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 今日は、金聖響さんと広響さんの競演を聴いてきました。
 聖響さんのコンサートに行くようになって、最も近い場所でのコンサートでした(笑)
 朝まで降っていた雨も午前中のうちには上がり、絶好のコンサート日和となった今日の演目は、以下のとおりです。

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広島交響楽団~第13回福山定期演奏会
~モーツァルト生誕250周年記念「愛しのモーツァルト」~
モーツァルト作曲
 オペラ「フィガロの結婚」序曲
 ピアノ協奏曲第20番 ニ短調
  ピアノ:三船優子

~聖響、英雄(エロイカ)に挑む!~
ベートーヴェン作曲
 交響曲第3番 変ホ長調「英雄」
(アンコール)
 バレエ音楽「プロメテウスの創造物」より第16曲

指揮:金聖響
管弦楽:広島交響楽団

ふくやま芸術文化ホール リーデンローズ 大ホール
15:00~
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 リーデンローズというホール、各駅停車で行っても1時間足らずという距離にありまして。何度か行きたいなぁ、と思うコンサートはあったのですが、実際に足を運んだのは今日が初めてでした。
 道を挟んで向かい側にあるショッピングモールをつなぐ高架には、広響の第13回福山定期の垂れ幕が、聖響さんと三船さんの顔写真入りで下がっておりました。写真に撮ろうかと思ったんですが、叶わず(笑)

 今日のプログラムは、前半がモーツァルト、後半がベートーヴェンでした。
 そういう演目で、聖響さんが振るということで、オケの配置は絶対に対向配置だろう!と思っておりましたら、やはり!でございました♪
 舞台下手側から、第1ヴァイオリン→チェロ→ヴィオラ→第2ヴァイオリンで、後ろに木管楽器&ホルン。コントラバスは第1ヴァイオリンの後ろで、ティンパニ&トランペットは第2ヴァイオリンの後ろという、古典配置になっておりました。
 オケの皆様が登場して、チューニングが終わって、いよいよ聖響さん登場です。
 1月のシエナWO定期以来、半年振りのスタンドカラーのいわゆる“学ラン”スーツでございました♪

 おお、久々♪
 と感慨に浸る中、まずは景気付けに一発!という感じで、非常に歯切れの良い&ノリノリの「フィガロの結婚」序曲。テンポは少し速め、クレッシェンドやディミニュエンドの加減が絶妙で、聴いていてとても楽しい「フィガロ」でした。
 広響さんの音はとてもまろやかで、適度にヴィブラートがかかっていて、聴いていてとても心地よかったです。曲の最後、トランペットが「パーンパンパパーン!」と鳴るところ、思わず一緒に「パーンパンパパーン!」と歌いそうになりました(笑)

 続きまして、ステージ前方にはピアノが登場。
 このコンサートのチケットを取る時に「オーケストラピットが出ます」と聞いていたのですが、ピットを出してちょうどいいくらいの位置に、オケ&ピアノが配置されていたように思います。
 そして、私が座った位置からは、ピアニストさんが登場しても、バッチリ聖響さんの指揮やお顔が拝見できました(←それを見越した上で、座席表を見ながらチケット取った人;)
 ピアノの三船さんは“リーデンローズ”というホール名に相応しく、黒地に赤やピンクでバラの模様が刺繍されたドレスで登場なさいました。今日演奏されたピアノ協奏曲第20番はニ短調という調性で、優雅な部分もあるけれど、どちらかというと激しさが前面に出たような曲なので、ピッタリといった感じでした。
 そんな暗くい響きで始まる第1楽章。出だしのリズムがちょっと安定しない感じに聞こえましたが(まぁ、場所が場所なので、ちょっと時間差攻撃的な点があるんですが;)、キリッと締まった感じでした。
 「ファー・ミファミファソファミ♭レレ♪」と、ピアノ独奏による穏やかなメロディで始まる第2楽章は、まろやかで優雅で、表情豊かなオーケストラの音色が絶品でございました。途中、曲調が激しくなる部分では、ピアノとの掛け合いを楽しませていただきました。
 第3楽章は、またニ短調に戻って、ピアノが先導して始まっていきます。暗く激しい感じの曲と、ニ短調という調性のなせる業でしょうか。あるいは、聖響さんがピアノとのタイミングを計る場面が多かったからでしょうか。いい感じに緊張感が漂っていたように思います。

 聖響さんが振るモーツァルトは先週も聴きましたが、先週は交響曲も協奏曲も、オール長調だったんですよね。
 とても穏やかで、心地よい(交響曲第31番はキレが良くてアグレッシブでしたけど♪)ひと時を過ごさせていただきましたが、今週はまた違う感じのモーツァルトを味わうことができて、大満足でございました♪

 休憩を挟んで、本日のメインは「英雄」です。
 生で聴くのは去年11月の「ウィーン古典派 最終章」以来。3月に開かれた「聖響の座談会 第1回」でも話題に上って、私が次に聖響さんの指揮で「英雄」を聴くのはいつになるのかしら?と思っていたら、こんなにも早く叶ってしまいました(嬉)

 バン!バン!と和音2発でインパクトのある始まり方をする、第1楽章。テンポは、CDで聴くより若干遅めでした。始まって少しした頃、弦が切れてしまったのでしょう、第2ヴァイオリンの末席にいる方が楽器を持ってステージを下りて行かれるのを、横目に見ておりました。
 3月の「聖響の座談会」を聴いた者にとって、第1楽章でどこに関心があるかと問われればやはり、128小節からの和音6発が、オンで振るかオフで振るか、でございましょう♪
 今日はお相手が広響さんで、大阪センチュリー響やOEKさんと比べると、頻繁に振っているオケではないからでしょうか。休符ではなく、音符に合わせて振る「オン」で振っておられました。
 そして今日は、演奏会のメインに「英雄」が据えられているということもあって、第1楽章の繰り返しもアリでした。その、繰り返した2回目。……1回目よりテンポアップしてました。加えて、65小節からの「タッタララッタララッ」と音符が詰まってくる部分も、弾きやすいように若干テンポ・ダウンではなく、さらに速く、と煽っておられました、聖響さん。
 驚きと発見が入り混じった第1楽章、いきなりウルウル・モードでして。フォルティシモの後、250小節からのスフォルツァンドの応酬が続くあたりでは、挑みかかってくるようなストレートな音色に心臓鷲掴みにされたようになりました。
 そんな部分があるかと思えば、柔らかい曲調になる部分では、音がとてもまろやかで、とろけそうに甘くて。音の対比にノックアウトされまして、思わず落涙。
 第1楽章からこんなに感激して、大丈夫かしら?と思うような状態でございました。

 続く、第2楽章。
 CDで聴くとよく泣いてしまう楽章です(笑)
 こちらは、CDと同じくらいのテンポでゆったりと始まりました。ヴィブラートを抑えめにしていて、ちょっと寂しさが漂うように感じました。私が座っていた位置はコントラバスに近かったので、「ソラシド♪」と1拍目の装飾音符も綺麗に、はっきりと聞こえました。
 ハ短調で始まった葬送行進曲がハ長調へと転じて、高らかにトランペットが鳴り響いて、ティンパニが華々しく登場して、フォルティシモで頂点へと達する辺りでは、抑圧されていたものが一気に爆発するようなパワーを感じました。
 けれど、解放されるのはほんのひと時で、再び葬送行進曲のメロディが戻ってきて、展開部へと入って、再び涙腺が決壊致しました。やはり、泣いてしまいますね、ここは(苦笑)
 ティンパニがフォルテで入ってくる辺りから先は、鋭さよりも重厚さを強く感じました。使用されたティンパニがバロック・ティンパニではなかったことも影響しているのかな?と思ったのですが、弦楽器の重なり方、ティンパニの音色などなど、とても重厚な展開部でした。
 そんな展開部の最後。少しテンポアップしてるかな?と思っておりましたら、続く173小節からの再現部。冒頭よりもテンポが速くなっていました。そして、204小節のアウフタクトから入るティンパニの「ダダダダン!」。展開部でちょっと抑えめに聞こえてきていたので、余計に強打が強烈に響いてくるように感じました。そのティンパニの「ダダダダン!」で勢いがついて、そのまま第2楽章のラストまで走り抜けたように感じました。

 とまぁ、泣いたり驚いたり、ハッとする瞬間があったり……と、第1楽章と第2楽章は忙しかったワケですが(笑) ここから先は、楽しくて楽しくて仕方ない!という時間でございました。

 第3楽章は、ちょうどいい感じに速くて。トリオの部分に出てくるホルンの「シ♭シ♭ー・ラ♭ソファ♪」の「ラ♭」をはじめ、ゲシュトップ奏法の音色が随所に効いていて、曲のアクセントになっていたように感じました。
 第3楽章からあまり間をおかず突入した、第4楽章。導入部に続いて出てくる第1主題や、第3変奏で登場する第2主題が手を変え品を変え、次々に展開されていくこの楽章。めまぐるしく入れ替わる曲調に合わせて、テンポも変えられていました。
 211小節からの第5自由変奏、鬼のようにテンポ速かったです(笑) でも、あの振り方を見ていますと、もう少しテンポ上げたかったのではないか、と思います、聖響さん。

 プレストで突っ走って終わるラストまで、第3楽章~第4楽章はかなりテンションが上がりまして。指揮台にいる聖響さんにシンクロするように聴いてしまったために、余計そうだったのでしょう。笑顔、笑顔の連続で、アドレナリン出まくりで、暑かったです(笑)

 そんな興奮も冷めやらぬまま、アンコールで演奏されたのが。
 「プロメテウスの創造物~第16曲」
 つい先ほど演奏された、「英雄」の第4楽章で使われた原曲を聴かせていただきました。非常に、心憎い演出であります。冒頭のメロディを聴いた瞬間から、笑み崩れてしまいました。序曲はコンサートで2度ほど聴かせていただきましたが(でも、いつも曲の印象がぶっ飛んでしまうのですが;)、第16曲を聴かせていただいたのは、今日が初めてでして。
 「英雄」で聴き慣れているのとは一味違った展開&響きに、聴き入ってしまいました。
 最後の最後まで、楽しませていただきました♪

 今日も、素晴らしい演奏を聴かせていただきました聖響さんに。
 ピアノの三船さんや広響さんに。
 コンサートなどなど、楽しい時間を共有させていただいた皆様に、心から感謝致します。

<以下、余談>
 コンサート終了後、ひょっとしたら……と楽屋口に回り込みました。
 すると、Tシャツ姿でタクシーに乗り込んで、今にもホールを後にしようとしている聖響さんが!
 他にも何人かのファンの方(多分;)がおられまして、笑顔で手を振っていただきまして、お見送り致しました。
 時期が時期だからでしょうか、W杯仕様でございました♪

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結月秋絵

Author:結月秋絵
ようこそお越し下さいました(礼)
音楽の原点はG-CLEF。
好きな指揮者は金聖響さん、佐渡裕さん、下野竜也さん。
好きなヴァイオリニストは落合徹也さん、古澤巌さん、神奈川フィルのソロ・コンマス石田泰尚さん。
好きなピアニストは榊原大さん。
好きなチェリストは柏木広樹さん、ヨーヨー・マさん。
などなど、挙げ始めるときりが無いです(笑)
ピアノ、パーカッション(吹奏楽部にて)、ヴァイオリンの楽器経験があります。
ちなみに、この写真は倉敷市民会館のステージにて。中学時代の定位置(=鍵盤楽器系パーカッション)からの隠し撮りです(爆)

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