Sun
03/20
2005
倉敷音楽祭 祝祭管弦楽団 管弦楽団演奏会

<プログラム>
スッペ作曲「喜歌劇『軽騎兵』序曲」
演奏:倉敷ジュニアフィル・ハーモニーオーケストラ
シュニトケ作曲「モーツ・アルト・ア・ラ・ハイドン」
イベール作曲「室内管弦楽団のためのディヴェルティメント」
チャイコフスキーのバレエとオペラの音楽から
ストラヴィンスキー作曲「バレエ組曲『火の鳥』(1919版)」
2005年3月20日(日)14:00
倉敷市民会館ホール
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今年の音楽祭は、座り位置といい、その他のことといい、かなりのラッキー続きでした。
昨日、友人を案内して倉敷の商店街をぶらぶらしていましたら、前方からダンディなおじさまが歩いてこられて、すれ違いました。
どこかで見たことが……と思いましたら、私が毎年楽しみにしているチェリストの堀了介さんでした♪ 昨日は出番がなかったので、ふらりと歩いておられたものと思われます。
そして今日も、ランチを食べに近所のカフェにいたら、どこかで見覚えのある、何やら雰囲気の違う女性が入ってこられまして。彼女はもしや……と思っていましたら、彼女から少し遅れて、ヴァイオリンケースを肩にかけた女性が2名いらっしゃって、「やはり、そうか!」。
祝祭管弦楽団のヴァイオリニストさんが来られていたのでした。
そして開演前。会場まで歩いていて、楽屋口の前を通りかかったら、楽屋口でタバコをふかす、ステージ衣装の石田泰尚さんがっ!!!
会場が全館禁煙になっているために、外でタバコを吸っていたようなのですね。
ああ、全館禁煙にしてくれてありがとう、倉敷市!
おかげで、舞台に立ってないプライベートな石田さんのお姿を拝見できましたよ〜♪
一緒にいた母上と二人でつい「きゃぁ、石田さん〜♪」とはしゃいでしまった私(苦笑)。
余談はこれくらいにしまして、演奏の感想です。
最初のジュニアフィルは、祝祭のメンバーが数名、サポートで入っていました。
ま、最初は軽く流す程度に聞いておこう、と思ったのですが……。
ジュニアフィルのメンバーの後から、背が高くて眼鏡をかけたヴァイオリニストのお姿が……。おお、石田さんだっ! そうか、さっきステージ衣装でタバコ吸ってたのは、最初のジュニアフィルに出るからだったんだ!
第1ヴァイオリンのサポートということで、彼はコンミス(女の子だったので)の隣に座ってました。石田さんに楽譜めくってもらうなんて、彼女は役得でございましたね、うんうん。
石田さんはやはりプロといいますか。他のメンバーが比較的押さえやすいポジションで取っている音を、1本隣の低い弦でのハイ・ポジションで取るなど、指使い&弓のしなやかさが全然違ってました。
(↑ほとんど石田さんしか見ていなかった人;)
続くシュニトケは、モーツァルトの曲を元に、ハイドンの「告別」風に演出した面白い曲でした。ステージに並ぶのは、コントラバス1名、チェロとヴィオラが2名、ヴァイオリンが第1と第2各3名+ソロ・ヴァイオリン2名に指揮者。
初めはステージ上が真っ暗で、コントラバスが限界に近い高い音で弾き始め、次第に一人、二人…とステージに登場し、やがて全員そろって弾き始めるのですけれど……。
途中、ヴァイオリニストたちが1箇所に固まって演奏したり、指揮者の指示に従わない部分があったり、第2のソリストが通常の指で弦を押さえてのトリルではなく、糸巻きで弦の高さを調節しながらトリルしたり、という変わった奏法や演出が見られました。
そして、ハイドンの交響曲「告別」風の演出ということで、ラストは1人、2人…と少しずつ演奏者が減っていって、最終的にチェロとコントラバスだけが残って、指揮者が困り果てる、という(笑)。
昨日の「兵士の物語」で、井上さん扮する悪魔が「やられた〜!」とばかりに指揮者用の譜面台に突っ伏す、という演出があったのですが、それがそのままこのシュニトケのラストでも出てきてました。
この曲、曲の途中での井上さんのリアクションも面白くて、あちこちから笑い声が出てました。
そしてランチの時に、ヴァイオリンの方が「井上先生の演出も面白くて…」とお話されていたのは、この曲のことだったのね、と母上と二人で納得しておりました。
にしましても、あの演出。
井上さんのアクションまで、楽譜に書かれているんだろうか?と、とぉっても気になりました(笑)。
後半のおチャイコさんと、ストラヴィンスキーは普通にオーケストラ演奏でした。
注目している石田さんは、さすがに倉敷音楽祭の第1回目からずーっと出演されている重鎮がおられるので、コンマス席は譲って、その後ろ、第2プルトに陣取ってました。
そのお隣には、ランチ時にカフェでお会いしたヴァイオリンの杉浦美知さんが。
石田さん、普通に黒のスーツにタイだったのですけれど、胸のチーフが赤。耳にはイヤーカフ、右腕にはブレスレットが3本ほど。左の胸ポケットの縁と右側のジャケットの襟には何やらキラキラと光るアクセサリーをつけておられて、お隣の杉浦さんに「あら、これステキね」って感じで話しかけられておりました。
その杉浦さんも、前半のシュニトケは黒いスラックス姿だったのですけれど、後半では鮮やかなエメラルドグリーンのドレスというお姿で。
……第1ヴァイオリンの第2プルトにいる石田さんと杉浦さんがキラキラ★されていて、しかも石田さんはノリノリで弾きながら結構動くんですね。第1プルトにいるコンマスとそのお隣にいる漆原啓子さんは比較的地味で、しかもコンマスの原田幸一郎さんは椅子にへばりつくように座ってあまり動かないので、前後の対比が面白かったです。
そういえば、石田さん。
ヴァイオリンのE線につけているアジャスターのネジの色も変わった色でした。
実際の演奏でも、「あ、これが石田さんの音だ」と聴いていてわかる、キレのいい演奏で、第2プルトにいるけれど、オケを引っ張るような演奏をなさっているなぁ、という感じがしました。やはり、日頃神奈川フィルでコンサートマスターをやっておられるからでしょうか。
……お姿もヴァイオリンもカッコいい、なんて反則です(感涙)。
それにしても、昨日も演奏している時に石田さんの弓がケバだってしまって、1〜2本弓を切っていたのですけれど。今日は特にストラヴィンスキーで弓がケバだってケバだって、半分くらい切れてしまって、ブチブチちぎってました。
全部の演奏が終わって、拍手受けながらブチブチ切ってたので、前後左右から「大丈夫?」的視線を受けておられました。
おチャイコさんとストラヴィンスキーの演奏は、なかなか良かったです。
ただ、「花のワルツ」の出だしすぐの所で、クラリネットが痛恨のミス。
音がちゃんと出ていなくて、加えて小さなリードミスまで……。ちょっとしたミスならば気にならないのですが、かなり目立つ場所でのミスだったので、「大丈夫か?」と思ってしまいました。
また、アンコールではおチャイコさんのバレエ&オペラの曲シリーズでも演奏した「くるみ割り人形」の「トレパック」を再び演奏して下さいました。
ラスト、井上さんが指揮台の上で1回、2回とクルクル回って、キメておられました(笑)。
ホントに、今年は指揮者が一番ハジけていたのではないでしょうか(笑)。
でも、楽しませてもらいました。
いやいや、来年は記念すべき20回という節目の年なので、これまた楽しみです。
そして、昨日・今日ですっかりファンになってしまったヴァイオリンの石田泰尚さんにはぜひとも、また来年も来ていただけたらなぁ〜と思います。
(2005.3.20 べっさつ結月堂 より一部加筆・修正)


