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 今日は久方ぶりに、兵庫県立芸術文化センターへ行きました。
 ピアニストの及川浩治さんが組んでいるピアノトリオ、BeeがPACオケと共演、しかも3大Bの協奏曲3連発。これは聴かねばなるまい!ということで、西宮まで遠征してきました。

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芸術文化センター管弦楽団 第10回名曲コンサート
 及川浩治トリオ“Bee”の3大B

J.S.バッハ:ピアノ協奏曲第1番 二短調 BWV1052
ブラームス:ヴァイオリンとチェロのための協奏曲 イ短調
(休憩)
ベートーヴェン:ピアノ、ヴァイオリンとチェロのための三重協奏曲 ハ長調
(アンコール)
ピアソラ:リベルタンゴ

及川浩治トリオ“Bee”
ピアノ:及川浩治
ヴァイオリン:石田泰尚
チェロ:石川祐支

指揮:現田茂夫
管弦楽:兵庫芸術文化センター管弦楽団

兵庫県立芸術文化センター 大ホール 15:00~
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 Beeのコンサート、行こうと思えば行けたのですが、今まで機会を逃し続けてきたんですよね。
 現田茂夫さんの指揮も、一度生で拝見したいと思いつつ、叶わずにおりまして。
 今回、それが両方叶うということでまさに一石二鳥♪
 加えて、演奏曲目も大好きな曲ばかり♪
 と言いつつもチケット代をちょっとケチってしまったので、2階の下手側バルコニー席での鑑賞と相成ったのですが、面白い……もとい、楽しいコンサートでありました。

 コンサートのトップバッターは、及川さんのピアノでバッハのピアノ協奏曲です。
 指揮の現田さんは詰襟燕尾服でご登場です(^^)
 バッハはピアノ&弦楽合奏という編成で、「あれってチェロの椅子だよなぁ」と思っていた上手側に第2ヴァイオリンが座っていて、コントラバスは上手側に用意された椅子の所ではなく、第1ヴァイオリンの隣で立奏してました。そう、オケが対向配置になっていて、しかもできる限りのピュア・トーン。時々日頃のクセもあって、ヴィブラートがかかってしまう演奏者さんもいましたが、ほとんどヴィブラートをかけずに弾いてました。
 音符を精密に、一分の隙もなく積み上げていくようなバッハに、ピュア・トーンの澄んだ弦楽器の音が綺麗に響いておりました(^^)
 だからこそ、かもしれないのですが。この曲はやはり、ピアノよりもチェンバロで演奏される方がしっくりくるような気がしました。
 また、これは個人的な好みなんですが、バッハは長調の曲よりも短調の曲の方が好きです♪
 そして初めて生で拝見した現田さんの指揮は、とても丁寧でわかりやすくて、エレガントでした(^^) 演奏が終わった後、及川さんの楽譜をめくっていた“譜めくりさん”にも握手をして、ねぎらっておられるのを拝見して「オトナで紳士な方だなぁ」と思った次第であります。

 え?
 肝心の及川さんの感想がない、ですと?

 ………

 すみません、あまり聴いてませんでした(汗;)
 と言いますか、失礼を承知の上でぶっちゃけて申し上げますと、練習不足でいらっしゃったのかなぁ、と思うのです。 音がいくつも抜けてましたし、テンポも安定してなかったですし……
 途中で止まるのかな?と思ってしまう部分もあったりして。。。(汗)
 この曲は、本日のマエストロ・現田さんに一点集中してしまいました。

 2曲目は、ヴァイオリンの石田さんとチェロの石川さんが登場です。
 日頃は神奈川フィルのコンマスである石田さんと、札響の首席チェロ奏者である石川さんが、今日はソリストとしてブラームスでがっつり共演です。
 石田さんのヴァイオリンを聴くのは、これまた久方ぶりであります(^^) 燕尾服、相変わらず胸ポケットとかキラキラしてましたね(笑)
 ブラームスの曲はどことなく重苦しい雰囲気が漂うんですが、PACオケの音はカラッとしていて聴いていて小気味いいのです(^^)
 チェロの石川さんの音色もいいんですが、石田さんの音色が……
 すーっと伸びやかに、清冽に響いてまして。とても美しい音色でありました(^^)
 この音を聴けただけでも、今日のコンサートを聴きに来た甲斐があるというものです♪
 第1楽章から素晴らしかったんですけど、第3楽章の冒頭のメロディが絶品でした。あの妖しい音色がなんともいえず……
 澄み切った美しい音色から、妖しげな音色まで、変幻自在に色を変える石田さんのヴァイオリンにうっとりでございました(^^)
 ……弾いているお姿は、かなりオーバーアクションでソリストモードなんですけど。でも事あるごとに現田さんを伺っているあたりが、さすがコンマス!という感じでした(笑) そういえば、カテコでもコンマスの位置まで下がってましたっけ(笑)

 にしても、この曲。
 石田さんのヴァイオリンはかなり音程が正確でして(というか、むしろ少し高めに音を取ることで、余計にオケから浮き上がって聞こえてきていたような…)
 だからこそ、石川さんの音程の甘さが気になってしまいました。
 そして、ブラームスさんの緩徐楽章って、なんでああも催眠効果があるのか。。。
 去年からブラームスさんの曲を聴く機会が多いのですが、これで何連敗なんだろう?(滝汗;)

 休憩を挟んで、後半はBeeのお三方が揃い踏みで、ベートーヴェンさんです。
 この三重協奏曲。
 ヴァイオリンの石田さんとチェロの石川さんは、日頃オケで演奏しているオケマンさん。及川さんはバリバリのソリスト。オケマンなお二人と、及川さんの違いがくっきり浮かび上がっていたように思います。
 明るく華やかなオーケストラの演奏を受けて、チェロがソロでメロディを奏でて、ヴァイオリンが出てきて。この曲でも、やはり石田さんの音色が美しかったです~(^^)
 そして、及川さんのピアノは……やはり、我が道を行っておられました。時々オケとズレたり、他のお二人とズレる部分がありました。
 というか多分、石田さんと石川さんは、日頃オケで演奏していることもあって、指揮の現田さんをマメに見て、指揮者に合わせていくんですよね。でも、及川さんは他の皆さんに合わせてもらう、というような感じなのかなぁ、と。
 でも、そういう個性がはっきりしている3人が奏でるから、なのでしょう。
 とてもアグレッシブで、躍動感のある協奏曲で、聴きながらある意味でハラハラ(笑) そしていい意味でドキドキしてしまいました。
 協奏曲を聴いて、こんなに楽しかったのは本当に久しぶりかも♪

 ずっと伸びやかな、安定した音色を響かせていた石田さんですが、ベートーヴェンの第3楽章の終り頃は、さすがにちょっと力尽きたのか、それとも松ヤニが落ちてきてしまったのか。いくつか音がカスってしまってました。それでも、あの迫力はさすが!なのです(^^)
 指揮の現田さんとも、神奈川フィルでは常任指揮者とコンマス、という間柄だからでしょうか。全幅の信頼を置いているんだなぁ、とお見受け致しました。だって、ホントにマメに現田さんの指揮を見ているんですもの、石田さん(*^_^*)
 いつか、現田さんが指揮で、石田さんがコンマス席に座っている神奈川フィルも拝見したいなぁ……じゃなかった、聴いてみたいなぁと思うのです。
 ……神奈川まで行くの、大変なのでいつになるかわからないんですが(滝汗;)

 今日のアンコールは、Beeのコンサートでいつも演奏しておられるのでしょう。ピアソラさん作曲の「リベルタンゴ」でした。
 ……さすが、「及川浩治トリオ“Bee”」というだけありまして、ピアノが大活躍です。バッハやベートーヴェンさんは抑えて弾いておられたんでしょうか?というくらい、全開でした、及川さん。途中、石田さんがメロディになった時にピアノが2拍くらいズレてましたけど(演奏後に「ごめん、俺のせいだね」ってなってましたけど/笑)
 相当テンポ速くて、かなりアレンジが入っていて、ワクワクする「リベルタンゴ」♪
 お三方とも、ベートーヴェンの協奏曲の時とはまた違った感じで、楽しそうでした。
 石田さんのヴァイオリンのキレが良くて、サイコー!でございました(*^_^*)

 実は今日のコンサート、前日まで「チケットは買ったけど、どうしようかなぁ。西宮まで行くの、面倒だなぁ」と少し渋っていたのです(苦笑)
 でも、行って良かった!
 石田さんのヴァイオリンを久方ぶりに生で聴くことができましたし。
 現田さんの指揮も、初めて生で拝見することができましたし。
 本当に楽しませていただきました(*^_^*)
 Beeの及川さんと、石田さんと、石川さんのお三方に。
 最初から最後まで、エレガントで大人で紳士でステキだった現田さんに。
 ピュア・トーンの澄んだ音色や、活き活きとした小気味いい演奏を聴かせていただいたPACオケの皆様に。
 心から感謝申し上げます(^^)
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結月秋絵

Author:結月秋絵
ようこそお越し下さいました(礼)
音楽の原点はG-CLEF。
好きな指揮者は金聖響さん、佐渡裕さん、下野竜也さん。
好きなヴァイオリニストは落合徹也さん、古澤巌さん、神奈川フィルのソロ・コンマス石田泰尚さん。
好きなピアニストは榊原大さん。
好きなチェリストは柏木広樹さん、ヨーヨー・マさん。
などなど、挙げ始めるときりが無いです(笑)
ピアノ、パーカッション(吹奏楽部にて)、ヴァイオリンの楽器経験があります。
ちなみに、この写真は倉敷市民会館のステージにて。中学時代の定位置(=鍵盤楽器系パーカッション)からの隠し撮りです(爆)

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