬間に、神が降臨したと感じたものです。

 なんて思い出話は置いておいて。
 朝比奈さんです。
 下野さんも仰ってましたが、確かにテンポは遅い、と。
 でも楽譜に書かれている音符を確実に、はっきりと言葉を最後までしゃべるように演奏する方だったのですね。
 その後に流れた第4番の第4楽章も、かなり速いテンポの曲のはずなんですが……ゆっくりと確実に、はっきりと……といった演奏のように聞こえました。

 下野さんが語られる、朝比奈さんのエピソードも興味深いものがありました。
 彼が指揮者としてデビューする時に朝比奈さんに指導してもらったそうで。その時に言われたのが
「無駄な動きが多い」
 (笑)
 下野さんにも、そういう時期があったのですね(^^)
 そういえば、聖響さんも「もっと自信もって振りなさい」なんて言われたとか、言われなかったとか。チラリと小耳に挟んだことがあります(笑)
 まぁ、今は堂々と指揮台に立っておられる指揮者さんでも、皆さん初々しい時期がおありだったのですから、そういうこともあったのでしょう(^^)

 そして、朝比奈さんのお人柄を最もよく反映しているな、と思ったのが。
 下野さんが大フィル・デビューを飾った時の(と仰っていたと思います)コンサートの時のことでした。
 そのコンサート、前半が新人である下野さんの指揮で、後半=メインは朝比奈さんが指揮するブルックナーだったそうなのです。で、その告知ポスターを見ると……朝比奈さんと下野さんの写真が、隣同士に同じ大きさで印刷されていました。
 普通ならば、朝比奈さんの写真は大きく、新人で前座的な存在である下野さんの写真は小さく印刷されるはずなのですが。朝比奈さんは
「同じステージに上がるのだから、同じ大きさで…」
 と仰ったのだそうです。
 新人であっても、ベテランであっても、指揮者として同じステージに上がるのだから、対等だ。
 というお考えだったのだろう、と下野さんはお話しされていましたが。
 温かいお人柄が偲ばれるエピソードだな、と思いました。

 番組の最後に流れたのは、N響さんとの最後の共演になったブルックナーでした。
 ブルックナーさんということで、オケの編成も大所帯で。朝比奈さんの指揮も、N響さんも、堂々とした演奏だなぁ、と思いながら聴いておりました。

 93歳で亡くなられる2か月前まで、指揮台に上がっておられたという朝比奈さん。
 今現在、30~40代で「大好き♪」という指揮者さんが何人かいらっしゃいますけど。
 皆さん、朝比奈さんのように長生きしていただいて、ギリギリまで指揮するお姿を拝見したいものであります。
 ……てことは、自分もそれまで長生きして、追っかけし続けなければならないんですけど(笑)
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【No title】
うわ 早いUPですね。朝比奈御大、貫禄の重さでしたね。私はどちらかと言えば早めのテンポを好むので朝比奈先生は苦手なんですが、こうして改めて聴いてみると、好き嫌いといった個人的感情を超越するモノがありますね。長年振ってきた重みでしょうか。いぶし銀の長老オーラにやられました(笑)

 聖さまの指揮を長く聞くためにも長生きしていただかなくてはならないんでしょうけど、93歳の聖さま…想像できません(苦笑)
【>tikiさま♪】
いらっしゃいませ(^^)

アップが早いのは、リアルタイムで見ながら記事を書いていたからなのです(爆)

私もtikiさんと同じく、今は速めのテンポで演奏されるベトベンさんが好きなのです。が、あれはあれで、やはり素晴らしいのだなぁ、と感じさせられました。

93歳の聖さま、私も想像できません(笑)
ていうか、聖さまが93歳ならば、私も80代なんですが(笑)
少しでも長く指揮台に立っていただきたい、という願いが込められているということで。。。
【No title】
はじめまして。
倉敷音楽祭での朝比奈先生の演奏をお聴きになっていたのですね。
私も地元が倉敷で、このチクルスは楽しみにしていました。

この日のN響との演奏は実にどっしりとしたものでしたが、倉敷音楽祭で4番を聴いた時も、遅いテンポで楷書のようにきっちりとした演奏が印象的でした。
【>Ciclistamarioさま♪】
はじめまして、ようこそお越し下さいました。
コメントをありがとうございます。

倉敷音楽祭での朝比奈さんのチクルス。
祝祭管弦楽団の演奏は毎年欠かさず聴いておりましたので、チクルスも全て聴きました。
が、いかんせんその当時は若輩であった上に、オーケストラよりも吹奏楽に興味があったもので、覚えているのは5番と9番の時だけなのです(滝汗)
あの当時、今と同レベルの関心を持って聴いていれば、もっとしっかりと覚えていられたのではないか、と悔やまれます。
倉敷音楽祭で演奏された4番の印象を教えていただきまして、ありがとうございます。
【No title】
おじゃまいたします。
関連性の薄い書き込みかとも思いますがご容赦下さいませ。

大阪府は大阪フィルハーモニー交響楽団への補助金全廃・大阪センチュリー交響楽団への補助削減など大阪の持つ文化に対する大幅は削減等を予定しています。
大阪の財政状況が悪いことは承知していますが,しかしながら,直ちに全廃等を行って,今まで育まれてきた文化を断つということがあって良いとも思えません。特に,今まで出されてきた補助金が全廃ともなればオーケストラは成り行かないのではないかと思います。
今まさに目前の危機ではないかと。
危機的状況にある大阪のクラシック音楽状況を憂う等のご意見等があれば,大阪府に対して積極的にお願いできればと思いましての書き込みです。

現状についてご参考までに
http://goodwishes.cocolog-nifty.com/happy/2008/07/20714_8116.html



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結月秋絵

Author:結月秋絵
ようこそお越し下さいました(礼)
音楽の原点はG-CLEF。
好きな指揮者は金聖響さん、佐渡裕さん、下野竜也さん。
好きなヴァイオリニストは落合徹也さん、古澤巌さん、神奈川フィルのソロ・コンマス石田泰尚さん。
好きなピアニストは榊原大さん。
好きなチェリストは柏木広樹さん、ヨーヨー・マさん。
などなど、挙げ始めるときりが無いです(笑)
ピアノ、パーカッション(吹奏楽部にて)、ヴァイオリンの楽器経験があります。
ちなみに、この写真は倉敷市民会館のステージにて。中学時代の定位置(=鍵盤楽器系パーカッション)からの隠し撮りです(爆)

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