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 雪の中、最高のリードの世界を体感しに、横浜まで足を運んで。
 狂喜乱舞な歓喜の渦に叩き込まれたあのコンサートから4ヶ月。
 待望のCD発売です♪
 あのコンサートがどのようにCD化されているのか、ワクワクしながら聴きました。

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「リード! リード!! リード!!!」
 金聖響&シエナ・ウインド・オーケストラ
    (2006年リリース AVCL-25095)


アルフレッド・リード

 1.アルメニアン・ダンス パートⅠ
 2.シンフォニック・プレリュード
 3.エル・カミーノ・レアル
 4.春の猟犬
 5.音楽祭のプレリュード
 6.パンチネッロ
   オセロ
  7.第1楽章 前奏曲(ヴェニス)
  8.第2楽章 暁のセレナーデ(キプロス)
  9.第3楽章 オセロとデズデモーナ
  10.第4楽章 議官たちの入場
  11.第5楽章 デズデモーナの死/終曲
 12.アレルヤ!ラウダムス・テ

シエナ・ウインド・オーケストラ
指揮:金聖響
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 当たり前だろう、と言われるかもしれませんが、1月21日&22日に聴いたコンサートとは、曲順が違います。
 なので、コンサートとはまた違った感じで楽しむことができました(^^)。

 しょっぱなから、いきなり『アルメニアン・ダンス パートⅠ』です。
 高らかに鳴り響くトランペットに、最初からノックアウトです。コンサートでも、聖響さんの指揮でどうしてもこの曲が聴きたかった!という感激で、いきなり号泣レベルだった曲です(笑)。聴きながら心臓バクバクで、圧倒的な音の迫力にゾクゾクしたあの感覚が、瞬時に蘇ってきました。やっぱり、心と体がしっかり覚えているんですね。
 冒頭の『あんずの木』は圧倒的な迫力で。『やまうずらの歌』は、蕩けそうに甘くてソフトな音色にウルウル。でも、スラーの切れ目がはっきりとわかるアーティキュレーションに、ハッと驚かされる面もあって。『おーい、僕のナザン』ではタンバリンのキリッとしたリズムに痺れて(このタンバリン、ホールで聴くとまことにいい音だったんですよね~♪)。『アラギャス山』では、金管の美しくて柔らかい音色に包み込まれる感覚にうっとりして。ラストの『行け、行け』では文字通り弾けまくる、という♪ 踵を浮かしつつ、跳ねながら指揮していた聖響さんの、超ハイテンションな指揮を思い出してしまって、思わず一緒に跳ねてしまいそうになります(笑)。
 緩急の差や、硬さと柔らかさが曲ごとにはっきりと表現されているように思います。
 この曲は、佐渡裕さん指揮の『ブラスの祭典』にも収録されていて、そちらも数え切れないほど聴いているのですけれど。佐渡さんの指揮では気づかなかった音があちこちから飛び出してきて、面白いです。佐渡さんは佐渡さんで、聖響さんは聖響さんで。同じ吹奏楽団で同じ曲を演奏しても、指揮者のアプローチの仕方によって曲の聴こえ方がかなり変わる、という楽しみ方もできて、嬉しいです♪

 『アルメニアン・ダンス』の超ハイテンションなラストから一転、2曲目は真摯な響きがとても印象的な『シンフォニック・プレリュード』。
 ライナーにも「宗教曲を思わせるような」と書かれていますが、ひしひしと胸に迫ってくる音に、胸がいっぱいになって、思わず落涙。コンサートでも、完全に音に呑まれてしまっていたように思います。多分、あの時ホールでも泣きたかったんだと思うんですよね。でも、気持ちがまとまらなくて、言葉にならなくて、呆然と聴き入っていたように思います。

 3曲目は、コンサートでも「カッコいい~♪」とかなり萌えモード入ってしまいました、『エル・カミーノ・レアル』。
 冒頭から凄くカッコいいですよね、この曲。最初のテンポが速い部分は、スネアドラムやカスタネットやタンバリンのリズムも血沸き肉踊る感じですし。パリッと絡んでくるシロフォンや、随所に絡んでくるティンパニがたまらないです。指揮する聖響さんも、王者の風格が漂っていた様子を思い浮かべてしまいます。
 途中の少し落ち着いた部分は、オーボエの美しい音色にうっとりです。この部分、ホールで見ている時にはヴィブラフォンの音の処理の仕方につい見入ってしまっておりました。前の音の響きが残らないように、奏者さんが叩きながら前の音をマレットで止めていたんですよね。そんなことも、聴きながら思い出していました。

 続いては、ウキウキするような『春の猟犬』。
 1月21日。ホールで聴いていて、外は吹雪でもホールの中には春の爽やかな風が吹き抜けたような、温かい気持ちになったのを思い出します。シンコペーションのメロディが弾む感じがとても心地いいです。

 5曲目は『音楽祭のプレリュード』。
 コンサートでは1曲目に演奏された曲です。ファンファーレ風の華やかな出だしで、これからコンサートが始まるんだ!というワクワク感が増幅されたように思います。こうして、アルバムの途中に挟み込まれると、「さあ、仕切りなおして次に行きますよ」といった感じに聞こえてきて、面白いです。
 私、吹奏楽経験者であるにもかかわらず、リード作品は一度も演奏したことがないと思っていたんですが。この曲の冒頭部だけ、どこかで演奏したことがあったかも。と今更のように思い出しました。

 続いては『パンチネッロ』。コンサートでは次の『アルメニアン・ダンス』に押されて印象が飛んでしまった曲です(笑)。
 「ロマンチック・コメディへの序曲」という副題がついているこの曲、聴いていて軽やかで楽しくて、思わず顔が微笑んでしまいます。そうか、こんな曲だったのかぁ、と。改めてじっくり味わうことができました。

 続きまして、コンサートでは聖響さん渾身の、気迫溢れる指揮が拝見できた『オセロ』。激しく荒々しい、全てを打ちのめすような圧倒的な出だしの第1楽章には、ホールに響き渡る音に押しつぶされそうになりながら呆然としていたあの感覚が、蘇ってきます。で、やっぱり思い浮かべてしまうんですよね。ラストに残る銅鑼の余韻までコントロールするかのように、左手を突き出してじっと動かなかった聖響さんのお姿を。
 圧倒的な迫力の第1楽章の雰囲気を吹き飛ばすように、第2楽章はとても軽やかで明るい曲です。『暁のセレナード』ということで、朝の風景が描かれているわけなのですが、本当に爽やかな陽光が降り注ぐ朝の光景を思い浮かべることができる演奏です。
 第3楽章は、しっとりとメロディを歌わせる演奏に、心が震えます。
 ホールで聴いているときは、第1楽章に圧倒されて、全ての感情のブレーカーが落ちてしまったように、ただ呆然と聴いてしまっていたんですが(苦笑)。こうしてCDで、落ち着いて聴くことができて良かったと思います。
 第4楽章は、これまた華やかなファンファーレで幕を開ける曲。1日目の演奏も凄かったですが、2日目は本当に圧巻な爆演で、曲が終わると同時に思わず、といった拍手が漏れたのを思い出しました。
 第5楽章は、劇的な物語に静かに幕を引く終曲です。
 オーケストラの大音響が鳴るよりも、もっと直接的に、全身に音が槍となって突き刺さってくるような感じだったなぁ、と。ホールで味わった感動を、今更のように分析してしまいました(笑)。
 この曲。
 ホールで聴いた時に聞こえてきた、ビックリするほど大きな聖響さんの声は、見事にカットされてました。できれば、そのまま収録してほしかったんですが……。あの声は、当日ホールで聴いた人だけが記憶に留める事のできる特権なのだと思うことにします(苦笑)。
 そして、2日目の追加公演でこの曲を聴いて。言葉も出ないほど圧倒されて、わけもわからずに休憩時間に号泣したのも。きっと、ホールで体感したからこそ、味わうことのできた感動だったんだろうと思います。

 ラストは、この曲しかないでしょう!という『アレルヤ!ラウダムス・テ』。
 宗教曲ということと、レコーディングされたみなとみらいホールではパイプオルガンが使用されたということもあって、聴いていてとても清らかな気持ちになって、真摯に音楽に耳を傾けるような、背筋がピッと伸びるような気がします。
 そういえば、ホールで聴いたときは。特に2日目の追加公演では、パイプオルガンが入ってくる辺りから、ホールにリードさんが、吹奏楽の神様が降臨したような気持ちになりました。そして、やっぱり泣いてしまうんですよね。
 こんな素晴らしい曲の数々に出会えたこと。
 その素晴らしい曲を、最高の形で聖響さんとシエナさんが形にして下さったこと。
 レコーディングの場に立ち会うことができたこと。
 改めて、その全てに深く感謝する気持ちになりました。

 で、以下は余談なんですが(笑)。
 CDのライナーに、アンコールの『星条旗よ永遠なれ』を演奏している写真が掲載されています。
 そのうちの2枚に、私が写り込んでおります(笑)。
 1枚目は遠い場所から写していて、2枚目はカメラの方に顔を向けていないので、どちらも顔はわからないんですけど。
 あの日、あの時、あの場所で。あんなことをしているのは私でしかありえない!ということで、判明しました(笑)。かなりビックリしました(笑)。
 特に、2枚目のアレは多分、2日目の追加公演のアンコールで。タンバリンを叩いていた私のすぐ側に聖響さんが来られて、視線が釘付けになっていた時のものなんだろうなぁ、と(笑)。
 いろいろな意味で、記念になるCDだと思います(笑)。

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結月秋絵

Author:結月秋絵
ようこそお越し下さいました(礼)
音楽の原点はG-CLEF。
好きな指揮者は金聖響さん、佐渡裕さん、下野竜也さん。
好きなヴァイオリニストは落合徹也さん、古澤巌さん、神奈川フィルのソロ・コンマス石田泰尚さん。
好きなピアニストは榊原大さん。
好きなチェリストは柏木広樹さん、ヨーヨー・マさん。
などなど、挙げ始めるときりが無いです(笑)
ピアノ、パーカッション(吹奏楽部にて)、ヴァイオリンの楽器経験があります。
ちなみに、この写真は倉敷市民会館のステージにて。中学時代の定位置(=鍵盤楽器系パーカッション)からの隠し撮りです(爆)

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