2017 / 06
≪ 2017 / 05   - - - - 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 -  2017 / 07 ≫

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


聖さまN響デビュー


 2007年にN響さんと共演することになりました。
 と聖響さんの公式ブログで拝見したのが2005年の5月のこと。
 また、38年ぶりにN響のテューバ奏者が新たに入団する、ということでNHKの「にんげんドキュメント」でその様子が放送されたのも、2005年5月のこと。
 あれから約2年。
 聖響さんがN響初登場&ソリストがその池田さんということで、東京まで聴きに参りました♪

---------------------------------
N響オーチャード定期 第44回

メンデルスゾーン:序曲「フィンガルの洞窟」
ヴォーン=ウィリアムズ:チューバ協奏曲 ヘ短調
 チューバ:池田幸広
マーラー:交響曲第1番 ニ長調「巨人」

指揮:金聖響
管弦楽:NHK交響楽団
コンサートマスター:篠崎史紀

Bunkamuraオーチャードホール 15:30~
---------------------------------

 この日のコンサートは、聖響さんがN響デビュー。
 一昨年に入団した池田さんがN響でソリストデビュー。
 という、ダブルデビューでフレッシュな顔合わせでした。だからでしょうか。2月に聴いたときよりも、N響さんの音が温かいなぁと感じました。

 コンサートの最初はメンデルスゾーン作曲の序曲「フィンガルの洞窟」
 燕尾服で登場なさった聖響さんもさすがに緊張なさっているのか、ちょっと硬い感じでしたが。。。
 岩場に押し寄せる波のような音、途中で出てくるクラリネットの二重奏。
 程よく高揚しつつ、美しい音楽に身をゆだねる心地よいひと時でありました。

 続きましては、N響の新しきチューバ奏者、池田さんがソリストとして立つチューバ協奏曲。
 チューバ協奏曲ってかなり珍しいよなぁ、と思いつつ、初めて聴く曲にウキウキしておりました。
 通常は協奏曲のソリストさんというのは指揮者とコンサートマスターの間に位置するのですが、この曲はヴィオラと指揮者の間に位置していました。
 曲そのものは、意外と言いますか。とても日本的な響きの曲で、いつも重低音でボンボン吹いているイメージのあるチューバが軽やかに、表情豊かにメロディを奏でるのが、これまた何とも心地よくてですね。
 美しい音楽、和風の響き、まろやかなチューバの音色。
 思わず半分夢の中に引き込まれてしまいました(大汗;)
 第3楽章は躍動感溢れる音楽で、チューバの妙技も拝聴できて、楽しい楽章でした。
 N響さんの音も、初めてソリストとして立つ池田さんを励まし、温かく見守るような“あったか~い”音でして。
 聖響さんも引き立て役に徹しておられて。
 曲の美しさや素晴らしさに心引かれたのはもちろんなのですが、そういった団員さんたちの人間模様が垣間見えるようで、心がほっこり致しました♪

 休憩を挟んだ後半は、本日のメインでありますマーラーの交響曲「巨人」
 聖響さんが振るマーラーは一度聴いてみたかったので、これまた願ったり叶ったりでありました♪
 ステージに乗る団員さんの数も増えて、ティンパニもバスドラムも2台用意されて、さすが大掛かりだなぁ。。。と、始まる前からワクワクです。
 弦楽器のフラジオレットでずーっと伸びる音、クラリネットが奏でるカッコウの鳴き声。もやのかかった深い森の中に足を踏み入れたような気分です。
 舞台裏から聞こえてくるファンファーレも、何か楽しいことが起こりそうな予感です。普段は人間が足を踏み入れることのない、巨人が住むという禁断の森に招待されたような気分でした。
 第2楽章はウキウキ、ワクワクでリズミカルな楽章♪
 指揮台の聖響さんもノリノリ、客席で聴いている私もノリノリという(笑)
 ティンパニを伴奏に、コントラバスが奏でる「ジャック兄さん」のメロディが輪唱状態になっていく第3楽章も楽しかったです。ヴィオラの店村さんやコンマス篠崎さんの美しすぎるソロにうっとりする部分もありまして。
 これまた楽しませていただきました。
 音を絞れるだけ絞って、ギリギリの緊張感が一気に爆発するような第4楽章。ティンパニ2台叩きは圧巻!であります。ロールにアクセントをつけたり、1オクターブで叩いたり。なるほど、だから2台あるのね!と聴きながら&拝見しながら納得してしまいました。
 この第4楽章。プログラムに
「最後に、トランペットの力強いファンファーレに導かれて、壮大なクライマックスが築かれ、ホルン(楽譜には起立して吹くように指示されているが、本日はどうなるのだろうか?)が堂々と4度下降の主題を吹奏する」
 と書かれておりまして。
 マーラーさんが楽譜に「起立して吹きなさい」と書いているのなら、聖響さんは絶対立たせるよね。
 と思っていましたラスト部分。
 立った、立ったよ!
 ホルンが立った!
 心の中で思わず拍手(笑)
 やっぱりその瞬間、ホルン+トランペット1名が一斉に立ち上がりました。その瞬間の開放感といったら!
 マーラーってこんなにキモチイイ音楽だったんだ!と思いましたです。
 旅の疲れも一気に吹っ飛ぶような、スッキリ爽快なラスト。音と一緒に心がスッキリと晴れ渡って開放されていくのがとても気持ちよくて、気持ちよすぎて泣けてしまいました。
 本当にブラボーでありました♪

 今日の演奏会、コンマスは“まろ様”篠崎さん。
 指揮者は聖響さん。
 ヴィオラの首席は店村さん。
 聖響さんがマーラーを振るから、オケの配置はどうなのかな?と思っておりましたら、普通に(?)舞台下手側から第1ヴァイオリン→第2ヴァイオリン→チェロ→ヴィオラという配置でしたので、ステージの最前列に篠崎さん→聖響さん→店村さんが並ぶわけです。
 これぞまさに、黄金の三角形、ゴールデン・トライアングルですよ!
 母子揃って萌え萌えモードでございました♪

 マーラーの交響曲になると、聖響さんも少しいつもの調子になってきたかな?と思ったのですけれど。
 さすがに去年の「運命」や22日のブラームスのように
「見たか! これが俺の音楽や!」
 といったオーラがビンビン伝わってくる、とまではいかなかったかなぁ、と。
 初めてのオーケストラを相手に、やはり緊張とかちょっとした遠慮など、あったのかなぁ、と思いました。
 今日のN響さんは、コンマスに篠崎さん、ヴィオラの首席には店村さん、オーボエには茂木さん。他にもあちこちでお名前を聞く首席奏者さんたちがズラッと勢ぞろいな上、曲は各パートに見せ場があるマーラーの交響曲。
 初登場の指揮者をオールスターで出迎えた、という感じだなぁと僭越ながら思ってしまいました。
 全体として温かい音色だなぁ、と思ったのも、そのせいだったかもしれません。
 N響さんと聖響さんの顔合わせ、次はどうなるのかな?と期待せずにはいられない、これきりにはしてほしくないなぁ、と思うコンサートでありました。
 東京まで行った甲斐がありました♪

 チューバの新たな魅力を知らしめてくださった池田さん。
 気持ちよすぎるマーラーさんを聞かせてくださった聖響さん、N響さん。
 心より感謝いたします(^^)
 ぜひぜひ、また共演していただきたいです。
 実現したあかつきには、また東京まで駆けつけてしまいそうです(笑)
スポンサーサイト


【】
>親父りゅうさん
コメントありがとうございます(礼)
オーケストラで、交響曲でスタンド・プレーって珍しいですものね。。。
聖響さんのファンとしては「楽譜に書かれてるんだから、当然やるでしょ」と思うのですが、ご存じない方は「え!?」と思われたかもですね(笑)
N響さんとの共演、ぜひぜひまたやってほしいですね~。
全国ツアーなどやっていただいて、近くのホールに来ていただくのがベストでしょうか(笑)

ついしん
非公開→公開モードへの変更はできないみたいです。
ごめんなさいですm(__)m
【】
初めまして。

私自身はこちらのサイトをブックマークして
ずっと前より、空からお邪魔していたのですが
コメント書かせていただくのは初めてです。

なんと東京まで遠征されて、N響を聴かれたんですね。
私もあの感動を共有した一人として
一言書かずにおられなくなり、降りてまいりました。

クラシックを聴き始めて1年にしかならず、
金聖響さんに出会ってからも8ヶ月にしかならない
超初心者で、感想にも何もなっていませんが
コンサートに行くたびに駄文を連ねています。
よろしければ一度いらしてくださいませ。

http://flypen.blog32.fc2.com/blog-entry-221.html
【】
>ぺんさん

ようこそお越しくださいました(礼)
ブクマつけていただきまして、降りてきていただきまして、ありがとうございます(^^)

そうなのです。
聖響さんもとても楽しみにしておられた&気合が入っていたコンサートですし。
N響さんには好きな団員さんが何人もいらっしゃるるので、聖響さんの指揮でどんな演奏をしていただけるのかしら?と思うと居ても立ってもいられなくてですね(笑)
行ってしまいました。
時に聖響さんはとんでもない吸引力があるのです(笑)

音楽を聴いて感動することに、年数は関係ないと私は思います(^^)
書いて字のごとく、楽しむか否かではないか、と。
聴き始めてから経てきた年数や曲数を重ねたら重ねたで、また聴き方や受け止め方も違ってきます。
その違いもまた、楽しいという(^^)
そして気がついたら深みにハマっているんですよね(笑)

またそちらにも伺います。
コメントありがとうございました(礼)
【】
コメ、遅すぎる?(笑)
いやはや、遠征したかいがあったものですね☆

さすが聖さま、期待通り、いやそれ以上でした♪
【】
>つとさん

遅くないですよ~♪
こちらこそ、未だご挨拶に伺うこともなく大変失礼を。。。(滝汗;)
えと、コメントとTBをありがとうでした。
今からそちらへ伺います。
(業務連絡かっ!/笑)
この記事へコメントする















結月秋絵

Author:結月秋絵
ようこそお越し下さいました(礼)
音楽の原点はG-CLEF。
好きな指揮者は金聖響さん、佐渡裕さん、下野竜也さん。
好きなヴァイオリニストは落合徹也さん、古澤巌さん、神奈川フィルのソロ・コンマス石田泰尚さん。
好きなピアニストは榊原大さん。
好きなチェリストは柏木広樹さん、ヨーヨー・マさん。
などなど、挙げ始めるときりが無いです(笑)
ピアノ、パーカッション(吹奏楽部にて)、ヴァイオリンの楽器経験があります。
ちなみに、この写真は倉敷市民会館のステージにて。中学時代の定位置(=鍵盤楽器系パーカッション)からの隠し撮りです(爆)

05 | 2017/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。