2008 / 05
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 去年はブラームスさんの年ということで、ブラームスさんにご縁のある年だったのですが。
 今年はベートーヴェンさんにご縁が、それもピンポイントでピアノ協奏曲第5番「皇帝」にご縁があるらしいです(笑)
 プログラムを拝見していて、どうしようかなぁ。2週間後に同じ曲を聴くしなぁ。
 と迷っていましたら、思いがけない方からご招待をいただきまして(滝汗;)
 これは行かねばなるまい!ということで、急遽声をかけた親友たちと行ってきました。

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’08 岡山フィルハーモニック管弦楽団 第33回定期演奏会

オール・ベートーヴェン・プログラム

序曲「コリオラン」 作品62 ハ短調
ピアノ協奏曲 第3番 ハ短調 作品37

(休憩)

ピアノ協奏曲 第5番 変ホ長調 作73 「皇帝」

指揮:大山平一郎
ピアノ独奏:ブルーノ・レオナルド・ゲルバー

岡山シンフォニーホール 15:00~
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 コンサートの幕開けは、指揮者・大山さんの足音と気合いのこもった息でした。

 ……いえ、別に茶化しているわけではないのです。
 冒頭で演奏された「コリオラン」
 CDで何度も何度も、それはもう細部に至るまで覚えてしまうほど聴いている(←…;)曲ありまして、その度に思うことでもあるのですが。こうして改めて生で聴いてみると、本当にエネルギーの塊のような曲なんだなぁ、と思うのです。
 何十人というオーケストラが同時に音を出す。音を出す前に皆さんに漲る気、そして実際に音が出た時の音量の圧力と厚み。そういったものが、一瞬のうちに満ちて放たれる、という「音楽」という形を取ったエネルギーの塊なんだと。
 それを指揮する方も、相当なエネルギーを要するからこそ、あの気合いの息と足音が曲の前に聞こえたんだと思います。……まぁ、超ヘビーローテーションな某SさまのCDでも、音が鳴る前に息が聞こえますものね(←コラコラ;)
 もともと大好きな曲だということもあって、最初から圧倒されました。
 劇的な第1主題は迫力満点で、優雅な第2主題はとても綺麗で(^^)
 曲がさらに悲劇性を増した所でドーン!と連発される渡邉さんのティンパニの強打がたまらないですo(>_<)o 悲劇の英雄に下される運命の鉄槌を思わせるような、あのインパクトはいつもながら素晴らしいです。
 曲のラストは、英雄が息を引き取る様子を描いているような静けさに、思わず息をつめて聴き入ってしまいました。

 やはりベートーヴェンさんだとシンクロ率が上がるのか、1曲目からテンション高かったです(苦笑)

 ピアノ協奏曲を2曲一度に聴ける、というスペシャルな今日の演奏会。
 前半に演奏されるのは、ピアノ協奏曲の第3番。
 序曲「コリオラン」に続き、ハ短調な曲が続きます。
 ハ短調の曲、というとどうも「悲劇的」とか「激情型」とか、そういうイメージがありまして。暗~い曲調からハ長調へと転じた瞬間の解放感がたまらなくて、大好きだったりします。

 この第3番。偶然にも、今日ご一緒した親友の一人がつい最近ラジオで聴いたらしく。そしてこの曲が大好きならしく。楽譜をさらってみた(彼女はピアノ弾きさんなのです^^)らしいのです。
 さて、どんな曲かしら?と楽しみに曲の始まりを待っていたんですが……
 ……ハリポタ!
 それも、映画「秘密の部屋」の決闘クラブのシーンのBGM!
 と思った私はポッタリアンです、スミマセン(滝汗;)
 それよりも、何と言いますか、インパクトの強い曲だなぁ、と。オーケストラの序奏も強烈だったんですけど、ピアノ独奏が入ってくる瞬間が、音階3連発。それも、フォルティッシモ(多分)
 強烈でした。
 カデンツァもかなり速かったです、ゲルバー氏。
 大地を揺るがすような、迫力のある音を出されたかと思うと、頬を撫でるそよ風のような軽やかな音も出しておられて。今日は1日雨が降っていて、外は湿度が相当高いはずなのに、とてもカラッとした爽やかな音でピアノを奏でる方だと感じました。
 第2楽章も、ガーン!と強烈な和音が響く荘厳な雰囲気で始まったんですが、その雰囲気を乱す……ガサガサ音orz
 飴か!?
 ビニール系の袋に入った飴だな!?
 音がした方向へ、ピンポイントで小宇宙(コスモ)を飛ばして遠隔攻撃を仕掛けそうになる気持ちをグッと堪えつつ、集中を音楽に戻して聴いてました。
 第3楽章は、第2楽章からほぼ切れ目なく演奏されてました。
 ……が、聴いたはずの記憶がぶっ飛んでいるのは、後半の印象が強すぎて塗り替えられてしまったためだと思われます(汗;)

 休憩時間を挟んだ後半は、今年2度目の鑑賞となる「皇帝」です。
 えー、実2週間後にも聴く予定なんですが(笑)
 ソリストさんが違うのは当然ですが、今日だけはオケも指揮者もオケの配置も違いますから、全然違って聞こえるんだろうなぁ、と楽しみにしておりました(^^)

 その第1楽章。
 最近は某お笑い系番組(という位置づけでいいんだろうか、あの番組は;)で、冒頭部分がBGMとして使われている曲です。
 煌びやかで堂々とした、風格のあるピアノが素晴らしいのですっo(>_<)o そして、音の一粒一粒がキラキラと光り輝くような響きがあるのですっo(>_<)o
 豪華絢爛な音のオンパレードかと思えば、途中でとても優雅な旋律が出てきて、思わずうっとりと聴き入ってしまいました。
 第2楽章も、毎週日曜日に「題名のない音楽会」を見ていたら必ず入るCMのBGMで使われている曲であります。(て、前にも書いたような気が;)
 ベートーヴェンさんの緩徐楽章って、とても自然で妙な力みのない美しさがあるようにいつも思うのです。ブラームスさんのような甘さがあるわけでもなく、マーラーさんのように狂気一歩手前な雰囲気があるわけでもなく。美しい自然の景色を見て、ただ美しいと感動するのにも似た感覚です。
 今日聴いたこの第2楽章がまさにそれで、ピアノの音色と旋律がただただ美しくて、思わず涙。
 そんな第2楽章から、切れ目なく
「来る? そろそろ来る? もう来る? よっしゃ、キターッ!!!」
 てな感じで始まる第3楽章。
 キターーッ!!!
 という感じのピアノ独奏が、本当に目が覚めるようなインパクトのある音でした。
 心浮き立つような旋律に身を委ねていますと、思わず体が揺れてしまいます。そういえば、斜め前の席にいらっしゃったご婦人も体が揺れてましたっけ(笑)
 ピアノとティンパニだけになる部分も、なかなか聞けない組み合わせの面白さに聴き入ってしまいましたし。
 終わってしまうのがもったいないような、今日の「皇帝」でありました(^^)

 今日のソリストであるゲルバー氏は初めてお聞きする方だったのですが、本当に素晴らしいピアニストだなぁ、と。
 大地を揺るがして全てをなぎ倒すような迫力のある音を出されたかと思えば、小鳥がさえずるような軽やかな音も奏でられますし、頬を撫でるそよ風のような繊細な音も出しておられて。音量もさることながら、表現の幅がもの凄く広いと感じました。
 ベートーヴェンのピアノ協奏曲2曲、とても聴き応えがありました(^^)

 直前まで「どうしよう?」と迷っていた今日の定期演奏会だったのですが。
 聴きに行ってみて「やはり聴いておくべき演奏会だった」んだと実感しました。素晴らしかったです(^^)
 お招きいただきまして、背中をトンと押してくださいましたW様。
 改めまして、お礼申し上げます。
 そして素晴らしい演奏を聞かせていただいた岡山フィルの皆様と、指揮の大山さんと、ソリストのゲルバーさんに、心から感謝申し上げます(^^)

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 今日の夕方、NHK教育テレビで放送された「オーケストラの森」
 以前、神奈川フィルも取り上げられたことのあるこの番組、今週は大阪センチュリーさんが取り上げられていました。
 大阪センチュリーさんと言えば、敢えて辛辣な言い方をさせていただきますが、某タレント知事が府の財政難を理由に補助金をカットして、来年創立20周年という節目を迎えるにもかかわらず、潰そうと目論んでいるオーケストラであります。私も、先月コンサートに赴いた時に存続嘆願の署名に一筆加えさせていただいたのですが。
 そういった現状や、子供たちに音楽を身近に感じてほしいというオーケストラの取り組みなども紹介されていました。

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オーケストラの森―大阪センチュリー交響楽団

ブラームス作曲:ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調 作品83から
           第2楽章、第3楽章
ピアノ独奏:伊藤恵

ヒンデミット作曲:交響曲「画家マチス」

指揮:小泉和裕
管弦楽:大阪センチュリー交響楽団
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 4月14日の定期演奏会から、ブラームスのピアノ協奏曲とヒンデミットの“画家マチス”が演奏されました。

 時間の関係なのか、ブラームスのピアノ協奏曲は第2楽章と第3楽章のみ。
 この曲、去年の「聖響×OEK ブラームスチクルス」でも拝聴しましたが、やはり何度聴いてもステキな曲なのです(^^)
 第2楽章は激情系の短調な曲で。
 第3楽章は第2楽章で襲ってきた、荒れ狂う波のような激しさの中に救いをもたらすような、チェロの朗々とした美しいメロディで始まる穏やかな楽章。首席チェロ・林さんの美しいチェロの響きに答えるような、静かなピアノがこれまた素晴らしい♪
 この激しさと、美しさ。
 そして、最後は全てが静寂の中に飲み込まれていくような静かな終わり方。
 大好きです(^^)

 それにしても。
 ザ・シンフォニーホールで私がいつも座る席からは、コントラバスパートがすぐ近くにいらっしゃることが多くて(笑) 彼らが一番後ろに陣取っている時は、目の前にいらっしゃいますから(^^)
 その皆さんがクローズアップされているのが、何となく嬉しかったです。

 また、先月の聖響/音楽至上主義 第1回では弓をブチブチ切りながら、特殊奏法満載のプログラムを弾いておられたコンマスの太田さんも単独インタビューがあって、興味深く拝見させていただきました。

 団員さんのインタビューを挟んで流れたのは、ヒンデミット作曲の交響曲「画家マチス」
 ヒンデミットという作曲家はほとんど聞いたことがなくて。この交響曲も、もちろん初めて聴きました。
 第1楽章は「天使の合唱」
 明るくて広がりのある音で、ちょっと東洋的な響きもあって。躍動的で、なかなか面白い曲だなぁ、と思いつつ聴きました。
 第2楽章は「埋葬」
 タイトル通り、静かに祈りを捧げるような感じで。不協和音チックなサウンドは、ただ悲しんでいるだけではなく、他にもいろいろな感情が入り混じっているようにも聞こえました。
 この楽章、小泉さんが少々爆っておられたのか、唸り声が……(微笑)
 第3楽章は「聖アントニウスの誘惑」
 一転して、暗くて激しい曲調です。どちらかといえば、淡々と指揮しておられたように見えた小泉さん、冒頭からやや爆!です。
 タイトル通り、誘惑から逃れるのはそう簡単ではないようで。この激しさは、誘惑から逃れるために葛藤して、もがいているからなのかしら?と思うような曲でした。
 でも、最後に鳴り響くあの輝かしいファンファーレ。最終的に訪れるのは、やはり勝利なんだろうなぁ、と思わせる曲でありました。

 来月、あと約2週間後には聖響さんの音楽至上主義第2回があります。
 このCOOさんの演奏を生で聴くことになるわけなのですが。
 いいオケですよね、COOさん。
 某タレント知事さんが、1筆1筆に込められた思いを汲み取って下さることを、願わずにはいられません。

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 今日は、朝からラジオdeクラシック三昧な1日でした。
 本日聴いたラジオ番組は、以下のとおりです。

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朝7:15~7:55 ABCラジオ
「ザ・シンフォニーホールアワー」

聖響/音楽至上主義 第1回 フランス~パリ発、色彩の物語~

ベルリオーズ作曲:幻想交響曲より
  第3楽章 田園の風景
  第4楽章 断頭台への行進
  第5楽章 サバト(魔女の饗宴)の夜の夢

(指揮) 金聖響
(管弦楽) 大阪センチュリー交響楽団
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夜7:20~9:00 NHK-FM
「オーケストラの夕べ」

東京フィル第36回東京オペラシティ定期から

マーラー:交響曲 第6番 イ短調“悲劇的”

(指揮) ダニエル・ハーディング
(管弦楽) 東京フィルハーモーニー交響楽団

バッハ作曲、ストコフスキー編曲:トッカータとフーガ ニ短調 BWV565

(指揮) 金聖響
(管弦楽) 東京フィルハーモーニー交響楽団
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夜9:30~10:00 NHK-FM
「吹奏楽のひびき」

東京佼成ウインドオーケストラ定期演奏会から

モーツァルト作曲:セレナード 変ロ長調 K.361から“アダージョ”
ヴァーン・レイノルズ作曲:管楽器と打楽器のための“情景”
パーシー・グレンジャー作曲:ボニー・ドゥーンの堤よ土手よ

(指揮) 下野竜也
(吹奏楽) 東京佼成ウインドオーケストラ
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 ね?
 聖さま→ダニエル氏→聖さま→竜さま、という見事な夢のリレーでしょう?(*^_^*)
 朝から幸せな1日でございました♪

 まず、朝の「幻想~」
 やはり、ステージを拝見しながら生で聴くのとは、情報量が違いすぎますね。
 第3楽章の、ステージ上のコールアングレ&ステージ袖のオーボエのやり取りとか、ティンパニ4人叩きの雷鳴とか。やはり、この曲は生で聴かなければダメな曲の一つだな、と思います。
 でも、第4楽章と第5楽章の圧倒的な迫力は、ラジオでも伝わってきました♪
 ただやっぱり、あの微妙な音の変化は生でなければ聴こえないんだなぁ、とちょっと残念だったんですけど。まぁ、雰囲気が味わえただけでも良しとしなければ、ですね。

 夜のマーラーも、素晴らしかったです。
 この曲の出だし、ギリシャ悲劇の幕開けのようで大好きなのです(^^)
 最終楽章に出てくるハンマーも、一度生で見てみたいものであります。
 今日放送された演奏、やはりと言いますか、さすがと言いますか。ダニエル氏は東京フィルさんを対向配置にして演奏しておられたようです。そして、何やら楽章の順番もちょっと違っていたのだとか。解説で詳しく話されたのですが、よくわかりませんでした(滝汗;)

 続いて放送された、聖響さん指揮による「トッカータとフーガ 二短調」
 原曲はオルガンですが、オケ版もいいですね(^^)
 ヴィブラートをしっかり効かせて弦楽器を歌わせつつ、テンポは容赦ないという(笑)
 個人的に、吹奏楽版で思い入れの深い曲だということもありまして、じっくりと聴き入ってしまいました。

 最後に真打ちの如く登場した下野さんも、素敵でした。
 モーツァルトはとても綺麗でしたし、その次の曲はバリバリ現代音楽!という感じでカッコ良かったですし。
 楽しませていただきました。

 ただ、この「パーシー・グレンジャー」という作曲家さんのお名前。
 ポッタリアンな私にとっては、「おやおや、ウィーズリーさん家のパーシー君がハーマイオニーの所に養子に行ったのかい?」なんて思ってしまったんですが(爆)
 まぁ、そんな余談は置いておいて。
 間に佐渡さんご出演の「題名のない音楽会」も挟みまして、深夜はちゃっかり「名曲探偵アマデウス」も拝見しまして。
 音楽三昧な1日を満喫致しました(^^)
 音のご馳走をたっぷりいただいて、ごちそうさまでした(合掌)



 いつも結月堂 Music別館 Allegro con brioを訪問していただきまして、ありがとうございます。
 この度、本家である結月堂が10万ヒットを越えたことを記念して、サイトを移転することになりました。
 移転先は

 http://yuzukido.web.fc2.com/

 です。
 本家は映画や舞台の鑑賞記録、旅行先で撮影した写真を展示するページなど、いろいろありますが基本的には結月の個人的な趣味のサイトです。
 えー、一部、かなりヲタクなページもあるのですが、そちらは目をつぶっていただけると(汗;)
 そういうのもOKよ、という方はそちらもご覧下さいませ。

 本家である旧・結月堂が10万ヒットを越えたのも、ひとえにサイトを訪れていただく皆様方のおかげと、心より感謝申し上げます。
 これからも引き続き、リニューアルした結月堂をよろしくお願い申し上げます(深礼)

結月秋絵

Author:結月秋絵
ようこそお越し下さいました(礼)
音楽の原点はG-CLEF。
好きな指揮者は金聖響さん、佐渡裕さん、下野竜也さん。
好きなヴァイオリニストは落合徹也さん、古澤巌さん、神奈川フィルのソロ・コンマス石田泰尚さん。
好きなピアニストは榊原大さん。
好きなチェリストは柏木広樹さん、ヨーヨー・マさん。
などなど、挙げ始めるときりが無いです(笑)
ピアノ、パーカッション(吹奏楽部にて)、ヴァイオリンの楽器経験があります。
ちなみに、この写真は倉敷市民会館のステージにて。中学時代の定位置(=鍵盤楽器系パーカッション)からの隠し撮りです(爆)

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