2009 / 01
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 今日は映画を観てきました。
 昨年、地元でもコンサートが開かれたのですが、日程の都合&チケットが高すぎて(涙)行けなかった、ベルリン・フィルの映画です。
 2005年の東アジアツアーに密着した、ドキュメンタリー映画「ベルリン・フィル 最高のハーモニーを求めて」
 生で聴く機会には未だ恵まれませんが、せめて映画で……と思いまして。

 映画は、2005年の東アジア、北京、ソウル、上海、香港、台北、東京を巡るツアーにカメラが密着したドキュメント。飛行機の中や楽屋、ホテルのお部屋などなど、ステージ以外の場所にもカメラが入っていて、指揮者のサイモン・ラトルさんはもちろんのこと、団員さんたちや試用期間中の候補生さんも含め、生の声が聞ける、という貴重な内容でした。
 このツアーで演奏されていたのは、R.シュトラウス作曲「英雄の生涯」、ベートーヴェン作曲 交響曲第3番「英雄」の「英雄」2本立て。そしてトーマス・アデス作曲の「アサイラ」の3曲でした。

 「アサイラ」は、バリバリの現代音楽。リズムが入り組んでいて、楽譜も独特の書かれ方をしているとかで。曲を聴いていても相当難しい感じでしたが、サイモン・ラトルさんも団員さんも、かなり苦労している様子が映画から伝わってきました。
 そのリハーサルの中で、パーカッショニストさんがサイモン・ラトルさんに「テンポを一定に保ってくれ」という要求をするんですよ。彼は拍を刻まなければならないため、一定のリズムが必要で。でも、ラトルさんは別のリズムも操らなければいけないので、そちらに気を取られてしまって、テンポが安定しない。なので、そういう要求が出るんですよね。
 ……高校時代、自分も指揮者に対して同じ要求をしたなぁ~
 なんて思いながらその場面を見てしまいました。
 今思えば、大学を出たばかりで吹奏楽の指導をするのも初めて、という新人教師さんに向かって過酷な要求だったかも……なのですけれど。曲に引きずられてテンポが揺れるので、きっちりリズムを刻まなければならない自分にとっては、演奏しづらいことこの上なかった、という(苦笑)

 BPOレベルのプロの演奏家でも、そういうことってあるんだぁ。
 と妙に感心してしまいました。

 インタビューに応えた団員さんの中には、コンサートマスターの安永徹さんもいらっしゃいました。パートも様々、人種も様々、もちろん話している言葉も様々。世界中から集まってきた、何クセもあるような何十人もの人間が、お互いに協力し合いながら一つの音楽を作り上げていく。
 月並みではありますが。
 やっぱり、音楽って、オーケストラって素晴らしいなぁ、と思いました。
 そういう過程を積み重ねて作り上げられる音楽だからこそ、やっぱり生で聴くと熱狂しちゃうんですよね。音楽を通じて一つになっていく快感を生で体感する楽しさ、と言いますか(^^)
 ラトルさんは「中毒患者」で「一生中毒のままでいたい」なんて仰ってましたけど。
 聴く側としても、ある意味中毒に近いかもしれません。ホールに足を運ばずにはいられない、という(笑)

 伝統のあるオーケストラの中で、カラヤンの時代からBPOにいる自分自身が伝統だ、と言い切るコンマスさん。
 様々な思いを抱えて、それでも音楽を演奏するという道を選んだ団員さん。
 音楽に没頭しているからこそ、同じだけ別のことにも熱中するんだ、なんて仰る方もいて。
 中にはこれが最後の演奏旅行だと決めている方もおられて。
 共感できる面や、なるほどぉ、と思う面もあって。
 やっぱり、オーケストラっていいなぁ、と思ったのです(^^)

 映画のラストで流れたのは、ベトベンさんの交響曲第3番「英雄」の第4楽章ラスト部分でした。
 途中でも、「英雄」の第1楽章とか、第2楽章とか、大好きな部分が流れていて、思わずニヤリ。
 第1楽章は少し速めだったんですが、第2楽章は結構テンポ遅くて。個人的には遅めのテンポが好きなので、たまらんスマッシュでありました(^^)
 そして、ラストで流れた第4楽章の終曲部分。
 ……一瞬、何の曲かわかりませんでした(爆)
 いやぁ、ラストに向かう直前の、短調になる部分から流れ出したから、というのもあったんですけどね。
 テンポが、めっちゃ遅かったんですよ。
 いつも聴き慣れている金聖響さん×OEKさんの演奏では、かっ飛ばしてますから、あそこ。
 倍テンポ!?
 と思ったです(笑)
 テンポが変わると、まるで別の曲に聞こえるんだなぁ、と一瞬驚いてしまいました。

 ああ、4月の神奈川フィル定期。
 演奏されるのがこの「英雄」なんですよねぇ。
 聴きに行きたいなぁ。
 ……って、BPOの話題のはずなのに、結論はそっちか!?というのは、お約束ということでご容赦を(汗)

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 2009年のコンサート&聖さま始めはやっぱりコレ!
 ということで、今年も行ってきました。
 「21世紀の新世界」です。

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「21世紀の新世界」
オール・ドヴォルザーク・プログラムで贈る
ニューイヤーのファンタジー!

ドヴォルザーク
 スラヴ舞曲 第1番ハ長調 op.46-1
 スラヴ舞曲 第10番ホ短調 op.72-2
 チェロ協奏曲 ロ短調 op.104
(休憩)
 交響曲第9番 ホ短調 「新世界より」 op.95

指揮:金聖響
チェロ独奏:堀江牧生
管弦楽:大阪センチュリー交響楽団

ザ・シンフォニーホール 15:00~
21世紀の新世界 2009
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 今年はオール・ドヴォルザーク・プログラムということで、前半はスラヴ舞曲&チェロ協奏曲。
 スラヴ舞曲第1番は、新年の幕開けに相応しい、明るくて華やかな出だしです。テンポも気持ち速めで、年始の慌ただしい様子にシンクロしているような心地でした。
 続く第10番の方は、聖響さんの指揮で何度か聴きましたが……
 今まで聴いた中でも、一番テンポが遅かったような。テンポを落とした分、切なげで綺麗なメロディが切々と美しく歌い上げられていたように感じました。そして、冒頭の短調のメロディと、長調になった部分との対比やリズムの違いも鮮やかに浮かび上がってくるようで、ステキな演奏でした♪

 前半のメインは、現役高校生というピチピチ(という表現はどうだろう!?)な堀江君をソリストに迎えてのチェロ協奏曲。
 ステージに登場した堀江君のスラッとした姿に、一瞬客席がザワッ。
 私も、プログラムの写真で見るよりもずっと若い!と思いました。
 堀江君がチェロの調弦を確認して、始まったチェロ協奏曲。
 これも、21世紀の新世界で、聖響さんの指揮で聴くのは二度目なのですけれど、以前聴いたよりも出だしのテンポが速かったです。このまま行っちゃって大丈夫!?なくらいの速いテンポで。
 でも、第2主題に入ると、少しテンポを落として流麗なメロディが美しく歌われて、くっきりとメリハリをつけた、という感じでした。
 オーケストラの長い序奏があって、いよいよ登場するチェロの独奏では、堀江君が丁寧に、確実に音を紡いでいく様子がよく伝わってきました(って、自分が座ってる席は音が出るのとちょうど反対側だったんですが;)
 第1楽章は聞こえてくる音があまりに心地よくて、一瞬意識が飛んでしまったのですが(汗)
 第2楽章もしっとりと聴かせるメロディは美しく、途中でオケがガーンと鳴る暗く激しい部分はティンパニの強打も手伝って迫力満点。その対比が鮮やかでした。
 第2楽章からほぼノン・ストップで突入した第3楽章は、ですね。最後の方にコンマスのヴァイオリンと独奏チェロの掛け合いが出てくるんですよ。その部分で、堀江君がコンマスさんとしっかりアイ・コンタクトを取りながら合わせていこう、という様子がよぉくわかってですね。微笑ましくも好もしく思えました。
 聖響さんも随所で「はい、ここからね」的に指示を出していましたし、堀江君もよく聖響さんの指揮を見ていました(^^)
 チェロの独奏が終わって、オケのみで終わるラストも、煽れるだけ煽って壮大に終わってくれて。とても気持ち良かったです。
 このチェロ協奏曲。
 「初春」に相応しい、いい意味でフレッシュで、とても瑞々しい演奏だったように感じました。
 演奏が終わった後も、堀江君がオケの皆さんに丁寧にお辞儀をして。このホールはステージを前後左右に取り囲むように客席が配置されているので、前だけでなく、横にも、後ろにも、丁寧に頭を下げる礼儀正しい様子がとても初々しくて、ほんわかした気持ちになりました♪
 これから先、ますます充実した演奏を聴かせてくれることになるであろう堀江君への期待が膨らむような、そんな演奏でした。

 休憩を挟んだ後半は、「新世界より」です。
 このコンサートも、私にとってはこれで4年目。
 過去3回の演奏も素晴らしかったのですけれど、今日はどうかしら?
 と思いながら聴いたのですが……

 もう、どうしましょう?
 年明け一発目のコンサートで、こんな充実した素晴らしい演奏を聴いてしまったら、この先のコンサートはどんな凄いコトになっちゃうの?と思うほど。
 COOさんもほぼ完璧な演奏でしたし、聖響さんもこれ以上ないほどに集中して振っておられました。

 まずは、第1楽章。ピンと張りつめた澄んだ空気を思わせる出だし。その空気を切り裂くような弦楽器と、ティンパニの強打。初めからゾクゾクきました。この第1楽章も、チェロ協奏曲の冒頭と同じようにテンポはやや速め。でも、勢いで押し切るという感じではなくて、抑える所はきっちり抑えて、その上で敢えてテンポアップしているという感じでした。
 聖響さんの指揮も第1楽章から冴えわたっていて、もの凄く集中しているご様子。演奏するCOOさんも、決まる所が全部決まる、という感じでして。今まで何度も聴きましたけど、最も充実しているなぁ、と第1楽章を聴いた段階で思いました。

 第1楽章から熱狂的な演奏で、終わると同時に思わず拍手しようとする人が出る中(スラヴ舞曲が1曲ずつだったので、とりあえず音が止んだら拍手、と勘違いされたのかも、なのですが;)
 一呼吸置いただけで、すぐに第2楽章に突入。
 過去の演奏では、第2楽章の出だしがバラッとなることもあったCOOさんですが、今日の出だしはタイミングも完璧。コール・アングレのメロディもとても美しくて、郷愁を誘う響きに思わずうっとり。途中で明るくリズミカルになる部分も、去年ほどテンポを揺らすこともなく、ストレートに入ったように感じました。
 故郷への思いを馳せ、感傷に浸るひと時。
 でも、そんな思いを引き戻すようにやってくる、“新世界”の現実。
 この楽章の最後の方では、弦楽器の数人のみでメロディが切れ切れになって演奏される部分が出てくるのですが、そこも日常に忙殺される中で郷愁の思いが途切れ途切れになる様子を思わせてくれまして。でもやっぱり、故郷のことは忘れたくないよね。
 と語りかけてくるような演奏だなぁ、と。
 今までに聴いた中で、そういった様子が最もよく想像できるような演奏だったように思いました。

 第3楽章は、一転してリズミカルな曲。ティンパニやトライアングルも大活躍なので、元打楽器奏者である私も、大好きで嬉しい楽章です。
 今日のトライアングルはとても美しかったです♪
 トレモロの音がきっちり揃っていて、チリリリリ…と澄んだ音色が響いていて。音量も、粒の細かさも絶妙。パーフェクトなトライアングルでありました(^^)
 この楽章もテンポが速くて。アップテンポで激しい部分と、ボヘミア民謡を思わせるメロディが奏でられる部分との対比がクッキリ。もともと聖響さんの指揮で聴くと、とてもメリハリのついた演奏になるのですが、今日はそれが特に際立っていたように感じました。

 そして、ラストの第4楽章。
 この楽章も、相当アップテンポで進んでいたのですが、勢い任せというよりもむしろ、きっちりと手綱を握った上で敢えて煽っている、というそんな感じに聞こえました。テンポや勢いは、多分去年の「全開爆っ!」な演奏に匹敵すると思うのですけれどね。
 ただ、全曲を通じてこの楽章でたった一度だけ鳴らされる(それも弱音で;)シンバル。
 やはり、あの音量で綺麗に「シャーン」と鳴らすのは、プロの演奏家でも至難の業なのでしょう。ちょっと雑音が入り気味と言いますか、左右のシンバルの面が均等に当たったのではなくて若干角度がついたかな?という感じの音でした。でもまぁ、しょうがないか。的な(苦笑)
 その音を聞いた瞬間の聖響さんも、何となく「この音ならまぁ及第点か」的な表情であるとお見受けしましたので。
 第1楽章、第2楽章、第3楽章、それぞれで登場した旋律の断片が散りばめられて、金管楽器も高らかに鳴り響いて盛り上がる後半~終わりにかけての部分。
 目の前に、暗闇がやや明るさを増して、山の稜線が見えてきて、次第に明るくなってきていよいよ太陽が顔を出して。一瞬「うぉー!」と興奮して、やがて落ち着いて静かにご来光を拝むような。テレビでしか見たことありませんが、そんな初日の出の光景が浮かぶような演奏でした。
 ただ、そんな静かな余韻を残す中で思わず出てしまった、トランペットの雑音……(汗)

 あ、出ちゃった。 
 ……やっぱ、睨んでるわ、聖響さん(汗)

 と思ってしまったです。
 スミマセン(苦笑)
 でも、そのシンバルとトランペットの音以外は、音量も出のタイミングも音色もハーモニーもメロディの歌い方も、何もかも完璧で。オケの皆さんも聖響さんも、もの凄く集中しておられる感じで。
 今までに聴いた中で、あらゆる意味で最もパーフェクトな演奏でした。
 素晴らしかったです。
 聴いている側がその余韻を感じられず、フライング拍手が多数飛び出してしまったのが申し訳なかったのですけれど(って、私が謝ることじゃないんですが;)
 しっかりと余韻まで振りきって、指揮棒を譜面台に置いて、感極まったかのようにそのまま指揮台を下りてステージの袖へ引っ込んでしまったのは、完全に曲に集中していたことの表れなのかなぁ、と思いましたです、聖響さん(「あ、挨拶がすっ飛んだ」と心の中でツッコミを入れたのは、ココダケのハナシ;)

 新年早々、一発目のコンサートからこんな充実した演奏を聴かされて、もうどうしましょう?
 って感じです。
 今年は聖響さんにとって、4月から神奈川フィルの常任指揮者に就任し。ベトベン・チクルスが始まり、交響曲全曲録音という大仕事も待っているという年。
 何だか、とんでもない演奏を毎回聴かせて下さるのでは!?と思わせてくれるような、新年の幕開けでした。
 本当に素晴らしい演奏を聴かせて下さった聖響さんに。
 全力で指揮にくらいついて、ほぼパーフェクトな演奏を聴かせて下さった大阪センチュリーの皆様方に。
 フレッシュな演奏と、初々しさで女性陣のハートを鷲掴みにして下さった(?)堀江さんに。
 心から感謝申し上げます。

▼続きを読む▼


 皆様、明けましておめでとうございます。
 今年もあちこち追っかけに出たり、地元でコンサートを聴いたりして、その度に感想を書いていく1年になると思います。
 昨年に引き続き、今年もご贔屓にしていただけましたら幸いです(^^)

 そんな2008年から2009年へと切り替わる2日間、いろいろな番組でクラシック音楽を楽しませていただきました。
 時間を追って書き上げてみますと、こんな感じでした。

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2008.12.31 15:05~
小澤征爾2008 今 あなたに伝えたい音楽がある」

ヤナーチェク作曲:歌劇「利口な女狐の物語」ハイライト
 (管弦楽) サイトウ・キネン・オーケストラ
チャイコフスキー作曲:交響曲第6番「悲愴」
 (管弦楽) ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 

(指揮)小澤征爾
NHK総合テレビ
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2008.12.31 23:30~
「東急 ジルベスターコンサート」

チャイコフスキー:バレエ「くるみ割り人形」から「ロシアの踊り」
モンティ:「チャルダッシュ」
ガーシュウィン:「ラプソディ・イン・ブルー」(ジルベスター版)
ヘンデル:「オンブラ・マイ・フ」
プロコフィエフ:「ロミオとジュリエット」から「モンタギュー家とキャピレット家」
サラサーテ:「ツィゴイネルワイゼン」
ショスタコーヴィチ:「ジャズ組曲」より「ワルツ第2番」

指揮:井上道義
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
ピアノ:小曽根 真
ヴァイオリン:古澤巌
ソプラノ:森麻希
バレエ:上野水香(東京バレエ団)、高岸直樹(東京バレエ団)
司会:西村雅彦、大江麻理子(テレビ東京アナウンサー)

テレビ東京系
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2009.01.01 19:00~
「ウィーン・フィル ニューイヤー・コンサート2009」

- 第1部 -                      

ヨハン・シュトラウス作曲                              
 「喜歌劇“ベネチアの一夜”序曲(ベルリン版)」       
 「ワルツ“東洋のおとぎ話”作品444」           
 「アンネン・ポルカ 作品117」              
 「速達ポルカ 作品159」                 
 「ワルツ“南国のばら”作品388」             
 「ポルカ“百発百中”作品326」              
                              
 - 第2部 -                      
                              
ヨハン・シュトラウス作曲
 「喜歌劇“ジプシー男爵”序曲」               
 「喜歌劇“ジプシー男爵”入場行進曲」            
 「宝のワルツ 作品418」                 
ヘルメスベルガー作曲:「スペイン風ワルツ」
ヨハン・シュトラウス父・作曲「ザンパのギャロップ」
ヨハン・シュトラウス作曲
 「アレクサンドリーネ・ポルカ 作品198」         
 「ポルカ“雷鳴と電光”作品324」             
ヨーゼフ・シュトラウス作曲:「ワルツ“天体の音楽”作品235」
ヨハン・シュトラウス作曲:「ポルカ“ハンガリー万歳”作品332」           
ハイドン作曲:「交響曲 第45番“告別”から 第4楽章」

(管弦楽)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
(指揮)ダニエル・バレンボイム

NHK教育テレビ
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 というワケで、クラシック番組をあれこれ見ながらのゆく年くる年でありました。
 大晦日に、小澤さん×BPOによる最高の「悲愴」が聴けて、テレビで見ているにもかかわらず、思わずウルウルでした。
 曲の前には小澤さんによる「悲愴」の解説もあって、それを受けて聴いてみると……「うーん、確かに」と納得なのです。

 2008年→2009年へと移るカウントダウンは、ガーシュウィン作曲の「ラプソディ・イン・ブルー」でした。指揮の井上さんが東急ジルベスターに登場するのはこれが3回目。
 だけど、過去2回とも微妙にタイミングがズレてしまっていたようでして。
 今年はどうだろう?
 とワクワクしながら拝見しました。
 今年はジルベスター版の結構端折った版「ラプソディー…」で、ピアニスト小曽根さんのアドリブソロも満載で、タイミング図るのが難しそうだなぁ。と思いつつ聴きましてね。
 ラスト。
「うーん、これは微妙に遅いなぁ」
 と思っていましたら。
 曲の最後の音が鳴り止む前に、2009年になったことを知らせるクラッカーがパン!と鳴ってしまいました(苦笑)
 まぁでも、小曽根さん曰く「紙吹雪が落ち着る前に終わりましたから」成功なのでしょう(笑)

 たまにはね。
 タイミングがズレちゃってもいいじゃないですか(^^)
 井上さんと小曽根さんが、お互いに責任をなすり合っているのも面白かったですし(笑)

 今年の東急ジルベスターでは、大阪のなみはやドームから荒川静香さんのフィギュア・スケート中継も入りまして。出産されたばかりの森麻季さんの美しい歌声もありまして。上野さんの美しい見事なバレエもありまして。
 途中、「ダンサーよりオケを見て振りましょう、井上さんっ!!」的な場面もありまして(笑)
 井上さんの、ロシアの民族衣装風のコスプレ姿も見られまして。
 いろんな意味で、楽しかったです。

 何よりも、大好きな古澤巌さんのヴァイオリンが絶品でした。
 珍しく、フラジオレットで音が歪んでましたが……(汗)

 除夜の鐘で108の煩悩を払う代わりに(って、私の煩悩は108ではなく801だと思うんですが/爆;)、たくさんの萌えをいただいたゆく年くる年でありました(^^)

 元日の夜は、これも毎年恒例でありますウィーン・フィルのニューイヤー・コンサートでした。
 今年はハイドンの没後200年という、ハイドン・イヤーでもあるようで。
 ラストにある「告別」の演出がとても楽しみだったのです。
 始まる前から、バレンボイムさんは途中でオケの皆さんと一緒にいなくなっちゃうのかしら? それとも、最後まで振り続けるのかしら?
 と楽しみでありました(^^)

 結果は……次々と去っていくオケの団員さんに頭を抱えつつ。最後まで残った第2ヴァイオリンの首席奏者さんを讃え、でもやっぱり一人でステージに取り残されて、音がなくなってもなお振り続けて……なんて、ユーモアたっぷりな演出でありました(^^)
 個人的に、もうちょっと小道具が出てくるかなぁ、と思ったんですけど。
 グラスを持って「ルネッサ~ンス」(←違っ;)ってやった方が一人おられただけでした。

 アンコールでは、「ドナウ」に入る前にバレンボイムさんの中東和平を願うメッセージもあって。VPO皆さんの「あけおめ」コールもあって。
 最後の「美しく青きドナウ」や「ラデツキー行進曲」まで、今年も楽しませていただきました。

 さて、2009年のコンサートの聴き初めは、11日の「21世紀の新世界」です。
 こちらも、楽しみであります(^^)

結月秋絵

Author:結月秋絵
ようこそお越し下さいました(礼)
音楽の原点はG-CLEF。
好きな指揮者は金聖響さん、佐渡裕さん、下野竜也さん。
好きなヴァイオリニストは落合徹也さん、古澤巌さん、神奈川フィルのソロ・コンマス石田泰尚さん。
好きなピアニストは榊原大さん。
好きなチェリストは柏木広樹さん、ヨーヨー・マさん。
などなど、挙げ始めるときりが無いです(笑)
ピアノ、パーカッション(吹奏楽部にて)、ヴァイオリンの楽器経験があります。
ちなみに、この写真は倉敷市民会館のステージにて。中学時代の定位置(=鍵盤楽器系パーカッション)からの隠し撮りです(爆)

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