2017 / 06
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 金聖響さんは単独で振り返ったので、それ以外の方のコンサートはこちらにて。
 聖響さん以外のコンサートで、足を運んだのは以下の通り。

♪1月:OEKニューイヤー・コンサート 大阪いずみホール
    くらしき作陽大学管弦楽団&プラハ交響楽団 合同演奏会
    西本智実withラトビア国立交響楽団

♪3月:岡山フィルハーモニック管弦楽団 特別演奏会

♪4月:第119回 大原美術館ギャラリーコンサート 今井信子ヴィオラ・リサイタル
    OEK室内楽シリーズ もっとカンタービレ 第20回「鼓春日和」

♪6月:瀬戸フィルハーモニー交響楽団 第21回定期

♪8月:岡山フィルハーモニック管弦楽団 ファミリーコンサート
    同上 第36回定期
    香川県立某校吹奏楽部 定期演奏会
    岡山市ジュニアオーケストラ 第46回定期

♪9月:打楽器はおもしろい!
    星島真裕子 箏曲リサイタル

♪11月:西本智実withミッシャ・マイスキー ラトビア国立交響楽団演奏会

♪12月:岡山フィルハーモニック管弦楽団 第九演奏会

 えーと、このうちの半数が、OEKの打楽器奏者である渡邉昭夫さんの追っかけでした(爆)
 1月のOEKさんは、音は聞こえるけどお姿が見えず、涙目でしたが。私の耳は、しっかりと彼の音を聞き分けておりました(笑)
 4月のもっとカンタービレも素晴らしかったです♪
 6月の瀬戸フィルさんも、出演されると聞いて高松まで駆けつけ(←・・;)
 8月は怒涛の3連続公演で畳みかけ、ファミリーコンサートで客席のざわつきの方がステージの演奏よりも大きいという状況ではありましたが、「キッチン・コンチェルト」で初演者自らソリストを務められる、という貴重な演奏を拝聴することができました(^^)
 12月の第九でも、この日は岡フィルさんが全体的に……(完全に沈黙)状態だったこともあって、彼の凄さが際立つ演奏でありました。泣かされましたからねぇ、たった2小節ほどの音色に(^_^;)

 上記以外で印象に残っているのは、今井信子さんのヴィオラ・リサイタル。
 以前から彼女のヴィオラが大好きで、CDもよく聴いている方でしたので、生で、しかもギャラリーコンサートだったので結構近い距離で聴くことができて、至福のひと時でした♪

 あとは、中村功さんを中心とした凄腕パーカッショニストが勢ぞろいした「打楽器はおもしろい!」
 本当に面白かった!!!
 吹奏楽で打楽器をやっていた者としては、そのテクニックを間近で見られることや、曲ごとの演出も含めて、いろいろな点で楽しませていただきました。

 しかし、こうしてみると。
 今年は打楽器奏者に惹かれて、打楽器アンサンブルやティンパニ協奏曲など、今まで耳にすることのなかった曲を聴くことができる&素晴らしい演奏を目にすることができるという意味で、貴重な経験をたくさんさせていただきました。

 改めまして、足を運ばせていただいた演奏会に出演されていた皆様方に、心から感謝申し上げます。
 来年は、どのようなコンサートとの出会いがありますやら。。。

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 おかやま国際音楽祭2010のチラシを見ながら、何か面白そうないい公演がないかしら?と考えていたのが、まだ猛暑絶好調だった8月のこと。ふと目についたのが、「打楽器はおもしろい」と銘打たれたコンサートでした。
 見ると、演奏者の中には「題名のない音楽会」で拝見した打楽器奏者、池上英樹さんのお名前が。
 これはぜひ、聴いてみたい!
 と思いまして、出かけてきました。

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ルネスクラシックシリーズVol.8
中村功と仲間たち パーカッションアンサンブルコンサートVol.1
「打楽器はおもしろい!」

中村功作曲:サンババトゥカーダ “サンバ・オパ”
ジョン・ケージ作曲:リビングルームミュージック
リタ・トレス作曲:6人の打楽器奏者のためのSMPG
西村朗作曲:6人の打楽器奏者のためのケチャ
(休憩)
ティエリー・ディ・メイ作曲:机の音楽
エマニュエル・セジョルネ作曲:火をお持ちですか?
ニコラウス・A・フーバー作曲:クラッシュミュージック
徳山美奈子作曲:Go To The Goal

打楽器:中村功、池上英樹、畑中明香、出井紗希子、前川典子、マーティン・フリンク

ルネスホール 19:00~
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 会場になったルネスホール。
 確か、旧中国銀行本店の跡をホールにしたものだと記憶しております。
 本店が近所に移転して、使わなくなった建物をホールにしたことは知ってましたし、そこでいろいろなコンサートが開かれているのは知っていましたが、なかなか行く機会がなくて。。。
 今回、初めてお邪魔しました。

 中に入ると、当然ながらステージには打楽器各種がズラリ。
 そして壁際にもソファとかテーブルとか、机とか、植木鉢とか、普通の家の調度品をそのまま持って来たような物が置かれておりました。
 プログラムを拝見しても、ジョン・ケージや西村朗さんなど、作曲者名は知っているけれど聴いたことのない曲ばかり。

 どんなコンサートなんだろう?

 とワクワク&ドキドキしながら開演を待ちました。

 ホール内が暗くなって、開演……。
 と思ったら、客席の後ろの方から鋭いホイッスルや陽気な太鼓たちの音が。
 いきなりサンバです。
 中村さんを筆頭に、6人の出演者さんが太鼓やアゴゴベルやギロなどを鳴らしながら客席を練り歩き、めっちゃサンバでノリノリなリズムを演奏しながらステージへ。
 途中で6人それぞれの短いソロもあって、急にテンポが変わって変化する部分もあって。もちろん、ただ叩いているだけではなくて、頭の上で叩いたり、叩きながらグルグル回ったり……と見た目にも楽しませて下さいました。
 客席やステージを練り歩く=皆さんが片手で持ったり、ベルトで吊るしたりして叩ける楽器ばかり使われていたんですが。リーダーの中村さんが、ホイッスルをくわえてタンバリンを叩いておられたんですが。
 何か、凄い叩き方してるんですけどっ!!!
 何気に超絶技巧なんですけどっ!!!

 と、思わずくぎ付けになってしまいました。
 この曲、ケルンフィルハーモニーの開館記念演奏会のために、中村さんが作曲されたようで。開館記念にこんな陽気でノリノリなサンバを演奏したんだ……と感心するやら何やら……な思いでした(笑)

 2曲目は、ジョン・ケージ作曲の「リビングルームミュージック」
 ジョン・ケージ作曲という時点で、何やら一筋縄ではいかないイメージがあるのですが。
 ……何せ、ピアニストが登場したと思ったら、全く音を出さずに一定時間(4分30秒でしたっけ?)椅子に座り続け、時間が経過したら立ちあがって去っていく、なんて曲を「作曲」したような人ですから(笑)
 この曲も、タイトルそのままな曲。
 書いて字のごとく、リビングルームにある机や床、時計などなどを使って4人の演奏者がリズムを演奏する、という曲でした。
 客席の横の壁を利用して作られた、普通の家の調度品をそのまま持って来たようなあのスペースは、この曲を演奏するために用意されたものだったわけです(笑)
 この曲、4楽章仕立てになっていて。途中でマーティン・フリンクさんを中心に英単語を呟きながらラップのようにリズムを刻んでいく曲が出てきたり。中村さんが「こんな所にいい物があったよ!」的にアコーディオンを取り出して、そのアコーディオンを囲んで演奏したり。
 机の上に置かれた電話のボタンを叩いたり、床を叩いたり、時計を叩いたり。
 立ったり、座ったり、移動してみたり。
 そういうのもアリなんだな、と思わせられる曲でした。

 3曲目はポルトガル出身の作曲家、リタ・トレスさんが作曲した曲。この曲は、彼女が以前作曲した電子音楽作品「ギターのそばで身震いしているメンデレーエフ」を打楽器アンサンブルに置き換えた曲だそうで。
 ウッドブロックとか、木魚とか、ギロとか。
 バスドラムやティンパニー、様々な音程のスネアドラムやタムや銅鑼がズラリと並んで、それらを普通に叩くのはもちろんなんですが。ベルの淵をコントラバスの弓で弾いて音を出したり、バスドラムの皮をサンドペーパーみたいなもので擦って音を出したり、なんて特殊奏法も見られました。
 元になったのが電子音楽だということもあって、一見リズムのつかみどころがない部分もあって、お互いに息を合わせてタイミングを計りながら演奏しておられる様子も見られました。
 全体としては、何だか不思議な感じのする曲だなぁ、という印象でした。
 曲が終わった後、客席にリタ・トレスさんご本人がおられまして。
 ステージのセッティングを変える時間を利用して、中村さんがインタビューしておられました。ポルトガル出身だからなのか、カステラや天ぷらの由来とか、尋ねておられました(笑)

 4曲目は、バリ島の民族音楽「ケチャ」を、西村朗さんが打楽器アンサンブルで再現した曲でした。
 4人の演奏者がボンゴとコンガ、マラカスとクラベスを1組ずつ持って、更に自分の声で「チャ、チャ、チャ」と入れながら、複雑なケチャのリズムを紡ぎ出して行きまして。
 その後ろにティンパニーやスタンドシンバルを中心に演奏する奏者が一人、チャイムや銅鑼を演奏する奏者が一人。この二人は、リズムパターンを途中で変えたり、合いの手を入れたりする役目を担っているようでした。
 この曲も、リズム刻み担当の4人の皆さんをガン見するのはもちろんなんですが(だって、途中でマラカスでボンゴやコンガを叩いたり、手拍子を入れたりして、見た目にも楽しいんですもの♪)
 後ろのティンパニー&スタンドシンバルさんが、片手に2本ずつマレットやスティックを持って叩いていて、何気に凄いことしてませんか!?な状態でしたので、そっちも気になって仕方なかったという(笑)
 そして聴きながら、足元はリズムと一緒に動いちゃってる状態でした。

 今日のコンサートは、世界各国のいろんな音楽を楽しんでほしい&見た目にも楽しんでほしい、という中村さんの意図で企画されていたようで。
 後半は、見ても楽しい曲が続きました。

 休憩後の1曲目は、「机の音楽」
 これまた書いて字のごとく、ステージには板が置かれた長机が一つ。そして椅子が3つ。
 3人の演奏者が出てきて、板を擦ったり、端を指で弾いたり。板を叩くのも指だったり、拳だったり、手の甲だったり、掌だったり、指先だったり。
 文字通り「あの手この手」で叩く曲でした。
 3人の動きも揃っていたり、バラバラだったり。楽譜をめくる動作まで曲の中に組み込まれていたり。
 見ていても凄く楽しい曲でした。
 というか、奏者さんたちが見ていた楽譜がどう書かれていたんだろう?と、そっちが気になって仕方なかったんですが(笑)

 後半2曲目は「火をお持ちですか?」という、ちょっと意味深なタイトルがつけられた曲。
 ホール内が真っ暗になって、そんな中で4人の演奏者が登場です。
 でも、楽器は何も用意されてないし、皆さん何か持ってますか?と思ったら。
 シュボ、という小さな音と共に灯る、小さな火。
 ……ライターやっ!!!
 てか「火をお持ちですか?」ってそのままやんっ!!!

 と、思わずツッコミを入れたくなったんですけど(笑)
 カチッと押すだけのライターでは不可能ですが、シュボッと歯車を回すタイプのライターならば、火をつける時に小さい音が出ますのでね。その音と明りを利用して、4人揃えて結構複雑なリズムを作り出して行く曲でした。
 ただ手元でシュボシュボさせるだけじゃなくて、手を上下させると明りが点く位置も変わるので、聴くだけじゃなくて見ることと合わせて楽しむ曲だなぁ、という印象でした。

 で、3曲目は6人皆さんがおもちゃの小さいシンバルを持って登場。
 もともとは4人の演奏者で演奏するそうですが、今日は6人全員で……ということで。
 ミニサイズの合わせシンバルを普通に叩いたり、机の上に伏せたり、体に当ててミュートをかけたり。片方のシンバルをもう一方の淵に擦りつけて音を出したり。
 まぁ、普通サイズの合わせシンバルじゃぁ無理だな、という曲だったんですが。
 ユニゾンで演奏されるので、6人揃って合わせシンバルをジャン!とやると、ミニサイズでもかなりの音量が出て、迫力が凄かったです。

 最後の曲は、故・岩城宏之さんが会長を務めていたらしい日本打楽器協会の委嘱により作曲された、という「Go To The Goal」
 この曲は5人で演奏されるということで、中村さんは指揮に徹しておられました。
 スポーツと音楽、という着想で作曲されたということで、ホイッスルが出てきたり、マーチのような勇ましい曲調だったりして。何だか元気が出てくる曲でした。
 そういえば、この曲。
 何やら大きなお釜のようなものが、ステージ後方のティンパニーさんの所に登場してまして。あれは何だろう?と思っていたら、大きな「おりん」でした。あの、お寺さんにあるやつ! どこぞのお寺から借りてきたんだろうか?と思ったんですけど(笑)

 で、アンコールには再び冒頭で演奏されたサンバで、客席もスタンディングで一緒になって手拍子して、一部学校単位で聴きに来ていた高校生たちが顧問の先生に率いられて(?)ステージに上がっちゃったりして。
 かなり盛り上がったところで幕引きでした。

 ただ楽器を叩くだけじゃない、叩いたり擦ったりして音が出る物は全部「打楽器」なんだなぁ、と。
 プログラム的にも多彩な曲のオンパレードで、いろんな意味で楽しめるコンサートでした。
 その第1弾を、よくぞ岡山でやって下さいました!という感じです。
 超絶技巧も妙技も見られて、その上見ても聴いても楽しくて。
 中村さんをはじめ、演奏された皆様方に感謝!なひと時でありました♪

 ここに感想を書いているのは、8日の岡フィルさんの定期演奏会だけですが。
 実は今月、結構コンサートに行ってます。
 1日に岡フィルさんのファミリー向けコンサート。
 8日は感想書いてますように、岡フィルさんの定期演奏会。
 13日には香川の某県立高校吹奏楽部の定期演奏会に行ってきました。

 で、今日はジュニアオケのコンサート。実はこのコンサート、8日の岡フィルさんの定期演奏会でチラシを見て、指揮者の名前を見て「行ってみよう♪」と決めました。
 まさか、ねぇ。こんな地方のジュニアオケなんて振りに来て下さる方だとは思わなかったので。

 開演前には、ホールから地下でつながっている広場でどこぞの吹奏楽部の演奏もあったみたいで。地下からカウボーイ・ビバップとかいろいろ聞こえてきました。
 そして開場時間前には、ホール1階のロビーでジュニアオケのメンバーによるアンサンブルのミニコンサートも行われてました。私が聴いたのは、ヴァイオリン&ファゴットの二重奏と、ファゴット四重奏だったんですけど。
 二重奏の方は、ヴァイオリンの音色とファゴットの柔らかい音色が上手く溶け合っていて。
 四重奏は、ファゴットの柔らかい音色に加えて、あの中低音の重なりが何とも心地よくて。
 どちらもステキな演奏でした♪

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岡山市ジュニアオーケストラ 第46回定期演奏会

ビゼー作曲:「アルルの女」第1組曲、第2組曲よりメヌエット・ファランドール
クーセヴィツキー作曲:コントラバス協奏曲

(休憩)

伊福部昭作曲:SF交響ファンタジー第1番(ゴジラ)
上田真樹編曲:クラシックのおもちゃ箱
(アンコール)
ハチャトゥリアン作曲:「ガイーヌ」よりレスギンカ

コントラバス独奏:青江宏明(OB)
指揮:山田和樹
管弦楽:岡山市ジュニアオーケストラ

岡山シンフォニーホール 15:00~
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 お揃いの白いジャケットに身を包んだメンバーが勢ぞろいして、チューニングが終わって。燕尾服姿の山田さんが登場して、楽しい音楽の時間の始まりー♪
 と思ったら、山田さんがマイクを手にして話し始めました。
 実は入口で配布されたプログラムでは「ゴジラ」が最初だったんですが。ビゼーを最初に演奏して、ゴジラは休憩の後に……ということで、一言お断りがありました。

 で、最初に演奏されたのがビゼーの「アルルの女」組曲。
 弦楽器の大合奏にホルンとクラリネットが上手く溶け合って、力強さもバッチリ加わっていて、最初からやってくれる!てな感じでした。
 途中で出てくる「アダージェット」は、弦楽器オンリーで演奏される1曲。ジュニアオケなので、細かく聞けば微妙に音程が揃ってなかったり、ちょっとバラッとなったり。いろいろあったのも事実なんですけど。
 でも、それを凌駕して訴えかけるものがありました。
 何と言いますか、音楽に対するひたむきな気持ちと言うか、真っすぐで純粋な音と言うか。
 そういうのが音から透けて見えるようで、思わずウルッときて泣けてしまいました。
 メヌエットのフルートソロ、とても美しかったです♪

 続いて演奏されたのは、クーセヴィツキーという人が作曲したらしい、コントラバス協奏曲。
 舞台セッティングを変えるつなぎとして、山田さんがお話されたんですが。弦楽器の協奏曲と言えば、ヴァイオリン>チェロ>ヴィオラの順で多くて、コントラバスは結構珍しいんですよね。楽器が大きい分、音もくぐもっちゃう感じでヘタをすればバックのオケに埋もれてしまうので。
 なのですが、このクーセヴィツキーさんはコントラバスの名手でもあったようで。それで協奏曲を作曲したらしいのです。
 コントラバスの独奏は、ジュニアオケ出身の青江宏明さん。東京芸大に進学したものの、在学中にドイツへ留学したらしく、そのままベルリンのオケで首席奏者を務めているらしいです。
 山田さん曰く「変わった人」らしい、青江さん(笑)
 失礼ながら、コントラバスって立って弾く所を正面から見ると、人間が楽器にへばりついているように見えるんですよね(汗;) 独奏のメロディがコントラバスの高音域で奏でられることが多くて、余計にそう思えたのかもしれませんが。。。
 演奏後に山田さんが青江さんにインタビューしてたんですけど。
 青江さんが楽器を始めたきっかけが、ジュニアオケではコントラバスは楽器経験がなくても入団できたから(要するに、ジュニアオケに入団したかったから、というのが動機だったのだとか;)だったそうで。そういう動機で小学校6年生に始めた楽器を、こうして今プロとして海外で活躍するまでに高めているという辺り、素晴らしいと思います。
 で、山田さんから最後に「わざわざベルリンから帰ってきて、たった15分なんてもったいない。せっかくだから、何か1曲弾いてよ」と結構なムチャ振りをされてました(笑)
 そう振られて弾き始めた曲。曲名も作曲者名もわかりませんでしたが、弓での速い刻みと、時折入るピチカートが印象的な曲でした。

 休憩後の1曲目は、今度こそ「ゴジラ」
 休憩時間中のセッティングの際に、ステージ前方に何やら黒い布がかけられた置き物がセットされ。あれは何だろう?と思っていたら、オケメンバーとお揃いの黒いジュニアオケTシャツで出てきた山田さんが、その布をハラリと取りまして。中から出てきたのは……

 ゴジラやっ!!!(笑)

 ちょっと大きめの、ゴジラのフィギュアでした。
 で、曲が始まると同時にライトでカッ!と照らされたゴジラ君。ステージ後方の反響板には、でっかいゴジラのシルエットが!!!
 そ、そういう演出なのね!?
 と趣向が凝らされておりました。
 で、曲はもちろんゴジラ。
 来るぞ、来るぞ、ゴジラがこっち来るぞ!(←違っ;)
 的な、アレです。
 演奏してるメンバー達は、ゴジラが白黒テレビで放送されていたことなんて知らないでしょうけれど(私もリアルタイムで知っているわけではないですが;)
 凄い演奏でした。

 ラストは、「クラシックのおもちゃ箱」
 山田さんが3年ほど前に、「今はやりの何とかカンタービレ(←のだめですっ!とツッコミ入れた人は多々;)に出てくるような音楽を使って、メドレーみたいな曲を作ってよ」と編曲者である上田さんに依頼して、作られた曲だそうです。
 のだめに出てくような曲で……ということで、出てくる曲たちは以下の通り。

 ベートーヴェン:交響曲第7番 第1楽章
 ショスタコーヴィチ:交響曲第5番「革命」第4楽章
 サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン
 ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」第1楽章
 ガーシュウィン:ラプソディ・イン・ブルー
 ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」第4楽章
 プロコフィエフ:ロメオとジュリエット
 ロッシーニ:ウィリアムテル序曲
 ブラームス:交響曲第1番 第1楽章&第4楽章
 ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱付き」第4楽章
 ブラームス:大学祝典序曲
 ラヴェル:ボレロ

 これらが、美味しいトコ取りで次から次へと出てきます。
 最初はベト7からスタート。ティンパニがE音でリズムを刻んで、いきなりヴィヴァーチェにテンポアップした所からでした。
 それがいきなり、途中でツィゴイネルワイゼンになり。ヴァイオリンのソロを受けたオーボエが、「運命」第1楽章のオーボエソロを吹いて、そのまま「運命」続行か!?と思われたら、「運命」じゃなくて「革命」に行っちゃったよ!みたいな(笑)
 曲の抜きどころもさることながら、つなぎ方が絶妙でした。
 ブラームスの交響曲第1番なんて、ティンパニーがリズムを強打する冒頭部分が出てきたと思ったら、いきなり第4楽章に飛んじゃいましたからね。間全部すっ飛ばして、ラストに飛んでみました♪っていう(笑)
 しかも、第4楽章の有名なメロディ。ベートーヴェンの第九を思わせるメロディだ、とよく言われますが。だからってホントに第九とつないじゃうの!?と思いました。それも、ブラ1の第4楽章はハ長調。でも第九の第4楽章のあの合唱の部分はニ長調。どうすんの?と思ったら、途中でちゃんと転調して、ニ長調になってました。
 ラストが近くなってくると、ずーっとスネアドラムがボレロのリズムを叩きはじめまして。そのボレロのリズムに、ラプソディ・イン・ブルーとか大学祝典序曲とかが乗っかって、ボレロのラストで締め。
 のだめを見た程度でクラシックはあまり知らない人からすれば、聞いたことのあるメロディが次々に出てくる曲、という感じに聞こえたかもしれませんが。
 どの曲もガッツリ聞きこんでいる人にしてみれば、そこでそう来るのねっ!!!みたいなツッコミどころも多くて、より楽しめたかも知れません。

 加えて、アンコールがレスギンカですよ。
 元打楽器奏者としての血が騒ぐ1曲です♪
 あのリズム感、大好きなんですよー♪

 今日は、朝から「題名のない音楽会」を見て(金聖響さん指揮×神奈川フィルさんによる、ゲーム音楽特集の回でした)テンションが高かったんですけど。
 そのテンションがさらに上がる感じのコンサートで、めちゃめちゃ楽しかったです。

 指揮の山田さんも、ちゃんと拝見したのは今日が初めてだったんですけど。
 トークもかなり楽しかったですし、テンポ設定も結構容赦なく煽ってました。面白い人だなぁ、と思いながら拝見してました。
 ジュニアオケの中で最年少のメンバーをカルガモ親子のように連れて登場したり。
 花束贈呈と共に、去年のブザンソンでの優勝を祝して指揮棒を贈られて、ちょっとお茶目な様子を見せたり。
 本当に、面白い人でした(笑)

 山田さん、ちょっと興味あるし。
 チケット高くないし(ジュニアオケですからね;)
 ちょうどその日はヒマだし。
 行ってみるか。
 なんて軽い気持ちで行ってみたんですけど、行って良かったです♪

 先週に引き続き、2週連続で岡フィルさんです。
 先週はお子様向けの名曲シリーズなコンサートだったんですが、今週は定期演奏会ということで、協奏曲&交響曲の2本立て。夏休みで「ヤングクラシック」ということで子供さんの姿も多かったんですが、今日は落ちついて聴けるコンサートでした。

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岡山フィルハーモニック管弦楽団 第36回定期演奏会
ヤングクラシック

フンメル作曲:トランペット協奏曲 変ホ長調
大友直人 レクチャーコンサート
(休憩)
ベートーヴェン作曲:交響曲第7番 イ長調
(アンコール)
アンダーソン作曲:フリック・フラック・フルック

指揮:大友直人
トランペット独奏:神代修
管弦楽:岡山フィルハーモニック管弦楽団

岡山シンフォニーホール 15:00~
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 今日のコンサートは、たいていは最初に序曲系の短い曲が演奏されて、それから協奏曲という流れになるんですが。最初からいきなり協奏曲でした。

 フンメルのトランペット協奏曲は、今日が初聴きでした。
 ソリストの神代さん(と書いて、「くましろ」とお読みするらしいです)は地元出身の方だそうで。とてもまろやかで、柔らかくて、心地よい音色で曲を奏でる方でした♪
 プログラムによれば、フンメルさんはベートーヴェンさんと同時代の作曲家だそうで。モーツァルトからピアノを習い、ハイドンからオルガンを習い……というスゴイ人だったらしいです。
 で、そのフンメルさんが作曲したトランペット協奏曲。変ホ長調という調性の特性もあるんだと思いますが、全体的に華やかで柔らかい印象でした。曲の雰囲気はハイドンさんによく似ているというか、バロックで典雅な感じ。でも、トランペット独奏は何気に超絶技巧連発、という感じでした。
 2楽章から3楽章にかけてはぶっ続けで演奏されたんですけど。この第2楽章があまりに心地よくてですね。思わず、夢見心地(汗;)
 神代さんのまろやかで柔らかい音色に、オケの典雅な響き。
 空調が効いて涼しくなった上に、うす暗くなってるホール客席。
 条件が揃いすぎです(滝汗;)

 協奏曲の後は、大友さんによるベト7のレクチャーでした。
 交響曲の成り立ちから始まって、4つの楽章それぞれについてわかりやすく説明して下さいました。
 折しも、今日の朝放送された「題名のない音楽会」も、テーマが交響曲。楽章の成り立ちを説明するに当たって挙げられたのが、ベト7の第3楽章スケルツォでした。で、その第3楽章スケルツォ。速度記号が「プレスト」と超速い指定がされているんですが、これをもし「メヌエット」のようなゆったりテンポで演奏されたらどうなるか……?
 ということで、さっそく実演。
 こんなにゆったりとした第3楽章(冒頭部分のみ)は初めて聴きました(笑)
 まぁ、当たり前ですが。
 明るくて華やかな印象はそのままですが、穏やかで優雅な感じで、全く別の曲に聞こえます。でもやっぱり、あの快速テンポで勢いのある方が自然な感じでありました。
 1楽章から始まって、4楽章まで、じっくり丁寧に解説して下さってから、休憩を挟んで後半へ突入です。

 で、後半のベト7。
 久方ぶりに、第1ヴァイオリン12人の大きな編成によるオケで、ヴィブラートたっぷりで、ゆったりテンポのベト7を聴きました。でも、これはこれで好き♪
 第1楽章の序奏が終わってテンポが上がる部分にさしかかっても、遅すぎず速すぎずというちょうどいい感じのテンポ。……それでも、いつも聴いてるベト7と比べたら遅いんですけどね(笑)でも、重たくはならないという、絶妙なテンポ設定のように感じました。
 大友さんは繰り返しを全部確実に省くことなく演奏して下さったので、聴き慣れた音楽がいつもよりゆったりして、響きが少し違う感じに聞こえまして。余計に違和感なく受け入れることができたのかな、と思います。
 「不滅のアレグレット」第2楽章も、しっかりとヴィブラートをきかせて、ゆったりと弾いて下さるので、切なさが身にしみるといいますか。この楽章を聴いて、しみじみと泣けてきたのは久しぶりだなぁ、と思いました。ノンヴィブラートでスッキリとしたアレグレットも好きですが、こういうのも大好きです♪
 第3楽章も、オール繰り返しアリで、今朝聴いたよりも若干ゆっくりしたテンポの演奏。……だったので、いつもより少し長いなぁ、という感じ(笑)
 勝手な印象ですが、大友さんはもう少しトランペットやティンパニを抑え目にして演奏するのかな?と思っていたんですが。結構ガッツリと吹いて&叩いておられたので、意外な感じでした。
 で、熱狂の渦に巻き込まれる第4楽章。これが何とも気持ち良かった!
 この楽章ももちろん、繰り返しをしっかりして下さったので、美味しいところがもう一度聴ける!
 と嬉しい気持ちになるのです♪
 テンポ設定はやっぱり体に刻まれているよりは遅いんですが、熱狂する曲なのでやはり若干速くなっていくようで。ゲストコンマスの長原さん、全開爆っ! ティンパニの渡邉さんも爆裂! トランペットもガンガン吹いてくれまして。しかも、意外なところでクレッシェンドが入っていて、テンション上がりまくり(笑)
 もう、楽しくて楽しくて♪
 繰り返しなしで演奏されると、美味しいところを聴き逃してしまった感じというか、イイ所がすっ飛ばされた感じがするんですが。大友さんはオールリピードして下さったので、オイシイ所もイイ所も全部じっくり味わわせていただいた感じでした。
 やっぱり、楽しすぎる、ベト7!!!
 サイコーでした。

 で、ベト7でコンサート終了でも良かったんですが。
 アンコールで演奏されたのが、アンダーソン。
 先週も聴いたんですが、周囲の騒音(何せ、0歳児からOKなコンサートだったので、想像以上に客席が騒々しかったのです;)にかき消されてppとか聞こえなくてですね。今日はちゃんとした演奏が聴けました(感涙)
 で、ゲストコンマスに長原さん、チェロの首席には関西フィルの向井さん(6月末にお会いしたばかりだわ、と思っておりました)がいらっしゃるためなのか、先週より音がまろやかで豊かだったような。。。
 この曲、弦楽器がオール・ピチカート(つまり弦を指で弾いて演奏する)な曲でして。途中でコントラバスが弦を上から叩いたり、ヴァイオリンが楽器の胴をキュッと指でこすったり……と面白い音が聞こえてくるんです。それも、今日はちゃんと聞こえました♪
 というか、長原さんがメッチャ楽しそう(笑)
 で、コントラバス部隊が途中で楽器をクルリと回すのですが、最後にチェロの向井さんが「自分もっ!」とチェロをクルリ♪なんてシーンも見られました。

 最後の最後まで、楽しくてニコニコが止まらないコンサートでした♪
 素晴らしい演奏を聴かせて下さった皆様方に、心から感謝申し上げます(^^)

<以下、終演後の余談>
 終演後、最寄駅まで電車に乗って帰ったのですが。乗車時間わずか10分ほどの間に、急に雨が降ってきました。西の方は晴れていて、夕日も見えているのに……と思ったんですが、大気の状態が不安定だったんでしょう。
 雨かぁ。
 と少しテンションが下がった状態で電車を降りたんですが、ふと外を見ると、東の空には虹がかかってました。
 考えてみれば、そうですよね。西には太陽が見えていて、でも雨が降ってる。となると、東の空には虹が出ても不思議じゃないわけで。。。
 雨はすぐに止んだので、家に着くころには虹も消えてしまったんですが。
 久しぶりに、ちゃんと虹を見たなぁ、と少し嬉しくなりました。
 いい音楽を聴いた帰り道で、美しい物を見る。
 雨が降った後の湿気にはうんざりでしたが、そういう場に巡り合わせていただいたことに心から感謝!な、幸せな1日でした♪

 香川に住んでいる友人に会うついでに、讃岐うどんが食べたい!と思い立って高松へ出かけたのが3月のことでした。その時にたまたま見かけたのが、香川を拠点に活動家している瀬戸フィルさんの定期演奏会のポスターでした。
 その時は「ふーん、おチャイコさんかぁ」程度の興味と関心だったのですが。
 ちょっとしたご縁がありまして、聴きに行くことになりました。

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瀬戸フィルハーモニー交響楽団 第21回定期演奏会

グリーグ作曲:「ペール ギュント」第1組曲
メンデルスゾーン作曲:ヴァイオリン協奏曲ホ短調
(休憩)
チャイコフスキー作曲:交響曲第5番ホ短調
(アンコール)
ボッケリーニ作曲:メヌエット
ビゼー作曲:歌劇「カルメン」前奏曲

指揮:パヴェル・コーガン
ヴァイオリン独奏:沼田園子
管弦楽:瀬戸フィルハーモニー交響楽団

アルファあなぶきホール(小ホール) 18:30~
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 プログラムによりますと、瀬戸フィルさんは四国で唯一のプロオーケストラとして活動しておられるそうで。たまたま見かけたポスターで初めてそういったオケがあることを知り、今回初めて聴きに行きました(^^)
 今日の指揮者、パヴェルさんはロシア出身の方だそうで。
 初めての指揮者さん、初めてのオケとの出会いはいつでもドキドキなのですが、今日もどんな演奏なのかしら?とワクワクしながら出かけました。

 オケは初めてなのですが、出てこられたメンバーの中に、見慣れた方がお一人(笑) OEKのティンパニ&打楽器奏者の渡邉さんが出張してこられてました。
 個人的に、何だかちょっと不思議な感じがするなぁ、と思いつつ始まったのは「ペールギュント」
 第1組曲で演奏されるのは「前奏曲≪朝の気分≫」「オーゼの死」「アニトラの踊り」「山の魔王の宮殿にて」の4曲。どれも有名で、誰もが耳にしたことのある曲ばかりでした。
 冒頭の美しいフルートソロから始まるこの曲、冒頭からうっとりと聞き入ってしまいます。
 「オーゼの死」では、GWにとても身近にいた方の訃報に直面して、まだ完全には立ち直れていないこともありまして、曲にシンクロしてついホロリときてしまいました。
 「アニトラの踊り」では曲に色どりを添えるトライアングルが絶妙で、ついつい目が釘付けになってしまいまして(笑)
 「山の魔王の宮殿にて」は、最初はファゴットの低い怪しいメロディで始まるんですけど、最後はガンガンに盛り上げてくれて、シンバルもガンガン鳴って、聴きながら一緒に燃焼しちゃった感じでした。

 で、曲が終わった瞬間。
 1曲目から「ブラァッボーーーッ!!!」と熱烈なでっかい声が客席から飛んでました(苦笑)
 
 続きましては、ヴァイオリンの沼田さんが登場してメンコンです。
 「ペールギュント」もそうだったんですが、メンコンも生で聴くのは凄く久しぶりな気が。。。
 沼田さんのヴァイオリンは、最初は少し高音が安定しない感じだったのですが、中低音は何とも言えない艶があって、ちょっと骨太な感じの音で。結構好みな音色でした♪
 全楽章を通して、切れ目なく演奏されるこの曲。
 切なげな第1楽章のメロディも、しっとりと美しい第2楽章も、躍動感溢れる第3楽章も、全部好きでして。聴きながらノリノリでした。
 ただ、ちょっとオケとソリストさんの音のバランスが悪かったように思えまして。弦楽器とか、もう少し人数を減らしても良かったんじゃないかなぁ、と感じました。

 メンコンの後も、やっぱりデッカイ声で「ブラァッボォォォーーーッ!!!」と絶叫する声が。。。
 声が枯れるまで叫んではりましたね、その方(苦笑)

 休憩時間中、ステージにはティンパニの音を合わせる渡邉さんのお姿が。
 「ペールギュント」で小物系に回っておられた渡邉さんでしたが、この方が金沢から出張して来られているのにそれだけで終わるはずがない!と思っておりましたら、予想通り♪
 てことは、後半のチャイ5はティンパニなのね!と燃えました(笑)

 で、その後半のチャイ5。
 これがまた、面白かった!!

 いえね、前半から面白い振り方をする指揮者さんだなぁ、と思っていたのですよ、パヴェルさん。それが、おチャイコさんで全開!という感じでした。
 ここ数日の、湿気を含んだ暑くて重苦しい空気そのまま、といった感じの暗くて重いクラリネットのメロディで始まるこの交響曲。第1楽章から、
 え!?そこでテンポ上げますか!?
 とか。
 そこでこう落としてくるのかっ!!
 とか。
 パヴェルさんの指揮が作り出す音楽に、驚きの連続でした。
 この曲、それなりに少なくない回数を聴いているのですが、初めて耳にする間の取り方&テンポの揺らし方だったように思います。
 で、第2楽章。
 冒頭から美しいホルンのソロが続くのですが……思わず心の中で「頑張れっ!」と応援してしまいました。さすがに緊張しますよね、あれは。去年、バイエルン放送交響楽団でこの曲を聴いた時、ホルンソロを吹いたオジサマがやはり緊張なさっていたのか、前半から楽器をガツガツ譜面台にぶつけていて「大丈夫?」と思ってしまいましたので(苦笑)ホルンソロを吹き出した途端に、あまりに美しい音色に心の中で思わず拍手喝さい!だったのですが。
 そんなことを思い出しながら聴いている間に、曲は弦楽器が朗々と歌い上げる第2主題に移って行ったのですが。。。
 ここでも、パヴェルさんのマジック(?)が炸裂。テンポを落として歌い上げる指揮者さんが多い中、いきなり煽って速めのテンポで展開したかと思えば、急に落としてくる。という独特の節回しでした。
 うわ~、そう来るんだっ!と思いながら、心の中ではかなりワクワクでしたけど。ついて行くオケの皆さんは、かなり大変そうでした(汗;) 時々、事故が起こるんじゃないかとハラハラする部分があったので(苦笑)
 ワルツな第3楽章を終えて、力強く訴えかけてくるような第4楽章へ突入。
 これがまた、凄かったです。
 パヴェルさんが思わぬ所で煽ってきて、聴いてる方はエキサイト。だけどついて行くオケの皆さんは、本当に大変そう(汗;) コンマスさんも時々椅子から腰を浮かせて、必死で食らいついて行く感じで弾いておられたのがとても印象的でした。
 そして、要所要所でバッシバシ決まってくれるティンパニに、思わず「カッコいい~っ!!!」
 本当に楽しかったと言いますか、面白かったと言いますか。
 今まで聴いてきた音楽とはひと味もふた味も違ったチャイ5を満喫した!という感じでした。

 おチャイコさんのコーフンも冷めやらぬまま、アンコールはボッケリーニと「カルメン」の2曲。
 ……パワフルです(笑)
 「カルメン」では、トライアングル&バスドラムの1人二役担当のおねーさんが、何やら大変そうというか、叩きづらそうにしてましたけど。。。
 そして、「ペールギュント」からずーっと叫んではった人は、最後の最後まで「ブラボー!」をはじめ、知ってるロシア語を全部並べてませんか?な勢いで叫んではりました(笑)
 適度な「ブラボー」は心地よいのですが、あそこまで連呼&強烈に叫ばれると、ちょっと興ざめな感じでした。

 でもでも、コンサートは本当に楽しかったです。
 パヴェルさんをはじめ、ステージにおられた全ての方に、心から感謝なのです(^^)

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結月秋絵

Author:結月秋絵
ようこそお越し下さいました(礼)
音楽の原点はG-CLEF。
好きな指揮者は金聖響さん、佐渡裕さん、下野竜也さん。
好きなヴァイオリニストは落合徹也さん、古澤巌さん、神奈川フィルのソロ・コンマス石田泰尚さん。
好きなピアニストは榊原大さん。
好きなチェリストは柏木広樹さん、ヨーヨー・マさん。
などなど、挙げ始めるときりが無いです(笑)
ピアノ、パーカッション(吹奏楽部にて)、ヴァイオリンの楽器経験があります。
ちなみに、この写真は倉敷市民会館のステージにて。中学時代の定位置(=鍵盤楽器系パーカッション)からの隠し撮りです(爆)

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