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 今夜のNHK-FM「ベスト・オブ・クラシック」は、NHK音楽祭2006の第1夜。
 ダニエル・ハーディング氏指揮によるマーラー・チェンバー・オーケストラの演奏会の生中継でした♪
 曲目は、以下の通りです。

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NHK音楽祭2006(1)
 ダニエル・ハーディング指揮
         マーラー・チェンバー・オーケストラ

モーツァルト作曲:交響曲 第6番 ヘ長調 K.43
モーツァルト作曲:ピアノ協奏曲 第20番 ニ短調 K.466
 (ピアノ)ラルス・フォークト

ブラームス作曲:交響曲 第2番 ニ長調 作品73
 (管弦楽)マーラー・チェンバー・オーケストラ
 (指揮)ダニエル・ハーディング
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 今年はモーツァルト・イヤーということで、NHK音楽祭のテーマもモーツァルトさん。今夜の演奏会も、前半はモーツァルトさん作曲の交響曲とピアノ協奏曲でした。

 まずは、交響曲第6番 ヘ長調。
 第1楽章は、ちょっと速めのテンポ。
 明るくて、初々しくて、恥じらいがあるかと思えば大胆さもある。
 K.43ということは、モーツァルトさんがものすご~くお若い頃に書かれた曲だと思うのですが(休憩時間中に解説を聞きましたら、12歳の時に書かれたのだとか!)、この完成度の高さはいったい何だろう?と思うほどに、無駄な音や展開は一つもない、といった感じがしました。
 モーツァルト少年が、春の明るい陽射しが差す小さな庭で、初恋の少女を追いかけたり、手を繋ぐかどうかという微妙な駆け引きをしていたり、なんて初々しい光景が浮かんでしまいました。
 第2楽章は穏やかで優しくて、とても爽やかな印象でした。綺麗に整えられた庭の植木や花の上を、爽やかな風が優しく吹き抜けていくような感じだなぁ、と。そんな庭を眺めながら、モーツァルト少年が綺麗なメロディを口ずさんでいるような気がしました。
 もうちょっと聴いていたいっていう気持ちはわかるけど、ここで終わりだよ。
 といたずらっぽく微笑みかけるような終わり方も、面白かったです。
 第3楽章は、軽やかなメヌエットに重厚さが加わって、ちょっと背伸びして大人ぶって見せているような印象だなぁ、と感じました。
 第4楽章は、第3楽章で垣間見られた重厚さに磨きがかかって、第1楽章では初々しい表情だった少年が、オトナに一歩近づいたかな?という感じでしょうか(笑)
 トータルして15分ほどの短い交響曲でしたが、全体として音楽のエキスがギュッと詰まったような印象を受けました。

 続いては、同じくモーツァルトさん作曲のピアノ協奏曲第20番。
 モーツァルトさんにしては珍しい、短調の曲で。。。って、あら? この曲って、そういえば……7月に金聖響さん指揮×広響さんの福山定期公演で聴きましたね、私(笑)
 金聖響さんとダニエル・ハーディングさんは仲良しさんなので、仲良しさんつながりですね~、と別の意味で嬉しくなってしまいました♪
 聖響さんが振った時も、第1楽章は若干速い感じでしたが、今夜のダニエルさんもちょっと速めのテンポでした。
 先に演奏された交響曲第6番の初々しさから一転して、大人の男性の哀愁や余裕、優しさといったものが垣間見られるようだなぁ、と。今夜の演奏は、また違った感じで受け止めることができました。カップリングされる曲によって、同じ曲を聴いても受ける印象が変わるんだなぁ、と感心してしまいました。
 交響曲第6番が初恋のワクワク・ドキドキ感とするならば、ピアノ協奏曲はほろ苦さや激しさを秘めた大人の恋、って感じでしょうか。冒頭だけでなく、あちこちで出てくる裏拍で刻まれるリズムが、揺れ動く心を表しているようにも聴こえました。
 この第1楽章やっぱり好きだなぁ、と改めて思いました。ラルス・フォークトさんのピアノ、繊細さと力強さを併せ持っていて。カデンツァの部分の、儚げに奏でられる高音には涙腺直撃されてしまいました。生ではなく、ラジオで聴いているにもかかわらず、ウルウル状態でした。
 第2楽章は、冒頭にピアノが奏でるメロディがとても綺麗でした♪
 恋が成就して、優しく穏やかな蜜月の日々がやってきたかと思ったら、急に大事件勃発!みたいな劇的な展開を見せる楽章だなぁ、とやはり思うのです(←;)
 短調の部分もあまりためずにさらっと弾いて下さって、私的にはとても好みに合う演奏でした。あそこをグッとためられると、演歌チックになっちゃうような気がするんですよね。。。(苦笑)
 派手なケンカもしたけれど、結局は元の鞘に納まってめでたしめでたし、という感じのこの楽章、やっぱり好きなのです♪
 第3楽章は、今夜の恋愛モード路線で聴きますと、ケンカしても仲直りして上手くいったと思ったら、強力なライバル登場か!?といった感じで始まるなぁ、と思ってしまいました(笑)
 素晴らしい演奏を聴くと、その時その時でいろいろな光景が浮かんだり、あちこち思いを馳せたり、想像を膨らませたりしてしまうので、いけません(苦笑)
 今夜のモーツァルトさんは、交響曲第6番で「初恋の初々しさ?」と感じてしまったので、そっち方向に進んでしまったみたいです。
 ピアノ協奏曲第20番、ブラボー!でございました♪
 今夜のソリスト、ラルス・フォークトさんは7日の土曜日に下野竜也さん指揮×兵庫PACオケの定期演奏会でソリストを務めることになっているので、明後日には生で拝聴することができます。7日の演奏が楽しみになりました♪

 休憩を挟んで後半に演奏されたのは、ブラームス作曲の交響曲第2番。
 3月に倉敷音楽祭の企画で第2楽章の第2ヴァイオリンをさらってから(本番では弾きませんでしたが;)、大好きになってしまった曲です。
 解説の方曰く、この曲はブラームス版「田園交響曲」なのだとか。
 モーツァルトさんの交響曲第6番がヘ長調。
 ベートーヴェンさんの「田園交響曲」こと交響曲第6番もヘ長調。
 なかなか面白いつながりだなぁ、と聴く前から感心してしまいました。
 「田園交響曲」と言われますとなるほど、ベートーヴェンさんの「田園」に通じる部分があるなぁ、と思います。
 第1楽章は冒頭から華やかで爽やかな感じがして。ブラームスさんが自然にインスピレーションを受けて書いた、というのも聴いていると頷ける気がします。
 この交響曲はひと夏の間に書かれたそうですが、日本のような湿度が高く蒸し暑い夏ではなく、カラッとした爽やかな暑さと明るい陽射しが感じられるように思います。
 第2楽章は、3月に開かれた「聖響の座談会」第1回にて、下野竜也さんが「祈りの曲」と表現し、金聖響さんは「振っている時に神様が降りてきたと思う曲」として挙げておられた曲です。私も大好きな楽章です。
 今夜は少し速めのテンポで演奏されていて、でもとても綺麗で、弦楽器がグリッサンドを加えているのもとてもステキでした。こうして聴くと、本当に美しい曲なんですよね。メロディの入りも、音のとり方も、あんなに弾きづらい曲だなんて嘘みたいで(苦笑)
 ちょっと悔しくて、曲の美しさには陶然となって、少しフクザツなんですけど。結局はそういうことを全て超越して、ただ泣けてきちゃうんですよね。
 ブラームスさんの交響曲って、必ず1つ、どこかの楽章で「これ聴いたら絶対泣く!」というポイントがあるんです。第2番は、この第2楽章がそのポイントなんですよね。今夜も、やっぱり聴きながら泣いてしまいました(笑)
 第3楽章は、いろいろな表情を見せる自然を、ただありのままに受け止める自然体な感じがするなぁ、と今夜は思いました。湖のほとりでちょっと陽射しを避けてゆっくりしている感じで。時々、遠くから子供たちが遊ぶにぎやかな声が聞こえてくるような光景が浮かびました。
 第4楽章は楽しい夏に感謝しつつ、みんなで乾杯!楽しくやろう!っていう感じでしょうか(笑)
 いろいろな意味でハジけた感じがして、楽しかったです。
 ブラームスさんも、ブラボォーーっ!でした♪

 今年のNHK音楽祭、これからはロジャー・ノリントンさんやニコラウス・アーノンクールさんが登場されるということで、こちらも楽しみなのであります♪
 そして今夜の演奏会、14日(土)の深夜にBS-2の「クラシック・ロイヤルシート」で放送されるとのことなので、こちらもチェックしたいと思います。
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結月秋絵

Author:結月秋絵
ようこそお越し下さいました(礼)
音楽の原点はG-CLEF。
好きな指揮者は金聖響さん、佐渡裕さん、下野竜也さん。
好きなヴァイオリニストは落合徹也さん、古澤巌さん、神奈川フィルのソロ・コンマス石田泰尚さん。
好きなピアニストは榊原大さん。
好きなチェリストは柏木広樹さん、ヨーヨー・マさん。
などなど、挙げ始めるときりが無いです(笑)
ピアノ、パーカッション(吹奏楽部にて)、ヴァイオリンの楽器経験があります。
ちなみに、この写真は倉敷市民会館のステージにて。中学時代の定位置(=鍵盤楽器系パーカッション)からの隠し撮りです(爆)

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