2017 / 04
≪ 2017 / 03   - - - - - - 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 - - - - - -  2017 / 05 ≫

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


 日曜日に続いて、N響さんです。
 先日はナマでしたが、今日はBS-2で昨年12月12日にサントリーホールで行われた第1906回定期公演が放送されましたので、その感想を。
 え?
 なんでわざわざテレビで確認したか、ですと?

 だって。
 指揮が。

 下野竜也さんなんですもの♪

 この日の演奏会、ラジオで生中継されていたのを聞いていたんですけど、「死と変容」が凄くて。
 その後、N響アワーでも放送されたのを拝見したのですが、どうせなら演奏会全部楽しみたいなぁ。
 ということで、拝見いたしました。

--------------------------------------
第1609回 N響定期公演


フンパーディンク作曲:歌劇「ヘンゼルとグレーテル」 前奏曲
プフィッツナー作曲:バイオリン協奏曲 ロ短調 作品34
[ アンコール ]
バッハ作曲:無伴奏バイオリン・ソナタ 第1番 から第1楽章

R.シュトラウス作曲:交響詩「死と変容」作品24
フンパーディンク作曲: 歌劇「ヘンゼルとグレーテル」 から
             「夕べの祈り」 「夢のパントマイム」

バイオリン : ライナー・キュッヒル
管弦楽 : NHK交響楽団
指揮 : 下野 竜也

収録:2007年12月12日 サントリーホール
--------------------------------------

 最初に演奏されたのは、「ヘンゼルとグレーテル」前奏曲。
 「ヘンゼルとグレーテル」といえば、童話ですよね。お菓子の家が出てくる、アレ。
 ……個人的に、魔女を倒して財宝を奪ってトンズラするあたり、なかなかしたたかな兄妹だなぁ、と思ってしまうのですけれど(汗;)
 まぁ、そんな個人的な印象は置いておいて。
 童話がモチーフになっているということもあって、音楽はとてもメルヘンな雰囲気です。
 お菓子の家に飾られた飴やクッキーがキラキラ、見ている心はウキウキ・ワクワク、といった感じの曲です。
 振っている下野さんも、にこやかで楽しそうなのであります(^^)

 続きましては、ウィーン・フィルのコンマスでもあるライナー・キュッヒルさんをソリストに迎えて、プフィッツナー作曲のヴァイオリン協奏曲です。
 先ほどの「ヘンゼルと…」とは雰囲気がガラッと変わって、バリバリ現代音楽、という感じの曲です。
 ヴァイオリンの超絶技巧も満載といいますか、「そういう音の飛び方するんですか!?」的なメロディが続く、といいますか。
 途中、オーボエのソロが出てくるんですけど、これも聴いていて「うわ、難しそう(汗;)」と思ってしまうような音の飛び方してました。茂木さん、やはり素晴らしいです。
 全体的に、暗雲がたちこめているような、先が読めないような展開を見せる曲だなぁ、と思うのですけれど。最後は落ち着くべき所に落ち着くといいますか、明るい雰囲気で終わってくれるので「ああ、良かった」とほっとするような気がしました。
 ライナー・キュッヒルさんのアンコールは、バッハ。
 短調で切々と流れる音色が美しいのであります(^^)
 バリバリな現代音楽の後に聴いても全然違和感がない、というのがさすがバッハさんというべきかなぁ、と。

 後半は「死と変容」からです。
 昨年ミュンヘン・フィルの演奏会で聴いてから、聴く機会が増えている曲です。
 改めて聴いてみると、出だしの部分から、死を間近にして、呼吸も途切れがちになって、心臓の鼓動も弱くなっているような様子を描いているようだなぁ、と。そんな中で、ふっと心の中に青春時代の恋人の顔が浮かぶような。でも、死の間近に思い浮かべる姿だから、多少美化されているのかしら?なんてことも、フルートの妙なる調べを聴いていると思ってしまうのは……(汗;)
 途中、曲調が激しくなる部分。
 全身から音を絞り出すような指揮をされる下野さんに、思わずウルウル。

 そういえば、今日この曲を聴きながら思い出したんですけど。
 重度の心疾患とか、脳疾患とか、薬物中毒などで予後が非常に悪い状態の時に見られる呼吸の形として、「チェーン・ストークス呼吸」というのがあります。
 無呼吸期があって、その後小さい呼吸から始まって、だんだん大きくなって、深い呼吸になった後、また無呼吸になる、という呼吸の仕方を繰り返すものです。
 静かな部分があって、次第に(というか、時には急に)大きくなって、最大限に達した時にまた凪ぐ、という曲の展開が、この呼吸の仕方に重なっているように思えました。
 ……死が目前に迫っている男の話だ、というストーリーが頭の中に入っているので、余計にそう感じたのかもしれないんですけどね。

 そういう呼吸を繰り返して、いずれは無呼吸になって、本当に息を引き取って。その後に訪れる、大いなる救い。
 何度聴いても壮大で、美しくて、素晴らしいなぁ、と思います。
スポンサーサイト


この記事へコメントする















結月秋絵

Author:結月秋絵
ようこそお越し下さいました(礼)
音楽の原点はG-CLEF。
好きな指揮者は金聖響さん、佐渡裕さん、下野竜也さん。
好きなヴァイオリニストは落合徹也さん、古澤巌さん、神奈川フィルのソロ・コンマス石田泰尚さん。
好きなピアニストは榊原大さん。
好きなチェリストは柏木広樹さん、ヨーヨー・マさん。
などなど、挙げ始めるときりが無いです(笑)
ピアノ、パーカッション(吹奏楽部にて)、ヴァイオリンの楽器経験があります。
ちなみに、この写真は倉敷市民会館のステージにて。中学時代の定位置(=鍵盤楽器系パーカッション)からの隠し撮りです(爆)

03 | 2017/04 | 05
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 - - - - - -
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。