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 ここ数年、年明けから間もない頃に毎年N響さんが地元に来て下さいます。
 定期公演のツアーの一環だと思うのですけれど。
 去年はブロムシュテットさんがN響さんを連れて来てくれました。……運悪く、勉強会と重なってしまって。終わった瞬間にホールへダッシュ!したものの、「グレイト」の第2楽章を客席の外で聴き、第3楽章からようやく中に入れてもらえた、という状態だったんですが(涙)

 でも、今年は。
 あの下野竜也さんが来て下さるっ!!!

 というワケで、バイト先にお休みをいただいて行ってきました。

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NHK交響楽団定期演奏会
  岡山シンフォニーホール 第12回公演

ベートーヴェン作曲
  序曲「献堂式」 作品124
ショスタコーヴィチ作曲
  ピアノ協奏曲第1番 ハ短調 作品35(*)

(休憩)

フランク作曲
  交響曲 ニ短調

指揮:下野竜也
ピアノ:スティーヴン・オズボーン
トランペット:関山幸弘(*)
管弦楽:NHK交響楽団

岡山シンフォニーホール 19:00~
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 N響さんと言えば。好きな演奏家さんも何名かいらっしゃるので、ホールに入る前からつい、思ってしまいます。
 今日のコンマスはどちらかしら?
 ヴィオラのトップにあの方はいらっしゃるかしら?
 といった感じで(苦笑)
 なので、ステージに団員さんが出てこられると、軽く「キャッ♪」となってしまうという(汗)
 今日のコンマスは堀さんでした。

 コンサートの最初に演奏されたのは、ベートーヴェン作曲の序曲「献堂式」
 名前の通り、とても堂々とした華々しい曲でした。
 下野さんも、小柄な方なのですが、振っているお姿はとても大きく見えるんですよね。曲が曲だからでしょうか、オーケストラを完全に掌握した指揮官のような雰囲気のようにお見受けしました。

 「献堂式」の後は、ショスタコーヴィチ作曲のピアノ協奏曲。この曲も、生で聴くのは初めてで、でもとても面白い曲なので結構好きなんですよね。なので、とても楽しみにしていた1曲です。
 冒頭からいきなり、ピアノとトランペット独奏による、勢いのいい掛け合いから始まるこの曲。全4楽章構成になっていますが、切れ目なく演奏されるので……生で聴いていると、どこで楽章の切れ目があるのかわからない、という(汗)
 オケの方も、弦楽器のみというユニークな構成になっているこの曲。
 ちょっと不穏さを感じるメロディがあったかと思えば、しっとりしたような部分もあって。結構テンポも変わっていきますし、最後は急にふき出したような乾いた笑いが響くように終わっていく、という本当に面白い曲です。
 ピアノとトランペットの絡み合いもステキで、面白くて。
 ワクワクしながら聴かせていただきました♪

 というか、何よりもこの曲。
 下野さんの譜面台に置かれたスコアがかなり小さくてですね(苦笑)
 市販されているミニスコアのような大きさなんですよ。
 見づらいだろうなぁ~、と演奏とは別の場所で感心してしまったという(滝汗;)

 後半はフランクの交響曲。
 こちらも、聴くのは全く初めてといいますか、演奏される機会もそれほど多くないのではないかと思います。そういう曲を積極的に取り上げて下さるのがさすが下野さんと言いましょうか、隠れた名曲を「どうですか? この曲ステキでしょう? もっと聴きたいでしょう?」と思わせて下さるように感じます。
 というか、この曲。
 本当に演奏される機会が少ないのが残念に思うほど、素晴らしい曲だったんですよ。
 第1楽章から凄い迫力で。メロディはとても美しくて。
 バーン!とオケが全開で、華々しく終わってくれるので、思わず拍手しそうになりました。
 第2楽章はどこか荘厳さが漂うような曲。第1楽章で聴いたメロディも時々出てきて、じっくりと聴き入ってしまいました。
 第3楽章はニ長調になって明るい雰囲気になっていて。冒頭に出てきたメロディが明るく堂々と、華々しく繰り返されて、金管楽器が高らかに力強く歌い上げてくれるので、聴いていてとても気持ち良かったです。
 本当に、バイトを放り出してでも来て良かった!と思いました。
 素晴らしかったです!!!

 ……という感想を、コンサートから約ひと月たって、BS2で放送された定期公演の様子を見ながら書いたという(汗)
 この前日の感想の最後にも書きましたが、本当に忙しかったんですよ~
 コンサートが終わって帰宅してからも、感想書かなきゃ……と思いつつ、生理学実験のプロトコルを組み始めたら深夜になったという状況でしたから(苦笑)

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 あのOEKさんが地元に来る!
 それも、一番大きなホールは改装中で使えないために、市街から車で30分ほどかけて行かねばならないホールへ(汗)
 というワケで、行ってきました。

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ケイリン福祉コンサート
 オーケストラ・アンサンブル金沢

ロッシーニ作曲
  歌劇「セヴィリアの理髪師」序曲」
モーツァルト作曲
  きらきら星変奏曲
  ピアノ協奏曲第23番 イ長調
    
(休憩)

モーツァルト作曲
  交響曲第41番 ハ長調「ジュピター」
(アンコール)
モーツァルト作曲
  ディヴェルティメント ニ長調 から第2楽章

指揮:柳澤寿男
ピアノ:近藤嘉宏
管弦楽:オーケストラ・アンサンブル金沢

倉敷市玉島文化センター 14:00~
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 今日のホール、所属していた吹奏楽団の練習で何度か使って、ホール所有のスタンウェイを弾きませんか?企画が開催された時に15分ほどホールを借りきって演奏したことがあります。が、まともに演奏会を聴くのは初めてのような……
 なにせ、客席で聴くよりも、ステージに上がった回数の方が多いというホールでした。

 そのホールの音響が悪いのか。
 あるいは、朝から雨混じりの天候のせいだったのか。
 それとも、いつも聴いてるホールの音響がいいのか。

 ……なんだか、いつものOEKさんと違う……(汗;)

 ロッシーニを聴きながら、OEKさんの音ってこんなものじゃないはずよね?と思ってしまったのです。
 いえ、決してお目当てのティンパニ奏者さんがお休みでステージにいらっしゃらなかったとか、クラリネットの方が去年のブラチクで「音が硬いなぁ」と思った、あまり好みではない方だったとか。聴いている私のテンションも低めだったとか。それらもある程度はありますけど、何というかこう……いつも聴いているOEKさんが10だとしたら、6~7くらいの音のように聞こえてしまったのです。

 ロッシーニもピアノ協奏曲も、何となくエンジンがかかりきってない感じで。
 OEKさんでもこういうこともあるんだな、と(汗;)

 地方の、それほど大きくはないホールでの公演だったためなのか。
 ロッシーニの後は、ピアノの近藤さんが誰でも耳にしたことのある「きらきら星」を演奏して下さいました。
 この曲って……確かに誰でも知ってるし、簡単そうに聞こえるんですけど。以外と曲者だなぁ、と聴きながら思いました。だって、左手を入れるタイミングが結構微妙で、一歩間違えたら早すぎたり遅すぎたりしてしまう、という感じだったんですもの。
 同行した友人が大学時代にピアノをやっていた方でして。ピアノの試験の時、「モーツァルトだけは絶対にヤダ」と先生に言った、と話してました(笑) 理由の一つはやはり、左手が難しいからだったのだそうで。お話を聞きながら「やっぱりそうなのかぁ」と納得してしまったという(苦笑)

 ピアノ協奏曲第23番は、第2楽章のあの切ないメロディが大好きなのです♪
 切ないんだけれど、それを前面に出し過ぎると通り越してブルーになってしまいそうで、匙加減が難しそうだなぁと思うのですが。近藤さんはそのバランスが見事でした(^^)

 休憩を挟んで、後半は「ジュピター」です。
 このジュピターは……ああ、ようやくいつものOEKさんが戻ってきたわ!と思う、何かこう……突き抜けた感のあるステキな演奏でした。曲そのものも華やかですし、コンミスさん率いる弦の音の美しさも立ってましたし。
 やっぱり、来て良かった~♪と思いました。

 ……という感想を、演奏会から約ひと月後に書いている人(滝汗;)
 この翌日から、生理学実験&大量レポート手書き地獄の日々に突入したもので、感想を書く余裕すらなかったのです(汗)


 今日の「題名のない音楽会」は「なんてったって指揮者」
 当代きっての人気指揮者が集まって、「運命」を語る。
 ……と言われれば、見ずにはいられますまい!
 というワケで、朝からテレビの前に正坐です。傍らには5番のミニスコアも準備です。もちろん、リアルタイムで見ながらの録画準備もバッチリです♪

 今日はスタジオ収録だったようで、いつものようにホールではなく、一軒家の居間のようなセットに、変形型のおこたが用意されていて、テーブルの上にはみかんまで置かれている、という手の込みよう(笑)
 画面向かって右端から、アナウンサーの久保田さん、お隣に司会の佐渡さんが座っておられて。ゲストは一人ずつ呼び鈴鳴らして入ってくる、という形でスタートでした。

 最初に登場したのは……ふふふ、トップバッターですよ~、金聖響さん♪
 入ってきた聖響さんに佐渡さんが何気なく「おお~、聖響」と呼びかけたんですけどね。それだけで、お二人がどれだけ親しいかわかるってもんですよっ!
 仲良しさんなのは知ってますが、実際に並んで見るのは初めてじゃないかしら?
 まだ本題にも入っていないというのに、それだけでテンションが上がる人(笑)

 続いて、沼尻竜典さん、宮本文昭さんの順に登場し、真中に聖響さん、宮本さん、沼尻さんの順にご着席。
 着席するや否や、テーブルの上に置かれているみかんに手を伸ばす宮本さんが……(笑)
 皆さん揃って、みかんを食べてる最中の人もいる中で、全員で決めポーズ。
「皆さんと一緒に、新しいページをめくりましょう」
 その「めくりましょう」で全員声を揃えて、ページをめくる仕草をするという(笑)
 終わるや否や、またみかんに手を伸ばす皆様(爆)
 美味なんですね、みかん(笑)

 ベートーヴェン作曲の交響曲第5番は、指揮者にとっても演奏する側にとっても難しい1曲。「指揮者のバイブルみたいなものかなぁ」と佐渡さんも仰ってますし、聖響さんも「指揮者を緊張させる曲」と仰ってます。まぁ、似たようなお話はあの方もこの方も、皆さん仰ってるのですが(苦笑)

 まずは冒頭の「ジャジャジャジャーン♪」を歴代の名指揮者の映像を見ながら聴き比べです。
 帝王カラヤンの指揮を見て「うわ、ぶりぶりやん」(聖響さん)
 バーンスタインさんは「これでもわかんないよぉ、やってる方は」(宮本さん)
 トスカニーニさんは「手よりもオケの方が早い」(沼尻さん)
 ストコフスキーさんのは「貴重な映像や」(佐渡さん)
 ヨッフムさんの映像は「一番見たいトコ見せてくれない」(沼尻さん)←演奏とは別の映像が映し出されているのですよ;
 アバドさんのは「この人は顎ですからね、棒が」(聖響さん)
 バレンボイムさんのは「ほとんどフェルマータしないですよね」(宮本さん)「うわ、怖い怖い」(聖響さん)「ユースオケですからね、これ」(佐渡さん)
 小澤征爾さんのは「わかりやすい」(沼尻さん)

 ……ツッコミどころ満載!?(笑)
 この冒頭部分、休符から始まるんですよね。
 座談会に戻って、聖響さんが
「僕はもういつもお願いっ! 入って!って感じですよ」
 と仰ったかと思えば。沼尻さんはコンマスさんと打ち合わせをしたら、そのコンマスさんだけ早く出ちゃったことがある、なんてこぼれ話を告白なさってました。
 元オケマンの宮本さんは、今までに見た映像全てやりづらい。皆さんいろいろやってるけど、オケにとっては何の目安にもならない、と貴重な発言が(笑)
 この曲は演奏する側もお客さんも、ある程度の緊張感を持って聴いている、という沼尻さんのご意見には思わず納得。
 私も、聖響さんのコンサートで5番を聴く度に緊張しますもの。「今日はどうくる!?」って別の意味でも(苦笑)

 好田タクトさんの指揮者ものまねが入った後は、第1楽章全体のテンポのお話に。
 名指揮者のテンポ一覧が登場して、聴き比べが始まりました。
 第1楽章だけの演奏時間なんですが、ピエール・ブーレーズの指揮では9分以上かかってるんですが、最速の小澤征爾さんは7分切るんですよね。
 私もいろいろ聴いた中で最速なのはやっぱり、小澤さんなのですけれど。
 聖響さんのCDでも7分超えてますものね。ほぼインテンポ(二分音符=108)の演奏なんですけど。
 そこから第1楽章のテンポのお話に。
「自分はものすごいそこにこだわってやりましたけど」と口を開いたのは聖響さん。うんうん、そうよね。基本的に楽譜に書かれたインテンポですものね、この方は。
 でもホールが響きすぎて、音が濁ってしまって、結果的に遅くなったとお話されてました。
 ……持ってるCDの特典映像でも、そういう会話をオケの皆さんとしてる光景が映ってましたものね。音が濁るから、前の日と振り方を変える、とも。

 最後の議題(?)は、楽譜には書かれてないけれど遅くなってしまう部分について。
 その問題の部分、第1楽章の478~479小節にかけての「ダダダダン」なんですけど。ずーっと同じ音が続いて、最後に「ダダダダーン」と冒頭のフレーズが出てきてフェルマータがかかるんですよ。
 弾いてる側もついつい力が入ってしまうのか、あるいは遅くなる指揮者が多いので暗黙の了解で遅くなるのが当然と思ってしまっているのか。遅くなっちゃうんですよね。
 その部分も、歴代の名指揮者の映像で聴き比べ&見比べです。
 めっちゃ遅くなる方もいれば、それまでのテンポが速くていきなり遅くなるので破綻しかかっちゃう人もいて。でも小澤征爾さんとクラウディオ・アバドさんの指揮は上手い、と佐渡さんのコメントが。緊張感を保ちながら立て直す、持って行き方が上手い、と。カラヤンとBPOは阿吽の呼吸で「お互いがこのテンポしかない」というくらいハマってる、とのお話もありました。
 沼尻さんは一度テンポ通りにやる、と練習してオケも理解してくれたけれど、本番で遅くなっちゃったことがあるのだとか。それを聞いた元オケマンの宮本さんは「うちらはもう、やりたいようにやるのよ」ってお話されてましたけど(笑)
 最後に佐渡さんが結局オケも指揮者も共同作業だから「一緒にやろう」という気持ちが大事的なお話をされてました。うんうん、佐渡さんの指揮ってそうよね~♪ 背中から音楽が聞こえてきますもの、彼は。

 番組の最後は、Wiiの指揮者ゲームで「第九対決」してました。
 トップバッターは沼尻さん。
佐渡さん:「うわー、沼尻君って感じする~(笑)」
沼尻さん:「毛穴から出てなくて(笑)」
(注:宮本さんが「指揮者の毛穴から雰囲気というか、気合いが出てるのがわかるのよ、オケは」的な話をされていたのです;)
 続いての聖響さんは……ああ、いつもの貴方のテンポに近いわ(笑)
 全曲聴いたことはないですが、映画のサントラで一部だけ聴いたことがあって。かなりテンポ速かったですもの。
聖響さん:「これ、1コで振ってるんですけど」
 ……ゲームは融通利きませんから、聖響さん(爆)
 3番手は宮本さん。ちょっと戸惑い気味に振っておられました。
 最後は佐渡さんで、テンポも落ち着いているし「実はゲームやってます?」な感じ。
 優勝したのはやはり、佐渡さんでした(笑)
聖響さん:「自分のゴルフコンペでも優勝しますから」
 そうなのね(笑)
 負けず嫌いなのか、兄ちゃん(笑)

 実は沼尻さんだけまだ生で拝見したことがないのですが、聖響さんはいつも追っかけしてますし、佐渡さんも地元に来られたら必ず聴きにいきますし、宮本さんも地元のオケで第九を振って下さった時に拝見してるんですよね。
 好きな方達が砕けた感じでお話されてるのが楽しかったです♪

 ちなみに、このベートーヴェンの交響曲第5番。
 4月から始まる聖響/ベートーヴェン・チクルスの第1回で聴けるんですよね~♪
 開幕から5番、という所に彼がどれだけ気合い入れてるかが見て取れるってモンなんですが。
 初めて聴いた時は超快速テンポで全開爆っ!凄すぎて聖響さんから目が離せなくて、ご本人も終わった後しばらく経っても超ハイテンションな「運命」で。
 2回目に聴いた時は、テンポは落ち着いているけれど、随所に実験的と言いましょうか工夫が凝らされていて、全体としてはとても充実した演奏だったんですよね。
 ふふふ、4月が楽しみです♪

結月秋絵

Author:結月秋絵
ようこそお越し下さいました(礼)
音楽の原点はG-CLEF。
好きな指揮者は金聖響さん、佐渡裕さん、下野竜也さん。
好きなヴァイオリニストは落合徹也さん、古澤巌さん、神奈川フィルのソロ・コンマス石田泰尚さん。
好きなピアニストは榊原大さん。
好きなチェリストは柏木広樹さん、ヨーヨー・マさん。
などなど、挙げ始めるときりが無いです(笑)
ピアノ、パーカッション(吹奏楽部にて)、ヴァイオリンの楽器経験があります。
ちなみに、この写真は倉敷市民会館のステージにて。中学時代の定位置(=鍵盤楽器系パーカッション)からの隠し撮りです(爆)

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