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聖響×OEK ブラームス・チクルス 第1回


 指揮者・金聖響さんがザ・シンフォニーホールで行っているシリーズ物のコンサート。
 今年はOEKことオーケストラ・アンサンブル金沢とブラームス・チクルスということで、行って参りました(^^)

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聖響×OEK ブラームス・チクルス 第1回

ヨハネス・ブラームス
 大学祝典序曲 作品80
 ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品77
  ヴァイオリン独奏:シュロモ・ミンツ
 交響曲 第1番 ハ短調 作品68

(ヴァイオリン・アンコール)
パガニーニ作曲:「24の奇想曲より 第5番 イ短調」

指揮:金聖響
管弦楽:オーケストラ・アンサンブル金沢

ザ・シンフォニーホール 15:00~
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 2007-8年にかけて行われる4回シリーズでは、聖響さんとOEKさんがガッツリとブラームスに取り組むということで、ワクワクしつつホールへ向かいました。
 今日の聖響さんは、気合の表れなのか(笑)
 燕尾服でのご登場でした♪

 シリーズの幕開けは、『大学祝典序曲』
 『大学受験講座』のテーマ曲として、私もよく耳にしていた曲だからでしょうか。
「さぁ、楽しい音楽の時間ですよ。今年はブラームスさんです。皆さん、楽しんで聴きましょう~♪」
 と誘われているような心地でした。
 振っている聖響さんも、とてもいいお顔をなさってまして。今日は超ご機嫌で楽しんでおられるなぁ、と思いつつ。楽しい気分にシンクロしながら聴いておりました。
 ブラームス・チクルスの幕開けにふさわしい、華々しい曲に気分もルンルンでございました♪

 続きまして、本日の協奏曲はヴァイオリン協奏曲。
 ヴァイオリニストさんにとってはパガニーニさんよりも弾きづらい、なんてお話を聞いたこともある曲です。ヴァイオリン独奏は、歴史をかざる名指揮者と共演してきた、というシュロモ・ミンツ氏。
 何だか気難しそうなお顔をしておられて、実際に正面から見ていた母上も
「難しい顔して弾いてた」
と話しておりました。
(なにせ、私が座っていた席からは背中しか見えませんから;)
 穏やかなオーケストラの演奏に始まって、調性が変わって激しいソロが入ってくる第1楽章。ヴァイオリンのメロディに合わせて、ステージを踏みしめるミンツ氏の足音が聞こえてきて、まるで指揮者が二人いるような気分でした(笑)
 聖響さんもかなり気のこもった指揮をしておられて。
 ミンツ氏も素晴らしい音色でグイグイとオーケストラを引っ張っていかれて。
 OEKさんは、ミンツ氏が奏でるメロディにピタリとニュアンスを合わせていくという。
 指揮者とソリストとオケががっぷり組んで、いい意味で火花が散っていて、かなり迫力のある協奏曲でした。
 第1楽章でミンツ氏が奏でたカデンツァが、今まで耳にしたことのない感じで面白いなぁ、と思っておりました。聖響さんも、指揮台という至近距離な特等席でしっかり堪能しておられたようにお見受けしました(^^)
 第2楽章では、オーボエの美しいメロディに思わずうっとり♪ ミンツ氏のヴァイオリンの美しい音色にも、もちろんうっとりです♪
 第2楽章から間を置かずに突入した、リズミカルな第3楽章。ハンガリー風の主題の“ため”具合が絶妙で、とても心地よかったです。そして、ミンツ氏と聖響さんがしっかりアイコンタクトを取って、主導権のバトンタッチを行っている様子を見ていて、いい意味で火花散ってるなぁ、と微笑ましく思ってしまいました。
 第2楽章で思わずホロリ、第3楽章は楽しくて笑いが止まらない、という素晴らしい協奏曲でした。
 演奏が終わった後も拍手が鳴り止まなくて、2度3度と聖響さんとミンツ氏が出てこられて。ミンツ氏と聖響さんが肩組んで出てこられた様子が、萌えでございました♪

 そして、あれだけの演奏をした後で、ミンツ氏が弾いたアンコール曲は、パガニーニ。。。
 相当速いテンポでスケールや半音階が続いて、左指が恐ろしい勢いで運指板を駆け抜けて、弓が弦の上で踊っておりました。
 す、凄すぎます、ミンツ氏。。。
 本当に、素晴らしかったです♪
 堪能させていただきました。
 演奏会終了後にはサインまでいただきまして、本当に感激でした(感涙)
シュロモ・ミンツ氏


 休憩を挟んだ後半は、本日メインの交響曲第1番です。
 とぉっても楽しみにしていた曲です。
 ティンパニの強打が印象的な第1楽章冒頭から、一気に曲に引き込まれました。
 ティンパニの音の強さ、硬いマレットを使って叩き出される粒のはっきりした音。それに重なるオーケストラの響きと強さと音の膨らみ方。
 何もかもが、ピタッ!とピンポイントでドンピシャなツボにハマって、効果絶大、たまんねぇ~!な感じです。
 この音で、この響きで、この強弱で、このニュアンスで聴きたかったのよ、この曲っ!!!
 しょっぱなからノックアウトされて、ウルウルでした。

 第2楽章は管楽器のアンサンブルが見事で、とても美しくて。
 コンマスのサイモン・ブレンディスさんのソロも甘美な夢を見ているような音色で、ホロリときてしまいました。
 第3楽章は、クラリネットのソロがこれまた美しい!
 適度に渋さが混ざったしなやかなメロディが、適度に速いテンポで展開されていて、これまた心地よすぎて「うわぁ、たまらん!」
 第1楽章、第2楽章で必死に堪えていた号泣モードが爆発してしまいました。
 あのテンポで、あのしなやかさで、あの音色で聞かされたら、本当にたまらんスマッシュでございました、第3楽章。

 混沌とした雰囲気の序奏から、歓喜のラストへと向かっていく第4楽章。
 解説などでよく言われているように、ベートーヴェンの交響曲第5番に似た構成で、交響曲第9番を思わせる主題が登場する第4楽章。
 この調子で聴いたら、とんでもないことになるんじゃないか!?と思った予感は的中しました。
 第1ヴァイオリンと第2ヴァイオリンが対向配置になっているので、32分音符が切れ切れになって噛み合わされている部分も、ちょうどいい感じでステレオ効果でしたし。
 ピウ・アンダンテで出てくるアルプ・ホルンの旋律は、重く立ち込めた暗雲の切れ間から光が差してくるように聴こえて、その後でやってくる第9のメロディに似た旋律はジーンと心に染みました。
 アクセントのついた音を、短く切らずにテヌートぎみに演奏していたのが強く印象に残りました。
 ピウ・アレグロでハ長調に転じてからも、テンポが落ちることがなくて(そういう意味ではまさに楽譜どおりの指揮で)
 ティンパニも強烈に響いてきて。
 もう、行ける所まで行ってしまえ!
 と超ハイテンションでラストまで突っ走っておりました。
 去年の3月、この曲をちょこっと練習させていただいた時。ブラームスの交響曲第1番のラストって、ベートーヴェンさんの交響曲第5番のラストにそっくりだなぁ。
 と感じたのですけれど。
 今日の演奏は、まさにそれを体現して下さっていて。
 ブラームスさんの交響曲第1番って、こんなにテンション高くて凄い曲だっったんだ!
 と改めて感じさせて下さいました。

 OEKさんの音色も、全体を通してとても美しく、迫力もありました。数に物を言わせてガンガン鳴らすのだけがオーケストラじゃないんだなぁ、と思わせてくださる演奏で。
 CDでベートーヴェンを聴いたときにも思いましたが、余計なものをそぎ落として、シンプルで、けれど豊かさを失わず、適度な上品さも漂わせている音色だなぁ、と。
 そして聖響さんの指揮を、かなり細かい部分まで拾い上げて音にしているなぁ、と感じました。
 だからでしょう、指揮者に正対する正面の席で聴いていますと、自分もオーケストラの一員になったような気分でして。完全にシンクロしてしまいました(笑)

 聖響さんも、今日は最初から最後まで、とてもいいお顔で指揮なさってました♪
 交響曲は、第1楽章の最初からお声が聞こえて参りました(^^)
 また、激しい部分の後にやってくる穏やかな部分とか。硬い音が続いた後で、しなやかな柔らかい音で奏でられるメロディとか。対比させてメリハリをつけて、浮き立たせるのが見事だなぁ、といつもながら思いました。
 ベートーヴェンのCDもそうでしたが、漠然と抱いていた「この曲、こんな音で聴きたいなぁ」という願望を、完璧な形にして「これでええか?」と差し出して下さるという。。。
 もう、完敗です。
 この席で号泣したら、メチャメチャ目立つから我慢しなきゃ!
 とかなり我慢したんですけどね。
 泣いちゃいましたね。。。(苦笑)
 生きてて良かった、と思う演奏でした(^^)

 ブラームス・チクルス第1回。
 最高の幕開けでございました♪
 素晴らしいソロを聴かせていただいて、サインまでしていただいたミンツ氏に。
 ブラームスって素晴らしい!と再認識させていただいたOEKさんと金聖響さんに、心から感謝致します。
 第2回目は7月。
 今度は、これまた号泣せずにはいられない、第2番です。
 こちらも、楽しみであります♪

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結月秋絵

Author:結月秋絵
ようこそお越し下さいました(礼)
音楽の原点はG-CLEF。
好きな指揮者は金聖響さん、佐渡裕さん、下野竜也さん。
好きなヴァイオリニストは落合徹也さん、古澤巌さん、神奈川フィルのソロ・コンマス石田泰尚さん。
好きなピアニストは榊原大さん。
好きなチェリストは柏木広樹さん、ヨーヨー・マさん。
などなど、挙げ始めるときりが無いです(笑)
ピアノ、パーカッション(吹奏楽部にて)、ヴァイオリンの楽器経験があります。
ちなみに、この写真は倉敷市民会館のステージにて。中学時代の定位置(=鍵盤楽器系パーカッション)からの隠し撮りです(爆)

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