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聖響×OEKブラームス・チクルス 第2回

 4月から始まった、ブラームス・チクルスの第2回目を聴いてきました。
 今回は七夕の翌日で、交響曲は第2番。
 連日早起きしてバイト→学校→主婦業という生活が続いて疲労が蓄積していても、通っている専門学校の期末試験前日でも、これだけは這ってでも行かねばなるまい!ということで、大阪まで行ってきました。
 昨年の「聖響の座談会」でも話題に上ったこの第2番。
 とてつもなく素晴らしい演奏でした♪

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聖響×OEKブラームス・チクルス 第2回

ヨハネス・ブラームス

 悲劇的序曲 作品81
 ピアノ協奏曲 第1番 ニ短調 作品15
   独奏:菊池洋子

(休憩)

 交響曲 第2番 ニ長調 作品73

指揮:金聖響
演奏:オーケストラ・アンサンブル金沢

ザ・シンフォニーホール 15:00~
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 今日のコンサートの最初は「悲劇的序曲」
 コンサートに足を運ぶのはひと月と少しぶり。
 聖響さんのコンサートは4月28日のN響デビューコンサート以来。
 日常生活に忙殺されて、音楽を聴く時間すら確保できない日々を過ごしてきた私にとって、音楽ってこういうものだったなぁ、という感覚を思い出させていただくような演奏でした。
 燕尾服な聖響さんのお姿♪
 ここで出てきてほしい、と指揮棒or指差しで明確に出される指示。
 全体的にスッキリしているけれど、しっかりと歌っている弦楽器。
 唸るティンパニ。
 暗闇の中から光が差してくるように感じるホルンの音色。
 ああそうそう、こんな感じ~♪
 「悲劇的序曲」という曲名とは裏腹に、テンション↑でした(笑)

 続くピアノ協奏曲。
 「悲劇的序曲」の始まりと同じニ短調だからでしょうか。作曲された時期は20年ほど開いているのに、曲の世界観が繋がっているような錯覚がありました。
(プログラムの解説によれば、どちらもベトベンさんの第九の影響が濃いようなので、そう感じたのも当然といえば当然なのかも;)
 ピアニストの菊池さんは、黒のドレスで登場されました。背中にリボンがいくつもついていて、腰から下は真ん中から放射状に後ろの一部だけフリルが幾重にも重なった、ステキなドレスでした(^^)←ステージ後方のクワイア席から見ていたもので;
 ほっそりとした外見からは想像できないような、情熱的なピアノだなぁ、と全体として感じました。
 暗いけれど熱い第1楽章の冒頭部分は、まるで交響曲を聴いているような心地でございました。
(プログラムによれば、もともと交響曲にする予定だった曲らしいので、これも当然といえば当然か;)
 座っているのがクワイア席なので、反響板を全開にしたピアノの音は聞こえにくくてですね(汗) それでも熱いピアノの響きは十分に伝わってきました。
 ただですね。。。
 冒頭部分が交響曲のような勢いで聖響さんもオケの皆さんも全開!という感じだったもので、ピアノ独奏オンリーになった時に気を抜いてしまいました(汗)
 続く第2楽章も、プログラムによれば「宗教的浄化の雰囲気を持った」楽章らしいのですが……聞くたびに睡魔と闘い、敗れる確率が高い私は信心が足らないのでしょうか(苦笑)
 でもあの美しい清浄な音楽を半分夢の中で聞くのって、とても心地いいんですよねぇ、これが(←自己弁護;)
 そしてアップテンポな第3楽章で再びシャキッ!と目を覚ます、という。
 聴けばピアノもかなり技巧的なことをやっているのですが、長いカデンツァがあるわけではないですし、メロディは担当しているけれどオケの一員になっているような感じを受けました。
 弾き終えた後の菊池さん、「オケの皆さん、聖響さん、本当にありがとう!」といった感じで本当に感激しておられるんだなぁ、とお見受けいたしました。

 休憩を挟んで、気合を入れなおして聴きますのは、本日のメインであります交響曲第2番。
 「ブラームスの《田園》」(byプログラム)とも呼ばれる1曲です。
 確かに、全体的に明るい印象の交響曲ではありますが……《田園》というよりは、《田園》+ベト7っていう勢いだったような。。。(笑)
 ただですね。。。
 この曲、第2楽章以降の印象が強烈過ぎて、第1楽章の記憶がすっぽり抜け落ちてしまっております(滝汗;)
 凄かったのは凄かったんですよ。
 それってホメ言葉?と言われそうですが、フツーに凄かったんですよ。
 でも、第2楽章以降が凄すぎました。

 聖響の座談会で「前に振っていて腕が痺れたことがある」と聖響さんが仰って、下野さんが「祈りの曲だからね」と仰った、第2楽章。
 その話を聞いてから、いつか聖響さんの指揮で聴いてみたいと思っていた曲であり、大好きな曲です。
 テンポは少し速め。
 チェロが切々と歌い上げる冒頭のメロディで、すでにウルウル。ヴァイオリンに受け渡されたメロディもとても綺麗で、うっとりしながら聴いてしまいました。
 本当にこの楽章のメロディって、泣きたくなるくらい綺麗だなぁと、改めて感じさせられました。
 そして本当に「祈り」の曲なんだなぁ、と。
 最初は確かに静かに、けれど切実な祈りを捧げているわけなのですが。
 途中からだんだん気持ちが入ってきて、強い思いが噴き出してきて。最も音量が大きくなる部分は本当に泣き叫んでいるようで。そこまで持っていく演出がいつもながらお見事で、さすがだなぁと思わずにいられませんでした。
 おかげさまで、涙でステージが霞んで見えませんでした(笑)

 こんな音で、こんな響きで、こんなテンポで、この曲を聴いてみたいなぁ。

 漠然と思い描いていたものをまた一つ、はっきりとした、ほぼ完璧!?と思えるような形で聴かせていただいたなぁ、と思います。

 で、続く第3楽章。
 コロコロと愛らしいメロディがなんともステキな楽章です。
 聴きながら、子リスが木を駆け上っていく様子とか、熊がひょっこり顔を出す様子とか、木々のざわめきとか。
 いろいろな光景がステージに重なって見えてしまいました(笑)
 爽やかな風が頬を撫でる森の中で、ちょっとワクワクする気持ちもあるけれど、全体としては穏やかなひと時を過ごすような気分でした。
 この楽章を聴くと、確かに「ブラームスの《田園》」だなぁ、と納得させられました。

 そして第4楽章。
 ベートーヴェンさんの《田園》交響曲の第3楽章に通じるところがあるなぁ、と感じたためでしょうか。
 聴きながら、人々が収穫を祝ってお酒に酔い、陽気にしゃべって機嫌よく踊る様子が浮かびました。
 楽章の最初はひっそりと始まるのですけれどね。
 それも全て、このラストを聞かせるためだったのかなぁ、と後になって思いました。
 あのラスト。
 この曲ってこんなに高揚する曲だったかしら?と思いました。
 もう行けるところまでイッてしまえ!と言わんばかりの、あの高揚感ときたら、もう!
 ウィーン古典派のシリーズでベト7を聴いた時以上の興奮と高揚感を味わってしまいました。
 あんまり凄すぎて、何が何だかわけわからなくなっちゃいました(苦笑)
 音楽を通じて、喜びで全身全霊が満たされる感じ、と言いましょうか。
 凄すぎて、高揚しすぎて、喜びが突き抜けちゃって涙が出る、というのもアリなんだなぁと変な意味で感心しながら拍手してました(笑)

 また一つ、聖響さんの指揮で「目からウロコ」経験をさせていただきました。
 これだからやめられなくなるんですよねぇ、この方の追っかけ(笑)
 試験前だろうが、今度は苦学生だからコツコツ学費貯めなきゃってな状況だろうが、夜になると頭痛&頚のコリで吐き気がするなんて状態が2~3日続いていようが、このシリーズだけは何が何でも聴きに行かなきゃ!ってなっちゃうんですよ(苦笑)
 行ってよかったです。
 ぶっちゃけ、これでせっかく覚えた経穴が全部ぶっ飛んで頭真っ白になって、テスト用紙を前にして「何も思い出されへん!」となっても本望だと思いました(爆)

 4月に録音された交響曲第1番のCDは11月に発売予定だそうで。
 この第2番も、年明け頃の発売になるのでしょうか。
 CDを聴くのが楽しみです。
 ……ってその前に、ABCの「ザ・シンフォニーホールアワー」で聴けるかな?
 4月の第1回に続き、この第2回も交響曲だけ録画されていたようなので、いずれABC朝日放送で放送されると思います。
 ご覧になれる地域にお住まいの皆様方、チェックしてみて下さいませ(^^)

 次の12月まで、聖響さんのコンサートはしばらくお預けになってしまいますが、それまで頑張っていこうと思います。
 素晴らしい演奏を聴かせていただきました、OEKの皆さま。
 情熱的なピアノを聞かせていただいて、終演後にはサインまでしていただいた菊池さん。
 またしても「目からウロコ」でノックアウトしていただいた聖響さん。
 心より、感謝申し上げます(深礼)

▼続きを読む▼


【】
 はじめまして、結月さん^^ 初コメントさせていただきます。
 私は一足先の7日(やはり私の彦星なのね、笑)に金沢で聴かせてもらいました。ただ、こちらのは急遽決まったチャリティーコンサートだったので、「悲劇的序曲」無しの2曲でした。その代わりかどうか、聖響さんと音楽ライターさん(名前忘れた^^;)のプレ・トーク付きでした。関西人らしくユーモアを交えたお話をして下さいました。
 菊池洋子さんのピアノ協奏曲ですが、本当に女性とは思えないスケールの大きな演奏でした。演奏終了後、「ブラボー!」の声が何度もホールに響き渡ってました。ただ、このブラボーの主、カーテンコールの度にうるさいくらい叫んでたので、ちと失笑が漏れてました。私も白状しますが、同じですよ。途中スイマーがザブザブとやってきて、瞼がふさがってしまいました^^; まあ、聖響さんもプレ・トークで「お昼も食べ終わったいい時間ですし、寝ちゃって下さい。ただし、いびきだけは勘弁ですよ(笑)」とおっしゃってたのがその通りになりました(笑)。菊池さんゴメンナサイ…。
 さて、休憩を挟んでブラ2。2楽章以降は結月さんと全く同感でございます。お記憶に残ってない1楽章ですが、『田園』の牧歌的な雰囲気は少し失われていたものの、聖響さんらしいシャープで丁寧な演奏だったと思います。
 ええ、4楽章はホント凄かったです。あの疾走感!もうこれはクラシックじゃない、ロックですよ!鳥肌立ちました。聖響さんも感極まってウルウルしておられました。それを見て、前にいた女性2人はどよめき、私もウルウルしてしまいました。
 本当に、これだからやめられませんよね、追っかけは(笑)初コメントなのにこんなに長々書いてしまってすいません。また次のブラ・チクにでも寄らせて下さいね^^ 
【】
>tikiさん♪

はじめまして。
ようこそお越し下さいました^^
ブラ・チク、七夕の日にお聴きになったのですね(^^)
七夕の翌日に……と書きつつ、聖響さんが彦星というのはステキですが、それだと年に一度しか会えなくなってしまうのでかなり寂しいかも、と思っていた次第です(笑)

前日のコンサートでは「悲劇的序曲」は演奏されなかったのですね。この曲、素晴らしいのは素晴らしかったのですが、聖響産とOEKさんの演奏にしてはちょっと“フツー”だなぁ、と正直思っておりまして。コメントを読ませていただいて、ちょっと納得してしまいました(滝汗;)
プレ・トークも聞いてみたかったです(^^)

金沢ではブラボー屋さんがいらっしゃったのですね。
演奏に感激して「ブラボー!」を叫ぶのはいいのですが、何事も過ぎたるは何とやらで、行き過ぎはいただけないな、と思います(苦笑)
ピアノ協奏曲でスイマーが高速クロールで迫ってくるのは、皆さん共通なのでしょうか(笑)
同様の声を他にも聴きましたし、指揮している聖響さんも「今日は調子悪いですか? やっぱり移動付2日連続公演はキツイですか?」と本気で心配してしまいそうなくらい、何だか眠そうでしたので。。。(←チェック細かすぎです;)

ブラ2の第4楽章は、本当に凄かったですね。
>もうこれはクラシックじゃない、ロックですよ!
仰るとおりですね^^
「ベートーヴェンはロックや」と聖響さんはよく仰ってますが、そのベトベンさんの影響を色濃く受けたブラームスさんもロックや、ってことなのかなぁ?と。ブラ1とブラ2を聴いて思いました。
秋のCDリリースが楽しみです^^

最後になりましたが、コメントをありがとうございました(深礼)
よろしければ、また気軽に起こし下さいませ^^
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結月秋絵

Author:結月秋絵
ようこそお越し下さいました(礼)
音楽の原点はG-CLEF。
好きな指揮者は金聖響さん、佐渡裕さん、下野竜也さん。
好きなヴァイオリニストは落合徹也さん、古澤巌さん、神奈川フィルのソロ・コンマス石田泰尚さん。
好きなピアニストは榊原大さん。
好きなチェリストは柏木広樹さん、ヨーヨー・マさん。
などなど、挙げ始めるときりが無いです(笑)
ピアノ、パーカッション(吹奏楽部にて)、ヴァイオリンの楽器経験があります。
ちなみに、この写真は倉敷市民会館のステージにて。中学時代の定位置(=鍵盤楽器系パーカッション)からの隠し撮りです(爆)

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