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 べっさつ結月堂のMusic別館をFC2ブログに移行してから、1年以上経過しているんですが。
 本日、ようやく旧Music別館の記事をすべて、こちらにお引越する作業が完了しました。

 いつまで放置プレイ状態にしてたんだ!?

 と自分に突っ込み入れたくなったんですけど(汗;)
 しかも、明日から通っている専門学校の期末試験なんですけど(滝汗;)
 試験前とか、他にやらなければいけない時に限って、こういう別のことをしたくなるのは、ある意味現実逃避なのか、何なのか。。。

 何はともあれ、2006年6月~11月に旧Music別館にアップした記事を、こちらにお引越ししました。
 石田泰尚さんがNHK-FMの名曲リサイタルに出演なさったときの感想とか。
 http://allegroconbrio.blog85.fc2.com/blog-entry-127.html
 金聖響さんがテレビ番組に出演なさった時の感想とか。
「しぶやライブ館 歌のない音楽会」
 http://allegroconbrio.blog85.fc2.com/blog-entry-134.html
「トップランナー」
 http://allegroconbrio.blog85.fc2.com/blog-entry-136.html
「モーツァルト生誕250年目の真実」
 http://allegroconbrio.blog85.fc2.com/blog-entry-144.html
 コンサートの感想などなど、いろいろ移してきております。

 よろしければ、ご覧下さいませ(礼)

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 今日は久方ぶりに、兵庫県立芸術文化センターへ行きました。
 ピアニストの及川浩治さんが組んでいるピアノトリオ、BeeがPACオケと共演、しかも3大Bの協奏曲3連発。これは聴かねばなるまい!ということで、西宮まで遠征してきました。

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芸術文化センター管弦楽団 第10回名曲コンサート
 及川浩治トリオ“Bee”の3大B

J.S.バッハ:ピアノ協奏曲第1番 二短調 BWV1052
ブラームス:ヴァイオリンとチェロのための協奏曲 イ短調
(休憩)
ベートーヴェン:ピアノ、ヴァイオリンとチェロのための三重協奏曲 ハ長調
(アンコール)
ピアソラ:リベルタンゴ

及川浩治トリオ“Bee”
ピアノ:及川浩治
ヴァイオリン:石田泰尚
チェロ:石川祐支

指揮:現田茂夫
管弦楽:兵庫芸術文化センター管弦楽団

兵庫県立芸術文化センター 大ホール 15:00~
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 Beeのコンサート、行こうと思えば行けたのですが、今まで機会を逃し続けてきたんですよね。
 現田茂夫さんの指揮も、一度生で拝見したいと思いつつ、叶わずにおりまして。
 今回、それが両方叶うということでまさに一石二鳥♪
 加えて、演奏曲目も大好きな曲ばかり♪
 と言いつつもチケット代をちょっとケチってしまったので、2階の下手側バルコニー席での鑑賞と相成ったのですが、面白い……もとい、楽しいコンサートでありました。

 コンサートのトップバッターは、及川さんのピアノでバッハのピアノ協奏曲です。
 指揮の現田さんは詰襟燕尾服でご登場です(^^)
 バッハはピアノ&弦楽合奏という編成で、「あれってチェロの椅子だよなぁ」と思っていた上手側に第2ヴァイオリンが座っていて、コントラバスは上手側に用意された椅子の所ではなく、第1ヴァイオリンの隣で立奏してました。そう、オケが対向配置になっていて、しかもできる限りのピュア・トーン。時々日頃のクセもあって、ヴィブラートがかかってしまう演奏者さんもいましたが、ほとんどヴィブラートをかけずに弾いてました。
 音符を精密に、一分の隙もなく積み上げていくようなバッハに、ピュア・トーンの澄んだ弦楽器の音が綺麗に響いておりました(^^)
 だからこそ、かもしれないのですが。この曲はやはり、ピアノよりもチェンバロで演奏される方がしっくりくるような気がしました。
 また、これは個人的な好みなんですが、バッハは長調の曲よりも短調の曲の方が好きです♪
 そして初めて生で拝見した現田さんの指揮は、とても丁寧でわかりやすくて、エレガントでした(^^) 演奏が終わった後、及川さんの楽譜をめくっていた“譜めくりさん”にも握手をして、ねぎらっておられるのを拝見して「オトナで紳士な方だなぁ」と思った次第であります。

 え?
 肝心の及川さんの感想がない、ですと?

 ………

 すみません、あまり聴いてませんでした(汗;)
 と言いますか、失礼を承知の上でぶっちゃけて申し上げますと、練習不足でいらっしゃったのかなぁ、と思うのです。 音がいくつも抜けてましたし、テンポも安定してなかったですし……
 途中で止まるのかな?と思ってしまう部分もあったりして。。。(汗)
 この曲は、本日のマエストロ・現田さんに一点集中してしまいました。

 2曲目は、ヴァイオリンの石田さんとチェロの石川さんが登場です。
 日頃は神奈川フィルのコンマスである石田さんと、札響の首席チェロ奏者である石川さんが、今日はソリストとしてブラームスでがっつり共演です。
 石田さんのヴァイオリンを聴くのは、これまた久方ぶりであります(^^) 燕尾服、相変わらず胸ポケットとかキラキラしてましたね(笑)
 ブラームスの曲はどことなく重苦しい雰囲気が漂うんですが、PACオケの音はカラッとしていて聴いていて小気味いいのです(^^)
 チェロの石川さんの音色もいいんですが、石田さんの音色が……
 すーっと伸びやかに、清冽に響いてまして。とても美しい音色でありました(^^)
 この音を聴けただけでも、今日のコンサートを聴きに来た甲斐があるというものです♪
 第1楽章から素晴らしかったんですけど、第3楽章の冒頭のメロディが絶品でした。あの妖しい音色がなんともいえず……
 澄み切った美しい音色から、妖しげな音色まで、変幻自在に色を変える石田さんのヴァイオリンにうっとりでございました(^^)
 ……弾いているお姿は、かなりオーバーアクションでソリストモードなんですけど。でも事あるごとに現田さんを伺っているあたりが、さすがコンマス!という感じでした(笑) そういえば、カテコでもコンマスの位置まで下がってましたっけ(笑)

 にしても、この曲。
 石田さんのヴァイオリンはかなり音程が正確でして(というか、むしろ少し高めに音を取ることで、余計にオケから浮き上がって聞こえてきていたような…)
 だからこそ、石川さんの音程の甘さが気になってしまいました。
 そして、ブラームスさんの緩徐楽章って、なんでああも催眠効果があるのか。。。
 去年からブラームスさんの曲を聴く機会が多いのですが、これで何連敗なんだろう?(滝汗;)

 休憩を挟んで、後半はBeeのお三方が揃い踏みで、ベートーヴェンさんです。
 この三重協奏曲。
 ヴァイオリンの石田さんとチェロの石川さんは、日頃オケで演奏しているオケマンさん。及川さんはバリバリのソリスト。オケマンなお二人と、及川さんの違いがくっきり浮かび上がっていたように思います。
 明るく華やかなオーケストラの演奏を受けて、チェロがソロでメロディを奏でて、ヴァイオリンが出てきて。この曲でも、やはり石田さんの音色が美しかったです~(^^)
 そして、及川さんのピアノは……やはり、我が道を行っておられました。時々オケとズレたり、他のお二人とズレる部分がありました。
 というか多分、石田さんと石川さんは、日頃オケで演奏していることもあって、指揮の現田さんをマメに見て、指揮者に合わせていくんですよね。でも、及川さんは他の皆さんに合わせてもらう、というような感じなのかなぁ、と。
 でも、そういう個性がはっきりしている3人が奏でるから、なのでしょう。
 とてもアグレッシブで、躍動感のある協奏曲で、聴きながらある意味でハラハラ(笑) そしていい意味でドキドキしてしまいました。
 協奏曲を聴いて、こんなに楽しかったのは本当に久しぶりかも♪

 ずっと伸びやかな、安定した音色を響かせていた石田さんですが、ベートーヴェンの第3楽章の終り頃は、さすがにちょっと力尽きたのか、それとも松ヤニが落ちてきてしまったのか。いくつか音がカスってしまってました。それでも、あの迫力はさすが!なのです(^^)
 指揮の現田さんとも、神奈川フィルでは常任指揮者とコンマス、という間柄だからでしょうか。全幅の信頼を置いているんだなぁ、とお見受け致しました。だって、ホントにマメに現田さんの指揮を見ているんですもの、石田さん(*^_^*)
 いつか、現田さんが指揮で、石田さんがコンマス席に座っている神奈川フィルも拝見したいなぁ……じゃなかった、聴いてみたいなぁと思うのです。
 ……神奈川まで行くの、大変なのでいつになるかわからないんですが(滝汗;)

 今日のアンコールは、Beeのコンサートでいつも演奏しておられるのでしょう。ピアソラさん作曲の「リベルタンゴ」でした。
 ……さすが、「及川浩治トリオ“Bee”」というだけありまして、ピアノが大活躍です。バッハやベートーヴェンさんは抑えて弾いておられたんでしょうか?というくらい、全開でした、及川さん。途中、石田さんがメロディになった時にピアノが2拍くらいズレてましたけど(演奏後に「ごめん、俺のせいだね」ってなってましたけど/笑)
 相当テンポ速くて、かなりアレンジが入っていて、ワクワクする「リベルタンゴ」♪
 お三方とも、ベートーヴェンの協奏曲の時とはまた違った感じで、楽しそうでした。
 石田さんのヴァイオリンのキレが良くて、サイコー!でございました(*^_^*)

 実は今日のコンサート、前日まで「チケットは買ったけど、どうしようかなぁ。西宮まで行くの、面倒だなぁ」と少し渋っていたのです(苦笑)
 でも、行って良かった!
 石田さんのヴァイオリンを久方ぶりに生で聴くことができましたし。
 現田さんの指揮も、初めて生で拝見することができましたし。
 本当に楽しませていただきました(*^_^*)
 Beeの及川さんと、石田さんと、石川さんのお三方に。
 最初から最後まで、エレガントで大人で紳士でステキだった現田さんに。
 ピュア・トーンの澄んだ音色や、活き活きとした小気味いい演奏を聴かせていただいたPACオケの皆様に。
 心から感謝申し上げます(^^)

 日曜日に続いて、N響さんです。
 先日はナマでしたが、今日はBS-2で昨年12月12日にサントリーホールで行われた第1906回定期公演が放送されましたので、その感想を。
 え?
 なんでわざわざテレビで確認したか、ですと?

 だって。
 指揮が。

 下野竜也さんなんですもの♪

 この日の演奏会、ラジオで生中継されていたのを聞いていたんですけど、「死と変容」が凄くて。
 その後、N響アワーでも放送されたのを拝見したのですが、どうせなら演奏会全部楽しみたいなぁ。
 ということで、拝見いたしました。

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第1609回 N響定期公演


フンパーディンク作曲:歌劇「ヘンゼルとグレーテル」 前奏曲
プフィッツナー作曲:バイオリン協奏曲 ロ短調 作品34
[ アンコール ]
バッハ作曲:無伴奏バイオリン・ソナタ 第1番 から第1楽章

R.シュトラウス作曲:交響詩「死と変容」作品24
フンパーディンク作曲: 歌劇「ヘンゼルとグレーテル」 から
             「夕べの祈り」 「夢のパントマイム」

バイオリン : ライナー・キュッヒル
管弦楽 : NHK交響楽団
指揮 : 下野 竜也

収録:2007年12月12日 サントリーホール
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 最初に演奏されたのは、「ヘンゼルとグレーテル」前奏曲。
 「ヘンゼルとグレーテル」といえば、童話ですよね。お菓子の家が出てくる、アレ。
 ……個人的に、魔女を倒して財宝を奪ってトンズラするあたり、なかなかしたたかな兄妹だなぁ、と思ってしまうのですけれど(汗;)
 まぁ、そんな個人的な印象は置いておいて。
 童話がモチーフになっているということもあって、音楽はとてもメルヘンな雰囲気です。
 お菓子の家に飾られた飴やクッキーがキラキラ、見ている心はウキウキ・ワクワク、といった感じの曲です。
 振っている下野さんも、にこやかで楽しそうなのであります(^^)

 続きましては、ウィーン・フィルのコンマスでもあるライナー・キュッヒルさんをソリストに迎えて、プフィッツナー作曲のヴァイオリン協奏曲です。
 先ほどの「ヘンゼルと…」とは雰囲気がガラッと変わって、バリバリ現代音楽、という感じの曲です。
 ヴァイオリンの超絶技巧も満載といいますか、「そういう音の飛び方するんですか!?」的なメロディが続く、といいますか。
 途中、オーボエのソロが出てくるんですけど、これも聴いていて「うわ、難しそう(汗;)」と思ってしまうような音の飛び方してました。茂木さん、やはり素晴らしいです。
 全体的に、暗雲がたちこめているような、先が読めないような展開を見せる曲だなぁ、と思うのですけれど。最後は落ち着くべき所に落ち着くといいますか、明るい雰囲気で終わってくれるので「ああ、良かった」とほっとするような気がしました。
 ライナー・キュッヒルさんのアンコールは、バッハ。
 短調で切々と流れる音色が美しいのであります(^^)
 バリバリな現代音楽の後に聴いても全然違和感がない、というのがさすがバッハさんというべきかなぁ、と。

 後半は「死と変容」からです。
 昨年ミュンヘン・フィルの演奏会で聴いてから、聴く機会が増えている曲です。
 改めて聴いてみると、出だしの部分から、死を間近にして、呼吸も途切れがちになって、心臓の鼓動も弱くなっているような様子を描いているようだなぁ、と。そんな中で、ふっと心の中に青春時代の恋人の顔が浮かぶような。でも、死の間近に思い浮かべる姿だから、多少美化されているのかしら?なんてことも、フルートの妙なる調べを聴いていると思ってしまうのは……(汗;)
 途中、曲調が激しくなる部分。
 全身から音を絞り出すような指揮をされる下野さんに、思わずウルウル。

 そういえば、今日この曲を聴きながら思い出したんですけど。
 重度の心疾患とか、脳疾患とか、薬物中毒などで予後が非常に悪い状態の時に見られる呼吸の形として、「チェーン・ストークス呼吸」というのがあります。
 無呼吸期があって、その後小さい呼吸から始まって、だんだん大きくなって、深い呼吸になった後、また無呼吸になる、という呼吸の仕方を繰り返すものです。
 静かな部分があって、次第に(というか、時には急に)大きくなって、最大限に達した時にまた凪ぐ、という曲の展開が、この呼吸の仕方に重なっているように思えました。
 ……死が目前に迫っている男の話だ、というストーリーが頭の中に入っているので、余計にそう感じたのかもしれないんですけどね。

 そういう呼吸を繰り返して、いずれは無呼吸になって、本当に息を引き取って。その後に訪れる、大いなる救い。
 何度聴いても壮大で、美しくて、素晴らしいなぁ、と思います。

結月秋絵

Author:結月秋絵
ようこそお越し下さいました(礼)
音楽の原点はG-CLEF。
好きな指揮者は金聖響さん、佐渡裕さん、下野竜也さん。
好きなヴァイオリニストは落合徹也さん、古澤巌さん、神奈川フィルのソロ・コンマス石田泰尚さん。
好きなピアニストは榊原大さん。
好きなチェリストは柏木広樹さん、ヨーヨー・マさん。
などなど、挙げ始めるときりが無いです(笑)
ピアノ、パーカッション(吹奏楽部にて)、ヴァイオリンの楽器経験があります。
ちなみに、この写真は倉敷市民会館のステージにて。中学時代の定位置(=鍵盤楽器系パーカッション)からの隠し撮りです(爆)

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