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 チャイコフスキーの未完成交響曲を、チャイコフスキー記念財団が補作作業をして、その完成版を日本で初演する。
 それも、西本智実さんが指揮をする。
 加えて、地元のホールに来てくれる!
 となれば、聴きに行かないわけにはいかないでしょう!
 というワケで、聴いてきました。

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西本智実 
 チャイコフスキー未完成交響曲「ジーズニー」日本初演ツアー2006

オール・チャイコフスキー・プログラム

未完成交響曲「ジーズニー」 変ホ長調
 (復元プロジェクトによるオリジナル楽譜に基づく)
交響曲第6番 ロ短調「悲愴」

(アンコール)
アンダンテ・カンタービレ

管弦楽:チャイコフスキー記念財団 ロシア交響楽団
指揮:西本智実

岡山シンフォニーホール 18:30~
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 プログラムによれば、今日演奏された『ジーズニー』は、交響曲第5番と第6番の間に作曲され、第1楽章はオーケストレーションがほぼ完成、第2楽章は約60%まで仕上がったところで突然中断・破棄された未完成交響曲なのだそうです。
 そのオリジナル楽譜を作曲家ピョートル・クリモフ氏によって復元・補筆され、その完成版を5月7日にモスクワで初演。
 日本では30日の大阪公演を皮切りに、全国ツアーで聴くことができるというので、とても興味深く思い、楽しみにしていました。

 が、昨日は倉敷市民会館でKバレエカンパニーの『ジゼル』を鑑賞したばかりでして。
 2日連続で良席を取るほどの余裕はなくて(汗)。
 今日は3階席の4列目の真ん中で聴きました。

 大阪公演は交響曲第5番を演奏して、休憩を挟んで『ジーズニー』というプログラムだったようですが、今日の岡山公演は先に『ジーズニー』を演奏して、後半に第6番というプログラムでした。
 聴いた感じでは、『ジーズニー』は第5番に似ているかな?と思う部分がありました。なので、対極にある第6番と合わせて演奏される今日のプログラムの方が、聴いていて面白かったかも、と思います。

 で、その『ジーズニー』です。
 ホールに集った観客が誰も聴いたことのない曲です。
 どんな曲なんだろう?とワクワクしながら聴きました。

 第1楽章は、ティンパニの小さな連打に乗せてファゴットのメロディが奏でられる、という出だし。第6番の始まりによく似ていました。
 変ホ長調という柔らかい調性で書かれていて、とても華やかな印象がありました。
 第2楽章は、弦楽器の柔らかいメロディから始まる曲。その柔らかく、温かい音色にふわりと包まれる感覚に、思わず落涙してしまいました。とても美しい、けれどただ美しいだけではなく強靭さとしなやかさを内包しているような楽章でした。
 弦楽器が何重にも折り重なった上に、管楽器が乗っていくという、「これぞおチャイコさん!」的なオーケストレーションの部分があって、とても強く印象に残りました。
 この交響曲の『ジーズニー』というのは、ロシア語で「人生」「生涯」という意味なのだそうです。
 この交響曲で描かれる「人生」は、決して苦しいばかりではなくて。
 生きていると、何かいいことがあるでしょう? 確かに、嫌なことも苦しいこともたくさんあるけれど。でも、それだけではないでしょう?
 と優しく語り掛けてきてくれるような、時に優しく心を包み込んでくれるような。
 そんな温かさを感じる演奏でした。
 そして第3楽章。
 どんなに苦しくても、歯を食いしばって、頑張って生きていこう。
 そんな風に、元気づけて、励ましてくれるような曲だなぁ、と思いながら聴かせていただきました。

 第2楽章冒頭部の弦楽器の音色、本当に美しかったです。
 第1楽章からオーケストラの音に背中がゾクゾクするくらい興奮気味だったんですが、この第2楽章の弦楽器は本当に綺麗で。ふわりと、透明な音のヴェールに包まれたようで、優しくて。涙が止まらなくなりました。
 おチャイコさんの交響曲って、こんなに優しくて温かい曲だったんだなぁ、と。
 今夜の演奏を聴いて、初めてそう感じることができました。

 前半がそんな調子でしたので、後半の『悲愴』は大変でした(笑)。

 低い音域の弦楽器が静かに鳴る上に、ファゴットが歌いだす第1楽章。ああ、さっき聴いた『ジーズニー』の始まりに似ているなぁ、と。最初は普通に聴いていたんです。
 でも、序奏に続いて出てくるメロディ「シ・ド♯・レード♯ シミレシレード♯♪」を聴いた瞬間に、再び涙腺が決壊しました。
 悲劇性を感じさせる、劇的な部分と。甘美なメロディと。
 穏やかな平穏の日々と激動の日々が、入れ替わり立ち代りやってくるようなこの楽章ですが、劇的な部分と穏やかさの落差に圧倒されながら、甘美なメロディを聴いて涙が止まらなくなる、という状態でした。

 第2楽章は、4分の5拍子という不思議なリズムで、軽く弾むようなメロディがなんとも心地いい楽章です。この楽章も、随所で泣きながら聴いてました。
 オーケストラを見ていて面白いなと思ったのが、ティンパニさんです。
 通常は、左右交互に叩くんですが、右と左、利き手と非利き手では、均等な強さで叩く努力をしても、ほんのわずかに叩く音の強さが変わってしまうことがあるんですね。だからでしょうか。曲に合わせて左・左・右・右・右、なんて叩き方をしておられました。

 第3楽章は、テンポが速くて華やかな楽章です。
 今夜のオーケストラは、舞台下手側から第1ヴァイオリン→第2ヴァイオリン→ヴィオラ→チェロ、上手側奥にコントラバスという配置になっていまして。この楽章で出てくる、第1ヴァイオリンから徐々に低い方へとピチカートが受け渡されていく部分が、綺麗に下手側から上手へと流れていて、絶妙な音響効果を生んでいました。
 全体的に悲劇性の強いこの交響曲の中にあって、唯一華々しく終わるこの楽章。
 生で聴くと、本当に「幸せの大洪水!」と言いますか、「幸せの絶頂!」と言いますか。人生の享楽を目いっぱい楽しんで、弾けまくって終わるような感じを受けました。
 今夜の演奏は本当に圧巻!と言いますか、圧倒的でして。
 西本さんもオーケストラも爆演!状態でした。
 終わった瞬間に、客席から思わずといった「ブラボー!」の声と拍手が上がりました。私はといえば、ただ圧倒されて呆然と聴き入っていたんですが(笑)。

 第3楽章は
「もう、深く考えずに人生楽しんでしまえ! 楽しんだ者勝ちだ!」
 的に終わるんですけれど。
「でもね、それだけじゃないでしょう? 何か大事なことを忘れているんじゃない?」
 第4楽章を聴くと、そんな風に語りかけてこられるような気がします。
 そして、やっぱり泣いてしまうわけです。第3楽章で忘れていた涙が、ここに来てまた一気に溢れ出してしまいました。
 蓄積していた苦しみや悲しみを一気に吐き出すような、第1主題が再び帰ってくる辺り。全休符の後に一瞬訪れる静寂、次の音へ全身全霊を込めて指揮棒を振り下ろす西本さんの息と声が、3階席まで聞こえてきました。渾身の指揮に、視線が釘付けになってしまいました。
 絶望に満ちて、悲しみの深い淵へと沈んでいくような静かな終曲。音が鳴り止むか止まないか、ギリギリの緊張感を息を潜めて味わって。
 それでも、ちょっと早いかな?という拍手がパラパラと飛び出してしまったのが、ちょっと残念だったかも、と思います。

 アンコールは、『アンダンテ・カンタービレ』。
 絶望の淵に沈みこんだ心に柔らかい光が差して、救いの手が差し伸べられるような、とても美しい演奏でした。

 といった具合にですね、本当にボロボロ泣きまくってしまうコンサートでした。
 ロシア交響楽団の弦楽器の音色は、優しくて美しくて。
 おチャイコさんって、こんなに温かくて優しい曲だったんだなぁ、と初めて気づかされるような演奏でした。

 今月は、下野竜也さん×ブルターニュ管弦楽団の演奏会から始まった、コンサート&舞台強化月間だったんですけれど。
 西本さんとロシア交響楽団のおチャイコさんで、最高の形で終えたように思います。
 そして今夜のコンサート。
 終わってからも、体に残っている音を思い出すだけでまた泣いてしまうくらい。
 もう、今夜はおチャイコさん以外聴きたくない!と思うくらい、深い感動を覚えました。素晴らしかったです。
 こうして感想書きながら考えていたんですが。
 今日聴いた曲って、今月の私の心理状態の変化にピタリとシンクロしていたように思うのです。喜怒哀楽が激しくて(あ、怒はないか;)、入れ替わり立ち代り、どれもこれもかなり高いレベルで襲い掛かってきて。特に、この2~3日は本当にいろいろありましたから(笑)。
 でも、今日の演奏を聴いて。
 おチャイコさんに
「生きてたら本当にいろんなことあるよな。楽しいことばかりじゃなくて、嫌なことも、やらなあかんことも多いよな。でも、生きていかなあかんよな。頑張ろうな」
 と語りかけられたような。
 励まされて、元気づけられて、癒されて、「よしよし」と頭を撫でられたような気持ちになりました。

 素晴らしい演奏を聴かせていただいた、西本智実さんとロシア交響楽団の皆様と。
 こんな素晴らしい曲を遺して下さったおチャイコさんと。
 未完成交響曲を復元し、演奏するという場に立ち合うことができた、というこの巡り合わせに。
 深く感謝いたします。

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 熊川哲也さんのバレエを初めて見たのは、10年ほど前のことでした。
 毎年大晦日の夜に、カウントダウンに合わせて開かれる「東急ジルベスター・コンサート」。そのコンサートが開催されるようになって間もない頃だったと思います。
 大晦日の夜、たまたまその番組を見ていたら、ラヴェルの「ボレロ」がカウントダウンに合わせて流れていて。その「ボレロ」で踊っていたのが、熊川さんでした。
 それ以来、いつか生で舞台を見てみたい、と思いつつなかなか叶わなかったのですが、やっと、観に行く機会を得ることができました。

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熊川哲也 Kバレエカンパニー
 2006 SPRING TOUR「ジゼル」

ジゼル:ヴィヴィアナ・デュランテ
アルブレヒト:熊川哲也
ヒラリオン:スチュアート・キャシディ

第1幕
 6人の村人たちの踊り
  長田佳世/輪島拓也
  神戸里奈/小林絹恵
  ピョートル・コプカ/アレクサンダー・コーウィー
 ジゼルの母親ベルト:ロザリン・エア
 クールランド公爵:ギャビン・フィッツパトリック
 公爵の娘バチルド:天野裕子
 アルブレヒトの従者、ウィルフリード:エロール・ピックフォード

第2幕
 ウィリの女王ミルタ:松岡梨絵
 モイナ:長田佳世
 ズルマ:柴田有紀

村人たち、狩の一行、ウィリたち
 K-BALLRT COMPANY ARTISTS

芸術監督、演出、再振付:熊川哲也
原振付:マリウス・プティパ(ジャン・コラーリ/ジュール・ペロー版による)
音楽:アドルフ・アダン
舞台美術、衣装:ピーター・ファーマー
照明:足立恒
音楽監督、指揮:磯部省吾
演奏:Kバレエ シアターオーケストラ

倉敷市民会館 大ホール 18:30~
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 身分違いの恋。
 純粋に愛するが故の狂乱。
 悲しい結末。
 愛するが故についた嘘が悲劇を招く。
 簡単に言うならば、そんなストーリーが描かれるバレエです。
 「ジゼル」のあらすじは知っていましたが、この日は敢えて、細かいストーリーは読まずに、舞台から感じ取れることだけに専念しました。

 第1幕の舞台は、暖かい陽射しが降り注ぐ森の中です。
 舞台下手側にはジゼルの家、上手側にはアルブレヒトの別荘が配置されていました。舞台装置に描かれている木々の色合いも柔らかくて、奥行きが広く感じられるセットでした。
 ジゼルや村人たちの衣装も、エンジ色に近い赤やオレンジ、黄色といった暖色系で、柔らかい微妙な色合いでした。
 第1幕で描かれるのは、王子という身分を隠しているアルブレヒトと、ジゼルの出会い。恋に落ちる二人。そこへ現れる、ジゼルに想いを寄せるライバルや、アルブレヒトの婚約者。真実を知って、狂乱するジゼル。そして、哀しい結末。
 トータルすると1時間くらいだったのですが、その時間を全く感じないほど、一気に駆け抜けていくように思いました。

 ヴィヴィアナ・デュランテさんが演じるジゼルは、とても純粋で無垢で、無邪気さも併せ持っている可憐な少女、という感じでとてもステキでした。
 熊川さんが演じるアルブレヒトも、身分は隠しているけれど、隠しきれない気品や優雅さが滲み出ていて、美しかったです。彼がステージに登場しただけで、歓声と拍手が上がるのは納得です。

 私はバレエに関しては詳しいわけではなくて。
 踊っておられるのを見ても、ポジションやポーズの名前すらわからない、というド素人です。けれど、ヴィヴィアナ・デュランテさんの体重を感じさせない、羽根のような動き。それを支える熊川さんの動き。二人揃って踊る時に、完全にシンクロしている様子など、見入ってしまいました。
 群舞も、6人の村人による踊りも。
 簡単に踊っているように見えますが、実はとんでもなく難しいことをやっているんだろう、と想像致しました。

 哀しい結末を迎える第1幕に続いて、第2幕。
 暖かく明るい陽光に包まれていた森は、一転して暗闇の世界です。暗闇の中に登場するのは、ウィリたち。確か、処女のまま亡くなった少女の霊のことだったと記憶しています。
 緑色の細い蔓が巻き付いているような、真っ白い衣装に身を包んだウィリたちが10人以上、一糸乱れず踊る様子は圧巻でした。素晴らしかったです。
 第1幕が暖色系の衣装で、セットや照明も暖かい感じでしたので、この第2幕の様子が一層寒々しく感じられました。
 ウィリの女王ミルタを中心に踊るウィリの中に、ジゼルが仲間入りしてきます。
 そのジゼルを弔う為にやってくるアルブレヒト。自分がジゼルを死なせたのだと苦悩する様子を見て、慰めようとするジゼル。最初はすれ違っていた二人の踊りが次第に揃い、ついにアルブレヒトがジゼルに触れて支えた瞬間には、思わず涙してしまいました。
 もう一度ジゼルに会えた、とアルブレヒトがソロで踊る場面では、熊川さんの本領発揮!と言わんばかりの見事な踊りを堪能することができました。あのジャンプの高さ、滞空時間の長さ。テレビでは何度も拝見していますが、実際に生で見ると本当に感激&感動!でした。
 一夜限りの、哀しくも美しい逢瀬が夜明けと共に終わり、幕が下りた時。周囲の拍手や歓声でやっと我に返るという状態で、見入ってしまっていました。

 幕が下りてからも、しばらく会場の拍手が鳴り止まなくて。
 何度もカテコで出てきていただいて、最後には総立ちのスタンディング・オベーションでした。私も一緒に立ち上がって、手が痛くなるくらい拍手してました。
 「ジゼル」を生で鑑賞したのは初めてでしたが、初・生「ジゼル」が熊川さんのバレエで良かった!と心から思いました。

 衣装にも舞台装置にも、細部に至るまでこだわりが見られたこのバレエ。
 音楽も、生のオーケストラによって演奏されていました。日によってダンサーのコンディションも違いますし、コンディションが違えば、ステップを踏むタイミングやジャンプの滞空時間などなど、毎日変化することを思いますと。ダンサーが最高の状態で踊れるように、柔軟に対応できる生のオーケストラが必要だということも、納得です。
 私が鑑賞したのは上手側にある前のブロックの最後列でして。上手側にはちょうど打楽器がオケピの中で位置していたらしく、とても迫力がありました。
 やはり何日も公演があるツアーで回っているということで、疲れもあるのかもしれません。所々「頑張って!」と思う小さな事故が起きていましたが、第1幕では、純粋で清らかな心で恋に落ちるジゼルを表すような、コンサートマスターによるヴァイオリンのソロが。第2幕ではヴィオラのソロが、ウィリとなって生前の輝きと華やかさを失った様子が音楽からも感じ取れるようで。でも、どちらも美しい音色で、ステージ上のダンサーたちの踊りを堪能しつつ、聴き入ってしまいました。

 初めて生で拝見する熊川さんのバレエ、本当に素晴らしかったです。
 哀しく美しい、情熱的な「ジゼル」を堪能させていただきました。

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 今日は、倉敷に拠点を置くアマチュアオーケストラ、倉敷管弦楽団の定期演奏会を聴いてきました。

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倉敷管弦楽団 第32回定期演奏会

ウェーバー作曲:歌劇「魔弾の射手」序曲
メンデルスゾーン作曲:交響曲第4番 イ長調「イタリア」

(休憩)

リムスキー=コルサコフ作曲:交響組曲「シェエラザード」
 第1楽章 海とシンドバッドの船
 第2楽章 カランダールの王子の物語
 第3楽章 若き王子と王女
 第4楽章 バクダッドの祭・海・船の難破

ヴァイオリンソロ:佐藤真理子
管弦楽:倉敷管弦楽団
指揮:増井信貴

倉敷市民会館 大ホール 14:30~
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 一時期何年かお休みしていたんですが、去年から引き続いて定期演奏会を聴きました。
 今年のメインは「シェエラザード」。大好きな曲です♪
 第1ヴァイオリンだけで14人、総勢100人を越えるフル・オーケストラで聴く「シェエラザード」の迫力は凄いんだろうなぁ、と思いつつ、ワクワクしながらホールへ足を運びました。

 コンサートの最初に演奏されたオードブルは、ウェーバー作曲の歌劇「魔弾の射手」序曲。
 冒頭部、ヴィブラードを抑えたヴァイオリンの音色にドキドキ。後半、音量が上がって、明るく華やかな曲調になる辺りは全身がゾクゾクするくらい、音楽と一体となって聴いてしまいました。

 前半のカップリングはメンデルスゾーンの「イタリア」です。
 こちらは、第1楽章の明るく弾けるようなメロディがとても印象的で、ワクワクしました。第2楽章と第3楽章は、あまりに心地よくて意識が飛んでいたんですが(汗)。
 激しく情熱的な第4楽章にはバッチリ目が覚めて、ガツガツ聴いてしまいました。
 全体的に速すぎることも遅すぎることもなく、程よいテンポでして。
 弦楽器の人数が多いため、小さい音量で細かい動きになるとちょっと縦の線が乱れる部分もありましたが、心地よい演奏でした(^^)。

 休憩を挟んで、本日のメインは「シェエラザード」。
 やはり、メインということで力が入っていたのでしょう。前半とまるで音が違っていて、素晴らしい演奏でした。
 この曲、全楽章にわたって大好きなんですが、特に好きなのは第2楽章です。装飾音符付きのメロディを、きっちり3拍子にハメていくのはかなり大変なのでしょう。木管さん、頑張れー!とエールを送りつつ、ここから先はノリノリで聴いてしまいました(笑)。
 第3楽章は、タンバリンのリズムが心地よくて、叙情的なメロディはとても美しくて、とても気持ちよかったです。タンバリンの音をホールで聴くのって、好きなんですよね。綺麗にパーンと音が抜けてくるのが心地よくて。叩いていても、自分の音がホールへ響き渡っていくのがわかって、気持ちよかったりするんですが(笑)。
 第4楽章は、空がにわかに掻き曇って、嵐がやってきて、大きく激しくうねる波の様子が見えるような演奏でした。クライマックスでは指揮者の増井さんもかなり大きなアクションで(ここで、S渡さんやS響さんだったら確実に唸り声が大きく響いているだろうなぁ、と思ってしまいました;)、オーケストラもしっかり応えていて。大迫力でした。
 最後、独奏ヴァイオリンが奏でるハーモニクスの音が静かに響いて、穏やかに終わっていくまで、うっとりと聴き入ってしまいました。
 コンサートが終わってからもしばらくの間、曲が頭から離れないくらい、素晴らしい演奏を聴かせていただきました。

 倉敷管弦楽団には、今年の倉敷音楽祭の「ぶっつけ本番。スペシャル」企画でご一緒させていただいた方々も大勢おられます。客席で演奏を聴きながら、音楽祭でオーケストラの中に入って味わった快感を思い出してしまいました。
 来年はどんな曲を聴かせて下さるのか、また楽しみが一つ増えたように思います♪

 そういえば、「シェエラザード」を聴きながら、ついつい思ってしまったこと。
 この曲、今年の1月に某Kフィルが演奏したんですよね。ソロ・コンマスのI田さんの音で、あのエキゾチックなソロを聴いてみたかったです。
 そしてもう一つ。指揮者さんの燕尾服を見て思ったことは……言うまでもないですね(笑)

 雪の中、最高のリードの世界を体感しに、横浜まで足を運んで。
 狂喜乱舞な歓喜の渦に叩き込まれたあのコンサートから4ヶ月。
 待望のCD発売です♪
 あのコンサートがどのようにCD化されているのか、ワクワクしながら聴きました。

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「リード! リード!! リード!!!」
 金聖響&シエナ・ウインド・オーケストラ
    (2006年リリース AVCL-25095)


アルフレッド・リード

 1.アルメニアン・ダンス パートⅠ
 2.シンフォニック・プレリュード
 3.エル・カミーノ・レアル
 4.春の猟犬
 5.音楽祭のプレリュード
 6.パンチネッロ
   オセロ
  7.第1楽章 前奏曲(ヴェニス)
  8.第2楽章 暁のセレナーデ(キプロス)
  9.第3楽章 オセロとデズデモーナ
  10.第4楽章 議官たちの入場
  11.第5楽章 デズデモーナの死/終曲
 12.アレルヤ!ラウダムス・テ

シエナ・ウインド・オーケストラ
指揮:金聖響
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 当たり前だろう、と言われるかもしれませんが、1月21日&22日に聴いたコンサートとは、曲順が違います。
 なので、コンサートとはまた違った感じで楽しむことができました(^^)。

 しょっぱなから、いきなり『アルメニアン・ダンス パートⅠ』です。
 高らかに鳴り響くトランペットに、最初からノックアウトです。コンサートでも、聖響さんの指揮でどうしてもこの曲が聴きたかった!という感激で、いきなり号泣レベルだった曲です(笑)。聴きながら心臓バクバクで、圧倒的な音の迫力にゾクゾクしたあの感覚が、瞬時に蘇ってきました。やっぱり、心と体がしっかり覚えているんですね。
 冒頭の『あんずの木』は圧倒的な迫力で。『やまうずらの歌』は、蕩けそうに甘くてソフトな音色にウルウル。でも、スラーの切れ目がはっきりとわかるアーティキュレーションに、ハッと驚かされる面もあって。『おーい、僕のナザン』ではタンバリンのキリッとしたリズムに痺れて(このタンバリン、ホールで聴くとまことにいい音だったんですよね~♪)。『アラギャス山』では、金管の美しくて柔らかい音色に包み込まれる感覚にうっとりして。ラストの『行け、行け』では文字通り弾けまくる、という♪ 踵を浮かしつつ、跳ねながら指揮していた聖響さんの、超ハイテンションな指揮を思い出してしまって、思わず一緒に跳ねてしまいそうになります(笑)。
 緩急の差や、硬さと柔らかさが曲ごとにはっきりと表現されているように思います。
 この曲は、佐渡裕さん指揮の『ブラスの祭典』にも収録されていて、そちらも数え切れないほど聴いているのですけれど。佐渡さんの指揮では気づかなかった音があちこちから飛び出してきて、面白いです。佐渡さんは佐渡さんで、聖響さんは聖響さんで。同じ吹奏楽団で同じ曲を演奏しても、指揮者のアプローチの仕方によって曲の聴こえ方がかなり変わる、という楽しみ方もできて、嬉しいです♪

 『アルメニアン・ダンス』の超ハイテンションなラストから一転、2曲目は真摯な響きがとても印象的な『シンフォニック・プレリュード』。
 ライナーにも「宗教曲を思わせるような」と書かれていますが、ひしひしと胸に迫ってくる音に、胸がいっぱいになって、思わず落涙。コンサートでも、完全に音に呑まれてしまっていたように思います。多分、あの時ホールでも泣きたかったんだと思うんですよね。でも、気持ちがまとまらなくて、言葉にならなくて、呆然と聴き入っていたように思います。

 3曲目は、コンサートでも「カッコいい~♪」とかなり萌えモード入ってしまいました、『エル・カミーノ・レアル』。
 冒頭から凄くカッコいいですよね、この曲。最初のテンポが速い部分は、スネアドラムやカスタネットやタンバリンのリズムも血沸き肉踊る感じですし。パリッと絡んでくるシロフォンや、随所に絡んでくるティンパニがたまらないです。指揮する聖響さんも、王者の風格が漂っていた様子を思い浮かべてしまいます。
 途中の少し落ち着いた部分は、オーボエの美しい音色にうっとりです。この部分、ホールで見ている時にはヴィブラフォンの音の処理の仕方につい見入ってしまっておりました。前の音の響きが残らないように、奏者さんが叩きながら前の音をマレットで止めていたんですよね。そんなことも、聴きながら思い出していました。

 続いては、ウキウキするような『春の猟犬』。
 1月21日。ホールで聴いていて、外は吹雪でもホールの中には春の爽やかな風が吹き抜けたような、温かい気持ちになったのを思い出します。シンコペーションのメロディが弾む感じがとても心地いいです。

 5曲目は『音楽祭のプレリュード』。
 コンサートでは1曲目に演奏された曲です。ファンファーレ風の華やかな出だしで、これからコンサートが始まるんだ!というワクワク感が増幅されたように思います。こうして、アルバムの途中に挟み込まれると、「さあ、仕切りなおして次に行きますよ」といった感じに聞こえてきて、面白いです。
 私、吹奏楽経験者であるにもかかわらず、リード作品は一度も演奏したことがないと思っていたんですが。この曲の冒頭部だけ、どこかで演奏したことがあったかも。と今更のように思い出しました。

 続いては『パンチネッロ』。コンサートでは次の『アルメニアン・ダンス』に押されて印象が飛んでしまった曲です(笑)。
 「ロマンチック・コメディへの序曲」という副題がついているこの曲、聴いていて軽やかで楽しくて、思わず顔が微笑んでしまいます。そうか、こんな曲だったのかぁ、と。改めてじっくり味わうことができました。

 続きまして、コンサートでは聖響さん渾身の、気迫溢れる指揮が拝見できた『オセロ』。激しく荒々しい、全てを打ちのめすような圧倒的な出だしの第1楽章には、ホールに響き渡る音に押しつぶされそうになりながら呆然としていたあの感覚が、蘇ってきます。で、やっぱり思い浮かべてしまうんですよね。ラストに残る銅鑼の余韻までコントロールするかのように、左手を突き出してじっと動かなかった聖響さんのお姿を。
 圧倒的な迫力の第1楽章の雰囲気を吹き飛ばすように、第2楽章はとても軽やかで明るい曲です。『暁のセレナード』ということで、朝の風景が描かれているわけなのですが、本当に爽やかな陽光が降り注ぐ朝の光景を思い浮かべることができる演奏です。
 第3楽章は、しっとりとメロディを歌わせる演奏に、心が震えます。
 ホールで聴いているときは、第1楽章に圧倒されて、全ての感情のブレーカーが落ちてしまったように、ただ呆然と聴いてしまっていたんですが(苦笑)。こうしてCDで、落ち着いて聴くことができて良かったと思います。
 第4楽章は、これまた華やかなファンファーレで幕を開ける曲。1日目の演奏も凄かったですが、2日目は本当に圧巻な爆演で、曲が終わると同時に思わず、といった拍手が漏れたのを思い出しました。
 第5楽章は、劇的な物語に静かに幕を引く終曲です。
 オーケストラの大音響が鳴るよりも、もっと直接的に、全身に音が槍となって突き刺さってくるような感じだったなぁ、と。ホールで味わった感動を、今更のように分析してしまいました(笑)。
 この曲。
 ホールで聴いた時に聞こえてきた、ビックリするほど大きな聖響さんの声は、見事にカットされてました。できれば、そのまま収録してほしかったんですが……。あの声は、当日ホールで聴いた人だけが記憶に留める事のできる特権なのだと思うことにします(苦笑)。
 そして、2日目の追加公演でこの曲を聴いて。言葉も出ないほど圧倒されて、わけもわからずに休憩時間に号泣したのも。きっと、ホールで体感したからこそ、味わうことのできた感動だったんだろうと思います。

 ラストは、この曲しかないでしょう!という『アレルヤ!ラウダムス・テ』。
 宗教曲ということと、レコーディングされたみなとみらいホールではパイプオルガンが使用されたということもあって、聴いていてとても清らかな気持ちになって、真摯に音楽に耳を傾けるような、背筋がピッと伸びるような気がします。
 そういえば、ホールで聴いたときは。特に2日目の追加公演では、パイプオルガンが入ってくる辺りから、ホールにリードさんが、吹奏楽の神様が降臨したような気持ちになりました。そして、やっぱり泣いてしまうんですよね。
 こんな素晴らしい曲の数々に出会えたこと。
 その素晴らしい曲を、最高の形で聖響さんとシエナさんが形にして下さったこと。
 レコーディングの場に立ち会うことができたこと。
 改めて、その全てに深く感謝する気持ちになりました。

 で、以下は余談なんですが(笑)。
 CDのライナーに、アンコールの『星条旗よ永遠なれ』を演奏している写真が掲載されています。
 そのうちの2枚に、私が写り込んでおります(笑)。
 1枚目は遠い場所から写していて、2枚目はカメラの方に顔を向けていないので、どちらも顔はわからないんですけど。
 あの日、あの時、あの場所で。あんなことをしているのは私でしかありえない!ということで、判明しました(笑)。かなりビックリしました(笑)。
 特に、2枚目のアレは多分、2日目の追加公演のアンコールで。タンバリンを叩いていた私のすぐ側に聖響さんが来られて、視線が釘付けになっていた時のものなんだろうなぁ、と(笑)。
 いろいろな意味で、記念になるCDだと思います(笑)。

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 今日の午後は、FMシンフォニーコンサートで金聖響さん×東フィルさん。それも、シャブリエ作曲の「狂詩曲“スペイン”」が聴ける!
 ということで、ラジオの前で正座です(笑)。

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FMシンフォニーコンサート
東京フィル 響きの森クラシック・シリーズから(1)

シャブリエ作曲:「狂詩曲“スペイン”」
シベリウス作曲:「バイオリン協奏曲 ニ短調 作品47」
  バイオリン:戸田弥生
  管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
  指揮:金聖響
  ~東京・文京シビックホールで収録~
          <2006/03/11>

外山雄三作曲:「管弦楽のためのラプソディ」
  管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
  指揮:岩城宏之
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 まずは、シャブリエ作曲の「狂詩曲“スペイン”」。
 前にもお話したかも、なのですが。
 この曲は、私にとって最も思い出深い曲の一つです。というのは、中学2年生の時。初めて出場した吹奏楽コンクールで自由曲として演奏したものだからなのですね。3~4ヶ月の間、毎日死ぬほど練習した曲ですから、未だにメロディを全部歌えと言われれば歌えますし、ある意味でスコア全部頭に入っているようなトコロがあります。
 生まれて初めて目にする8分の3拍子。
 加えて、冒頭からいきなり、3拍子なのに1拍おきに音が鳴って、2拍子のように聴こえるヘミオラ。メインのメロディも、ヘミオラ。
(曲を聴いているとわかると思うのですが、|タ ・ タ|・ タ ・|タ ・ タ|・ タ ・|と、楽譜は3拍子なんですけど、耳には2拍子のように聴こえるのです。言ってみれば、3拍子の曲を2拍子で手拍子するような感じです)
 拍子を掴むのに苦労したり。
 楽器の持ち替えも多くて、どういう配置にすれば効率がいいか悩んだり。
 途中のトロンボーンソロの部分は、バックで何をやってるかよくわからなかったり(笑)。しかも、コンクール本番で先輩がそのソロでコケてしまったり(苦笑)。そのために、1点差で中国大会出場を逃してしまったり。
 私がこの曲でヴィブラフォンを必要としたために、部費でヴィブラフォンを購入してもらい、私が初めて叩いた人になったり。
 いい思い出も、苦い思い出も、いっぱいある大切な曲です。

 そんな曲ですから、一度聖響さんの指揮で聴いてみたかったんですよね。
 生で聴くことは叶いませんでしたが、こうしてラジオで聴くことができて、嬉しいです。
 テンポは、速すぎず遅すぎず、ちょうどよい心地よいテンポ。
 管楽器も打楽器も大活躍!な曲なので、全体的に音がキラキラと輝いている感じで。まぶしい陽光が照りつける、原色系の色彩豊かな世界が展開されていくように思いました。
 弦楽器が優勢になるあたりはとても優美で。
 トロンボーンソロも、ちょっと艶やかな感じでステキです。ここの部分、私はヴィブラフォンでひたすら和音ロールでしたが、タンバリンも叩いてみたかった(笑)。
 ただ、録音するマイクの位置の関係もあったのかも、と思うのですが。
 全体的に、クレッシェンドがもうちょっと、音の落差があっても良かったかな?と感じました。こればかりは、ホールで生演奏を聴いたわけではないので、何とも言いがたい部分があるのですけれど。
 最後は一気にまくしたてるような終わり方で(途中からテンポ上がってましたよね?)。スパン!と指揮棒を勢いよく振り下ろす、聖響さんのお姿が目に浮かぶようでした。
 目の前に、パッパッといろいろな光景の写真を、まるで紙芝居をめくっていくように見せられて、感心しているうちにあっという間に終わってしまったような気がしました。

 華やかでキラキラした「狂詩曲“スペイン”」から一転、次はシベコンです。
 すすり泣くような、悲しげで、でもどこかエキゾチックな香りのするメロディから始まる、シベコン。全体的に暗いトーンの中に、激しさを内包しているような気がする曲です。
 オーケストラを伴奏に、ヴァイオリンが浪々と歌い上げるというよりは、ヴァイオリンのソロ→オーケストラの演奏、といった感じで順番に見せ場がくるような構成になっているのも、面白いかなぁ、と思います。ヴァイオリンの長いカデンツァ、戸田さんの音色が美しくも激しくて、素晴らしかったです。唸るような、艶やかな低音の音色が、とても好みでした。時折開放弦の攻撃的な音が混ざるヴァイオリンのG線の響き、聴いていてゾクゾクするくらい大好きなのです♪
 オーケストラがガンガンに鳴っている部分は、前の方で聴いていた方には聖響さんの唸り声が聞こえていたのではないかしら?と勝手に思ってしまいました。
 第1楽章の最後の方で、ちょっとオケとソロがズレたような気がしたのですが……これも、音を拾っていたマイクの位置によるものかしら?(汗;)
 第2楽章は、比較的低い音域で奏でられるメロディを聴いていると、低く重くたれこめた厚い雲によって、太陽の光が遮られたような、少し薄暗い光景が浮かぶように思いました。そんな中でも時折、雲が薄くなった場所から光が差すような感じでした。
 シベリウスの曲を聴くと、長く暗くて雪深い冬の光景を思い描いてしまうのですけれど。この第2楽章では特に強く、それを思いました。
 外は肌を刺すような寒さなんですけど、家の中は明りが灯っていて、ストーブの温かい火があって、その周囲に家族や親しい友人が集まっているような温かさもあるような。そんな光景を思い描いてしまいました。
 暗く寒々しい中にも温かさが見える第2楽章からあまり間を空けず、軽やかでリズミカルな第3楽章へ。
 オーケストラが力強くリズムを刻む様子は、長く暗い冬の中でも、やがては訪れるであろう春を待って力強く生きる人々の様子を描いたような気がします。
 シベコンもCDで何度も聴いているはずなんですけど。
 この第3楽章、こんなに面白いリズムがバックに流れていたのかぁ、と。今日の放送で改めて気づかされるように思いました。
 寒々しい光景の中にも温かさが垣間見られるような、素晴らしいシベコンだったと思います。

 これは多分、今現在の私の感性が聖響さんの作り出す音楽にシンクロしやすくなっているためだと思うのですけれど。
 コンサートでもCDでも、聖響さん指揮の音楽を聴くと、いろいろな光景を思い浮かべてしまいます。今日ラジオで聴いた演奏でもそうでした。
 いつか、これらの曲も生で聴く機会があればいいなぁ、と思います。
 コンサートなどなどでは古典派の曲を聴くことが多いのですけれど。ロシア物とか、フランス物とか、いろいろ聴いてみたくなる内容の放送でした。

 放送時間があるから……ということで最後に流れたのは、外山雄三さん作曲の「管弦楽のためのラプソディ」。
 スペイン→北欧へと旅をして、日本に帰ってきた、という感じの構成が面白かったです。
 拍子木に鈴、民謡のメロディに和太鼓風のリズム。
 祭りの音頭を聞くと血が騒ぐぜっ!という感じでしょうか(笑)。

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 今夜、指揮者・金聖響さんが「マーラーの9番を聴いている」とブログに書いておられるのを拝読しました。
 それから少しして。
 友人の話を聞いて。
 自分が持っている、音楽之友社から出ている文庫版の『作曲家◎人と作品 マーラー』を確認して。
 やっと気がつきました。

 今日、5月18日は、マーラーさんの命日だったんですね。
 今から95年前の今日、溶血性連鎖球菌の感染による心内膜炎がもとで亡くなられた、とその本には書いてありました。

 そうか、それでマーラーだったのか。
 その中でも一番好きだと仰っていた、9番だったのか。
 と納得したら、無性にマーラーを聴きたくなりました。

 と申しましても、私は一昨年までマーラーさんは食わず嫌いでして。
 去年からやっと聴くようになったわけですが、それでも所持しているCDは少なくて。9番はもちろんのこと、戦前に録音したマーラーの音盤など手元にはないわけです。
 さて、どうしよう?
 「アダージェット」なら、4~5枚あるんですけど(笑)。
 9番、ずーっと聴きたいなぁ、と気になっていたんですけれど。
 こんなことなら、先日CDショップに行った時に9番を購入しておくんでした(苦笑)。

 手元に音盤がない。
 でも、マーラーは聴きたい。
 となれば、現在所持しているCDから聴くしかありません。
 とりあえず、今夜はご冥福をお祈りするということで、お許しくださいませね。
 と心の中で謝りつつ。
 最初に購入した4番のCDを聴くことにしました。

 そういえば、このCDを購入するきっかけは、やっぱり金聖響さんだったんですよね。
 その頃はまだファンではありませんでしたが、ブログだけは何故か読んでいて。その中にお名前が出てきたので、せっかくマーラーを聴くのなら、この方の指揮で……。
 と購入したのでした。

 というワケで、今夜セレクトしたのが、こちら。

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ハーディング&マーラー・チェンバー・オーケストラ、レシュマン
 マーラー:交響曲第4番 他
   (2004年リリース TOCE-55677)

グスタフ・マーラー
 交響曲第4番 ト長調
  第1楽章:慎重に、急がず-本当に気楽な感じで
  第2楽章:ゆったりした動きで、あわてずに
  第3楽章:平穏に
  第4楽章:くつろいで

 うきよの暮らし(『子供の魔法の角笛』より)
 高遠なる知性のおほめの言葉(『子供の魔法の角笛』より)
 美しいトランペットの鳴り渡るところ
              (『子供の魔法の角笛』より)

ソプラノ:ドロテア・レシュマン
管弦楽:マーラー・チェンバー・オーケストラ
指揮:ダニエル・ハーディング
2004年録音
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 第1楽章の冒頭では鈴の音が入っていて、これからおとぎ話が始まるかのようなこの曲。
 天使が奏でるヴァイオリンが聞こえてきたかと思えば、死神が調子の狂ったヴァイオリンを奏でて。
 綺麗なソプラノの歌声が聴こえてきて、消えるように終わっていくんですよね。
 スコアを見てみたら、第3楽章で見開き2小節(つまり、1ページ1小節!!!)なんて部分も出てきたりして。
 何度聴いても面白いです。
 マーラー導入編がこの4番って、どうなんだろう?と後から思ってしまったんですが(笑)。マーラーさんが作曲した交響曲の中では、短い曲なので(それでも演奏時間は50分ですが;)、マーラー初心者が聴くにはよかったのかも、と今になって思います。

 さあ、マーラーさんが息を引き取った時間まで、あと少し。
 その時間には「アダージェット」を聴いて、ご冥福をお祈りすると共に、素晴らしい音楽を遺してくださったことへの感謝を捧げようと思います。

 そうそう。
 今度、倉敷に帰るついでに音楽図書館に寄ってみようと思います。
 マーラーの9番を探して、リクエストしてみようかなぁ、と。あそこは古い音盤も結構あるんですが、聖響さんが書いておられた盤があるかしら?

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20060514 聖響/モーツァルト1

 来年はモーツァルトをやります。
 と、聖響さんの口からお聞きして、予告編、とばかりに歌劇「フィガロの結婚」序曲を聴かせていただいたのが、去年の11月に行われた「ウィーン古典派 最終章」のことでした。
 あれから半年。
 楽しみにしていたモーツァルト・シリーズがついに始まりました!
 その第1回目を聴きに行きましたので、感想書かせていただきます。

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聖響/モーツァルト~天才が遺した音楽~
 -深化する天才アマデウス-

オール・モーツァルト・プログラム

 歌劇「コシ・ファン・トゥッテ」K.588より “序曲” ハ長調
 ヴァイオリン協奏曲 第5番 イ長調「トルコ風」K.219
   ヴァリオリン独奏:矢部達哉

(休憩)

 セレナード第6番 ニ長調 「セレナータ・ノットゥルナ」K.239
 交響曲第25番 ト短調 K.183

(アンコール)
 ディヴェルティメントヘ長調 K.138より 第2楽章

指揮:金聖響
管弦楽:大阪センチュリー交響楽団
ザ・シンフォニーホール 14:00~

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 第1回目のこの日のお題は「深化する天才アマデウス」。
 モーツァルトさんが20歳前後の頃に書いた曲が中心でした。

 そんなモーツァルト・シリーズの開幕を彩るのは、歌劇「コシ・ファン・トゥッテ」の序曲。聴くのは初めてでしたが、華やかで明るい曲は、歌劇だけでなく、シリーズの幕を開けるのに相応しいと思いました。
 4月から新しいコンサートマスター制度が始まった大阪センチュリー響。今日のコンマスは、川崎洋介さんでした。コンマスさんが変わった、ということもあるのでしょうか。
 最初の「コシ・ファン・トゥッテ」の序曲。全体としてカラッとして明るくて軽やかな音が、曲にピッタリだなぁ、と思いました。去年数回、今年になってからも3度目だったのですが、全体的に音が変わったかな?と感じました。

 続きましては、ヴァイオリン協奏曲第5番「トルコ風」。
 10年ほど前になるでしょうか。CDデビューなさった頃から注目していましたが、生で聴く機会がなかった都響のソロ・コンサートマスター矢部達哉さんのヴァイオリンを、ようやく聴くことができました。
 ソロがトゥッティの中に混ざる形で始まる第1楽章。他の皆様が抑え目にヴィブラートをかけている中で、しっかりとヴィブラートをかけて歌う矢部さんの音色がとても清らかに、際立って聴こえてきました。
 特に素晴らしかったのが、第2楽章。
 今日私が座っていた席は、ステージ後方でパイプオルガンの前、指揮者を真正面に見ることのできる通称「顔見席」だったのですが(笑)。その位置からオーケストラを見下ろしていたためでしょうか。
 オーケストラが奏でる音が、重く立ち込めた灰色の雲のようで。その中から、矢部さんのヴァイオリンが光となって空へ昇っていくように思いました。本当に、美しかったです。
 そして、「トルコ風」と呼ばれる所以でもある(確か、そうだったはず;)第3楽章。
 聖響さんの指揮が、冒頭の、そして楽章を通じて何度も繰り返されるメロディを、宙に紡ぎ出すように感じられました。
 そのメロディも、1回目、2回目、3回目……と繰り返されるうちに、徐々に形が変わっていきます。
「最初は普通に弾いたから、次はちょっとここをイジって。その次は、こんな風にしてみたらどうかな? こうやってみたら、もっと面白いかも」
 なんて、モーツァルトさんが遊び心を加えながら作曲したのかな?なんて、思ってしまいました。
 その第3楽章の途中、トルコ風のメロディになる辺りは全体的な音がグッと重くなって、リズムはビシッと決まっていて、前後とのメリハリが効いていて、ゾクゾクきました。

 休憩を挟みまして、今度は「セレナータ・ノットゥルナ」。
 2人のヴァイオリンとヴィオラとコントラバスによる4人に、第1&第2ヴァイオリンとヴィオラとチェロとティンパニという編成のオーケストラ。合奏協奏曲のような編成で展開される曲です。
 下手側から第1ヴァイオリン、コントラバス、ヴィオラ、第2ヴァイオリンのそれぞれ首席奏者の4氏が、ぐるりと指揮台を囲んで、その後ろにオーケストラ、というステージでした。いつもと雰囲気が違っていて、演奏する様子を見るのも楽しかったです。
 前半の協奏曲では矢部さんの美しい音色を堪能させていただきましたが、この曲では新しいコンマス・川崎さんの、矢部さんとは違った美しさをもった音色を楽しむことができました。
 そういえば、この曲。
 前にいる4氏によるアンサンブルになる部分を、指揮台にいる聖響さんはとても気持ち良さそうに聴いておられまして。そんな様子を拝見しながら聴いていた私も、とても気持ちよかったです。

 そしてメイン・ディッシュは交響曲第25番です。
 先日、下野さんの指揮で聴かせていただいた曲を、今度は聖響さんの指揮で聞かせていただきました。
 冒頭の、映画「アマデウス」で有名になったあの出だしで、ノックアウトされました。
 ああ、私が求めていた音はこれだったんだ!と。
 この音で、この交響曲を聴きたかったんだ!と。
 そう思わせて下さるような、適度な明るさとキレの良さがあって、でも曲は短調で、ちょっとなげやりな香りがわずかに漂ってきて。続く下降形の分散和音の部分は、第1ヴァイオリンと第2ヴァイオリンが向かい合わせになっていることによる音響効果もバツグンで。
 聴きながら泣いてしまいました。
 第2楽章は、聖響さんの静かな、でも気が込められた声が聞こえてきて。
 グイグイと曲に引き寄せられて、ただ無我夢中で聴いて、気がついたら聖響さんの指揮が止まって、オーケストラの音が止んで、周囲が拍手を始めていました。
 素晴らしかったです。

 鳴り止まない拍手に応えて、何度目かにステージに呼び戻されたとき。
 聖響さんがオーケストラに背を向けて、スッと右手を挙げて拍手を制しました。
 今日は5月の第2日曜日。母の日です。
 世界中のお母さんに、プレゼントという意味を込めて。
 と、アンコールで「ディヴェルティメント ヘ長調」から第2楽章を演奏してくださいました。
 とても綺麗で、うっとりと聴き入ってしまったんですが……。
 申し訳ございません。
 ワタクシ、同時に「萌え~♪」モードに入ってしまいました(平謝り;)。
 だって、今日。聖響さんは5日の「こどもの日コンサート」と同じ、黒いネクタイスーツでして。オーケストラに向き直るたびに、ジャケットのボタンを外して振りやすいようになさってましたのに。この曲では、それを忘れておられたんですね。
 で、振り出してから、やはり振りにくい、と思われたのでしょう。
 振りながら左手でボタンを外されたわけですよ。
 ……5日のコンサートの1曲目。ボタンを外すのに苦労しておられた様子を拝見している者としましては、たまらない光景なわけです。
 一瞬、曲の印象が飛びました(滝汗;)。
 今日は母の日ということで、私も母上と一緒に聴きに行きました。このシャレたアンコールは、母上にも最高のプレゼントになったと思います。

 今日の演奏、弦楽器はヴィブラートを抑え目にしていましたが、一部はヴィブラートをかけて弾く部分もありまして。
 適度に明るくスッキリと、でも程よく豊かな響きが出ていたように思います。テンポも速っ!とか、遅っ!と思うこともなく、適度に心地よいテンポでして。
 全体的にとても聴きやすく、気持ちいい演奏でした。
 素晴らしい演奏を聴かせて下さいました、大阪センチュリー響の皆様。
 美しいヴァイオリンを堪能させて下さいました、矢部達哉さん。
 ありがとうございました。
 そして誰よりも、金聖響さんに。何度申し上げても足りないほど、感謝しております。

 次は6月。
 フルートやハープとの協奏曲も、楽しみです♪

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 今週のベスト・オブ・クラシックは「話題の日本人指揮者」ということで、佐渡裕さん、大植英次さん、大野和士さんの3人を取り上げています。
 月曜日は佐渡さんを聴いて感想を書いて。
 昨日の大植さんもしっかり聴いていたんですが、感想を書く気力はなくて(涙)。
 でも、今夜の大野さんはドボコンにハルサイ、というとても魅力的な組み合わせでしたので、しっかり感想書かせていただきます(笑)。
 今夜放送された曲目は、以下の通りです。

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ベスト・オブ・クラシック
 話題の日本人指揮者(3)
  大野和士指揮 ザグレブ・フィルハーモニー管弦楽団演奏会

ドボルザーク作曲「チェロ協奏曲 ロ短調 作品104」
  チェロ:モニカ・レスコヴァル
  管弦楽:ザグレブ・フィルハーモニー管弦楽団
  指揮:大野和士

グバイドゥーリナ作曲「“独奏チェロのための10の前奏曲”から 第3番
        コン・ソルディーノ・センツァ・ソルディーノ」
  チェロ:モニカ・レスコヴァル

ストラヴィンスキー作曲「バレエ音楽“春の祭典”」 

チャイコフスキー作曲「交響曲 第6番 ロ短調“悲そう”から 第4楽章」
  管弦楽:ザブレブ・フィルハーモニー管弦楽団
  指揮:大野和士
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 まずは、ドボコンです。
 第1楽章の出だし、テンポが速くて凄く勢いがいいです。さぁ、これから楽しい冒険物語の始まりだよ!と語りかけてくるような気分になりました。
 チェロのソロ、情感豊かで微妙にテンポを揺らしながら奏でられています。この日はマイクがソリストにかぶりつくくらいの位置にあったのか、息遣いがはっきりとわかる録音でして。ホールの最前列で聴いているような気分になりました。
 真ん中辺りで、フルートのソロと独奏チェロが絡む部分が、今日はとても綺麗だと感じました。
 第1楽章をスパン!とあまり余韻を残さずに、キレ良く終わって、あまり間を空けずに第2楽章へ。
 冒頭の、2台のクラリネットで奏でられるメロディがとても綺麗に聴こえていました。
 ドボコンといえば、チェロ協奏曲の定番中の定番曲と言えるほど有名な曲で。今までにCDでも生演奏でも数え切れないほど聴いてきましたが。今夜聴いたドボコンは、第2楽章の冒頭って独奏チェロとクラリネットやフルートがこんなに綺麗に絡んでたんだなぁ、と。改めて気づかされる演奏だったように思います。
 第2楽章から第3楽章にかけても、ほとんど間を空けずに突入していました。こうして楽章の間をほとんど空けずに続けて聴いてみますとですね。各楽章が独立したものではなくて、一続きの長い物語の第1部、第2部、第3部といった感じで聴こえてきました。
 ラスト、ピアニシモからフォルティシモへと盛り上がって、華々しくトランペットが響いて終わるのを聴いていて。まるで、一人の偉大な人物の一生の物語を、音楽という形で辿ったような気がしました。この協奏曲がこんな風に聴こえたのは初めてで、新鮮な気持ちになりました。

 独奏チェロのモニカさんのアンコール曲を挟んで、後半はハルサイです。

 先ほどのまろやかな音色とは雰囲気がガラリと変わって、攻撃的な音色を出すクラリネットにドキッとしたり。テンポが上がって、弦楽器群が激しいリズムを刻む部分ではゾクゾクしたり。
 題材が題材だから、というのもあるのかもしれませんけれど。本能に訴えかけるような野生的な響きとか、不協和音とか、変拍子が今日はとても心地よく感じられました。
 生で聴く機会はそれほど多くなくて、ストラヴィンスキーやプロコフィエフやショスターコーヴィチあたりはそれほど得意な作曲家ではないのですが。変拍子も不協和音もあまり好きではないのですが、この曲は例外らしくて大好きです(笑)。
 テンポが速くなって、攻撃的な音楽になると、ドキドキ、ワクワク、ゾクゾクします。第2部第3曲「いけにえの讃美」は特に、リズムの絡み方が面白くて、好きです。
 振っている大野さんも、かなりの熱演だったのでしょう。指揮台を踏みしめる足音が何度も聞こえてきました。

 前半のドボコンが一人の偉大な人物の一生を描いた物語とするならば。
 ハルサイは、グロテスクで凄絶で残酷で。きっと誰もが持ち合わせている醜い暗黒面をむき出しにして、強調して見せてくれているような気がします。見たくない!と顔を手で覆っても、指の隙間からチラチラと見てしまう。チラ見しているうちに、結構ハマってしまってがっつり見てしまう。そんな感じなのかもしれません。

 大野さんといえば、去年モネ劇場のコンサートを聴きに行ったとき。「フィガロ」もラヴェルもマーラーの5番も、全部暗譜で振っていた姿を思い浮かべます。ドボコンも、ハルサイも、やはり暗譜で振っておられたのかな?なんて想像しながら、今日の放送を聴かせていただきました。

 コンサートの模様が流れた後。
 放送時間が残っているからということで流れた、CD録音によるおチャイコさん。ハルサイの激しさとは一転して、悲劇的な音楽を情感たっぷりに歌い上げる演奏も素晴らしかったです。

 今夜の放送は、音楽でいろいろな形の人生物語を語って聴かせていただいたような気がしました。

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 今週のベスト・オブ・クラシックは話題の日本人指揮者。
 ということで、今夜はそのトップバッターとして佐渡裕さんが登場!でした。
 曲目もベートーヴェン、それもベト7&トリオ協奏曲と大好きな曲が揃い踏みということで、ラジオの前でガッツリ聴かせていただきました。

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ベスト・オブ・クラシック
 ~話題の日本人指揮者(1)~
佐渡裕指揮 スイス・ロマンド管弦楽団演奏会

ベートーヴェン作曲:交響曲 第7番 イ長調 作品92
ベートーヴェン作曲:
 ピアノ、バイオリンとチェロのための三重協奏曲 ハ長調 作品56
   ピアノ:ニコライ・ルガンスキー
   バイオリン:ヴァディム・レーピン
   チェロ:ミーシャ・マイスキー
   管弦楽:スイス・ロマンド管弦楽団
   指揮:佐渡裕
メンデルスゾーン作曲:
 “ピアノ三重奏曲 第1番 ニ短調 作品49”から 第3楽章
   ピアノ:ニコライ・ルガンスキー
   バイオリン:ヴァディム・レーピン
   チェロ:ミーシャ・マイスキー

プロコフィエフ作曲:バレエ音楽“ロメオとジュリエット”から
                 ジュリエットの墓の前のロメオ
   管弦楽:スイス・ロマンド管弦楽団
   指揮:佐渡裕
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 ベト7は、出だしからガン!とくる音がとても印象的。
 Poco Sostenutoはたっぷりと歌い上げる感じ。
 Vivaceに入っても、テンポは少しゆっくりめ。音が爆発する感じが心地よくて、かと言って重くなりすぎない、絶妙なバランスです。176小節目に付いている繰り返しもありました。
 テンポはちょっとゆっくりめだけど、「タンタタッ」のリズムは重くなくて、軽やかな感じ。280小節目くらいからちょっと走った?と思ったけど、その後のフェルマータでア・テンポに戻った感じです(笑)。
 第1楽章の後半は、ティンパニの入りが気持ち速い部分もあって。ちょっとスリリングな展開が面白かったです。
 第2楽章「不滅のアレグレット」。同じ旋律を低音からヴァイオリンへとつないで、フォルティシモになっていく盛り上がり方、堂々と歌い上げていく感じが最高でした。
 150小節目からの、フルートが「ドーーシーーシドレーードシシドドーー♪」とメロディを奏でる時に、ピチカートで伴奏に回っている第2ヴァイオリン。自分で弾いてから大好きになりました。メロディにピタリとハマっていくリズムが心地よくて……と思うのは、私が打楽器出身だからでしょうか?(笑)
 第3楽章。最初の繰り返しありでした。フォルティシモでの「レーーード♯レ レーーード♯レ レーーミファ♯ーソファ♯ミ♪」の爆発感がたまりません。ティンパニのロールもかなり聴こえてきて、炸裂している感じでした。大音響で鳴っているオケの隙間から足音が聞こえてきたのは、多分気のせいではないはず(笑)。
 第4楽章は、それまでのゆったりめのテンポとは打って変わって、貯めに貯めたものを一気に爆発させるような、爽快&疾走テンポ。かなりかっ飛ばしておられます、佐渡さん。106小節目から、さらにテンポ上がってました(驚)。崩壊するかどうか、ギリギリの綱渡り感が絶妙な風味を加えていて、面白いです。
 足音も鼻息も聞こえてきて、思わず。瞼の裏に焼きついた、指揮台の上で暴れておられた佐渡さんの姿が蘇ってきました。

 このベト7、演奏は素晴らしかったのですけれど、録音状態があまりよろしくないのが、ちょっと残念でした。
 佐渡さん指揮のベト7は、私にとって思い出深い曲です。初めて佐渡さんを生で聴いたのが、この曲だったんです。
 コンサート前に開かれたプチ指揮講座で
「指揮者はオーケストラの楽員に自分の意図を伝える為なら、指揮台の上で何をやってもいい」
 と佐渡さんが仰いまして。コンサートでベト7(特に第4楽章)を振る姿を拝見して、妙に納得してしまった、という(笑)。飛び跳ねるし、唸るし、汗飛び散ってるし、メッチャ暴れてはりましたからね(笑)。
 ベト7ってこんなに楽しくて面白い曲なんだ!と私に思わせてくれたのは、佐渡さんです。そんな佐渡さん指揮のベト7を、今夜こうして楽しむことができて、幸せでした。

 続くは、同じくベートーヴェン作曲の三重協奏曲。オーケストラの前奏を受けて入ってくる、マイスキーさんのまろやかな音色にうっとりでした。
 独奏のお三方同士のやり取りも、オーケストラとの絡みも面白くて。時々どなたかの唸り声も聞こえてきて(笑)、楽しませていただきました。
 そういえば、佐渡さんもマイスキーさんも。去年演奏会を聴きに行って、終演後にサインをいただいたんですよね。そういう意味でも、今夜の取り合わせは感慨深いものでした。

 なんて書いてましたら、放送時間が残っているから……ということで流れてきたのが、プロコフィエフ作曲の「ロメオとジュリエット」。この曲、佐渡さん初体験のコンサートで、ベト7のカップリングとして前半に演奏されたんですよね。佐渡さんの指揮を拝見しつつ「ロメオとジュリエット」を聴きながら、「この人の背中から音楽が聴こえてくる」と思ったあのコンサート、もう10年ほど前のお話になります。

 今夜の放送、‘話題の日本人指揮者’というより、‘佐渡さん 名演奏の思い出’という感じでした。

こどもの日コンサート2006

 東京国際フォーラムで、下野さん指揮×ブルターニュ管弦楽団の演奏を聴いた後。もう少しLFJを味わいたい気持ちをぐっと堪えて、サントリーホールへ移動しました。
 合計特殊出生率の上昇に全く貢献していないため、小さい子供連れではありませんが、一応親子で参りました。
 開場時間少し前にホールに着きましたら、ホール前の広場にはすでに、ズラリと長い行列ができていました。小さいお子さんも、たくさんいらっしゃいます。会場前から並んでいたお子さんたちのお目当ては、小ホールやリハーサル室、通路などで行われていた「楽器たんけんコーナー」だったようでして。あちこちに行列ができていて、いろいろな楽器の音が聴こえてきていました。ちょっと覗いてみた小ホールでは、ヴァイオリンの演奏ができるようになってました。ちゃんと身長別に並ぶようになっていたのが、何だか楽しかったです♪

 午前と午後、2回公演だったこの日のコンサート。
 演奏された曲目は以下の通りです。

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サントリーホール「こどもの日」コンサート

ジョン・ウィリアムズ:『スター・ウォーズ』組曲から「メイン・タイトル」
ジョン・ウィリアムズ:『ハリー・ポッターと賢者の石』から「ヘドウィグのテーマ」
リムスキー=コルサコフ:オペラ『皇帝サルタンの物語』から「熊蜂の飛行」
メンケン/D.トループ編曲:『アラジン』組曲
  Ⅰ.アラビアンナイト
  Ⅱ.フレンド・ライク・ミー
  Ⅲ.ホール・ニュー・ワールド
  Ⅳ.アリ王子のお通り
フランス民謡/南安雄編曲:キラキラ星
モリコーネ/和田薫編曲:ニュー・シネマ・パラダイス
ワーグナー:楽劇『ワルキューレ』から「ワルキューレの騎行」
エルガー:行進曲「威風堂々」第1番 ニ長調

<アンコール>
久石譲:『となりのトトロ』から「さんぽ」

指揮・おはなし:金聖響
オーケストラ:日本フィルハーモニー交響楽団
マイム:沢のえみ
司会:土居裕子

サントリーホール 15:00~
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 今日はこどもの日のコンサートだからでしょうか。
 オーケストラのチューニングが終わって、ステージに登場なさった指揮&おはなしの金聖響さん。黒のネクタイスーツでした。
 ネクタイ姿、初めて拝見致しましたですよっ!

 彼が指揮棒を振り上げる前から、テンションは一気に最高潮でした(笑)。
 そんな最高潮のテンションにピッタリの1曲目は『スター・ウォーズ』。金管のカッコいいメロディに聖響さんも最初から飛ばしている感じでした。そういえば、着ているジャケットの前身ごろが指揮をするのに邪魔なのか。振りながら、途中でボタンを外しておられました。
(注:この日、当方はステージ後方、指揮者真正面のP席に陣取っておりました;)
 ミラーボールが回ったり、曲に合わせてライトの色が変わったり……と、ライティングにも凝っておりました。

 曲が終わった後は、赤いドレス姿の土居さんがステージに登場して、曲や出演者の皆さんの紹介がありました。お話の間に、ステージにはチェレスタが登場。
 そう、2曲目の『ハリポタ』、「ヘドウィグのテーマ」はチェレスタから始まるのです♪
 そして「ハリー・ポッター」ということで、聖響さん&日フィルの皆さん、全員眼鏡姿に(笑)。ハリーは眼鏡かけてますものね♪ 加えて、聖響さんは譜面台の側に置いている箱から、何やらごそごそと……。おおっ、そのマフラーはっ!! 赤と黄色が交互に並ぶグリフィンドール・カラーのマフラーを首に巻いて、ハリーのコスプレをなさってました。一瞬、手にしている指揮棒が魔法の杖に見えました(笑)。
 眼鏡&マフラー姿に崩壊寸前(笑)の私をよそに、聖響さんが眼鏡を外して(ちょっと残念でした。もう少し拝見していたかったです…)、曲へ。
 チェレスタのメロディが流れると、嬉しそうな子供の歓声が聞こえてきて、微笑ましかったです。そして私も、同じような気持ちでした(笑)。ハリポタ好きにはたまらない選曲です(^^)。
 この曲では、やはりハリーの格好をして、ヘドウィグを連れた沢さんがステージに登場。マイムで楽しませてくださいました。

 続く、「熊蜂の飛行」では、オーケストラのヴァイオリンとヴィオラの女性4~5人が、蜂のついたカチューシャを装着(笑)。
 この曲、ヴァイオリンやチェロなどの独奏で聴くことは多いのですが、フルオーケストラで聴いたのは初めてでした。独奏で聴くのもいいのですけれど、オーケストラで聴くと、より一層、蜂がブンブン唸る様子が引き立つように思いました。

 「アラジン」は、劇中に登場する有名な曲をメドレーで。ハリポタ、熊蜂の飛行に続いて、3曲連続で沢さんのマイムを楽しむことができました。それぞれの曲に合わせての衣装や演技、ステキでした♪

 「キラキラ星」では、事前に応募して、抽選で選ばれたお子さんたちが楽器を持ってステージに上がっていました。客席でも、音大生のお兄さん・お姉さんたちがフルートやヴァイオリン、トランペットなど、さまざまな楽器を手に通路に立ったり、ステージには上がれないものの自分の楽器を持ってきた子供たちが楽器を手にして、オーケストラと一緒に演奏しました。
 私は楽器は持っていませんでしたが、手拍子&歌でしっかり参加させていただきました。聖響さんの指揮で演奏し、歌うという、楽しいひと時でした。

 ステージに上がった子供たちが、自分の席に戻るまでの時間を利用して、開演前に集められたアンケートに聖響さんが答えるコーナーがありました。
 最初の質問は、「何歳のときに指揮者になりたいと思ったか。また、どうやったら指揮者になれるか」というもの。
 指揮者になりたいと思ったのは15歳の時、というのは即答だったのですけれど。その後は少し考えて、「しっかり楽譜を読むこと。いろんな音楽を聴くこと。楽器を何か一つでいいから、弾けるようになること」といったことを、真剣に答えておられました。
 続く質問も、似たような内容だったのですが、女の子でも指揮者になれますか?という問いには「数は少ないけど、いらっしゃいますよ」といったお答えをしておられた、と記憶しています。
 そういえば、客席に向かって「指揮者になりたい人?」と問われて、グルリと客席を見回して、パイプオルガンの前の席を振り返った時に、ワタクシ、調子に乗って「はーい」と手を挙げたおバカさん状態でございました(笑)。
 最後の質問は、楽器を習わされているけれど楽しくないので、どうしたらいいでしょうか?といった内容でした。いわゆる「スランプ」というものなのですが、野球を例え話に出してこられるのはさすがだなぁ、と思いました。
 これは自分よりも、実際に演奏している方に……と、お話をコンマスさんに振って、結論としては「音楽は楽しむものだから、楽しいと思えるまで少し休んだり、別の曲を弾いてみたりすること」というお答えでした。

 質問コーナーの後は、しっとりした「ニュー・シネマ・パラダイス」。コンマスさんのソロがとてもステキで、一瞬夢の世界に誘われそうになりました。

 しっとりとした後は、ワーグナーの「ワルキューレ」。一度、聖響さんの指揮でワーグナーも聴いてみたいなぁ、と思っておりましたので、この選曲はとても嬉しいものでした。
 土居さんが曲を紹介する間、それまでにこやかにしておられた聖響さんが、指揮棒を顔の前に構えて、曲に向けて集中しておられるお姿がとても印象的でした。指揮棒を振る瞬間、顔つきが変わっておられました。
 柔らかく、滑らかな指揮をしていた「ニュー・シネマ・パラダイス」から一転。「ワルキューレの騎行」では、カッチリとした、切れのいい振り方をしておられました。金管のリズミカルなメロディがビシビシ決まっているなぁ、という印象を受けました。
 この曲でも、沢さんが登場。白馬に乗った騎士姿、ならぬ白馬の絵を持った日フィルの男性メンバーを数人従えて、勇ましいマイムを見ることができました。

 コンサートの最後は、エルガー作曲の「威風堂々」。この曲では、座席後方のパイプオルガンも加わりました。
 この曲、高校時代に吹奏楽で演奏したことがありまして。聴きながら、自分が叩いていたスネアドラムのパートを思い出してしまいました。ついつい、聖響さんの指揮に合わせて手が動いてしまいました。
 そして、イギリスでは第2の国歌といわれ、歌詞もついているというメロディ。パイプオルガンの音が後ろから、オーケストラの音が前から、とサンドイッチ状態で聞こえてきて、自分もオーケストラの一員になったような気分になって、思わず落涙してしまいました。素晴らしかったです。

 アンコールでは、『となりのトトロ』の「さんぽ」を。土居さんや会場の子供たちと一緒に、私も歌いました。聖響さんも、時々振りながら歌っておられたような……(笑)。

 子供向けのコンサートは本当に久しぶりで。
 聖響さんの指揮では初めての体験でした。
 いつもの、ガッツリ交響曲なコンサートはもちろん素晴らしいですし、ステキなのですけれど。こういったコンサートも、ホール一体となって楽しめて、日頃クラシックに馴染みのない方でも気軽に聞けて。でも、しっかりとクラシックを堪能することもできて。
 隅々まで楽しませていただいたように思います。
 また、こういったコンサートがあれば、足を運んでみたいと思います。

 なお、これは余談なのですけれど。
 近くに座っていた、子供連れのお母様方。
 コンサートが終わる頃には口々に「あの指揮者さん、ステキね」と仰ってました♪

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LFJ2006 下野さん

 5月3日~6日まで、東京国際フォーラムで開催されたイベント、‘ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」音楽祭2006~モーツァルトと仲間たち’のコンサートに行ってきました。
 朝から晩まで、あちこちのコンサート会場でモーツァルトの曲を中心にしたコンサートが開かれる、というこのイベント。
 去年のお題はベートーヴェンさん。楽しそうだなぁ、と思いながら見ていたのですが、さっそく今年、自分が行くことになろうとは(笑)。
 あちこちのホールを回って、いろいろ聴いてもよかったのですけれど。3月18日の「聖響の座談会」にゲスト出演した指揮者・下野竜也さんのコンサートを一度聴いてみたかったのと。行けるのがこの日しかなかったのと。チケット取るのも追加販売だったのと。このコンサートの後に別のコンサートを聴きに行く予定になっていたのと。
 てな、いろいろな理由が重なって、聴いたのはこのコンサートだけでした。

 コンサートは12:45からだったのですが、ちょっとでも会場の雰囲気を味わおう、と思いまして、11時には東京国際フォーラムに着きました。お店を見たり、屋台でちょこっとご飯を食べたり、中庭でまったりしておりました。
LFJ2006-2

 こんなお姿の方が歩いていたり。
 中庭でゴミを回収したり、ご案内したりして下さる方も、中世の貴族風コスチュームに身を包んでいたり。
 中庭で、フランス公演の様子がスクリーンで流れていたり……と、人出も多かったのですが、雰囲気をじっくり味わっておりました。

 で、聴きに行ったコンサートが、これです。

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ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」音楽祭2006
    ~モーツァルトと仲間たち~

No.343 下野竜也指揮/ブルターニュ管弦楽団

モーツァルト作曲
 ホルン協奏曲第3番 変ホ長調 K.447
 交響曲第25番 ト短調 K.183

ホルン:エルヴェ・ジュラン
管弦楽:ブルターニュ管弦楽団
指揮:下野竜也

東京国際フォーラム ホールCサリエリ
12:45~
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 コンサートが開かれたのは、ホールC。キャパ1500人程度で、2階席からの鑑賞と相成ったのですが、ステージとの距離は近いように感じました。
 オーケストラも、第1ヴァイオリンが8人、第2ヴァイオリンが6人、ヴィオラとチェロが4人ずつでコントラバスが2人+管楽器、というコンパクトな編成。大迫力なサウンド、というわけにはいきませんが、キュッと締まった音だったように思います。

 曲目は、モーツァルト作曲のホルン協奏曲第3番から。
 下野さんは燕尾服姿で、指揮棒を持たずに振っておられました。
 曲はとても優美で、洗練されていて、ホルンのまろやかな音色がコンパクトなオーケストラと溶け合って、心地よかったです。
 ホルンが最初のメロディの出でコケてしまったり、オケがちょっとバラついたり……なんて小さな事故も起きていましたが、それもご愛嬌、という感じでして。耳には入ってきましたが、それほど気になりませんでした。

 続いて、交響曲第25番。
 第1楽章の冒頭部を聴くと、映画『アマデウス』を思い出してしまうのは、きっと私だけではないはずです(笑)。ケッヘル番号が100番代で、モーツァルトが17歳の頃に作曲したこの曲。先に演奏されたホルン協奏曲と比べると、少し荒削りで、感情の赴くままに書いたのかな?という気がしました。

 グイグイと引き込まれるような、凄みのある第1楽章の冒頭部。オーケストラが比較的小さい編成だからでしょうか。曲は激しいのですが、適度に理性を保ってオトナな感じがしました。
 第2楽章は、曲も演奏も美しくて、あまりの心地よさに一瞬意識が飛びました(汗;)。
 テンポも、全体的に落ち着いているように感じられました。
 先の協奏曲では指揮棒を持っていなかった下野さん、交響曲では指揮棒を使っておられました。

 この日のコンサート。
 GWで天気も良くて、チケットは完売。
 親子連れで聴きに来ている方々もいて、一部子供がザワつく場面とか、時計のアラームが鳴るハプニングがありました。オケが小編成で大音響、というわけではなかったので、余計に耳についてしまったのかもしれません。
 下野さんのステキな指揮と、オーケストラのステキな演奏に浸りきれなかったのは、そういった客席の雰囲気もあったのかも、と思います。

 時間も、45分と短くて(だからチケットもお安くなっていたんですけど)。何公演も聴いてモーツァルトさんと遊んでしまおう!という観客には、ちょっと物足りないかな?くらいでちょうどいいのかもしれないなぁ、と思いました。
 今年は1公演だけで、端っこをちょこっとかじっただけで終わってしまったのですけれど。
 いずれ、1日中東京国際フォーラムに入り浸って、何公演も堪能してみたいなぁ、と思います。

結月秋絵

Author:結月秋絵
ようこそお越し下さいました(礼)
音楽の原点はG-CLEF。
好きな指揮者は金聖響さん、佐渡裕さん、下野竜也さん。
好きなヴァイオリニストは落合徹也さん、古澤巌さん、神奈川フィルのソロ・コンマス石田泰尚さん。
好きなピアニストは榊原大さん。
好きなチェリストは柏木広樹さん、ヨーヨー・マさん。
などなど、挙げ始めるときりが無いです(笑)
ピアノ、パーカッション(吹奏楽部にて)、ヴァイオリンの楽器経験があります。
ちなみに、この写真は倉敷市民会館のステージにて。中学時代の定位置(=鍵盤楽器系パーカッション)からの隠し撮りです(爆)

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