Wed
09/13
2006
ベストオブクラシック〜第1576 N響定期公演
今夜の「ベスト・オブ・クラシック」はN響の第1576定期公演でした。
本来ならば、岩城宏之さんが指揮するはずだった今夜の演奏会。6月にお亡くなりになったのが、本当に残念です。
代わりに指揮台に立つのは、若杉弘さんと外山雄三さん。
解説を聞いていますと、今夜の演奏会は指揮者も演目も、いろいろなご縁でつながっているという演奏会になっているようです。
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第1576回 N響定期公演
武満 徹作曲:「弦楽のためのレクイエム」
武満 徹作曲:「テクスチュアズ」
(ピアノ)高橋 アキ
(ギター)佐藤 紀雄
黛 敏郎作曲:「曼荼羅交響曲」
以上3曲(指揮)若杉 弘
ストラヴィンスキー作曲:「バレエ音楽“春の祭典”」
(指揮)外山 雄三
(管弦楽)NHK交響楽団
〜東京・サントリーホールから中継〜
ドボルザーク作曲:「交響曲 第9番 ホ短調 作品95
“新世界から” 第2楽章 ラルゴ」
(管弦楽)NHK交響楽団
(指揮)岩城 宏之
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アナウンサーや解説の方のお話ですと、今日のサントリーホールのステージは、通常のステージセッティングと異なっていて、ひな壇なしのフラットな状態になっていたようです。というのは、武満徹さん作曲の「テクスチュアズ」をはじめ、前半では1曲ずつオケの編成が異なっていて、いろいろな楽器をたくさんステージに並べる必要があったようなのです。
そして1曲ずつ編成が異なっている上に、「テクスチュアズ」では弦楽器奏者一人一人に1つずつの楽譜&譜面台が必要なため(通常は、2人で1つの譜面を見ます)、ステージセッティングに時間がかかるらしく。
前半は1曲終わるごとにアナウンサー&解説者のお話が入りました。
……1曲ごとに、客席と放送ブースを行き来する解説者さん、落ち着かなかっただろうなぁ(苦笑)
今夜の演奏会をちゃんと聴こうと思った動機は、毎度お約束ですが、金聖響さんです(笑)
先週の土曜日、東京シティフィルと共演した演奏会で武満徹さん作曲の「弦楽のためのレクイエム」を振っておられたんですよね。そしてブログで、10年前に武満さんの訃報を受けた小澤征爾さんの落胆ぶりをすぐ側でご覧になって、追悼のためにとこの曲を小澤さんとウィーンフィルが演奏するのをお聴きになった思い出を書いておられたんですね。
そういうのを読んでしまうと、聴きたくなるではありませんか(笑)
武満徹さんの曲は、中学時代(だったと思います)の音楽の授業で「ノーベンバー・ステップス」を聴いたのが最初で。でも、私にとっては日ごろ耳にする機会が少ないのです。不勉強なもので(汗)
でも聴くたびに思うのが、どこか懐かしい響きがするなぁ、ということと。
時々とても美しいメロディが聴こえてきて、ふっと心奪われてしまうこと。
なんですよね。
今夜聴いた「弦楽のためのレクイエム」も、不協和音の中から荘厳さや優しさが響いてきて、やっぱりどこか懐かしくて、不思議な気持ちになりました。
武満さん作曲の「テクスチュアズ」も、続く黛敏郎さん作曲の「曼荼羅交響曲」も、いろいろな打楽器の音が聴こえてきてました。
黛さんの方は、ティンパニのグリッサンドも多用されていました。ぜひともこれは、映像で見てみたいっ!
鈴の音は神聖な感じを、銅鑼の音はカオス的な感じを受けまして。鈴→銅鑼と続くと救いと苦行が交互にやってくるように聴こえました。
曲の途中には、御仏の後光が地上にも降り注ぐような印象を受ける部分や、恐ろしい顔つきをした仏様が与える試練を思わせる部分もありまして、まさに音で描く曼荼羅といった感じだなぁ、と思いました。
後半は、外山雄三さんの指揮で「ハルサイ」
最初のファゴットから怪しげな雰囲気が漂って、変拍子による不規則なリズムや、弦楽器群の「ボン、ボン、ボン」という刻みや、派手なティンパニ……などなど、何度聴いても血沸き肉踊る曲であります♪
あれだけコロコロと拍子が変わると、演奏する指揮者やオケの皆さんは大変なのではないかなぁ、と思うのですけれど。聴いている方はとても楽しいです(←鬼;)
「ハルサイ」といえば、バレエ音楽。
私が初めてこの曲を聴いた時、バレエの映像付きだったように思います。NHK教育の芸術劇場か何かで、外国のバレエ団が「ハルサイ」をやるのを見たんですよね。もう何年も前のことなので、どのバレエ団で誰が振付けたのか、なんて全然覚えていないんですけど。
テレビなので、それぞれの場面の説明が表示されていて、それが踊りや音楽とリンクして脳にインプットされるんですよね。この曲を聴くと血沸き肉踊る、というのはその第一印象が影響しているのかも……と思います(笑)
長く寒く厳しい冬を堪えてようやく迎えた春の陽射しと恵みを貪るような、荒々しくて直接的な音楽。聴いていてゾクゾク&ワクワクしてしまうという、私的に「本能に訴えかけてくる曲」の筆頭と言えるでしょうか。
今夜の演奏会、前半は武満さんと黛さんの素晴らしい曲の中にどこか馴染み深いものを覚え。
後半の「ハルサイ」では、人間の遺伝子に刻み込まれた原始的な本能を呼び起こされるような感じを受けました。
そしてそういった曲を聴きながら改めて、オーケストラの響きの豊かさを思い知らされたような気がしました。
岩城さんの著書で指揮者になる経緯を読んだことも思い出しながら、
「だから俺は、オーケストラを指揮したかったんだよ」
なんて声が聞こえてくるような演奏会だったように思います。
でもね、NHK−FMさん。
こんな演奏会の後に、ドボルザークの「新世界より」第2楽章は反則ですよ。
あのメロディ聴いたら、泣くじゃない(苦笑) この楽章はあっちにもこっちにも号泣ポイントがあるんですから。。。
そういえば、この「新世界より」。
来月の下野竜也さん×PACオケ定期でも演奏されるんですよね。また泣くんだろうなぁ(苦笑)
そしてまだ先の話ですけど、来年年明けの「21世紀の新世界」。今年も泣いたんですが、来年は“顔見席”最前列で号泣するのかしら、私(苦笑)
本来ならば、岩城宏之さんが指揮するはずだった今夜の演奏会。6月にお亡くなりになったのが、本当に残念です。
代わりに指揮台に立つのは、若杉弘さんと外山雄三さん。
解説を聞いていますと、今夜の演奏会は指揮者も演目も、いろいろなご縁でつながっているという演奏会になっているようです。
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第1576回 N響定期公演
武満 徹作曲:「弦楽のためのレクイエム」
武満 徹作曲:「テクスチュアズ」
(ピアノ)高橋 アキ
(ギター)佐藤 紀雄
黛 敏郎作曲:「曼荼羅交響曲」
以上3曲(指揮)若杉 弘
ストラヴィンスキー作曲:「バレエ音楽“春の祭典”」
(指揮)外山 雄三
(管弦楽)NHK交響楽団
〜東京・サントリーホールから中継〜
ドボルザーク作曲:「交響曲 第9番 ホ短調 作品95
“新世界から” 第2楽章 ラルゴ」
(管弦楽)NHK交響楽団
(指揮)岩城 宏之
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アナウンサーや解説の方のお話ですと、今日のサントリーホールのステージは、通常のステージセッティングと異なっていて、ひな壇なしのフラットな状態になっていたようです。というのは、武満徹さん作曲の「テクスチュアズ」をはじめ、前半では1曲ずつオケの編成が異なっていて、いろいろな楽器をたくさんステージに並べる必要があったようなのです。
そして1曲ずつ編成が異なっている上に、「テクスチュアズ」では弦楽器奏者一人一人に1つずつの楽譜&譜面台が必要なため(通常は、2人で1つの譜面を見ます)、ステージセッティングに時間がかかるらしく。
前半は1曲終わるごとにアナウンサー&解説者のお話が入りました。
……1曲ごとに、客席と放送ブースを行き来する解説者さん、落ち着かなかっただろうなぁ(苦笑)
今夜の演奏会をちゃんと聴こうと思った動機は、毎度お約束ですが、金聖響さんです(笑)
先週の土曜日、東京シティフィルと共演した演奏会で武満徹さん作曲の「弦楽のためのレクイエム」を振っておられたんですよね。そしてブログで、10年前に武満さんの訃報を受けた小澤征爾さんの落胆ぶりをすぐ側でご覧になって、追悼のためにとこの曲を小澤さんとウィーンフィルが演奏するのをお聴きになった思い出を書いておられたんですね。
そういうのを読んでしまうと、聴きたくなるではありませんか(笑)
武満徹さんの曲は、中学時代(だったと思います)の音楽の授業で「ノーベンバー・ステップス」を聴いたのが最初で。でも、私にとっては日ごろ耳にする機会が少ないのです。不勉強なもので(汗)
でも聴くたびに思うのが、どこか懐かしい響きがするなぁ、ということと。
時々とても美しいメロディが聴こえてきて、ふっと心奪われてしまうこと。
なんですよね。
今夜聴いた「弦楽のためのレクイエム」も、不協和音の中から荘厳さや優しさが響いてきて、やっぱりどこか懐かしくて、不思議な気持ちになりました。
武満さん作曲の「テクスチュアズ」も、続く黛敏郎さん作曲の「曼荼羅交響曲」も、いろいろな打楽器の音が聴こえてきてました。
黛さんの方は、ティンパニのグリッサンドも多用されていました。ぜひともこれは、映像で見てみたいっ!
鈴の音は神聖な感じを、銅鑼の音はカオス的な感じを受けまして。鈴→銅鑼と続くと救いと苦行が交互にやってくるように聴こえました。
曲の途中には、御仏の後光が地上にも降り注ぐような印象を受ける部分や、恐ろしい顔つきをした仏様が与える試練を思わせる部分もありまして、まさに音で描く曼荼羅といった感じだなぁ、と思いました。
後半は、外山雄三さんの指揮で「ハルサイ」
最初のファゴットから怪しげな雰囲気が漂って、変拍子による不規則なリズムや、弦楽器群の「ボン、ボン、ボン」という刻みや、派手なティンパニ……などなど、何度聴いても血沸き肉踊る曲であります♪
あれだけコロコロと拍子が変わると、演奏する指揮者やオケの皆さんは大変なのではないかなぁ、と思うのですけれど。聴いている方はとても楽しいです(←鬼;)
「ハルサイ」といえば、バレエ音楽。
私が初めてこの曲を聴いた時、バレエの映像付きだったように思います。NHK教育の芸術劇場か何かで、外国のバレエ団が「ハルサイ」をやるのを見たんですよね。もう何年も前のことなので、どのバレエ団で誰が振付けたのか、なんて全然覚えていないんですけど。
テレビなので、それぞれの場面の説明が表示されていて、それが踊りや音楽とリンクして脳にインプットされるんですよね。この曲を聴くと血沸き肉踊る、というのはその第一印象が影響しているのかも……と思います(笑)
長く寒く厳しい冬を堪えてようやく迎えた春の陽射しと恵みを貪るような、荒々しくて直接的な音楽。聴いていてゾクゾク&ワクワクしてしまうという、私的に「本能に訴えかけてくる曲」の筆頭と言えるでしょうか。
今夜の演奏会、前半は武満さんと黛さんの素晴らしい曲の中にどこか馴染み深いものを覚え。
後半の「ハルサイ」では、人間の遺伝子に刻み込まれた原始的な本能を呼び起こされるような感じを受けました。
そしてそういった曲を聴きながら改めて、オーケストラの響きの豊かさを思い知らされたような気がしました。
岩城さんの著書で指揮者になる経緯を読んだことも思い出しながら、
「だから俺は、オーケストラを指揮したかったんだよ」
なんて声が聞こえてくるような演奏会だったように思います。
でもね、NHK−FMさん。
こんな演奏会の後に、ドボルザークの「新世界より」第2楽章は反則ですよ。
あのメロディ聴いたら、泣くじゃない(苦笑) この楽章はあっちにもこっちにも号泣ポイントがあるんですから。。。
そういえば、この「新世界より」。
来月の下野竜也さん×PACオケ定期でも演奏されるんですよね。また泣くんだろうなぁ(苦笑)
そしてまだ先の話ですけど、来年年明けの「21世紀の新世界」。今年も泣いたんですが、来年は“顔見席”最前列で号泣するのかしら、私(苦笑)

