2017 / 10
≪ 2017 / 09   1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 - - - -  2017 / 11 ≫

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


 今週の「題名」は、ガーシュウィンが作曲した「ラプソディ・イン・ブルー」にまつわるもの。わずか3週間という短い期間で作曲されたこの曲の誕生秘話を聞くことができました。

-------------------------------------
題名のない音楽会 2009年9月13日放送分
「ラプソディ・イン・ブルー誕生秘話」

1.ガーシュウィン・メドレー
 「スワニー」~「ス・ワンダフル」~「誰かが私を愛している」

2.ラプソディ・イン・ブルー

ピアノ:松永貴志
指揮:金聖響
管弦楽:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
-------------------------------------

 ガーシュウィンに扮した松永さんのアレンジによる、ガーシュウィン・メドレーや、指揮の佐渡さん&松永さんによる小芝居を加えつつ、3週間の誕生秘話が語られました(笑)
 この曲、とても大好きな曲の一つでありますが。
 本人の了承を得ずに勝手に「新作のジャズ協奏曲を発表!」と新聞で告知されてしまった、なんてお可哀想に(涙)
 でも結果としてその仕事を受けて、グローフェの協力を得ながらもきっちり最高傑作を完成させてしまうなんて、やはりさすがなのですわ、ガーシュウィンさん♪

 加えて、この曲の初演当日。オケの楽譜はできているけれど、ピアノ譜は未完成で完全にアドリブで弾いた、という秘話も出ておりました。
 電車に乗っている時に曲を思いついた、とか。
 なるほどなぁ、と思うエピソードを聴くことができて、また曲を聴く楽しみが増えました♪
 
 で、寸劇や解説は早々に切り上げて。
 今日の「題名」は、曲をフルで聴かせて下さいました~

 まぁ、今週「絶対に見るぞ!」と心に決めて、録画態勢を整えて出かけたのは(9時スタートの模試を、通っている専門学校で受けていたもので;)、言うまでもなく指揮が金聖響さんだったから、なのですが(笑)
 以前にも、彼の指揮でこの曲を聴いたことがありますが。全体的にテンポは速め。
 特に今日は、松永さんのピアノが相当アドリブ入っているので、アップテンポな所とスローな所で、かなりメリハリをつけて緩急クッキリ、という感じになってました。

 そして、松永さんのピアノ・ソロをじっくり聴かせるような構成だなぁ、と。
 この曲の初演時、ガーシュウィンさんもほぼアドリブで弾いていたことを思えば。今日の演奏は、初演時に近い形なのかも……なんてことを思いました。個人的にも、この曲はクラシックというよりもジャズのテイストが強い気がするので、ピアノソロにアドリブを混ぜて弾いて下さる方が好きだったりするのですが。。。

 そういえば、金聖響さん×松永さんの組み合わせで「ラプソディ・イン・ブルー」と言えば。バレエダンサーの服部有吉さんの舞台でも共演してましたっけ。日程&上演場所の都合で見に行けませんでしたけど(泣)

 それにしても、聖響さんの指揮で聴くと。スローでロマンティックなメロディが奏でられる部分も、この方は結構テンポを煽って振るので、甘すぎずに少しビターなオトナの味がするような気がします。甘ったるい雰囲気に流されず、ピリッと引き締まった感じ、とでも言いましょうか。
 ラストに向けて再びテンポアップする辺りは、更にテンポ速いですからね(笑) オケもピアノも混沌とした感じがして。再びメインのメロディが戻ってくると、戻るべきところに戻って、ちゃんとラストに向けて盛り上げてくれてありがとう、みたいな気分になります。

 リアルタイムでは拝見できませんでしたが、堪能しました♪

 ……と、次週の予告を見ていたら。
 とぉっても聞き覚えのある曲が。。。
 「ウ、ウンリキ!?」(=ヴェルディ作曲 歌劇「運命の力」序曲)
 懐かしいわ~♪
 中学時代、吹奏楽コンクールの自由曲で演奏したもので、死ぬほど練習して全パートの動きが事細かく頭に入っている曲です(苦笑)
 この曲、ハープのパートをヴィブラフォンで叩け、という中学生にしてはとても酷な要求をされて。タッチミスなしで完璧に叩けたのが、唯一コンクール本番当日だった、という苦い思い出があります(笑)
 来週は勉強会のためにまた早朝から家を空けるので、録画orBSでの再放送で拝見しようと思います。

スポンサーサイト

 2週連続でマイ・フェイヴァリットなオケが登場した「題名のない音楽会」
 8月2日放送分は45周年コンサート、ということで過去に出光音楽賞を受賞した方々が登場でした。

--------------------------------
「ハッピーバースディ45歳! 『題名のない音楽会』45周年コンサート」 8月2日放送分

M.J.ヒル&P.S.ヒル作曲:Happy Birthday to You
サラサーテ作曲:ツィゴイネルワイゼン
モーツァルト作曲:モテット『喜べ躍れ、幸いなる魂よ』より アレルヤ
ハイドン作曲:交響曲第44番 より 第3楽章
ハーライン作曲:星に願いを
 ピアノ:羽田健太郎(映像出演)

ソプラノ:森麻季
ヴァイオリン:川久保賜紀
作曲家:青島広志
指揮&司会:佐渡裕
管弦楽:オーケストラ・アンサンブル金沢
--------------------------------

 先週の神奈川フィルに続いて、今週はOEKさんが登場!
 ということで、またまた録画態勢を整えて鑑賞致しました。
 2007年以降、多分最も生で聴く機会が多いオケだと思うんですけどね、OEKさん(笑) 今も現在進行形で年に何回聴いてるかしら?という状態ですし(笑) 故・岩城宏之さんの著書を読んでいた頃は、自分にとってこれほど親しみのあると言いますか、距離感が近いオケになるとは思いもしなかったんですけれど。いやいや、人生何が起こるかわからないものであります。

 ……と、いきなり横道に逸れてますな(汗)
 番組の感想に参りましょう。

 今回の放送は45周年おめでとう、ということでまずはお誕生日の定番曲「ハッピー・バースディ・トゥ・ユー」です。挟間美帆さんのアレンジによるこの曲。ハネケンさんが作曲した番組のテーマ曲も織り込んで、オケバージョンに編曲されておりました。
 編曲ポイントではバロックから始まって、クラシック音楽のスタイルをいろいろ盛り込んだ、とのことですが。確かに、最初の方は何となくバロック的な展開です。
 というか、最後に何故かおもむろに「トゥナ~イト♪」とバーンスタインのウエストサイドになっていて、ヲイヲイ、って感じだったんですが(笑)

 続きましては、川久保さんのヴァイオリンによる「ツィゴイネルワイゼン」
 一時期、この曲を聴きすぎて前半部分がタルくて聴けなかったことがあるんですが(苦笑) 番組では、やはりその部分が適当にカットされてました。まぁ、これは尺の問題もあるのでやむを得ないか、と。。。
 でも、どうしても思ってしまいますね。「いきなりそこへ飛びますか!?」と(苦笑)
 そしてテンポアップする後半部分、とても聴きごたえがあります♪ ヴァオイリンの超絶技巧も炸裂するので、思わず画面に見入ってしまいました。

 お次は森さんの美声が堪能できる「アレルヤ」
 この曲、聖響さんの指揮×OEKさんの演奏でリリースされた森さんのCDにも収録されておりました。特に歌詞が付いているわけではなくて、声が独奏楽器のようにオケとかけあうのが楽しくて、大好きな1曲です。
 森さん&OEKさんは、12月の第九でナマで聴けることになっているので。
 楽しみが増す演奏でありました♪

 続きまして、神出鬼没さは一輝兄ちゃん並(←ってピンポイントな人にしかわからない例えをするんじゃありません;)な青島ハイドン広志さんが登場。
 今年はハイドンの没後200年ということもあって、ハイドンが自分の葬儀で演奏してほしい、と語ったらしい交響曲第44番の第3楽章が演奏されました。
 メロディがとても美しくて、穏やかで。心にしみわたる第3楽章でありました。
 というか、番組の最初から思っていたのですが、今日の佐渡さん。佐渡さんにしては珍しく、オケを対向配置にしてました。ハイドンやモーツァルトを演奏するからなのか、お相手がOEKさんだからなのか……
 弟分クンの影響も多少ありですか?と思ったのは、脳内が聖さま第一選択な脳になっているからなのか。。。(苦笑)

 ラストは、ハネケンさんのお弟子さんでもある山下康介さん編曲による「星に願いを」
 生前は共演が叶わなかった、佐渡さんとハネケンさんの共演です。途中からヴァイオリンの川久保さんも加わって、ハネケンさんが演奏している「星に願いを」の映像&音楽に合うように山下さんが編曲して、映像もリンクさせてました。
 亡くなられた方と共演できるなんて、映像技術の発達って凄いなぁ。
 と別の意味でも感心した、興味深い1曲でした。

 今日のOEKさん。
 残念だったのは、ティンパニのアノ方が乗っておられなかったことです(涙)
 3月末に放送された「オーケストラの森」でもお姿が見えませんでしたし。今日の放送分でも、もしかして?と思っておりましたが、「外れ」(by乾さん) だって、先週の予告ではティンパニの位置は映ってなかったんですもの。
 そしてOEKさんと言えば、私的には「スキンヘッド率が高い」オケです(笑)
 だって、コンマスのサイモンさんはじめ、チェロの大澤さんとか(前の方にちょこっと髪の毛を残しておられますが)、弦楽器の最前列にスキンヘッドor坊主の方が並ぶんですもの。

 お手入れ大変だろうなぁ~
 後ろからジョリッてやってみたいかも。。。

 とか、見るたびに思っているのはココダケのハナシ(笑)

 7月末~8月頭にかけて、マイ・フェイヴァリットなオケが2週連続で登場する、ということで録画態勢を整えて拝見しました、「題名のない音楽会」
 まずは、7月26日放送分から。

-----------------------------------
「笛の音は時空を超えて」 7月26日放送分

ドビュッシー作曲:シリンクス
グルッフ作曲:オペラ「オルフェオとエウリディーチェ」より 精霊の踊り
バルトーク作曲:「2つのフルートのための18の二重奏曲」より
  新年の挨拶、スロヴァキアの歌、セルビアの踊り
モーツァルト作曲:フルート協奏曲 第2番より 第3楽章

フルート:ペーター=ルーカス・グラーフ
邦楽囃子笛方:福原徹
管弦楽:神奈川フィルハーモニー管弦楽団
ゲスト:茂木健一郎
-----------------------------------

 この日のゲストは、指揮&司会の佐渡裕さんのアイドル、ペーター=ルーカス・グラーフさんのフルートによる「シリンクス」
 ギリシャ神話に出てきて、山羊座にもなっている牧神パーンがニンフに恋をするのですが、恋われたニンフはパーンに応えることができずに葦になって逃れ……云々という神話に基づいて書かれた曲です。ドビュッシーで牧神パーンといえば、「牧神の午後への前奏曲」がまず浮かぶのですが。どちらもフルートが半音階のような不思議な音律を奏でる、という点で共通しているよなぁ。
 と聴きながら思っておりました。
 まぁ、パン・フルートのように楽器の名前にもなっていることですし。神話ではパーンは葦笛とセットになっている感があるんですが、音楽ではフルートがセットになってるのか、なんてことも思う今日この頃。

 しかし、この「シリンクス」
 山羊さまスキーな私にとっては、結構たまらない題材だったりして(笑) これで山羊龍が1本できそうな、ネタを提供してくれる曲ですわね。
 なんて、腐基本装備な視点で聴いていた、というのはまた別の話(笑)

 御年80歳になられるグラーフさん。若かりし頃、巨匠フルトヴェングラーと共演した時の思い出話なんかも聴かせて下さいました。
「私に合わせて」
 ……て、あの指揮にどうやって合わせろと!?
 な感じでありますが(笑)
 実際にピタリと合ってみると、奇蹟のような音が出てくるという辺り。やはり巨匠は違うのかぁ、と思ったですよ。
 あのSさまも、このSさまも、そっちのSさまも、頑張れ!と何故か上から目線で思った私(汗;)

 続きまして、グラーフさんと佐渡さん、夢の共演です。
 「精霊の踊り」では、神奈川フィルが登場。コンマス席には……いらっしゃいました♪ 神奈川フィルのスーパー・コンマス イシダ様♪
 この曲は後半でフルートの二重奏になる、ということで佐渡さんはフルートを片手に指揮してまして。途中からグラーフさんに寄り添うようにフルートを吹いておられました。曲が終わって、吹き終えた後の佐渡さん、めっちゃ嬉しそう……(^^)
 何だかとっても微笑ましい一幕でありました。

 お次は、囃子笛方の福原さんを迎えて、フルート2本+能管、という不思議な組み合わせによるバルトーク。番組の解説によれば、このバルトークの曲は相当な難曲だそうで。それに能管が加わるってどうなるの?と思ったんですけど。
 これが、全然違和感ないんですよ~
 もともとのバルトークの音楽そのものが民族音楽系だからなのか、見事に溶け合ってました。というか、佐渡さんとグラーフさんの柔らかいフルートの音に、福原さんの能管がピリッとしたスパイスのように響くんですよね。こうなるんだぁ、面白い~♪
 とウキウキしてしまいました。

 ラストはグラーフさんのフルートをメインにした、モーツァルトのフルート協奏曲。とても有名な曲で、私も大好きな曲です♪
 軽やかで明るくて伸びやかで、とてもステキです。
 曲がカットされてしまうのは、番組の尺の問題もあって仕方ないか、と諦めるしかないんですが(涙)
 でも、いいの。神奈川フィルの紹介テロップに「今年4月に金聖響を常任指揮者に迎える」と出るのが嬉しいので(笑)
 今週のスーパー・コンマス イシダ様ショットもありましたし♪

 ごちそうさまでした(合掌)

 な30分でした。
 ……と、リアルタイムで拝見できなかったので、帰宅してから満喫致しました。

 今日の「題名のない音楽会」はベートーヴェン。
 2月に放送された「なんてったって指揮者」で徹底討論(?)された、交響曲第5番「運命」の第1楽章です。「なんてったって指揮者」の回は、放送後の視聴者からの反響がかなり大きかったらしく(そりゃそうでしょう、聖さまが出てますもの♪ と思ってしまう聖響ファン;) その時に質問もかなり来たようでですね。その視聴者からの質問にも答えつつ……という感じでありました。

-------------------------------------
ベートーヴェン 『運命』徹底解剖

ベートーヴェン作曲:交響曲第5番 ハ短調 作品67より 第1楽章

指揮:金聖響
管弦楽:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
-------------------------------------

 本日のゲストは、「なんてったって指揮者」でも登場した、金聖響さん。
 ベトベン振りで、しかも一味もふた味も違う「運命」を振ることのできる指揮者、といえば日本国内ではやはりこの方でしょう!と、ファンとしましては深々と頷いて納得してしまう人選であります(^^)
 だって、ベートーヴェンを振ってる時の顔つき、全然違うんですもの(笑)

 司会の佐渡さんからご紹介されて登場なさった聖響さん。本日は黒ネクタイのスーツです。
 佐渡さんのご紹介で「この4月から神奈川フィルの常任指揮者に就任される……」とありましたが。そっか、これが収録されたのって確か3月下旬だから、まだ就任披露公演はやってないのよね~。と納得する、データ収集済みの私(苦笑)

 ま、とりあえず「運命」の冒頭を聴いてみましょう、ということで聖響さんは指揮台へ。
 鳴り始めた「運命」は……

 あら、いつもの聖響さんと違う?

 と思いましたら。
 オケの配置がいつもと違うし、ヴァイオリンはヴィブラートかかってるし、テンポ遅いし……
 これは恐らく、番組の最後でいつもの聖響さんがやってる「運命」と聴き比べるためなのね♪と推測するイヤなファンであります(汗)

 ここから先は、視聴者からの質問に答えるという形で、番組が進みます。

Q1.なぜ曲の冒頭に休符があるのか?
 これがあるが故に、指揮者もオケも演奏しづらい。宮本文昭さんも前述の回で「指揮者なんか見てない」という衝撃の発言がありましたが(苦笑) なぜ、「休符・ジャジャジャジャーン」という形になっているのか、というお話です。青島広志さん調べによると、この「休符・ジャジャジャジャーン」は全部で1052回も出てくるらしいですが……。

 この質問に答えるべく、休符を抜いて「ジャージャジャジャーン」と演奏してみる、聖響さん×オケ。
 なのですが……

 うわっ、メッチャ間抜けやわ(苦笑)

 と思いました。佐渡さんも「パンツのゴムが伸びきったような」と仰ってましたけど(笑)
 聖響さんの仰るとおり、休符なしで演奏すると「緊張感がない」
 佐渡さん曰く、あの休符は「真空切りのようなもの」だそうで。
 やはり、あの休符があるからこそ、何とも言えない緊張感がホール中に漂い、背筋を伸ばして聴かねば!みたいな気持ちになるのでありますね。
 というわけで、回答は「演奏者・観客に緊張感を与えるため」でありました。

Q2.なぜ冒頭のジャジャジャジャーンは、皆同じ音を出すのか?
 回答するために、実験がなされました。
 いろんな和音で演奏してみよう!実験です。
 番組では、3通りの和音をつけて、色合いの違ったジャジャジャジャーンを演奏してました。……どんな和音かは聴かないで下さいませ(汗) 当方、耳はそれなりにいいと自負してますが、楽典とか和声とか、一切習ったことがないので(滝汗)

 でも、ハ短調とはちょっと違った感じに聞こえる和音をつけると、何となく複雑な感じの音になるんですよね。「俺はこう悩んでるんだ!」とストレートに訴えかけるというよりもむしろ、「最近さぁ、何かイヤなこと多いよね」と遠回りに話しかけてきたり、ひたすら自分の内に閉じこもったりする感じで。
 かといって、ハ短調の和音をつけると……やっぱり、ピッチャーがいきなり直球勝負をしかけてくるのではなく、変化球から入るような感じなんですよね。
 佐渡さんと聖響さんも、「自分のいる場所の空間が見えない、先行きが見えないという不安感がある」てなことを仰ってました。
 単音で演奏される理由は「緊張感と不安定な恐怖心を生むため」ということでありました。

Q3.冒頭のジャジャジャジャーンは、なぜ全員で演奏しないの?
 冒頭のところって、楽譜を見ても弦楽器全員+クラリネットなんですよね。クラリネット以外の管楽器&ティンパニさんはお休みです。

 佐渡さんのお話では、ベートーヴェンはこの「運命」のスケッチを残していて。その時に、フルートを加えるという案があったそうなのです。
 では、やってみましょう!ということで、弦楽器+クラリネット+フルートで演奏してみましたが……

 なんか、迫力ないなぁ。

 振ってる聖響さんも、リハーサルでは思いっきり鳴らしてみたそうですが。弦楽器がフルで鳴ると、フルートが思いっきり吹いてはっても音が聞こえなかったらしく(苦笑) フルートをちゃんと聞かせようと思うと、弦楽器の音量を落とさねばならず。結果として、いつもの迫力では振れない、という状況になったらしいです。
 というか、フルートさん。いつも冒頭は休んでおられるので、入りが微妙に遅れていたような。。。(汗)

 そして続いて、全員で演奏したらどうなるか?と実演してみましたら……
 なんか、いきなりクライマックス?みたいな(笑)
 聖響さんも、指揮台から降りるや否や「濃ゆいですねぇ」(笑)
 というわけで、回答は「この先どう進むのかな?という想像力を持たせるため」に、楽器の数を絞って、和音もつけず単音にして、「終わりに向けて展開していくため」にいろいろ計算されつくしてあの「休符・ジャジャジャジャーン」という形や音色になっているのだ、ということでありました。

Q4.指揮者によってテンポが違うのはなぜ?
 「なんてったって指揮者」の回でも、テンポの違いについてはお話されておりました、このテンポについて。自分で演奏する人ならば、同じ楽譜を使っても演奏するテンポが違う、というのはまぁ当たり前と言いますか、納得できることなのですが。あまりクラシックを聴かない方や、たくさんの演奏を聴くことのない方は「なぜ同じ楽譜を使っているのにテンポが違うの?」と疑問に思われるのも仕方ないのかも。と私も友人たちと話していていつも思います。
 というか、私もよく質問されるので(笑)
 佐渡さんは「指揮者によって勉強する方法が違う」と仰ってました。あと、聖響さんもよくお話されてますけど、ホールによっては響きが良すぎて、テンポが速すぎると音が濁るからテンポを落とすこともある、とか。

 ここで、聖響さんがゲストで呼ばれた理由と言いますか。
 ピリオド奏法についてや、オケの配置の違い、演奏法の違いなどについてのお話がありました。
 ステージのセッティングも、ガラリと変わり、ヴァイオリンは第1ヴァイオリンと第2ヴァイオリンが指揮者を挟んで向かい合うように配置され。コントラバスも下手側へ移動。ティンパニは上手側に行き、ホルンとトランペットも対向配置に変更。人数も削減されております。
 弦楽器もヴィブラートをかけない、ということなど視聴者さんに向けて説明がありました。

 そして、いつもの聖響さんのやり方で、第1楽章が通しで演奏されました。

 冒頭のソソソミ♭ーは、フェルマータが短めで、畳みかけるようにファファファレーと突入し。
 テンポも速いですし、ヴィブラートをかけないので、音がまっすぐに突き刺さってくる感じ。そして繰り返しはちゃんと戻ります。
 うん、振り方もいつもの聖響さん♪(←…;)
 スラーとそうじゃない音の差もクッキリ出てますし、微妙に聖響さんのお声も聞こえてきたような……(笑)

 ただ、聴いていてちょっと思ったのが。
 オケの皆さんにとっては、いつも演奏している「運命」よりも、かなりテンポが速いんだろうなぁ。ということでした。
 「パパパピーンパーンピーン」(by聖響さん)と入ってくるホルンが、微妙に元のテンポに戻りきれていなかったり。いろんな部分で遅くなりかけるオケの手綱をギュッと握って引きしめて、元のテンポに戻す感じがあったので。

 1楽章の最後の部分で音量が落ちてクレッシェンドがかかるなど、ちょっと違うアプローチも見られて。「運命の荒波」どころか「大津波やんけ」という感じの、まっすぐ懐に切り込んでくるような鋭さもあって、迫力満点で。柔らかい部分との対比がはっきりしていて。
 やっぱり、聖響さんが振る「運命」はこうでなきゃ♪
 と思ったのでありました(^^)

 「運命」徹底解剖。
 短い時間で、かなり濃ゆい内容で楽しませていただきました。
 でも、やっぱりすごい曲ですよ、この第5番。
 だって、Q4以外は全部冒頭2小節の「ジャジャジャジャーン」についてのお話だったんですよね、結局は。たった2小節だけで、これだけ語れるんですもの。そしてその2小節に、いろんなものが集約されていて、先に起こることまで計算づくであえてあの形に落ち着いている、ということがわかるんですもの。

 朝からいろいろな意味で楽しませていただきました♪
 次はブラームスかマーラーあたりでお願いしたいものであります。もちろん、ゲストは聖響さんで♪(って、結論はやっぱりそこですか、自分;)

 17日と24日、2週連続で「題名のない音楽会」では吹奏楽特集でした。

 17日は吹奏楽コンクールの課題曲がテーマ。毎年いろんな曲が作曲されて、名曲もあれば平凡な(……と言うと、作曲家の方に失礼なんですが;)曲もあって。何カ月もかけて練習するので、一度自分たちが演奏した課題曲は一生忘れないというか、何十年経っても歌えるレベルで染みついているんですよね。
 演奏されたラインナップは以下の通り。
--------------------------------------
1.J.P.スーザ/「エル・キャピタン」より(1956年度)
2.兼田敏/バンドのための楽章「若人の歌」より(1964年度)
3.A.リード/「音楽祭のプレリュード」より(1970年度)
4.岩井直博/ポップス描写曲「メインストリートで」(1976年度)
5.河辺公一/高度な技術への指標より(1974年度)
6.三善晃/吹奏楽のための「深層の祭」(1988年度)

指揮:佐渡裕
吹奏楽:シエナ・ウインド・オーケストラ
--------------------------------------

 自分が演奏した課題曲は入っていないのですが。
「うわっ、懐かしい~~~っ!」と思ったのが「深層の祭」
 ……と書くと、年代バレますが(苦笑)
 課題曲を決める時に、一応その年の課題曲を全部聴きまして。部員の投票で決めていたんですよね、我が校は。その時。一見して……じゃない、一聴して「うわ~、むずっ!!!」と全員が思い。そして「こんなん吹けるの、○○中(当時県内ナンバー1のレベルだった学校)しかなかろう!」と言い合ったのが、この曲でした。
 もちろん、敬遠して違う曲を選んだんですけどね(でも、そっちも結構難しかったという;)
 バリバリ現代音楽なこの曲。
 今聴いてもやはり、難しすぎて吹きたいor叩きたいとは思わないです(苦笑)

 ちなみに、その年の吹奏楽コンクール県大会。ウワサになったその○○中は、みんなの予想通り、この曲を課題曲で演奏して県代表に選ばれたのでありました。

 そして2週目の24日の放送内容は「吹奏楽人気曲ベスト10」
 視聴者から人気投票をしてもらい、ベスト10を決めてその結果、ベスト5が演奏されました。かくいう私も、ちゃっかり人気投票に参加して1票を投じたのですが(笑)
 はて、その曲が入ってますでしょうか?と思いつつ、拝見しました。
 結果は以下の通りです。
--------------------------------------
第5位:風紋(作曲:保科洋)
第4位:吹奏楽のための「風之舞」(作曲:福田洋介)
第3位:アルメニアンダンス パート1(作曲:A.リード)
第2位:アルヴァマー序曲(作曲:ジェームス・バーンズ)
第1位:ディスコ・キッド(作曲:東海林修)

指揮:佐渡裕
吹奏楽:シエナ・ウインド・オーケストラ
--------------------------------------

 私が1票を投じた曲「風紋」は第5位に入っておりました。もうちょっと上位にいくと思ったんですけど……
 私が初めて吹奏楽コンクールに挑戦する年に、課題曲として演奏したのがこの曲でした。今思い返しても、夏休みの間本当に死ぬほど練習しましたね、この曲。朝から晩まで、「風紋」漬けでしたもの。解説でも話しておられましたが、この曲はパート練習がつまらなくて(苦笑) でも、ティンパニだけは個人でガッツリ練習して、他のパートに引きずられないようにしないと、合わせたときにリズムが崩れるという難しさがありました。県大会に行って、ホールで他の学校の演奏を聴いていると、結構そのあたりをごまかして叩いてる学校が多かったんですよね。
「他の学校はこのリズムをごまかしてくるかもしれん。でも、アンタは絶対にそれをするな!」
 とティンパニ担当の親友に言い続け、部活が終わった後も部室に残って特訓したのは、今でもいい思い出です。未だに会ったら言われますもの。
 この曲、結月ちゃん(仮)と猛特訓したよなぁ、って(笑)
 思い入れは特別深くて。いい演奏を聴くと、未だに思いだし泣きする&演奏聴きながら手が動く確率100%な1曲です。

 6位以下の曲の中には、高校野球の応援の定番曲になっている「アフリカン・シンフォニー」も入ってました。あの曲も大好きです(^^) 打楽器パートとしては、ラテンパーカッション満載で、腕の見せどころも多いので楽しいのですよ♪ なんて言いつつ、グロッケンとか鍵盤系担当なので微妙にラテンのノリから外れる哀しさがありますが(苦笑)

 第3位の「アルメニアンダンス パート1」は、「風紋」と同様にベスト10に入っていて当然でしょう!な曲ですね♪ 今日の佐渡さん×シエナさんの演奏。以前に発売されたCDに収録されていた演奏とは結構違っていて。
 ……なんか、聖響さん入ってますか、佐渡さん?
 と思ったのは、ココダケのハナシ(笑)

 元吹奏楽部員だった人も、現役で吹奏楽をやっておられる方も。
 それぞれにいろんな思いを馳せつつ、思い入れのある曲たちを聴いていたのかしら?
 と思う2週連続の吹奏楽特集でありました。

 さて、来週の「題名」は金聖響さんの登場です!
 2月に放送された「なんてったって指揮者」で取り上げられた「運命」です。「運命」徹底解剖です。
 指揮台に上がっているのはもちろん、聖響さん♪
 黒ネクタイのスーツ姿が、予告で見られました(^^)

 うわ~い、楽しみぃ~♪

 来週は朝から、テレビに向かって正対なのです!

結月秋絵

Author:結月秋絵
ようこそお越し下さいました(礼)
音楽の原点はG-CLEF。
好きな指揮者は金聖響さん、佐渡裕さん、下野竜也さん。
好きなヴァイオリニストは落合徹也さん、古澤巌さん、神奈川フィルのソロ・コンマス石田泰尚さん。
好きなピアニストは榊原大さん。
好きなチェリストは柏木広樹さん、ヨーヨー・マさん。
などなど、挙げ始めるときりが無いです(笑)
ピアノ、パーカッション(吹奏楽部にて)、ヴァイオリンの楽器経験があります。
ちなみに、この写真は倉敷市民会館のステージにて。中学時代の定位置(=鍵盤楽器系パーカッション)からの隠し撮りです(爆)

09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。