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 今週のベスト・オブ・クラシックは話題の日本人指揮者。
 ということで、今夜はそのトップバッターとして佐渡裕さんが登場!でした。
 曲目もベートーヴェン、それもベト7&トリオ協奏曲と大好きな曲が揃い踏みということで、ラジオの前でガッツリ聴かせていただきました。

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ベスト・オブ・クラシック
 ~話題の日本人指揮者(1)~
佐渡裕指揮 スイス・ロマンド管弦楽団演奏会

ベートーヴェン作曲:交響曲 第7番 イ長調 作品92
ベートーヴェン作曲:
 ピアノ、バイオリンとチェロのための三重協奏曲 ハ長調 作品56
   ピアノ:ニコライ・ルガンスキー
   バイオリン:ヴァディム・レーピン
   チェロ:ミーシャ・マイスキー
   管弦楽:スイス・ロマンド管弦楽団
   指揮:佐渡裕
メンデルスゾーン作曲:
 “ピアノ三重奏曲 第1番 ニ短調 作品49”から 第3楽章
   ピアノ:ニコライ・ルガンスキー
   バイオリン:ヴァディム・レーピン
   チェロ:ミーシャ・マイスキー

プロコフィエフ作曲:バレエ音楽“ロメオとジュリエット”から
                 ジュリエットの墓の前のロメオ
   管弦楽:スイス・ロマンド管弦楽団
   指揮:佐渡裕
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 ベト7は、出だしからガン!とくる音がとても印象的。
 Poco Sostenutoはたっぷりと歌い上げる感じ。
 Vivaceに入っても、テンポは少しゆっくりめ。音が爆発する感じが心地よくて、かと言って重くなりすぎない、絶妙なバランスです。176小節目に付いている繰り返しもありました。
 テンポはちょっとゆっくりめだけど、「タンタタッ」のリズムは重くなくて、軽やかな感じ。280小節目くらいからちょっと走った?と思ったけど、その後のフェルマータでア・テンポに戻った感じです(笑)。
 第1楽章の後半は、ティンパニの入りが気持ち速い部分もあって。ちょっとスリリングな展開が面白かったです。
 第2楽章「不滅のアレグレット」。同じ旋律を低音からヴァイオリンへとつないで、フォルティシモになっていく盛り上がり方、堂々と歌い上げていく感じが最高でした。
 150小節目からの、フルートが「ドーーシーーシドレーードシシドドーー♪」とメロディを奏でる時に、ピチカートで伴奏に回っている第2ヴァイオリン。自分で弾いてから大好きになりました。メロディにピタリとハマっていくリズムが心地よくて……と思うのは、私が打楽器出身だからでしょうか?(笑)
 第3楽章。最初の繰り返しありでした。フォルティシモでの「レーーード♯レ レーーード♯レ レーーミファ♯ーソファ♯ミ♪」の爆発感がたまりません。ティンパニのロールもかなり聴こえてきて、炸裂している感じでした。大音響で鳴っているオケの隙間から足音が聞こえてきたのは、多分気のせいではないはず(笑)。
 第4楽章は、それまでのゆったりめのテンポとは打って変わって、貯めに貯めたものを一気に爆発させるような、爽快&疾走テンポ。かなりかっ飛ばしておられます、佐渡さん。106小節目から、さらにテンポ上がってました(驚)。崩壊するかどうか、ギリギリの綱渡り感が絶妙な風味を加えていて、面白いです。
 足音も鼻息も聞こえてきて、思わず。瞼の裏に焼きついた、指揮台の上で暴れておられた佐渡さんの姿が蘇ってきました。

 このベト7、演奏は素晴らしかったのですけれど、録音状態があまりよろしくないのが、ちょっと残念でした。
 佐渡さん指揮のベト7は、私にとって思い出深い曲です。初めて佐渡さんを生で聴いたのが、この曲だったんです。
 コンサート前に開かれたプチ指揮講座で
「指揮者はオーケストラの楽員に自分の意図を伝える為なら、指揮台の上で何をやってもいい」
 と佐渡さんが仰いまして。コンサートでベト7(特に第4楽章)を振る姿を拝見して、妙に納得してしまった、という(笑)。飛び跳ねるし、唸るし、汗飛び散ってるし、メッチャ暴れてはりましたからね(笑)。
 ベト7ってこんなに楽しくて面白い曲なんだ!と私に思わせてくれたのは、佐渡さんです。そんな佐渡さん指揮のベト7を、今夜こうして楽しむことができて、幸せでした。

 続くは、同じくベートーヴェン作曲の三重協奏曲。オーケストラの前奏を受けて入ってくる、マイスキーさんのまろやかな音色にうっとりでした。
 独奏のお三方同士のやり取りも、オーケストラとの絡みも面白くて。時々どなたかの唸り声も聞こえてきて(笑)、楽しませていただきました。
 そういえば、佐渡さんもマイスキーさんも。去年演奏会を聴きに行って、終演後にサインをいただいたんですよね。そういう意味でも、今夜の取り合わせは感慨深いものでした。

 なんて書いてましたら、放送時間が残っているから……ということで流れてきたのが、プロコフィエフ作曲の「ロメオとジュリエット」。この曲、佐渡さん初体験のコンサートで、ベト7のカップリングとして前半に演奏されたんですよね。佐渡さんの指揮を拝見しつつ「ロメオとジュリエット」を聴きながら、「この人の背中から音楽が聴こえてくる」と思ったあのコンサート、もう10年ほど前のお話になります。

 今夜の放送、‘話題の日本人指揮者’というより、‘佐渡さん 名演奏の思い出’という感じでした。
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結月秋絵

Author:結月秋絵
ようこそお越し下さいました(礼)
音楽の原点はG-CLEF。
好きな指揮者は金聖響さん、佐渡裕さん、下野竜也さん。
好きなヴァイオリニストは落合徹也さん、古澤巌さん、神奈川フィルのソロ・コンマス石田泰尚さん。
好きなピアニストは榊原大さん。
好きなチェリストは柏木広樹さん、ヨーヨー・マさん。
などなど、挙げ始めるときりが無いです(笑)
ピアノ、パーカッション(吹奏楽部にて)、ヴァイオリンの楽器経験があります。
ちなみに、この写真は倉敷市民会館のステージにて。中学時代の定位置(=鍵盤楽器系パーカッション)からの隠し撮りです(爆)

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