2007 / 04
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聖さまN響デビュー


 2007年にN響さんと共演することになりました。
 と聖響さんの公式ブログで拝見したのが2005年の5月のこと。
 また、38年ぶりにN響のテューバ奏者が新たに入団する、ということでNHKの「にんげんドキュメント」でその様子が放送されたのも、2005年5月のこと。
 あれから約2年。
 聖響さんがN響初登場&ソリストがその池田さんということで、東京まで聴きに参りました♪

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N響オーチャード定期 第44回

メンデルスゾーン:序曲「フィンガルの洞窟」
ヴォーン=ウィリアムズ:チューバ協奏曲 ヘ短調
 チューバ:池田幸広
マーラー:交響曲第1番 ニ長調「巨人」

指揮:金聖響
管弦楽:NHK交響楽団
コンサートマスター:篠崎史紀

Bunkamuraオーチャードホール 15:30~
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 この日のコンサートは、聖響さんがN響デビュー。
 一昨年に入団した池田さんがN響でソリストデビュー。
 という、ダブルデビューでフレッシュな顔合わせでした。だからでしょうか。2月に聴いたときよりも、N響さんの音が温かいなぁと感じました。

 コンサートの最初はメンデルスゾーン作曲の序曲「フィンガルの洞窟」
 燕尾服で登場なさった聖響さんもさすがに緊張なさっているのか、ちょっと硬い感じでしたが。。。
 岩場に押し寄せる波のような音、途中で出てくるクラリネットの二重奏。
 程よく高揚しつつ、美しい音楽に身をゆだねる心地よいひと時でありました。

 続きましては、N響の新しきチューバ奏者、池田さんがソリストとして立つチューバ協奏曲。
 チューバ協奏曲ってかなり珍しいよなぁ、と思いつつ、初めて聴く曲にウキウキしておりました。
 通常は協奏曲のソリストさんというのは指揮者とコンサートマスターの間に位置するのですが、この曲はヴィオラと指揮者の間に位置していました。
 曲そのものは、意外と言いますか。とても日本的な響きの曲で、いつも重低音でボンボン吹いているイメージのあるチューバが軽やかに、表情豊かにメロディを奏でるのが、これまた何とも心地よくてですね。
 美しい音楽、和風の響き、まろやかなチューバの音色。
 思わず半分夢の中に引き込まれてしまいました(大汗;)
 第3楽章は躍動感溢れる音楽で、チューバの妙技も拝聴できて、楽しい楽章でした。
 N響さんの音も、初めてソリストとして立つ池田さんを励まし、温かく見守るような“あったか~い”音でして。
 聖響さんも引き立て役に徹しておられて。
 曲の美しさや素晴らしさに心引かれたのはもちろんなのですが、そういった団員さんたちの人間模様が垣間見えるようで、心がほっこり致しました♪

 休憩を挟んだ後半は、本日のメインでありますマーラーの交響曲「巨人」
 聖響さんが振るマーラーは一度聴いてみたかったので、これまた願ったり叶ったりでありました♪
 ステージに乗る団員さんの数も増えて、ティンパニもバスドラムも2台用意されて、さすが大掛かりだなぁ。。。と、始まる前からワクワクです。
 弦楽器のフラジオレットでずーっと伸びる音、クラリネットが奏でるカッコウの鳴き声。もやのかかった深い森の中に足を踏み入れたような気分です。
 舞台裏から聞こえてくるファンファーレも、何か楽しいことが起こりそうな予感です。普段は人間が足を踏み入れることのない、巨人が住むという禁断の森に招待されたような気分でした。
 第2楽章はウキウキ、ワクワクでリズミカルな楽章♪
 指揮台の聖響さんもノリノリ、客席で聴いている私もノリノリという(笑)
 ティンパニを伴奏に、コントラバスが奏でる「ジャック兄さん」のメロディが輪唱状態になっていく第3楽章も楽しかったです。ヴィオラの店村さんやコンマス篠崎さんの美しすぎるソロにうっとりする部分もありまして。
 これまた楽しませていただきました。
 音を絞れるだけ絞って、ギリギリの緊張感が一気に爆発するような第4楽章。ティンパニ2台叩きは圧巻!であります。ロールにアクセントをつけたり、1オクターブで叩いたり。なるほど、だから2台あるのね!と聴きながら&拝見しながら納得してしまいました。
 この第4楽章。プログラムに
「最後に、トランペットの力強いファンファーレに導かれて、壮大なクライマックスが築かれ、ホルン(楽譜には起立して吹くように指示されているが、本日はどうなるのだろうか?)が堂々と4度下降の主題を吹奏する」
 と書かれておりまして。
 マーラーさんが楽譜に「起立して吹きなさい」と書いているのなら、聖響さんは絶対立たせるよね。
 と思っていましたラスト部分。
 立った、立ったよ!
 ホルンが立った!
 心の中で思わず拍手(笑)
 やっぱりその瞬間、ホルン+トランペット1名が一斉に立ち上がりました。その瞬間の開放感といったら!
 マーラーってこんなにキモチイイ音楽だったんだ!と思いましたです。
 旅の疲れも一気に吹っ飛ぶような、スッキリ爽快なラスト。音と一緒に心がスッキリと晴れ渡って開放されていくのがとても気持ちよくて、気持ちよすぎて泣けてしまいました。
 本当にブラボーでありました♪

 今日の演奏会、コンマスは“まろ様”篠崎さん。
 指揮者は聖響さん。
 ヴィオラの首席は店村さん。
 聖響さんがマーラーを振るから、オケの配置はどうなのかな?と思っておりましたら、普通に(?)舞台下手側から第1ヴァイオリン→第2ヴァイオリン→チェロ→ヴィオラという配置でしたので、ステージの最前列に篠崎さん→聖響さん→店村さんが並ぶわけです。
 これぞまさに、黄金の三角形、ゴールデン・トライアングルですよ!
 母子揃って萌え萌えモードでございました♪

 マーラーの交響曲になると、聖響さんも少しいつもの調子になってきたかな?と思ったのですけれど。
 さすがに去年の「運命」や22日のブラームスのように
「見たか! これが俺の音楽や!」
 といったオーラがビンビン伝わってくる、とまではいかなかったかなぁ、と。
 初めてのオーケストラを相手に、やはり緊張とかちょっとした遠慮など、あったのかなぁ、と思いました。
 今日のN響さんは、コンマスに篠崎さん、ヴィオラの首席には店村さん、オーボエには茂木さん。他にもあちこちでお名前を聞く首席奏者さんたちがズラッと勢ぞろいな上、曲は各パートに見せ場があるマーラーの交響曲。
 初登場の指揮者をオールスターで出迎えた、という感じだなぁと僭越ながら思ってしまいました。
 全体として温かい音色だなぁ、と思ったのも、そのせいだったかもしれません。
 N響さんと聖響さんの顔合わせ、次はどうなるのかな?と期待せずにはいられない、これきりにはしてほしくないなぁ、と思うコンサートでありました。
 東京まで行った甲斐がありました♪

 チューバの新たな魅力を知らしめてくださった池田さん。
 気持ちよすぎるマーラーさんを聞かせてくださった聖響さん、N響さん。
 心より感謝いたします(^^)
 ぜひぜひ、また共演していただきたいです。
 実現したあかつきには、また東京まで駆けつけてしまいそうです(笑)

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聖響×OEK ブラームス・チクルス 第1回


 指揮者・金聖響さんがザ・シンフォニーホールで行っているシリーズ物のコンサート。
 今年はOEKことオーケストラ・アンサンブル金沢とブラームス・チクルスということで、行って参りました(^^)

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聖響×OEK ブラームス・チクルス 第1回

ヨハネス・ブラームス
 大学祝典序曲 作品80
 ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品77
  ヴァイオリン独奏:シュロモ・ミンツ
 交響曲 第1番 ハ短調 作品68

(ヴァイオリン・アンコール)
パガニーニ作曲:「24の奇想曲より 第5番 イ短調」

指揮:金聖響
管弦楽:オーケストラ・アンサンブル金沢

ザ・シンフォニーホール 15:00~
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 2007-8年にかけて行われる4回シリーズでは、聖響さんとOEKさんがガッツリとブラームスに取り組むということで、ワクワクしつつホールへ向かいました。
 今日の聖響さんは、気合の表れなのか(笑)
 燕尾服でのご登場でした♪

 シリーズの幕開けは、『大学祝典序曲』
 『大学受験講座』のテーマ曲として、私もよく耳にしていた曲だからでしょうか。
「さぁ、楽しい音楽の時間ですよ。今年はブラームスさんです。皆さん、楽しんで聴きましょう~♪」
 と誘われているような心地でした。
 振っている聖響さんも、とてもいいお顔をなさってまして。今日は超ご機嫌で楽しんでおられるなぁ、と思いつつ。楽しい気分にシンクロしながら聴いておりました。
 ブラームス・チクルスの幕開けにふさわしい、華々しい曲に気分もルンルンでございました♪

 続きまして、本日の協奏曲はヴァイオリン協奏曲。
 ヴァイオリニストさんにとってはパガニーニさんよりも弾きづらい、なんてお話を聞いたこともある曲です。ヴァイオリン独奏は、歴史をかざる名指揮者と共演してきた、というシュロモ・ミンツ氏。
 何だか気難しそうなお顔をしておられて、実際に正面から見ていた母上も
「難しい顔して弾いてた」
と話しておりました。
(なにせ、私が座っていた席からは背中しか見えませんから;)
 穏やかなオーケストラの演奏に始まって、調性が変わって激しいソロが入ってくる第1楽章。ヴァイオリンのメロディに合わせて、ステージを踏みしめるミンツ氏の足音が聞こえてきて、まるで指揮者が二人いるような気分でした(笑)
 聖響さんもかなり気のこもった指揮をしておられて。
 ミンツ氏も素晴らしい音色でグイグイとオーケストラを引っ張っていかれて。
 OEKさんは、ミンツ氏が奏でるメロディにピタリとニュアンスを合わせていくという。
 指揮者とソリストとオケががっぷり組んで、いい意味で火花が散っていて、かなり迫力のある協奏曲でした。
 第1楽章でミンツ氏が奏でたカデンツァが、今まで耳にしたことのない感じで面白いなぁ、と思っておりました。聖響さんも、指揮台という至近距離な特等席でしっかり堪能しておられたようにお見受けしました(^^)
 第2楽章では、オーボエの美しいメロディに思わずうっとり♪ ミンツ氏のヴァイオリンの美しい音色にも、もちろんうっとりです♪
 第2楽章から間を置かずに突入した、リズミカルな第3楽章。ハンガリー風の主題の“ため”具合が絶妙で、とても心地よかったです。そして、ミンツ氏と聖響さんがしっかりアイコンタクトを取って、主導権のバトンタッチを行っている様子を見ていて、いい意味で火花散ってるなぁ、と微笑ましく思ってしまいました。
 第2楽章で思わずホロリ、第3楽章は楽しくて笑いが止まらない、という素晴らしい協奏曲でした。
 演奏が終わった後も拍手が鳴り止まなくて、2度3度と聖響さんとミンツ氏が出てこられて。ミンツ氏と聖響さんが肩組んで出てこられた様子が、萌えでございました♪

 そして、あれだけの演奏をした後で、ミンツ氏が弾いたアンコール曲は、パガニーニ。。。
 相当速いテンポでスケールや半音階が続いて、左指が恐ろしい勢いで運指板を駆け抜けて、弓が弦の上で踊っておりました。
 す、凄すぎます、ミンツ氏。。。
 本当に、素晴らしかったです♪
 堪能させていただきました。
 演奏会終了後にはサインまでいただきまして、本当に感激でした(感涙)
シュロモ・ミンツ氏


 休憩を挟んだ後半は、本日メインの交響曲第1番です。
 とぉっても楽しみにしていた曲です。
 ティンパニの強打が印象的な第1楽章冒頭から、一気に曲に引き込まれました。
 ティンパニの音の強さ、硬いマレットを使って叩き出される粒のはっきりした音。それに重なるオーケストラの響きと強さと音の膨らみ方。
 何もかもが、ピタッ!とピンポイントでドンピシャなツボにハマって、効果絶大、たまんねぇ~!な感じです。
 この音で、この響きで、この強弱で、このニュアンスで聴きたかったのよ、この曲っ!!!
 しょっぱなからノックアウトされて、ウルウルでした。

 第2楽章は管楽器のアンサンブルが見事で、とても美しくて。
 コンマスのサイモン・ブレンディスさんのソロも甘美な夢を見ているような音色で、ホロリときてしまいました。
 第3楽章は、クラリネットのソロがこれまた美しい!
 適度に渋さが混ざったしなやかなメロディが、適度に速いテンポで展開されていて、これまた心地よすぎて「うわぁ、たまらん!」
 第1楽章、第2楽章で必死に堪えていた号泣モードが爆発してしまいました。
 あのテンポで、あのしなやかさで、あの音色で聞かされたら、本当にたまらんスマッシュでございました、第3楽章。

 混沌とした雰囲気の序奏から、歓喜のラストへと向かっていく第4楽章。
 解説などでよく言われているように、ベートーヴェンの交響曲第5番に似た構成で、交響曲第9番を思わせる主題が登場する第4楽章。
 この調子で聴いたら、とんでもないことになるんじゃないか!?と思った予感は的中しました。
 第1ヴァイオリンと第2ヴァイオリンが対向配置になっているので、32分音符が切れ切れになって噛み合わされている部分も、ちょうどいい感じでステレオ効果でしたし。
 ピウ・アンダンテで出てくるアルプ・ホルンの旋律は、重く立ち込めた暗雲の切れ間から光が差してくるように聴こえて、その後でやってくる第9のメロディに似た旋律はジーンと心に染みました。
 アクセントのついた音を、短く切らずにテヌートぎみに演奏していたのが強く印象に残りました。
 ピウ・アレグロでハ長調に転じてからも、テンポが落ちることがなくて(そういう意味ではまさに楽譜どおりの指揮で)
 ティンパニも強烈に響いてきて。
 もう、行ける所まで行ってしまえ!
 と超ハイテンションでラストまで突っ走っておりました。
 去年の3月、この曲をちょこっと練習させていただいた時。ブラームスの交響曲第1番のラストって、ベートーヴェンさんの交響曲第5番のラストにそっくりだなぁ。
 と感じたのですけれど。
 今日の演奏は、まさにそれを体現して下さっていて。
 ブラームスさんの交響曲第1番って、こんなにテンション高くて凄い曲だっったんだ!
 と改めて感じさせて下さいました。

 OEKさんの音色も、全体を通してとても美しく、迫力もありました。数に物を言わせてガンガン鳴らすのだけがオーケストラじゃないんだなぁ、と思わせてくださる演奏で。
 CDでベートーヴェンを聴いたときにも思いましたが、余計なものをそぎ落として、シンプルで、けれど豊かさを失わず、適度な上品さも漂わせている音色だなぁ、と。
 そして聖響さんの指揮を、かなり細かい部分まで拾い上げて音にしているなぁ、と感じました。
 だからでしょう、指揮者に正対する正面の席で聴いていますと、自分もオーケストラの一員になったような気分でして。完全にシンクロしてしまいました(笑)

 聖響さんも、今日は最初から最後まで、とてもいいお顔で指揮なさってました♪
 交響曲は、第1楽章の最初からお声が聞こえて参りました(^^)
 また、激しい部分の後にやってくる穏やかな部分とか。硬い音が続いた後で、しなやかな柔らかい音で奏でられるメロディとか。対比させてメリハリをつけて、浮き立たせるのが見事だなぁ、といつもながら思いました。
 ベートーヴェンのCDもそうでしたが、漠然と抱いていた「この曲、こんな音で聴きたいなぁ」という願望を、完璧な形にして「これでええか?」と差し出して下さるという。。。
 もう、完敗です。
 この席で号泣したら、メチャメチャ目立つから我慢しなきゃ!
 とかなり我慢したんですけどね。
 泣いちゃいましたね。。。(苦笑)
 生きてて良かった、と思う演奏でした(^^)

 ブラームス・チクルス第1回。
 最高の幕開けでございました♪
 素晴らしいソロを聴かせていただいて、サインまでしていただいたミンツ氏に。
 ブラームスって素晴らしい!と再認識させていただいたOEKさんと金聖響さんに、心から感謝致します。
 第2回目は7月。
 今度は、これまた号泣せずにはいられない、第2番です。
 こちらも、楽しみであります♪

▼続きを読む▼


 4月に入って、日曜日の午後からのNHK-FM放送は「サンデークラシックワイド」として新装開店。
 今日の放送は、飯森範親さん指揮による、東フィルさんのベートーヴェン・プログラムということで聴いてみました。

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サンデークラシックワイド
  -シンフォニーコンサート-

ベートーヴェン作曲:「“エグモント”序曲 作品84」
ベートーヴェン作曲:
 「ピアノ協奏曲 第5番 変ホ長調 作品73“皇帝”」
 ピアノ:迫昭嘉
ベートーヴェン作曲:「交響曲 第3番 変ホ長調 作品55“英雄”」
モーツァルト作曲:「“セレナード ト長調 K.525”から 第1楽章」
 管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
 指揮:飯森範親
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 ベトベンさんのプログラムは3曲とも名曲中の名曲。
 そして大好きな曲が揃っていて、とても嬉しい日曜の午後のひと時でした♪

 まずは、「エグモント序曲」
 前半のどっしりとした重厚さも、後半のロックのごとくテンション高くぶっ飛ばす感じも、その対比も大好きです♪
 飯森さんの指揮で聴く「エグモント」は、とても丁寧に演奏しているなぁ、という印象を受けました。しっとりすぎず、飛ばしすぎず、程よくバランスを保ったオトナな演奏、といいますか。テンションは高いんですけど、はしゃぎすぎない感じだなぁ、と思いました。

 続きましては、「皇帝」
 CMなどでかいつまんで聴くことは多いのですが、通して聴くのは久しぶりです。
 第1楽章の、煌びやかなピアノの音色。
 それを支えるオーケストラ。
 豪華絢爛なシェーンブルン宮殿の光景が音で浮かび上がるという感じです♪
 迫さんのピアノは、一つ一つの音がキラキラと輝くようで、「皇帝」という曲にピッタリだなぁ、と感じました。
 ゆったりとして美しい第2楽章は、毎週日曜日の朝に放送されている某音楽番組を見ていると必ず目にするCMでBGMとして使用されている、アレです(笑)
 今更ながら改めて、そういえばあのCMのBGMって「皇帝」の第2楽章だったんだよなぁ、と気づくという(苦笑) それくらい久しぶりに聴いた、ってことですね。
 そっと静かに優しく囁きかけるようなメロディ。
 力強さが際立つことが多いのですが、こういう繊細なメロディも書く方なんですよね、ベートーヴェンさんって。
 思わずしんみりと聴き入ってしまいました。
 そんな第2楽章から続いて、弾けるような第3楽章。
 華やかな舞踏会のように音が踊っているようで、ステキでした♪

 協奏曲の後は、交響曲。
 「皇帝」に続いて「英雄」です。
 変ホ長調というのは明るくて華やかな印象を受けるためでしょうか。皇帝とか英雄とか、偉大なことを成し遂げる人物をモチーフにした曲に使われやすい調性なんだなぁ、と常々思います。
 で、その「英雄」
 ベートーヴェンさんがナポレオンにドン引きしはった、という誰かさんが語ったエピソードはさておいて(笑)

 「エグモント」も「皇帝」も落ち着いたテンポで振っておられた飯森さん。
 「英雄」も、少しゆっくりめのテンポでした。
 第1楽章は繰り返しアリでの演奏。最近はアップテンポで聴くことが多かったので、余計にそう感じたのかもしれませんが、飯森さん×東フィルさんのこの演奏は力強さと華やかさの中に、エレガントさが加わっているように感じました。
 葬送行進曲と言われる第2楽章も、ゆったりとした落ち着いたテンポでした。ハ長調に転じる部分は堂々たる典雅な響きだなぁ、と。
 私の泣きポイントであるフーガの部分も重厚さがたまらない、グッとくる演奏でした。演奏の合間に飯森さんのお声が聞こえてきました
 ジョージ・セルさんも、金聖響さんもそうでしたが、飯森さんも例外ではなかったようです。あそこは振っている指揮者さんも気が入ってしまうのですね。私があそこで決まって泣いてしまうのは、曲そのものに加えて指揮者さんや演奏している皆さんの気や想いをキャッチしてしまうからかもしれません。
 どっしりとしたテンポ、重厚な音色。
 短調と長調の対比、フォルテの後にやってくるピアノの静けさ。
 好き嫌いメーターが「大好き♪」へと大きく振れる演奏でございました。
 堪能させていただきました(^^)

 第3楽章は、コース料理でちょっと重い料理を食べた後にシャーベットで口直しをする感じ、と言いましょうか。
 ホルンパートのソリの部分もサラッとリズミカルに流す感じでした。
 第3楽章からはほぼノンストップで第4楽章「プロメテウス変奏曲」(←勝手に命名;)に突入です。
 最近は変奏曲ごとにテンポを変える演奏もよく聴きますが、飯森さんは一定のテンポを保っておられました。細かい部分でアッチェレランドしたり、ちょっと緩めたり…と揺らす部分はもちろんあったんですけどね。
 第1楽章のエレガントな感じはここでも健在でして、ブラボー♪でございました。

 アンコールはモーツァルトさん。アイネクの第1楽章でした。
 こちらはちょっとテンポ速めで、東フィルさんの弦の美しさを堪能させていただきました♪

 ちなみに、今日の放送。
 この後の時間はチョン・ミョンフンさん指揮によるメシアンが流れたのですが。。。
 凄い曲だし面白いなぁとは思うのですが、不協和音の応酬はちょっとツライものがあります。
 現代音楽系はまだニガテなようです(大汗;)

結月秋絵

Author:結月秋絵
ようこそお越し下さいました(礼)
音楽の原点はG-CLEF。
好きな指揮者は金聖響さん、佐渡裕さん、下野竜也さん。
好きなヴァイオリニストは落合徹也さん、古澤巌さん、神奈川フィルのソロ・コンマス石田泰尚さん。
好きなピアニストは榊原大さん。
好きなチェリストは柏木広樹さん、ヨーヨー・マさん。
などなど、挙げ始めるときりが無いです(笑)
ピアノ、パーカッション(吹奏楽部にて)、ヴァイオリンの楽器経験があります。
ちなみに、この写真は倉敷市民会館のステージにて。中学時代の定位置(=鍵盤楽器系パーカッション)からの隠し撮りです(爆)

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