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 倉敷音楽祭で朝比奈隆さんがベートーヴェンの第九を振ったのが、10年前のこと。
 その時に公募で結成された合唱団の一員として合唱に参加しておられた方々によって結成された、倉敷市民合唱団の創立10周年記念となる第5回定期演奏会を聴きに行きました。

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倉敷混声合唱団 第5回定期演奏会

プーランク作曲:クリスマスのための4つのモテット
モーツァルト作曲:
  「コシ・ファン・トゥッテ」日本語版ハイライト

指揮:岩城拓也
ソプラノ:大森友美子
テノール:日高好一
語り・バリトン:木谷良平
ピアノ:満多野志野、畠山勝子
合唱:倉敷混声合唱団

倉敷市民会館 15:00~
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 倉敷混声合唱団の演奏を聴かせていただくのは、今日が初めてでした。
 この合唱団が結成されるきっかけとなった、朝比奈さん指揮の第九は聴かせていただいたんですけど♪ ホールでいただいたプログラムに書かれていたプロフィールでそれを知って、あれからもう10年経ったんだなぁ、と。感慨深いものがありました。

 最初の曲は、プーランク作曲の「クリスマスのための4つのモテット」
 しょっぱなから、伴奏なしの歌だけで聴かせる直球勝負な曲だなぁ、と思いました。
 4つのモテットのうち、最初の2曲「おお、大いなる神秘」と「羊飼いたちよ、汝らが見たものを語れ」は短調で荘厳な雰囲気。日本語訳の歌詞を見ても、キリストの生誕を迎える前の緊張感が漂っているように感じました。
 3曲目の「賢人ら星を見て」は、星を見てキリストの誕生を知った賢人たちの喜びを表すかのような長調。最後の「この日、キリストは生まれぬ」はキリストの誕生と神の栄光を讃える華やかな曲でした。
 トータルして15分前後の曲でしたが、4声が溶け合う響きをしっかりと味わわせていただきました。

 続いては、今年の音楽シーンはこの人抜きでは語れない、というモーツァルトさん作曲のオペラ「コシ・ファン・トゥッテ」の日本語版ハイライト。ピアノを2台伴奏に迎えて、一部難しいアリアはソリストさんにお任せして、後は全て合唱で歌い上げるというものでした。
 「コシ・ファン・トゥッテ」と言えば。
 月9ドラマで現在放送中の「のだめカンタービレ」でも出てきますよね。ソプラノの彩子さんが「悪いかこんちくしょー! それが女ってもんだろう!」と開き直って歌う、アレを思い浮かべてしまうのは私だけでしょうか?(笑)
 そして、今年の金聖響さんのシリーズ「聖響/モーツァルト~天才が遺した音楽」の開幕を祝ったのが、この序曲でありました。また、来年1月にOEKさんの演奏会で指揮する予定になっているオペラでもあります。
 ……聴きに行こう、と思ったのは実はそれが理由でございました(汗)
 ハイライトといえど、元はオペラ。さすがに全部通して聴くのは長かったです(苦笑)
 演目はこれだけで良かったんじゃないか、と正直思ってしまいました。。。

 で、「コシ」ですよ~。
 最初の序曲は、合唱一本勝負。ピアノ伴奏なしで、合唱のみで聴かせていただきました。聴きながら、5月の「聖響/モーツァルト」で聴いた演奏を思い浮かべてしまって、思わずニッコリ♪ シンプルだけど曲の楽しさやエッセンスがギュッと凝縮されていて、こういう聞かせ方もあるんだなぁ、と序曲から引き込まれてしまいました。
 続いてピアニストのお二人が登場し、木谷さんの語りが入って物語&曲が進んでいきました。
 メインの登場人物は
・若い士官/フェルランド(テノール)
・若い士官/グリエルモ(バリトン)
・年長の友人、自称哲学者/ドン・アルフォンゾ(バス)
・グリエルモの恋人 姉/フィオルディリージ(ソプラノ)
・フェルランドの恋人 妹/ドラベラ(メゾソプラノ)
・姉妹の侍女/デスピーナ(ソプラノ)
 これらを、場面ごとにそれぞれの人物にパートで分かれたり、全員で歌ったり。パートも3つに分かれたり、2つだったり……と、それぞれの場面に登場する人物に合わせて変えられていました。
 えっと、今歌っているのはこっちがフィオルディリージで、こっちはフェルランドで……と追いかけるのはちょっと大変で、あらすじを読んで、プログラムを見て確かめながら聴いておりました。
 歌う方も、この場面ではデスピーナ。でも次の場面ではドラベラorフィオルディリージだったりするので、切り替えが大変だったのではないかと思います。普通ならばソリストさんが歌う旋律を歌うということも、大変だけど気持ちよく歌っておられたのではないかなぁ、と。
 指揮の岩城さんも時々気合の足音が聞こえてきて、熱演しておられました。
 語りの木谷さん曰く「とても16歳の少女に割り当てるとは思えないくらいの超絶技巧」らしい、フィオルディリージのアリア「嵐も稲妻も恐れることなく揺るがない」を歌った大森さん、さすがの歌声でございました。音の高低差がとても大きく、上下の激しい曲。まさに、揺れ動く乙女心といったアリアでございますね。。。

 合唱の皆さんの歌声は、緩やかにカーブを描く感じで、いくつか重なっていることもあって少し柔らかく聞こえてくるんですけれど。
 ソリストさんの歌声は、ストレートに突き刺さってくるような威力があるように感じました。さすが、オーケストラにも負けない歌声なんだなぁ、と思いました。
 また、この「コシ」
 日本語で歌ってくれたので、プログラムで曲名を確かめつつではありましたが、歌われている内容がよくわかりました。普通はイタリア語やドイツ語で歌われるので、さぞかし高尚なものなんだろうなぁ、と敷居が高い感じがしてしまうんですけど。日本語で聴くと、なんだ普通じゃん、という(笑)
 しかも、オペラのストーリーがストーリー、モーツァルトさんによる恋愛授業ですから(笑)
 いつの世も、若くても年を取っても、女はしたたかで男は身勝手なのよね。
 なんて悟ったようなことを思いながら聴いておりました(笑)

 オペラの日本語版ハイライト合唱編。
 演奏する歌い手さんは大変だと思いますが、また機会がありましたら聴いてみたいです。そしてそれを聴いた上で、本物のオペラを見ることができたらいっそう楽しめそうだなぁ、と思いました。
 ……でも、来年の聖響さん&OEKさんのコシは、石川だし、日程が日程だし、ムリだなぁ(苦笑)

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結月秋絵

Author:結月秋絵
ようこそお越し下さいました(礼)
音楽の原点はG-CLEF。
好きな指揮者は金聖響さん、佐渡裕さん、下野竜也さん。
好きなヴァイオリニストは落合徹也さん、古澤巌さん、神奈川フィルのソロ・コンマス石田泰尚さん。
好きなピアニストは榊原大さん。
好きなチェリストは柏木広樹さん、ヨーヨー・マさん。
などなど、挙げ始めるときりが無いです(笑)
ピアノ、パーカッション(吹奏楽部にて)、ヴァイオリンの楽器経験があります。
ちなみに、この写真は倉敷市民会館のステージにて。中学時代の定位置(=鍵盤楽器系パーカッション)からの隠し撮りです(爆)

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