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 今日の午後は、FMシンフォニーコンサートで金聖響さん×東フィルさん。それも、シャブリエ作曲の「狂詩曲“スペイン”」が聴ける!
 ということで、ラジオの前で正座です(笑)。

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FMシンフォニーコンサート
東京フィル 響きの森クラシック・シリーズから(1)

シャブリエ作曲:「狂詩曲“スペイン”」
シベリウス作曲:「バイオリン協奏曲 ニ短調 作品47」
  バイオリン:戸田弥生
  管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
  指揮:金聖響
  ~東京・文京シビックホールで収録~
          <2006/03/11>

外山雄三作曲:「管弦楽のためのラプソディ」
  管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
  指揮:岩城宏之
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 まずは、シャブリエ作曲の「狂詩曲“スペイン”」。
 前にもお話したかも、なのですが。
 この曲は、私にとって最も思い出深い曲の一つです。というのは、中学2年生の時。初めて出場した吹奏楽コンクールで自由曲として演奏したものだからなのですね。3~4ヶ月の間、毎日死ぬほど練習した曲ですから、未だにメロディを全部歌えと言われれば歌えますし、ある意味でスコア全部頭に入っているようなトコロがあります。
 生まれて初めて目にする8分の3拍子。
 加えて、冒頭からいきなり、3拍子なのに1拍おきに音が鳴って、2拍子のように聴こえるヘミオラ。メインのメロディも、ヘミオラ。
(曲を聴いているとわかると思うのですが、|タ ・ タ|・ タ ・|タ ・ タ|・ タ ・|と、楽譜は3拍子なんですけど、耳には2拍子のように聴こえるのです。言ってみれば、3拍子の曲を2拍子で手拍子するような感じです)
 拍子を掴むのに苦労したり。
 楽器の持ち替えも多くて、どういう配置にすれば効率がいいか悩んだり。
 途中のトロンボーンソロの部分は、バックで何をやってるかよくわからなかったり(笑)。しかも、コンクール本番で先輩がそのソロでコケてしまったり(苦笑)。そのために、1点差で中国大会出場を逃してしまったり。
 私がこの曲でヴィブラフォンを必要としたために、部費でヴィブラフォンを購入してもらい、私が初めて叩いた人になったり。
 いい思い出も、苦い思い出も、いっぱいある大切な曲です。

 そんな曲ですから、一度聖響さんの指揮で聴いてみたかったんですよね。
 生で聴くことは叶いませんでしたが、こうしてラジオで聴くことができて、嬉しいです。
 テンポは、速すぎず遅すぎず、ちょうどよい心地よいテンポ。
 管楽器も打楽器も大活躍!な曲なので、全体的に音がキラキラと輝いている感じで。まぶしい陽光が照りつける、原色系の色彩豊かな世界が展開されていくように思いました。
 弦楽器が優勢になるあたりはとても優美で。
 トロンボーンソロも、ちょっと艶やかな感じでステキです。ここの部分、私はヴィブラフォンでひたすら和音ロールでしたが、タンバリンも叩いてみたかった(笑)。
 ただ、録音するマイクの位置の関係もあったのかも、と思うのですが。
 全体的に、クレッシェンドがもうちょっと、音の落差があっても良かったかな?と感じました。こればかりは、ホールで生演奏を聴いたわけではないので、何とも言いがたい部分があるのですけれど。
 最後は一気にまくしたてるような終わり方で(途中からテンポ上がってましたよね?)。スパン!と指揮棒を勢いよく振り下ろす、聖響さんのお姿が目に浮かぶようでした。
 目の前に、パッパッといろいろな光景の写真を、まるで紙芝居をめくっていくように見せられて、感心しているうちにあっという間に終わってしまったような気がしました。

 華やかでキラキラした「狂詩曲“スペイン”」から一転、次はシベコンです。
 すすり泣くような、悲しげで、でもどこかエキゾチックな香りのするメロディから始まる、シベコン。全体的に暗いトーンの中に、激しさを内包しているような気がする曲です。
 オーケストラを伴奏に、ヴァイオリンが浪々と歌い上げるというよりは、ヴァイオリンのソロ→オーケストラの演奏、といった感じで順番に見せ場がくるような構成になっているのも、面白いかなぁ、と思います。ヴァイオリンの長いカデンツァ、戸田さんの音色が美しくも激しくて、素晴らしかったです。唸るような、艶やかな低音の音色が、とても好みでした。時折開放弦の攻撃的な音が混ざるヴァイオリンのG線の響き、聴いていてゾクゾクするくらい大好きなのです♪
 オーケストラがガンガンに鳴っている部分は、前の方で聴いていた方には聖響さんの唸り声が聞こえていたのではないかしら?と勝手に思ってしまいました。
 第1楽章の最後の方で、ちょっとオケとソロがズレたような気がしたのですが……これも、音を拾っていたマイクの位置によるものかしら?(汗;)
 第2楽章は、比較的低い音域で奏でられるメロディを聴いていると、低く重くたれこめた厚い雲によって、太陽の光が遮られたような、少し薄暗い光景が浮かぶように思いました。そんな中でも時折、雲が薄くなった場所から光が差すような感じでした。
 シベリウスの曲を聴くと、長く暗くて雪深い冬の光景を思い描いてしまうのですけれど。この第2楽章では特に強く、それを思いました。
 外は肌を刺すような寒さなんですけど、家の中は明りが灯っていて、ストーブの温かい火があって、その周囲に家族や親しい友人が集まっているような温かさもあるような。そんな光景を思い描いてしまいました。
 暗く寒々しい中にも温かさが見える第2楽章からあまり間を空けず、軽やかでリズミカルな第3楽章へ。
 オーケストラが力強くリズムを刻む様子は、長く暗い冬の中でも、やがては訪れるであろう春を待って力強く生きる人々の様子を描いたような気がします。
 シベコンもCDで何度も聴いているはずなんですけど。
 この第3楽章、こんなに面白いリズムがバックに流れていたのかぁ、と。今日の放送で改めて気づかされるように思いました。
 寒々しい光景の中にも温かさが垣間見られるような、素晴らしいシベコンだったと思います。

 これは多分、今現在の私の感性が聖響さんの作り出す音楽にシンクロしやすくなっているためだと思うのですけれど。
 コンサートでもCDでも、聖響さん指揮の音楽を聴くと、いろいろな光景を思い浮かべてしまいます。今日ラジオで聴いた演奏でもそうでした。
 いつか、これらの曲も生で聴く機会があればいいなぁ、と思います。
 コンサートなどなどでは古典派の曲を聴くことが多いのですけれど。ロシア物とか、フランス物とか、いろいろ聴いてみたくなる内容の放送でした。

 放送時間があるから……ということで最後に流れたのは、外山雄三さん作曲の「管弦楽のためのラプソディ」。
 スペイン→北欧へと旅をして、日本に帰ってきた、という感じの構成が面白かったです。
 拍子木に鈴、民謡のメロディに和太鼓風のリズム。
 祭りの音頭を聞くと血が騒ぐぜっ!という感じでしょうか(笑)。

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結月秋絵

Author:結月秋絵
ようこそお越し下さいました(礼)
音楽の原点はG-CLEF。
好きな指揮者は金聖響さん、佐渡裕さん、下野竜也さん。
好きなヴァイオリニストは落合徹也さん、古澤巌さん、神奈川フィルのソロ・コンマス石田泰尚さん。
好きなピアニストは榊原大さん。
好きなチェリストは柏木広樹さん、ヨーヨー・マさん。
などなど、挙げ始めるときりが無いです(笑)
ピアノ、パーカッション(吹奏楽部にて)、ヴァイオリンの楽器経験があります。
ちなみに、この写真は倉敷市民会館のステージにて。中学時代の定位置(=鍵盤楽器系パーカッション)からの隠し撮りです(爆)

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