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 聖響さんと大阪センチュリー響さんによる、モーツァルト・シリーズ。
 先月の第1回に続き、今日は第2回を聴きに参りました。
 本日の演奏曲目は、以下の通りです。

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聖響/モーツァルト~天才が遺した音楽~
 ドイツ・マンハイム~パリの回想

オール・モーツァルト・プログラム

 交響曲第32番 ト長調 K.318
 フルート協奏曲第1番 ト長調 K.313
 フルートとハープのための協奏曲 ハ長調 K.299
 交響曲第31番 ニ長調「パリ」 K.297

フルート:高木綾子
ハープ:吉野直子
指揮:金聖響
管弦楽:大阪センチュリー交響楽団

ザ・シンフォニーホール 14:00~
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 梅雨真っ只中の今日、天候は生憎の雨で足元も悪かったのですが、ホールの中では爽やかで穏やかな午後のひと時を過ごすことができました♪

 交響曲第32番は、今日が初聴きでした。
 交響曲ではあるのですが、とても短い曲でして。1楽章から3楽章まで、ノンストップで演奏されていました。初めて聴いたものですから、うっかり「あれ? 今のって短かったけど、交響曲だよね?」と、拍手した後でプログラムを確認してしまいました(汗)
 勢いのある第1楽章と第3楽章がとてもステキだったのは言うまでもないかも、ですが。。。第2楽章がとても綺麗でした。

 続いて、フルート奏者の高木綾子さんをソリストに迎えてのフルート協奏曲。
 高木さん、ふわっとした生地で、裾をちょっと床に引きずるくらいに長く、真っ白なドレスをお召しになっておられまして、ステキでした(^^)
 ヴァイオリンは各5人ずつ、他のパートも人数を絞って演奏されたこの協奏曲。
 第1楽章は軽やかに、カデンツァでは滑らかで流れるような演奏を聴かせていただいて。
 弱音器をつけた弦楽器の、抑圧されたようなちょっと頼りない音が絶妙な第2楽章はとても心地よくて。
 高木さんの素晴らしい音色を、存分に堪能させていただきました。

 休憩を挟んで、ステージにはハープが登場。
 フルート協奏曲と同様、オーケストラはかなりコンパクトな編成。
 真っ白なドレス姿の高木さんと、淡いピンクや緑の模様が入った、シフォンのドレス姿の吉野さんが登場して、ステージが華やかな雰囲気になりました。ちょっとオシャレして、サロンで生演奏を楽しみながら贅沢なティータイムを……といった気分でございました。
 吉野さんと高木さんの息もピッタリで、お二人によるカデンツァはとても聴き応えがありました。オーケストラとの掛け合いも、楽しませていただきました♪
 第3楽章はちょっと速めのテンポで曲が展開されていくのが、何とも心地よかったです。

 フルート協奏曲も、フルートとハープのための協奏曲も。
 ちょっと夢現になってしまう場面もあったのですが(汗)、とても心地よく聴かせていただきました♪

 最後の交響曲第31番「パリ」
 出だしから、パリッと目が覚めるような、とても勢いのある演奏だったように思います♪
 ヴァイオリンのE線で取る、高いDの音がとても綺麗に響いて、思わずうっとり。レ~ミファ#ソラシド#レ♪と上がる音階につられて、ふわりと高みへと引き上げられそうな心地でした。
 第1楽章はニ長調やイ長調の音階があちこちに散りばめられていて、面白いんですよね。でも、時々その音階の最後の音が短調っぽくなったり、和声が変わったり……と変化するのが、いわゆる「フランスのエスプリ」ってやつかしら? それとも、モーツァルトさんのユーモアかしら? あるいは、3月の座談会で聖響さんが仰っていた、ペロッと出てくるモーツァルトさんの中身かしら?
 なんて思いつつ、楽しませていただきました。
 第2楽章は、適度にヴィブラートをかけて奏でられるメロディが、本当に綺麗でした。
 テンポはゆっくりでも、勢いは衰えなかった第2楽章から、最後の第3楽章。これまたとてもアグレッシブな演奏でして、建物の外に重く垂れ込めた梅雨空も吹き飛ばしてしまうのでは?と思うほどでございました。

 今日の聖響さん、5月の「こどもの日コンサート」やモーツァルト・シリーズ第1回でお召しになっておられたネクタイ・スーツからグレードアップなさっておいででした♪
 ジャケットのボタンは前に一つ、袖には各4つずつ並んでいて、裏地はローズ・レッド。合わせ目から後ろへと、綺麗なカーブを描いている裾。前のボタンを留めたまま指揮しても、動きやすそうだなぁ、とお見受け致しました。
 タイも、ネクタイではなく白のボウタイで、胸のチーフも白。
 ネクタイスーツもお似合いでステキでしたが、今日の装いもまた、ステキでございました♪

 優雅な中にも激しさを見たような、第1回に続いての、第2回。
 穏やかな時間の流れを感じるサロン的な雰囲気を味わいつつ、交響曲第31番ではバシッとキメていただいて、楽しませていただきました。
 ちょっと間が開きますが、3月の座談会でステキなピアノを聴かせていただいた三輪郁さんをソリストに迎えての、秋の第3回。こちらも楽しみなのであります(^^)
 今日もステキな演奏を聴かせていただきました、大阪センチュリー響の皆様と。
 素晴らしいソロを聴かせていただいた、高木さんと吉野さんと。
 楽しいひと時を演出していただいた聖響さんに、感謝致します(^^)

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 今朝、ふっと啓示が下りて(!?)ラジオを付けました。
 ちょうど「名曲リサイタル」の時間でして、ステキな音楽を聴いて、楽しいひと時を過ごさせていただきました。
 今朝の放送曲目は、以下の通りです。

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名曲リサイタル~6月24日放送分

レスピーギ作曲:
 「リュートのための古風な舞曲とアリア第3組曲“イタリアーナ”
     “宮廷のアリア”“シチリア舞曲”“パッサカリア”」
メンデルスゾーン作曲:
 「弦楽のためのシンフォニア 第6番 変ホ長調
       第2楽章の一部と第3楽章」メンデルスゾーン作曲
モシコフスキ作曲:「序奏とフーガ 作品85 ニ短調」
モーツァルト作曲:
 「アヴェ・ヴェルム・コルプス“まことのおからだ”K.618」

 (演奏)ラ・ストラーダ弦楽アンサンブル

服部良一・作曲、小松なお子・編曲:「蘇州夜曲」
グノー作曲:「アヴェ・マリア」
モーツァスト作曲:
 「歌劇“魔笛”から 夜の女王のアリア
  “復しゅうの心は地獄のように胸に燃え”」
ハチャトゥリヤン作曲:
 「舞踊組曲“ガイーヌ”第1番 から“剣(つるぎ)の舞”」
チャップリン作曲、小松なお子・編曲:
 「チャップリン・メドレー:映画“犬の生活”から“悲しい歌”
        ~映画“ライムライト”から“エターナリー”」
アーレン作曲、小松なお子・編曲:
 「映画“テイク・ア・チャンス”から
   “イッツ・オンリー・ア・ペーパームーン”」

 (のこぎり)サキタハヂメ
 (ピアノ)小松なお子

J.S.バッハ作曲:
 「“2つのバイオリンのための協奏曲 BWV1043”から
                第2楽章」
 (のこぎり)サキタハヂメ
 (バイオリン独奏)金関 環
 (演奏)ラ・ストラーダ弦楽アンサンブル

サキタハヂメ作曲、小松なお子・編曲:「光のさす方へ」     
アイルランド民謡・作曲、小松なお子・編曲:「ロンドンデリーの歌」
                 
 (のこぎり)サキタハヂメ
 (ピアノ)小松なお子
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 ね? 面白そうでしょう?(笑)
 いや、ホントに面白かったです。
 聴いててすごく楽しかったですし。
 今朝の放送、収録が大阪だったようなのです。
 このバラエティに富んだ出演者陣は、そのため?なんて思うんですけど(笑)

 前半のラ・ストラーダ弦楽アンサンブルの演奏も素晴らしかったです。
 レスピーギはとにかく迫力があって、お見事!といった感じでしたし。
 モシコフスキはバロック調で荘厳な感じがたまりませんでしたし。
 モーツァルトはとにかく綺麗!
 楽しませていただきました。

 間のトークは、「演奏旅行の苦労」。
 ラ・ストラーダ弦楽アンサンブルさんは大所帯。
 サキタさんは“のこぎり音楽”ということで、楽器そのものを飛行機に持ち込むことができないんですよね(笑)
 移動にまつわるさまざまな苦労話を、ユーモアたっぷりに話していただいて、大爆笑させていただきました(笑)

 後半は、“のこぎり音楽”のサキタハヂメさん。
 これ、西洋風ののこぎりを縦に構え、股の間に挟み、ちょっと歪めて、“貧乏揺すり”でヴィブラートをかけつつ、刃の付いていない方を弓で擦って演奏するのだとか。
(刃の付いてる方を擦ったら、弓切れちゃいますからね/笑)
 “のこぎり”で曲を……と言いますと、コントとか、明和電機さんのアルバムとかを思い浮かべてしまうんですが(汗)
 音色そのものは、めちゃめちゃヴィブラートがかかった、なめらかな口笛みたいな感じ、と申し上げたら少しは通じるでしょうか?
 『剣の舞』では、マリンバのマレットでのこぎりを叩いて演奏して下さいました。
 のこぎりって、倍音が多い音なのだそうですが、マレットで叩くと、叩いた瞬間に主旋律より2度ほど低い衝撃音が出るので、自然とハモっておりました。音色もさることながら、不思議なハーモニーの『剣の舞』でした。
 曲が前後しますが、『夜の女王のアリア “復讐の心は地獄のように胸に燃え”』も、通常のオペラではソプラノのちょっと攻撃的な声&軽やかな高音が魅力的な曲なのですが。。。のこぎりで演奏されますと、まろやかで和みます(笑)
 『蘇州夜曲』や『アヴェ・マリア』など、歌い上げる系の曲は、ちょっとおどろおどろしいヴィブラートの揺らぎが絶妙な味を出していて、面白かったです。
 こうして集中的に“のこぎり音楽”を聴かせていただいて、グリッサンドも何でも自由自在。弓で弾いても叩いてもOK! じっくり聴かせる曲から、リズミカルな曲まで何でもやっちゃうよ~♪といった感じで、楽しかったです。
 そんなサキタさんの夢。
 いつかカーネギーホールで演奏したい、とのこと。
 カーネギーホール2Daysで、1日目はシンプルに、2日目はオーケストラと!やってみたい、というステキな夢を語っていただきました。実現したら、ステキですよね(^^)

 続いては、前半で演奏したラ・ストラーダ弦楽アンサンブルとの驚愕の競演で、バッハ作曲の「二つのヴァイオリンのための協奏曲」から第2楽章を聞くことができました。
 この曲、メロディがとても綺麗で大好きなんですよね~♪
 独奏ソロの第1ヴァイオリンのメロディをのこぎりで、第2ヴァイオリン以下は弦楽合奏で、という生まれて初めて耳にする取り合わせ。
 ヴァイオリンで弾くなら、初心者でも頑張れば弾ける曲なんですけど。
 のこぎりで、厳密に組み上げられたバッハの曲を演奏するのって、音程を作るだけでも大変なんじゃないかなぁ、と聴きながら思っておりました。でも、のこぎりとヴァイオリンの二重奏、綺麗でした♪

 今朝は、ステキな弦楽合奏と、なんとも不思議で綺麗な“のこぎり音楽”という楽しい演奏を聴くことができて、幸せでございました(^^)

 今日の午後は、NHK-FMさんのあまりに美味しすぎるラインナップに負けて、ずーっとラジオの前から動けずにおりました(笑)
 だって、14時から金聖響さん×東フィルさんによる、爆演チャイ4。残り時間は、先日亡くなられた岩城宏之さん。
 15時からはダニエル・ハーディグさん。
 18時からは「現代の音楽」で下野竜也さん×都響さんの演奏。
 大好きな指揮者さんが揃い踏みするとなれば、聴かないわけにはいきません。
 というワケで、先週はCD漬けな1日でしたが、今週はラジオ漬けな1日でした。

 以下、今日聴いたラジオ番組の記録です。

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14:00~
FMシンフォニーコンサート
 -東京フィル第15回響きの森クラシック・シリーズから-

チャイコフスキー作曲:「交響曲 第4番 ヘ短調 作品36」
 (管弦楽)東京フィルハーモニー交響楽団
 (指揮)金聖響
 ~東京・文京シビックホールで収録~
           <2006/3/11>

スーザ作曲:「行進曲“ワシントン・ポスト”」
「行進曲“士官候補生”」
 (管弦楽)東京フィルハーモニー交響楽団
 (指揮)岩城宏之
 ~東京オペラシティ・コンサートホールで収録~
           <2005/10/23>

15:00~
海外クラシック・コンサート
 -ダニエル・ハーディングによる2つの演奏会

▽ダニエル・ハーディング指揮
           スウェーデン放送交響楽団演奏会

ワーグナー作曲:「舞台神聖祭典劇“パルシファル”から 前奏曲」
ターネジ作曲:「スケルツォイド」
モーツァルト作曲:「ミサ曲 ハ短調 K.427」
 (ソプラノ)サンドリーヌ・ピオー
 (メゾ・ソプラノ)サラ・コノリー
 (テノール)アンドルー・ステイプルス
 (バリトン)イェスパー・タウベ
 (合唱)スウェーデン放送合唱団
 (管弦楽)スウェーデン放送交響楽団
 (指揮)ダニエル・ハーディング

 ▽ダニエル・ハーディング指揮 マーラー室内管弦楽団演奏会

ウェーベルン作曲:「弦楽四重奏のための5つの楽章 作品5(弦楽合奏版)」
モーツァルト作曲:「ピアノ協奏曲 第18番 変ロ長調 K.456」
 (ピアノ)ピエール・ロラン・エマール
シューマン作曲:「交響曲 第2番 ハ長調 作品61」
 (管弦楽)マーラー室内管弦楽団
 (指揮)ダニエル・ハーディング

18:00~
現代の音楽
- 日本の作曲家~松平頼暁 -(1)

松平頼暁 作曲:「コンフィギュレーション 1&2」      
 (管弦楽)東京都交響楽団
 (指揮)下野 竜也
  ~東京・サントリーホールで収録~
                   <2005/10/6>
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 以上です。
 合計何時間、私はラジオにかじりついていたんでしょう?(笑)

 聖響さん×東フィルによるチャイ4は、本当に爆演!でした。
 「ターンタタタタンタンターン」と始まる第1楽章から、とても勢いのいい感じでして。先週、CDでおチャイコさんの交響曲5番と6番を聴いた時に「テンション高いなぁ」と感じたのですが、今日聴いたチャイ4もやはり「うわー、テンション高い~♪」と思いました。
 第1楽章の最後の方、聖響さんの足音らしき音を聴いたような気がするのですが……(笑)
 第2楽章は、ハイテンションで押してくる第1楽章とは雰囲気が変わって、柔らかくて。第3楽章は、ピチカートの強弱があまりに心地よくて、思わず夢の中で聴いてしまいました(汗)
 でも、第4楽章で一気に目が覚めました(笑)
 まぁ、あの大音響が鳴れば、ホールで聴いていて爆睡していたとしても、目が覚めるのではないか、と。。。
 第4楽章、本当に爆演!としか言いようのない超ハイテンションな演奏で、パーソナリティの吉松隆さんも仰ってましたが、まさに「人生はお祭りだ!」状態だったように思います。
 先月聴いた、このコンサートの前半で演奏されたシャブリエの『狂詩曲“スペイン”』も、シベコンも良かったのですけれど。やはり、チャイ4がサイコー!だと思いました。
 この演奏、ラジオで聴けるだけでも嬉しいのですけれど、映像で拝見したかったです。

 聖響さんの後は、時間が残っているので……ということで、岩城宏之さんが東フィルさんを指揮して演奏されたスーザのマーチが流れました。
 このラインナップ、もともと決まっていたものだったのですが、13日に岩城さんが亡くなられたということで、吉松さんも追悼の言葉を述べておられました。
 聖響さんと岩城さん。
 私にとっては、お二方とも出会いは音楽ではなく、ブログや著書といった文章だった、という共通点があります。
 岩城さんが音楽監督を務めておられたOEKさんで、ベートーヴェンの交響曲全曲録音を目指しておられる聖響さんと、年末にベートーヴェンの交響曲連続演奏会に挑んだ岩城さん。
 私の中では、面白いご縁のあるお二方だなぁ、と思っておりました。
 5月21日に放送された「FMシンフォニーコンサート」でもやはり、聖響さんと岩城さんという組み合わせだったのですけれど。亡くなられた直後の放送となった今日も、このお二方の組み合わせだったということで、より一層その思いが強くなったような気がします。
 岩城さんの演奏を生で拝聴する機会は、残念ながら逃してしまったのですけれど。
 (多分、いつでも聴けるから…という油断もあったのでしょう)
 テレビやラジオなどで拝聴することは、度々ありました。これからも、あると思います。
 改めまして、ご冥福をお祈りいたします。

 続きましては、ダニエル・ハーディングさん。モーツァルトから現代音楽まで、いろいろな曲を楽しむことができました。
 ワーグナーもモーツァルトも素晴らしかったのですが、最後に放送されたシューマンの交響曲第2番が特に印象に残りました。
 そして、最後は下野竜也さん。
 聴きながら思わず、3月の「聖響の座談会 第1回」でお話していただいた、現代音楽に関するあんなお話やこんなお話を思い出してしまいました(笑)

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 今週は、久しぶりに家でのんびり過ごす週末でした。
 そんな今日、家にあるいろいろなCDを聴いて過ごしました。
 ……見事に、全部交響曲でした(笑)
 以下、聴いた順に記録して参ります。

・マタチッチ/NHK交響楽団 ライヴ・エディション ’67年N響定期より
ブラームス作曲:交響曲第1番 ハ短調
 指揮:ロヴロ・フォン・マタチッチ
 管弦楽:NHK交響楽団
 録音:1967年1月28日 旧NHKホール
(ALT-091)

・ブルーノ・ワルター/マーラー 交響曲第9番
マーラー作曲:交響曲第9番 ニ長調
       アダージェット(交響曲第5番 嬰ハ短調 第4楽章)
 指揮:ブルーノ・ワルター
 管弦楽:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
 録音:1938年1月15日(アダージェット)、16日(第9番)
(TOCE-15003)

・ラトル&ウィーン・フィル/ベートーヴェン 交響曲第7番&第8番
ベートーヴェン作曲:交響曲第7番 イ長調
          交響曲第8番 ヘ長調
 指揮:サイモン・ラトル
 管弦楽:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
 録音:2002年5月9日(第7番)、7日(第8番) ウィーン楽友協会大ホール
(TOCE-55584)

・カラヤン/チャイコフスキー 交響曲第6番「悲愴」
チャイコフスキー作曲:交響曲第6番 ロ短調「悲愴」
 指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
 管弦楽:ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 録音:1971年9月16~21日
(TOCE-1507)

・バーンスタイン/チャイコフスキー 交響曲第5番 他
チャイコフスキー作曲:交響曲第5盤 ホ短調
           幻想序曲《ロメオとジュリエット》
 指揮:レナード・バーンスタイン
 管弦楽:ニューヨーク・フィルハーモニック
 録音:1988年11月(交響曲第5番)、1989年10月(ロメオと~)
(UCCG-7020)

 ね?
 見事に交響曲ばかり(笑)
 最初のブラームスの1番は、ちょっと必要に迫られて(理由は聞かないで下さいまし;)聴いていたんですけれど(それも、繰り返し)
 自分でも別の指揮者&オケで所有しているんですが、今日はマタチッチさん&N響で聴いてみました。
 マタチッチさん&N響の演奏は、第1楽章冒頭のティンパニ強打がビリビリと効いていて、インパクトがあります。
 最初からテンション高い曲だなぁ、と聴いていて思います。
 しっとりしたコンマス・ソロが入る第2楽章も好きなんですが、ちょっと哀愁漂っている第3楽章も大好きです。
 そしてラストの第4楽章。3月にかけて弾いたときは思わず「ブラームスさんのイヂワル」なんて拗ねてしまったんですが(笑)
 折り重なる弦楽器はゾクゾクするくらい綺麗で、ラストは超ハイ・テンションで。これも大好きです♪

 続いて聴いたのは、5月18日に金聖響さんがブログに書いておられた記事を拝読して、どうしても聴きたくなって、つい購入してしまった1枚。
 失礼ながら、聖響さんが書かれた文章を引用させていただくと
「マーラー9番、1938年のワルター・ウィーンフィルを久々に聴いているが、驚くほどヴィヴラートが少ない演奏だ。この当時の現実を聞くことができる。(中略)透き通った音で耳に心地よい。テンポも速めに設定され、流れがよくウィーン的なアゴーギク。」
 また後日の日記でも再びこの演奏について、
「"pure tone"で演奏されていることを再確認。音源自体が決して素晴らしい状態ではないにせよ、1938年のウィーンフィルを聴き取るには十分な音質。」
 と書いておられるのを拝読して、じっくり聴いてみよう、と相成ったわけです。
 確かに、仰るとおり、ヴィブラードが少ないです。後から聴いた、2002年録音のサイモン・ラトル&ウィーン・フィルの演奏と比べてみると、その違いがよくわかりました。同じオーケストラでも、64年の間にこれだけ変わるんだなぁ、と別の意味でも感心してしまいました。
 テンポに関しては、第9番については不勉強ながらこのCDが初聴きで、他と比べたことがないのですが、「アダージェット」は今まで聴いた中で最速テンポでした。

 続いて聴いたのが、ラトル指揮&ウィーン・フィルのベートーヴェン。
 ライナーによれば、ベーレンライター新版を使用して、弦楽器を対向配置にして録音されたのだそうです。その配置を巡ってラトルさんとウィーン・フィルの間で衝突があった、と書かれているのですが……。
 前に読んだ物の本によれば、戦前までは弦楽器を対向配置にするのが当たり前で、作曲家もその配置を前提として曲を書いていた、ということなので、ウィーン・フィルも対向配置だったはずなんですよね。
 先の盤を聴いた後だけに、思ってしまいました。
 ……64年の間に、何があったんだろう?
 なんて、音楽史を辿る疑問は横へ置いておいて、ラトルさん&ウィーン・フィルのベトベンさんです。
 7番も8番も、テンポの緩急のつけ方などなど、面白いです。ベト7の第4楽章など、ゆっくり始めて途中から「そこでテンポ上がるかー!」的な演奏で、面白かったです。
 また、ベト7の第2楽章。「ドーーーシーーーシドレーードシシード・ドーー♪」の装飾音符「シド」を前の小節に収めて、「レーー」をきっちり1拍目に持ってきていて、面白いなぁ、と思いました。

 その後は、おチャイコさん2連チャンでした。
 どちらの曲も、テンション高いな~、と思いながら聴いていました。
 先日、西本智美さんの指揮で聴いたときは、「おチャイコさんの交響曲って、こんなに温かくて優しいんだ」と思ったのですが。今日は「うわー、テンション高~い♪」
 ベト7とベト8の後に聴いたから、余計にそう感じてしまったのかも、です。

 今日聴いたCD、実はマタチッチさん&N響のCDと、ラトルさん&ウィーン・フィルのCDは友人から借りたものです。何ヶ月も借りっぱなしになっているので、いい加減に返さないと(汗;)
 あ、ブラームスの1番は千秋真一&R☆Sオーケストラでも借りてるんだった。こっちも返さないといけません。ちなみに、このCDに収録されているドヴォ8の間違い探し。さっぱりわかりませんでした(大汗;)

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 今朝のNHK-FM「名曲リサイタル」は、フルート奏者の渡邊玲奈さんと、ヴァイオリンの石田泰尚さんが登場です!
 石田さんのヴァイオリンを存分に堪能できる!となれば、聴かないわけにはいかないでしょう!ということで、朝からラジオの前に正座致しました(笑)。
 本日の曲目は、以下の通りです。

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「名曲リサイタル」~渡邊玲奈(フルート)、石田泰尚(ヴァイオリン)

モーツァルト作曲:「ロンド ニ長調」
武満徹作曲:「ヴォイス」
ヴィドール作曲:「フルートとピアノのための組曲」
 (フルート)渡邊玲奈
 (ピアノ)田中玲奈

ファリャ作曲:「スペイン民謡組曲」
ピアソラ作曲:「来るべきもの」
       「忘却(オブリビオン)」
       「ル・グラン・タンゴ」
 (ヴァイオリン)石田泰尚
 (ピアノ)中岡太志

司会:加羽沢美濃、曽田孝
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 本日のお目当ては、ヴァイオリンの石田泰尚さんです。
 2005年の倉敷音楽祭に参加されて、その演奏を聴いて、すっかりファンになってしまった方です(笑)。井上道義さん指揮による、あのストラヴィンスキー作曲の「兵士の物語」。前半の真面目一直線な室内楽から一転、大爆笑&萌え満載なステージは、一生忘れられないコンサートの一つに数えてもいいと思います(笑)

 その時以来、生の演奏にお目にかかる機会がなかなかないのですが、こうしてラジオに出演していただけるのは、地方に住んでいるファンにとっては嬉しいことこの上ないことでございます♪
 しかも、演奏されるのはファリャにピアソラ。民俗音楽の要素が強い曲も大好き。ピアソラも、ヨーヨー・マさんが演奏してブームになる少し前からハマって、一時期ピアソラばかり聴いていたこともあって、大好きなのです♪

 というワケで、感想が後半に集中しておりますこと、お許しくださいませ。

 番組の前半は、現役の芸大大学院生だという渡邊玲奈さん。
 モーツァルトの「ロンドニ長調」は、朝イチで聴くに相応しく、爽やかで軽やかでした。
 2曲目に演奏されたのが、武満徹さん作曲の「ヴォイス」
 演奏前の渡邊さんのお話によれば、この曲はタイトルとおり、声とフルートの融合。フランス語や英語の歌詞があって、声を出す→吹く、という場面があれば、歌詞を言いながら吹く所もあって、楽譜にはかなり細かい指示がされているのだそうです。
 聴いた感じは、フルートなんだけれど、どこか能管のような響きでして。随所に渡邊さんの少し張ったような、鋭い声が入って。幻想的な世界が展開されていたように思います。
 自分から進んでCDを購入したり、演奏会に行ったり……と積極的に聴くタイプの曲ではなくてですね。こういう番組だからこそ聴ける曲だったんだろうなぁ、と。
 声を出しながら吹く曲なので、男性が吹くとまた違った印象で聴こえると思います。
 3曲目に演奏されたヴィドールの「フルートとピアノのための組曲」は、細かい音符も多くて、前の2曲と比べると情熱的でドラマティックなイメージの曲でした。

 前半と後半の間には、ゲストとのトークコーナーがありまして。
 「恋に落ちるもの」というテーマで、ハマっているものなどなどのお話がありました。
 石田さんは、やはりといいますか、長渕剛さんでした(笑)
 いつも右耳につけていらっしゃるイヤーカフの理由も、明らかになりましたね(笑)
 そこからさらに影響を受けて、イヤーカフを愛用するようになったアホなファンが、ここに1名おりますが(笑)

 後半は、いよいよ石田さんの登場です!
 ハーモニクスとピチカートで始まるファリャの「スペイン民謡組曲」
 1曲目は鋭いピチカートの音色と、まろやかでしっとりしたヴィブラートで奏でるメロディとの対比が面白い曲だなぁ、と思いながら聴いておりました。
 2曲目は、不思議な浮遊感のあるピアノの分散和音に、囁きかけるような石田さんのメロディが乗って。高音の響きもとても綺麗で、静かに奏でられる曲に聴き入ってしまいました。
 3曲目は、明るい陽光が降り注ぐような、心弾むような、リズミカルで軽やかで明るい曲です。ハーモニクスで奏でられる超高音域のメロディも、重音のメロディも綺麗で、ステキでした。
 4曲目は、激しく打ち付けるピアノの和音がガンガン響いてくる激しい曲。情熱的なメロディにも、低音の響きにもゾクゾク致しました。
 5曲目は、また静かな曲調に戻ります。半月ほどの月が、やや西の空に傾きかけて静かに地面を照らすような夜の光景を思い浮かべました。
 6曲目は、ヴァイオリンの超絶技巧炸裂!なテンポの速い舞曲と、緩やかなテンポでメロディアスな部分が折り重なったような明るい曲。静かな月夜から、太陽が照りつける真昼へと瞬間移動したような気持ちでした。

 ファリャの後にはオケのぶっちゃけトーク的なお話も聴けました(笑)
 石田さんの場合、アイコンタクト取らなくても、弾いてる様子を見れば一目瞭然な気が(笑)
 某指揮者さんのファンとしましては、神奈フィル的に「イマイチ」な指揮者さんって、どなたなのか気になりますよね。

 そんなぶっちゃけトークの後は、雰囲気を一変してピアソラです。
 時に激しく、情熱的に、すすり泣くように歌い上げられるメロディ。独特のリズムとコード進行、やっぱり好きです♪ 
 「来るべきもの」では、途中で石田さんのカデンツァといいますか、長いソロを楽しむことができました。
 「オブリビオン」も終わりを告げた一つの恋を振り返るような、密やかに始まるメロディが印象的で、大好きな曲です。石田さんの音色で聴くと、スマートでスタイリッシュで感傷的で、本当にステキでした。聴いているのは初夏の陽光が降り注ぐ明るい午前中なんですが、一気にお酒と恋が似合う夜の雰囲気に誘われたような気が致しました。

 この曲の後に、石田さんがピアソラを演奏するようになった経緯をお話してくださいました。中岡さんとの男の友情も垣間見られて(笑)楽しかったです。

 最後は、ピアソラがチェリスト・ロストロポーヴィチさんのために作曲した「ル・グラン・タンゴ」。この曲もハマりました。どうしても、献呈されたロストロさんの音で聴きたくてCD買ったり。マさんのチェロでも聴いたり。ヴァイオリンに編曲されたものは、ギドン・クレーメルさんの演奏でよく聴きました。
 今日演奏されたのは、また新たに編曲されたものだったようです。原曲をそのまま演奏するというわけでなく、所々オリジナルなソロが入ったり。メロディの繋ぎになる部分とか、細かいニュアンスが違っていたりしましたから。
 石田さんの演奏は、テンポは少しゆっくりめ。重音をたっぷり響かせて、メロディをしっとりと聴かせているように感じました。ピアノのロマンティックなオブリガードもステキですし、石田さんの音色は上品な中にも隠せない色香が漂っていて、聴いていて鳥肌立ちました。
 石田さんの音で聴くとやはり、洗練されていて、オシャレで、頽廃的な香りも漂っていて、お酒と大人の恋が似合う都会の夜の雰囲気だなぁ、と感じます。

 番組の途中、石田さんの演奏の感想を訊かれた紳士が「コンマスじゃなくて、ソリストとして活動されたら……」なんてことも仰っていましたけれど。神奈川フィルのコンマス席でオケを振り回すお姿も好きな(って、テレビでしか見たことないですが;)ファンとしてましては。
 やはり、両立していただきたいなぁ、と思います。

 まだ午前中なんですけど。
 モーツァルトを聴いて朝を迎えて、ピアソラでしっとりと夜を迎えて。
 1日終わったような気分です(笑)
 堪能させていただきました(^^)

結月秋絵

Author:結月秋絵
ようこそお越し下さいました(礼)
音楽の原点はG-CLEF。
好きな指揮者は金聖響さん、佐渡裕さん、下野竜也さん。
好きなヴァイオリニストは落合徹也さん、古澤巌さん、神奈川フィルのソロ・コンマス石田泰尚さん。
好きなピアニストは榊原大さん。
好きなチェリストは柏木広樹さん、ヨーヨー・マさん。
などなど、挙げ始めるときりが無いです(笑)
ピアノ、パーカッション(吹奏楽部にて)、ヴァイオリンの楽器経験があります。
ちなみに、この写真は倉敷市民会館のステージにて。中学時代の定位置(=鍵盤楽器系パーカッション)からの隠し撮りです(爆)

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