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 金聖響さんによる2006年のコンサート4回シリーズ「聖響/モーツァルト~天才が遺した音楽~」も、折り返し地点を過ぎて3回目。
 麗らかな秋のひと時を、素晴らしい音楽と共に過ごす幸せをかみ締めて参りました。

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聖響/モーツァルト~天才が遺した音楽~
  -アマデウス 苦悩、そして光-
  オール・モーツァルト・プログラム
ピアノと管弦楽のためのロンド ニ長調 K.382
ピアノ協奏曲 第26番 ニ長調「戴冠式」 K.537
 ピアノ独奏:三輪郁
(休憩)
セレナード第13番 ト長調「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」K.525
交響曲第38番 ニ長調「プラハ」 K.504
指揮:金聖響
管弦楽:大阪センチュリー交響楽団
ザ・シンフォニーホール 14:00~
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 今日のコンサートは、ABC朝日放送やテレビ朝日系列で放送されるということで、テレビカメラが入っていました。開演前からカメラが入場する観客を映してまして。中に入ると、放送日などなどが書かれた案内板が出てました。
 詳しい放送日は、また後ほど。
 ステージ上には移動式のカメラや、固定式で遠隔操作される(聖響さんを正面から映すための/笑)カメラが置かれてました。ステージ後方の、パイプオルガンの両サイドにも1台ずつカメラがありました。で、ステージの上方には何本ものマイクが釣り下がっていた、という。

 今日は前半の1曲目からピアノとの共演ということで、ステージには最初からピアノが置かれていました。
 ソリストは、3月に開かれた「聖響の座談会」でもピアノを演奏してくださった、三輪郁さんです♪
 あの時もベートーヴェンやモーツァルトの交響曲をピアノ連弾で聴かせてくださいまして、今日の演奏会も楽しみにしておりました。
 今日は鮮やかな黄色のドレスでのご登場でした。スッキリしたドレスなんですけど、ウエストから下の後方にはふわっとした黄色の、前面だけカットされたようなスカートがついていて、綺麗でした♪

 1曲目は「ピアノと管弦楽のためのロンド」 メロディだけならとてもシンプルなんですが、装飾音符が付くことでとても華やかな感じになる、軽やかで可愛らしい曲です♪
 ピアノを奏でる三輪さんのドレスが黄色だったことも関係しているのでしょうか。からっとした秋の風が金木犀の香りを乗せて吹いてくるような感じに聴こえました。
 パンフレットによりますと、この曲はコンスタンツェさんと結婚した後に書かれたものだそうで。時々不穏な雰囲気を漂わせるものの、全体として感じられるあの幸せな空気は、新婚さんだからこそなのかしら?と思ってしまいました(笑)

 2曲目は、「ロンド」と同じニ長調のピアノ協奏曲第26番「戴冠式」 タイトルに違わず、壮麗な出だしがとても印象的でした。聖響さんも、全開に近い感じでしっかり振っておられました♪
 この曲、第2楽章のラルゲットがとても好きなのです。 「ミー・ミー・ミー・ミー・ミーラ・ド#・レ・ミッ♪」と穏やかな中にも軽やかさが感じられて。三輪さんのピアノが程よくまろやかで、聴こえる音はとても軽やかで明るくて。とても心地よく聴かせていただきました。
 第2楽章が終わって、ほとんど間を置かずに第3楽章に突入しました。
 この曲、カデンツァは1楽章にあっただけで、あとの楽章はカデンツァというよりはちょっと長めのピアノソロが入る、という感じを受けました。ピアノをしっかりと聞かせるのはもちろんなんですが、オーケストラとピアノが音で会話しているような曲だなぁ、と。
 1曲目の「ロンド」もそうだったんですが、2曲続けてそういう曲が続いて。
 ピアノを弾いている三輪さんが、オーケストラとの会話をとても楽しんでいるようにお見受けしまして(終演後にサインしていただいた時にそうお伝えしましたら、とても楽しかった、と仰っておられました♪)
 前半は、とても楽しく聴かせていただきました。

 休憩を挟んだ後半は、名曲中の名曲「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」 大学時代にヴァイオリンの授業で合奏して以来、聴いてもあまり楽しめなくなってしまった、という残念な思いがある曲です(苦笑)
 でも今日の聖響さんとCOOさんの演奏で、そんな思いも払拭してくれるかな?という期待を抱いておりました。
 ……期待以上に素晴らしい「アイネク」でした♪
 第1楽章は、速すぎず遅すぎず、程よいテンポ感。適度にヴィブラートもかかっていて、綺麗でした。自分で弾いたことがある曲なので、ついつい第1ヴァイオリンと第2ヴァイオリンの手元を注視してしまいました(汗)
 第2楽章はゆったりとしたメロディが好きなのですが、短調に転じた部分が特に好きです。いわゆる、“モーツァルトさんの中身がチョロッとはみ出ている”(by聖響さん)ような気がして(笑)
 第3楽章はアーティキュレーションにこだわっているなぁ、というのが第一印象でした。冒頭から「え?」と思ったのですよ。
 楽譜には「レ・ソ・ラ・シ・ドー・ラ・シ・ソ・ラ・ソファ#ミレミファ#ソ…」と書かれているんですが、演奏されたのは「レ・ソ・ラ・シ・ドー・ラーシ・ソーラ・ソファミレミファソ…」と、スラー付き。そのように演奏されるのを聴くのは初めてで、一瞬楽譜にもそう書いてあったっけ?と思ってしまいました。でも聴こえてくる音楽はとても自然で、テンポの揺らぎ具合も絶妙で、聴いていて気持ちよかったです。
 第4楽章はもう少し飛ばすかな?と思っていたのですが、程よい速さでした。 「アイネク」は全体として、フォルテ→休符の後にピアノで入る部分を1プルト目の演奏者だけで演奏する、つまり人数を減らすことでさらに音量を落として落差をつける、という工夫も見られました。
 ピアノ協奏曲でもそういう場面が何度も見られたので、同様に工夫がされていたのではないかと思います。
 また、第3楽章に入る直前。聖響さんが手を振り上げようとした(指揮棒は持っておられなかったので)瞬間に、客席からアラームの音が鳴り響きました。その人に成り代わってお詫びします、ごめんなさい~(泣)な気持ちになってしまったんですが。。。
 聖響さんもチラッと音がした方向を見上げて、ちょっと苦笑して。気を取り直して再開、というハプニングがありました。  「アイネク」の後は、全開(!?)交響曲でした。

 これまたニ長調の曲ということで、今日のコンサートは「アイネク」以外全部ニ長調でした。
 壮麗な印象を受けた第1楽章は……  1/f ゆらぎ全開+α波出まくり=夢心地 という状態でした(爆)
 聖響さんの指揮も全開で、とても気持ちよかったんですよ、第1楽章。そんな夢心地から一気に現実へと引き戻してくれたのが、ガッ!という何かがぶつかった音でした。
 我に返って、管楽器のどなたかが小物を落としたのかな?と思って見てましたら、ヴィオラの首席奏者さんが床から何やら白い棒を拾い上げました。

 ……指揮棒だ(笑)

 それを聖響さんがちょっと笑いながら受け取っておられました。
 あの音は、指揮棒を譜面台にぶつけて落とした音だったか。
 あるいは、指揮棒が手からすっぽ抜けて飛んで落ちてしまった音だったんですね(笑)
 その後、できるだけ譜面台にぶつけないように……と気を遣っておられた様子が、とても萌えでございました(汗;)
 第2楽章はゆったりと歌い上げる感じで。
 第3楽章はプレストということで、とてもアグレッシブな感じに聴こえました。

 今日のコンサート。
 テレビカメラが入っていていつもと違う雰囲気で。
 客席とステージでハプニングも起きてしまって(苦笑)
 でもCOOさんの管弦楽も、三輪さんのピアノも素晴らしくて。
 聖響さんのいろいろな表情を楽しませていただいて。
 大変申し訳ない&失礼ながらも、いろいろな意味で楽しませていただきました。
 コンサート終演後には聖響さんと三輪さんにサインと握手までいただいてしまって、気持ちのよい秋のひと時に幸せな気分を味わうことができました♪
 心より、感謝申し上げます。

 で、最初に申し上げました。今日のコンサートの放送予定日は。
・11月10日の深夜に、ABC朝日放送
・翌2007年1月3日に、朝日テレビ系「新春コンサート」 だそうです。
 要チェキ!でございます♪

<以下、23:30頃の追記>
 NHK教育テレビで今日放送された「芸術劇場」で、ダニエル・ハーディング氏が交響曲第38番「プラハ」を指揮する映像が流れていました。オケはウィーン・フィルで。
 同じ日に、聖響さんとダニエルさんの指揮で同じ曲を聴くなんて、奇遇な嬉しい出来事であります♪  いかんなぁ、と思いつつも、つい。昼間のコンサートを思い出してクスッとなってしまいます(笑)
 それにしましても、ダニエルさん。 「プラハ」の第2楽章も速かったですが、第3楽章も超高速モードで突っ走っておられますね。こちらはこちらで、楽しませていただきました♪

※翌週、22日の朝にABCラジオ「ザ・シンフォニーホール・アワー」で放送された演奏を聴きました。「アイネク」の第3楽章、訂正&加筆修正致しました。

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結月秋絵

Author:結月秋絵
ようこそお越し下さいました(礼)
音楽の原点はG-CLEF。
好きな指揮者は金聖響さん、佐渡裕さん、下野竜也さん。
好きなヴァイオリニストは落合徹也さん、古澤巌さん、神奈川フィルのソロ・コンマス石田泰尚さん。
好きなピアニストは榊原大さん。
好きなチェリストは柏木広樹さん、ヨーヨー・マさん。
などなど、挙げ始めるときりが無いです(笑)
ピアノ、パーカッション(吹奏楽部にて)、ヴァイオリンの楽器経験があります。
ちなみに、この写真は倉敷市民会館のステージにて。中学時代の定位置(=鍵盤楽器系パーカッション)からの隠し撮りです(爆)

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