新緑

のだめ音楽会 in倉敷

 漫画やドラマ、アニメ。
 それぞれでブレイクした「のだめカンタービレ」
 その「のだめ」に出てくるクラシック音楽を、実際にコンサートとしてやってみよう!
 という企画があることは知ってました。が、なかなか地元でやってくれなくてですね(苦笑) 本日、ようやく聴きに行くことができました。

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茂木大輔の 生で聴く「のだめカンタービレ」の音楽会

ロッシーニ作曲:歌劇「ウィリアム・テル」序曲より スイス独立軍の行進
モーツァルト作曲:2台のピアノのためのソナタ ニ長調 より第1楽章
モーツァルト作曲:オーボエ協奏曲 ハ長調 より第1楽章
ジョリヴェ作曲:バソン協奏曲 第2楽章より ラルゴ・カンタービレ
ガーシュウィン作曲 倉田典明編曲:ラプソディ・イン・ブルー

<オーボエ・アンコール>
テレマン作曲:無伴奏幻想(曲?) 第6番 よりラルゴ
<ピアノ・アンコール>
ストラヴィンスキー作曲:ペトルーシュカ〜今日の料理バージョン

(休憩)

ブラームス作曲:交響曲第1番 ハ短調

<アンコール>
ベートーヴェン作曲:交響曲第7番 イ長調 より第1楽章&第4楽章 一部抜粋


ピアノ・デュオ:プリムローズ・マジック(石岡久乃&安宅薫)
オーボエ:古部賢一
バソン:小山清
指揮&お話:茂木大輔
管弦楽:広島交響楽団

倉敷市民会館 15:30〜
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 さすがに「のだめ」に出てきた曲がナマで聴ける!
 ということもありまして、客席は満員御礼。年齢層も、幼児から年配の方まで、幅広〜い方々が来られてました。
 茂木さんは、去年の聖さまN響デビューコンサート以来。ですが、指揮者としての茂木さんはお初♪
 広響さんは、一昨年に聖さまと福山での演奏会以来でございました。

 バソン協奏曲以外は全て日頃から聴きなれている曲だったのですが、演奏者や指揮者が変われば曲も全く違って聞こえる(というか、同じ組み合わせでも同じ演奏は二度とありませんから;)
 ということで、どうなるのかしら?
 とワクワクしつつ。

「さあ、楽しい音楽の時間デス」

 コンサートの冒頭に演奏されたのは、「ウィリアム・テル」序曲。
 千秋がマルレ・オケで演奏して、以前ガタガタのボロボロに崩れた管楽器が、鬼の形相で睨みつける千秋からのプレッシャー絶大な中で見事なファンファーレを鳴らす、あの曲からでした(笑)
 しかも、原作のその場面がステージに設けられたスクリーンに映し出されているので、原作を知っている人間からはつい笑いが漏れてしまいます(笑)
 そして私が笑ってしまったのはそれだけではなくて、ですね。
 広響の第1ヴァイオリンの第3プルトのインサイドに座っていた眼鏡のヴァイオリン奏者さん。とても表情が豊かで、拝見していて楽しいのですよ(笑) インサイドの方は、客席に体が向いているので、余計にわかりやすくてですね(^^)
 最初から楽しませていただきました♪

 本日は指揮とお話が茂木さん、ということで。1曲終わったら、茂木さんのトークです。
 今日のオケの広響さんが紹介された、と思ったら、その広響さんたちはいきなり退場(笑)
 次の曲が「2台のピアノのためのソナタ」なので、オケは必要ないんですよね(苦笑)

 ということで、ドラマで千秋役の玉木さんと、のだめ役の上野さんに楽器指導もされた、というピアノ・デュオ、プリム・ローズのお二人が登場です。
 この「2台の〜」は、「のだめ」の中で千秋とのだめが初めて共演した曲。
 というワケで、お二人はですね。

 開始2小節でいきなりのだめが間違える

 バージョンも演奏して下さいました(笑)
 聴いてて思わず「ぎゃぼーん!」って感じでした(笑)
 で、気を取り直して、今度はちゃんとしたバージョンでの演奏です。
 ……この曲、ドラマで聴いていた時にも思いましたけど。生で聴いていると、改めて感じました。

 合わせるの、難しそう。。。

 モーツァルトって無駄がないと言いますか、書かれている音が一つでも抜けると曲が成り立たなくなるような気がするのですよ。で、この曲はと言えば、第1ピアノと第2ピアノが掛け合ったり、ハモったり、ユニゾンになったりしながら進んでいくワケでして。
 一歩間違えたら走ってしまいそうだし、少しでもタイミングがズレたら掛け合いにならなくなりそうだし。
 加えて、この曲はテンポが速い。
 プリム・ローズのお二人はその辺りも見事に合わせておられまして、素晴らしい演奏を聴かせていただきました♪

 続きまして、オーボエの登場です。
 新日フィルのオーボエ奏者、古部さんです。
 「のだめ」でキャラの人気投票をしたら、上位に来るのがいぶし銀なオーボエ奏者、武士・黒木くんです♪ かく言う私も、一番好きなのは黒木クンなのですけれど(^^)
 その黒木クンがのだめを想って演奏したら「ピンクのモーツァルト」になっちゃった、あのオーボエ協奏曲です。
 今日のお席は、座った場所が場所だったので、オーボエのキーを操作する音まで聞こえてくる、というかぶりつきな場所でして(笑) この曲も大好きな曲なんですが、そういう位置で聴けたのはラッキーでありました♪
 古部さんの音色、とてもまろやかでステキでした♪
 アンコールのテレマンまで、満喫致しました。

 続いて登場するのは、「のだめ」に出てくるまでは私も存在すら知らなかった、バソンです。ファゴットの親戚みたいな楽器なんですけど、音色は……う〜ん、ファゴットよりもちょっとハスキーで、でも柔らかくて綺麗なのです(^^)
 ジョリヴェという作曲家も初めて聴きましたし、もちろんバソン協奏曲も初めて。
 でも、ステージセッティングを見ると、弦楽合奏を主体にして、下手側にハープがいて、上手側にはピアノ。この編成から考えて、現代音楽系かな?
 と想像しておりましたら……

 その通りでした。

 冒頭から、いきなり弦楽器の不協和音。
 拍を刻む低音、ぶつかり合う音。
 時折合奏の中から飛び出てくる、ヴァイオリンとヴィオラ+第2ヴァイオリンのトリオ。
 そして、切なげに奏でられるバソンのメロディ。
 とってもオトナな雰囲気の、ちょっと淫蕩な香りのするセクシーな曲でした。
 まさに、この「のだめ音楽会」じゃないと聴く機会はなかっただろうなぁ、と思える1曲。数少ない貴重なバソン奏者である小山さんの演奏が聴けたのも、幸せでした♪

 第1部の最後は、ドラマのエンディング・テーマにもなっていた「ラプソディ・イン・ブルー」
 初演時のようなジャズ色の濃さを生かしつつ、ピアノ・デュオバージョンに編曲されたものを聴かせていただきました。
 冒頭はクラリネットソロ……のはずなんですが、ここは「のだめ音楽会」
 「のだめ」で「ラプソディ〜」と言えば、Sオケですよ〜(^^)
 オケのチューニングと、冒頭のソロは、マングースの着ぐるみちゃんがピアニカで♪ですよ〜(^^)
 もちろん、その通りに再現して下さってました♪

 曲はね、もう言わずもがな。
 これも大好きな曲であります♪ 途中、スライドではオトコマエなガーシュウィンさんの姿も映されてました♪
 ピアノの超絶技巧も見られて。
 曲の最後は茂木さんが指揮台の上でジャンプしてキメてくれました(^^)

 そして第1部のアンコールは、ストラヴィンスキー作曲の「ペトルーシュカ」の「今日の料理バージョン」をピアノ・デュオで聴かせていただきました。
 そう、コンクールの本戦に挑むのだめちゃんが、張り切りすぎ(?)で体調を崩し。ラストに演奏するはずの「ペトルーシュカ」だけ全然練習できなくて。行きのバスの中で、必死で楽譜と睨めっこして音符を追いかけていたら、途中で鳴り響く「今日の料理」の着メロ。
 で、実際のコンクール本番でも、曲が混ざってしまって……
 という、アレです。
 今日も、出だしはちゃんと「ペトルーシュカ」で。シドレ・ミレドシラ・ラーシ・シーシドレミレードシラ・ラ・シー…♪と楽しげな曲で始まるんですけど。途中でいきなり、壮大かつ華麗なアレンジで「ソ・ドミソラソミファ・ファ・レー ソ・シレファラソファミ・レ・ドー♪」
 今日の料理かよっ!?
 という(笑)
 ドラマで聴いた時も「オイオイ、マジかよ!?」と思うくらいインパクトありましたけど、今日もあちこちから思わず笑いが出てしまうくらいのインパクトがありました(笑)

 なんて具合で、盛り沢山で楽しくて、あっという間に終わってしまったような第1部でした♪

 休憩を挟んで第2部は、ガッツリブラ1です。
 去年は3回もナマで聴いた曲ですが、また今年も聴けるとは♪
 休憩時間中も、オーボエやフルート奏者さんが気になるソロをステージ上で熱心にさらっている様子が見られました。

 そのブラ1。
 どれを取っても外れなし、というくらい素晴らしく完成度の高い交響曲を9曲残してこの世を去ったベートーヴェン。
 そのベトベンさん亡き後、まともに交響曲に向き合う作曲家が少ない中、ブラームスさんが20年以上の月日をかけてようやく完成させた交響曲第1番。
 そんな曲の解説がスライドで映し出されて、曲名が紹介されてから演奏が始まりました。

 ティンパニによるC音の強打。
 強烈な和音。
 その荘厳な序奏が、実は交響曲完成後に付け加えられたものだった、というのは、今日の音楽会で初めて得た知識でした。
 第1主題、第2主題。
 出口の見えない苦悩や、見え隠れするベートーヴェンさんの巨大な影。
 光が見えかけたかと思いきや、また深い悩みの中に迷い込んで、なかなか進んでいかないように思える曲。
 実際、この曲ってベートーヴェンさんの交響曲第5番と同じハ短調で書かれていますし、随所に「ダダダダン」の所謂「運命の動機」が出てくるんですよね。第4楽章の主題は「第九」のメロディによく似てますし。
 けれど、全楽章を通じて登場してくるのは、愛するクララ・シューマンの姿。

 なるほど、そういう見方もできるのね。

 とか。
 第1楽章でガラッと急に雰囲気が変わる部分で、バッハの「マタイ受難曲」に出てくるコラールが使われている、とか。
 曲の進行に合わせて映し出されるスライドをチラ見しながら聴いてました。
 というかね、曲に集中しちゃうと見えないんですよ、スライド(苦笑)
  
 スライドに曰く、クララとブラームスが語り合うような第2楽章はとても美しかったです♪
 コンミスさんのソロも、堪能致しました。
 第3楽章の冒頭に出てくるクラリネットソロも、とても綺麗でした♪
 そして第4楽章。
 あの混沌とした中のギリギリの緊張感は、何度聴いてもたまりません♪
 アルペン・ホルンの旋律で、山際から朝日が差してきて。
 山から山へと吹き抜ける爽やかな風のようなフルートのソロ。本日の広響さんのフルート奏者さんの演奏は、本当に素晴らしい妙なる音色を聴かせていただきました(^^)
 歓喜の渦に叩き込まれるようなラストのコーダも、迫力満点♪
 ただ、そのコーダで最後の最後に再現されるコラール。テンポを落とす指揮者が多いんですが、茂木さんもやはり、一度テンポを落としてからまたフィナーレに向けて追い上げる、という形を取っていました。

 あそこを、そのままの勢いでぶっちぎったのは、今のところ金聖響さんただお一人であります(^^)

 私はブラームスの交響曲を生で聴くと、必ずどこかで泣いてしまうんですけど。
 今日は最後の最後でキました。
 いい演奏を聴かせていただきました♪

 ……とブラームスさんの余韻に浸っていましたら、アンコールのサービスがありました。
 何だろう?
 と思っていましたら、フルートさんとオーボエさんがE音のやり取りを始めまして……

 おっ!?
 これは、ベト7の第1楽章で序章が終わった後のVivaceに入ったトコでは!?

 と思っていましたら、ビンゴ!
 ドラマのオープニングにもなりました、ベト7の第1楽章でした。
 ……と思いきや、途中でいきなり第4楽章の最後の部分にジャンプ!(笑)
 結構な力技でしたが、ベト7のオイシイ所も聴くことができて、最後の最後まで楽しませていただきました♪

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テーマ: クラシック -  ジャンル: 音楽
by 結月秋絵  at 22:54 |  コンサート感想 |  comment (2)  |  trackback (0)  |  page top ↑

RIVERDANCE〜2008 倉敷公演

 今日はアイリッシュ・ダンスの舞台「RIVERDANCE」を見てきました。
 数年前にこの「RIVERDANCE」が日本に来た時は、わざわざ広島まで見に行ったんですよね(笑)
 グリーン・アリーナでしたか、会場は。とにかく広くて、椅子はパイプ椅子……orz
 でも今回は地元倉敷に来てくれて、しかも2公演ずつ2日連続でやってくれる!ということで、行ってきました。

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RIVERDANCE

第1部
場面1:太陽を巡るリール
場面2:心の叫び
場面3:キャスリーン伯爵夫人
場面4:クーフランの哀歌
場面5:落雷
場面6:シヴナ
場面7:ファイアーダンス
場面8:春はそこまで―収穫
場面9:リバーダンス

第2部
場面10:アメリカン・ウェイク
場面11:リフト・ザ・ウィングス
場面12:新世界の壁
 1)心を癒して―自由
 2)タップの競演
 3)マケドニアの朝/ザ・ロシアン・ダービッシュ
 4)扉を開けて
 5)アンダルシア
場面13:ホーム・アンド・ザ・ハートラン
フィナーレ

倉敷市民会館 12:00〜
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 リバーダンスにハマるきっかけは、ヴァイオリニストの古澤巌さんがコンサートで「太陽を巡るリール」や「リバーダンス」を演奏するのを聴いたことでした。
 もともとアイルランドの音楽には興味があったんですけど、はっきりと「好き♪」と思ったのは、古沢さんのおかげです(^^)
 彼のヴァイオリンですっかり「リバーダンス」の音楽が気に入ってしまって。数年前、日本公演で広島に来る、と聞いて見に行って。すっかりハマって、当時は映像&音楽ソフトの卸会社にいたので、職権乱用してCDとDVDが2枚組になっているセットを購入して、見まくったくらいハマりました(笑)

 あれから数年。
 地元倉敷に来てくれる、ということで見に行きました。

 本日は音響機材の位置の関係で、実際に取っていた席が見えづらい席になってしまったので……ということで、取っていた席よりも前の列に移動させていただきまして。ホールのほぼド真中、ステージの正面で鑑賞させてもらいました♪
 前の広島公演ではステージまでの距離が遠かったんですが、倉敷市民会館ではステージまでの距離も近くてですね。靴音もよく響いてきますし、臨場感たっぷりでした♪

 で、肝心の舞台ですが……
 数年前に見た時と、バンドのメンバーもガラッと変わっていて、ダンサーも総入れ替え!?という感じで。衣装も照明も、パワーアップしているように感じました。
 というか、この「リバーダンス」の音楽が好き過ぎてですね。古代の人々がどうやって自然と折り合いをつけていくのか、神話の物語を見るような第1部の最初。「太陽を巡るリール」の冒頭部分の音を聴いただけで、目がウルウルしてしまうんですよ(苦笑)
 テンポが上がって、リズムが刻まれて、ダンサーたちが出てきたら、一緒に興奮してしまう、という。
 最初からノリノリで見てしまいました。

 続く「心の叫び」では、アカペラのサウンドがとても心地よくて。微妙に濁る和音が、いい感じに心をくすぐってくれて。ソプラノの方の声はとても澄んでいて。これまた大好きです♪
 場面3の「キャスリーン伯爵夫人」は、本日のプリンシパルの女性のソロがお見事! 官能的なんですけど、プライドが高くて激しくて、そう簡単に男性になびいてくれない、という様子が迫力満点でした。
 すすり泣くようなバグパイプのソロが印象的な「クーフランの哀歌」を経て、男性の群舞が見られる「落雷」へ。アンサンブルのダンサーの、一糸乱れぬ足技も本当に迫力があって素晴らしいんですけど、プリンシパルの男性のキレの良さに思わずうっとり♪
 続く「シヴナ」は、アカペラの歌も大好きなんですが、男女ペアのダンサーも素晴らしいんですよね(^^)
 特に、男性は上半身裸で踊るので、筋肉がクッキリハッキリ……
 思わず一つ一つの筋肉名を思い浮かべながら見てしまったのは……きっと職業病(苦笑)

 続いて登場するのは、女性のフラメンコダンサー。炎の映像をバックに、真っ赤なドレスで登場する彼女は、炎の化身とも、不死鳥とも感じられるくらい迫力があるんですよね。ダンスも素晴らしいですし。しなる身体の線がとても綺麗なんですもの♪
 最初はフラメンコの音楽なんですけど、途中からアイリッシュが入ってきて、だんだん融合していって、男性のダンサーたちも登場して、最後はちゃんとアイルランドの音楽になっている、というその過程がとても好きです。

 バンドの演奏を経て、第1部の最後は「リバーダンス」
 最近は吹奏楽コンクールで演奏する団体も多いようで(笑) ちょうど、某中学校の吹奏楽部と思われるメンバーが団体で固まって座っていたんですけど。彼らも今年の自由曲に選んだのかな?と思いながら、微笑ましく見ていました。
 この「リバーダンス」は音楽もダンスも、文句なしで大好きです!
 よどみなく流れるフィドルのメロディも、変拍子なリズムも♪
 この曲だけでも、見にきた価値あるよな〜、と思ってしまいました。

 休憩を挟んで、第2部は世界各地に散り散りになりながらも、新しい土地で自分たちの文化を守り、周りの文化とも調和していく様子が描かれます。
 「アメリカン・ウェイク」では、収穫祭を思わせるような楽しげな音楽とダンスが繰り広げられます。客席からも、思わず手拍子♪ 第1部でかなり盛り上がっているので、ここから発散させる方向に転換されていくような感じです(笑)
 第2部ではバリトン歌手の朗々とした歌を聴くことができるんですが、この公演でバリトン・ソロを務めたマーク・アンソニー・ホールさんの美声が素晴らしくて、聴き入ってしまいました。
 タップの競演では、タップダンサー&サックス奏者と、アイリッシュダンサー&フィドル奏者の対決が見られます。この「リバーダンス」の中でも大好きで、楽しみにしていた場面です♪
 アイリッシュダンスでは、上半身はきっちりバランスを保って微動だにせず、下半身だけ激しいリズムを刻むんですけど。タップは全身でリズムを刻んでいくので、その対比がとても面白いのです。アイリッシュ組はテンポもリズムもステップもキッチリ、なんですけど。タップ組は時々リズムや上体を崩して、コミカルな表情も見られて。でも、お互いに足技はもの凄く細かくて、16分音符通り越して、32分音符まで行ってません!?的なリズムの応酬。
 最初はいがみ合っていても、だんだんダンスを通じて心を通わせていく様子が微笑ましくて、彼らの超絶技巧にも見せられて。楽しかったです♪

 バンドの演奏を挟んで、続いて披露されるのは「ザ・ロシアン・ダービッシュ」
 書いて字のごとく、ロシアのダンスです。このダンスがこれまた凄い!
 男性がクルクル回りながら飛んだり、両足を広げてジャンプ!したり(このジャンプがこれまた高いんだ;)
 女性はキレのいいターンをクルクル繰り返したり(回りながらも、顔はちゃんとキリッと前を向くんですよね;)
 3組の男女ペアが出てくるんですけど、皆さん素晴らしいんですよ。クライマックスで披露される、男性が女性をクルクル回しながら足の間を通していくダンスなんて、本当に人間業とは思えないくらいで。
 これまた、大興奮でした♪

 そして第1部でも見事なダンスを見せてくれたフラメンコが、第2部でも再び登場します。彼女の腕、かなりガッシリしてるんですけどね。明らかに脂肪じゃなくて筋肉で覆われているな、というガッシリさなんですよ。
 しなやかで、情熱的なダンス。全身から溢れてくるエネルギー。
 本当に、魅せられてしまいました。

 そうそう、ダンスの話題が中心になってしまって、バンドの演奏について口を挟む余裕がなかったんですが(苦笑)
 今日のバンドも素晴らしかったです。
 まず、フィドル奏者のパット・マンガンさん。数年前に「リバーダンス」を拝見した時は、妙齢の女性の奏者さんで。彼女自身もステップを踏みながらソロを披露して下さったんですが、今日のパットさんは若いイケメンさんでした♪
 アイルランド音楽のフィドルは、第1ポジションからせいぜい第3ポジションくらいまでしか使わないんですよね、音域で言うと。だけどよどみなく流れるメロディを奏で続ける上に、装飾音符が随所に散りばめられているんですよね。つまり、左手はずーっと運指板の上を動き続けているわけで……
 速いパッセージを弾くことも多い様子を見ていると、よくそんなに指が回るなぁ、と感心してしまうんです(笑)
 今日のパットさんのフィドル、とても聴き応えがあって音色も美しくて、ブラボーでした♪

 途中でフィドル&パーカッションの競演もありまして。打楽器&ヴァイオリン、どちらも経験したことのある人間にとってはたまらない競演です♪
 パーカッションの方が、ソロの途中でスティックをコロン……と落としてしまうのは、多分わざとのご愛敬パフォーマンス(笑)
 あの太鼓。皮の後ろを押さえて音程を変えつつ、スティックの上下で皮を叩いてリズムを作っていくんですけど。どうやって叩いてるんだろう!?と見るたびに興味津々になってしまうのは、きっとまだパーカッショニスト根性が抜けきっていないからでしょう(笑)

 フィナーレでは、ダンサーや歌手の皆さんが全員勢揃いです。
 皆で手拍子して、最後は会場総立ち!
 あの一体感はたまりません♪
 いやー、満喫致しました♪

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テーマ: ライヴレポ・感想 -  ジャンル: 音楽
by 結月秋絵  at 20:21 |  コンサート感想 |  comment (0)  |  trackback (0)  |  page top ↑

’08 岡山フィルハーモニック管弦楽団 第33回定期演奏会

 去年はブラームスさんの年ということで、ブラームスさんにご縁のある年だったのですが。
 今年はベートーヴェンさんにご縁が、それもピンポイントでピアノ協奏曲第5番「皇帝」にご縁があるらしいです(笑)
 プログラムを拝見していて、どうしようかなぁ。2週間後に同じ曲を聴くしなぁ。
 と迷っていましたら、思いがけない方からご招待をいただきまして(滝汗;)
 これは行かねばなるまい!ということで、急遽声をかけた親友たちと行ってきました。

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’08 岡山フィルハーモニック管弦楽団 第33回定期演奏会

オール・ベートーヴェン・プログラム

序曲「コリオラン」 作品62 ハ短調
ピアノ協奏曲 第3番 ハ短調 作品37

(休憩)

ピアノ協奏曲 第5番 変ホ長調 作73 「皇帝」

指揮:大山平一郎
ピアノ独奏:ブルーノ・レオナルド・ゲルバー

岡山シンフォニーホール 15:00〜
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 コンサートの幕開けは、指揮者・大山さんの足音と気合いのこもった息でした。

 ……いえ、別に茶化しているわけではないのです。
 冒頭で演奏された「コリオラン」
 CDで何度も何度も、それはもう細部に至るまで覚えてしまうほど聴いている(←…;)曲ありまして、その度に思うことでもあるのですが。こうして改めて生で聴いてみると、本当にエネルギーの塊のような曲なんだなぁ、と思うのです。
 何十人というオーケストラが同時に音を出す。音を出す前に皆さんに漲る気、そして実際に音が出た時の音量の圧力と厚み。そういったものが、一瞬のうちに満ちて放たれる、という「音楽」という形を取ったエネルギーの塊なんだと。
 それを指揮する方も、相当なエネルギーを要するからこそ、あの気合いの息と足音が曲の前に聞こえたんだと思います。……まぁ、超ヘビーローテーションな某SさまのCDでも、音が鳴る前に息が聞こえますものね(←コラコラ;)
 もともと大好きな曲だということもあって、最初から圧倒されました。
 劇的な第1主題は迫力満点で、優雅な第2主題はとても綺麗で(^^)
 曲がさらに悲劇性を増した所でドーン!と連発される渡邉さんのティンパニの強打がたまらないですo(>_<)o 悲劇の英雄に下される運命の鉄槌を思わせるような、あのインパクトはいつもながら素晴らしいです。
 曲のラストは、英雄が息を引き取る様子を描いているような静けさに、思わず息をつめて聴き入ってしまいました。

 やはりベートーヴェンさんだとシンクロ率が上がるのか、1曲目からテンション高かったです(苦笑)

 ピアノ協奏曲を2曲一度に聴ける、というスペシャルな今日の演奏会。
 前半に演奏されるのは、ピアノ協奏曲の第3番。
 序曲「コリオラン」に続き、ハ短調な曲が続きます。
 ハ短調の曲、というとどうも「悲劇的」とか「激情型」とか、そういうイメージがありまして。暗〜い曲調からハ長調へと転じた瞬間の解放感がたまらなくて、大好きだったりします。

 この第3番。偶然にも、今日ご一緒した親友の一人がつい最近ラジオで聴いたらしく。そしてこの曲が大好きならしく。楽譜をさらってみた(彼女はピアノ弾きさんなのです^^)らしいのです。
 さて、どんな曲かしら?と楽しみに曲の始まりを待っていたんですが……
 ……ハリポタ!
 それも、映画「秘密の部屋」の決闘クラブのシーンのBGM!
 と思った私はポッタリアンです、スミマセン(滝汗;)
 それよりも、何と言いますか、インパクトの強い曲だなぁ、と。オーケストラの序奏も強烈だったんですけど、ピアノ独奏が入ってくる瞬間が、音階3連発。それも、フォルティッシモ(多分)
 強烈でした。
 カデンツァもかなり速かったです、ゲルバー氏。
 大地を揺るがすような、迫力のある音を出されたかと思うと、頬を撫でるそよ風のような軽やかな音も出しておられて。今日は1日雨が降っていて、外は湿度が相当高いはずなのに、とてもカラッとした爽やかな音でピアノを奏でる方だと感じました。
 第2楽章も、ガーン!と強烈な和音が響く荘厳な雰囲気で始まったんですが、その雰囲気を乱す……ガサガサ音orz
 飴か!?
 ビニール系の袋に入った飴だな!?
 音がした方向へ、ピンポイントで小宇宙(コスモ)を飛ばして遠隔攻撃を仕掛けそうになる気持ちをグッと堪えつつ、集中を音楽に戻して聴いてました。
 第3楽章は、第2楽章からほぼ切れ目なく演奏されてました。
 ……が、聴いたはずの記憶がぶっ飛んでいるのは、後半の印象が強すぎて塗り替えられてしまったためだと思われます(汗;)

 休憩時間を挟んだ後半は、今年2度目の鑑賞となる「皇帝」です。
 えー、実2週間後にも聴く予定なんですが(笑)
 ソリストさんが違うのは当然ですが、今日だけはオケも指揮者もオケの配置も違いますから、全然違って聞こえるんだろうなぁ、と楽しみにしておりました(^^)

 その第1楽章。
 最近は某お笑い系番組(という位置づけでいいんだろうか、あの番組は;)で、冒頭部分がBGMとして使われている曲です。
 煌びやかで堂々とした、風格のあるピアノが素晴らしいのですっo(>_<)o そして、音の一粒一粒がキラキラと光り輝くような響きがあるのですっo(>_<)o
 豪華絢爛な音のオンパレードかと思えば、途中でとても優雅な旋律が出てきて、思わずうっとりと聴き入ってしまいました。
 第2楽章も、毎週日曜日に「題名のない音楽会」を見ていたら必ず入るCMのBGMで使われている曲であります。(て、前にも書いたような気が;)
 ベートーヴェンさんの緩徐楽章って、とても自然で妙な力みのない美しさがあるようにいつも思うのです。ブラームスさんのような甘さがあるわけでもなく、マーラーさんのように狂気一歩手前な雰囲気があるわけでもなく。美しい自然の景色を見て、ただ美しいと感動するのにも似た感覚です。
 今日聴いたこの第2楽章がまさにそれで、ピアノの音色と旋律がただただ美しくて、思わず涙。
 そんな第2楽章から、切れ目なく
「来る? そろそろ来る? もう来る? よっしゃ、キターッ!!!」
 てな感じで始まる第3楽章。
 キターーッ!!!
 という感じのピアノ独奏が、本当に目が覚めるようなインパクトのある音でした。
 心浮き立つような旋律に身を委ねていますと、思わず体が揺れてしまいます。そういえば、斜め前の席にいらっしゃったご婦人も体が揺れてましたっけ(笑)
 ピアノとティンパニだけになる部分も、なかなか聞けない組み合わせの面白さに聴き入ってしまいましたし。
 終わってしまうのがもったいないような、今日の「皇帝」でありました(^^)

 今日のソリストであるゲルバー氏は初めてお聞きする方だったのですが、本当に素晴らしいピアニストだなぁ、と。
 大地を揺るがして全てをなぎ倒すような迫力のある音を出されたかと思えば、小鳥がさえずるような軽やかな音も奏でられますし、頬を撫でるそよ風のような繊細な音も出しておられて。音量もさることながら、表現の幅がもの凄く広いと感じました。
 ベートーヴェンのピアノ協奏曲2曲、とても聴き応えがありました(^^)

 直前まで「どうしよう?」と迷っていた今日の定期演奏会だったのですが。
 聴きに行ってみて「やはり聴いておくべき演奏会だった」んだと実感しました。素晴らしかったです(^^)
 お招きいただきまして、背中をトンと押してくださいましたW様。
 改めまして、お礼申し上げます。
 そして素晴らしい演奏を聞かせていただいた岡山フィルの皆様と、指揮の大山さんと、ソリストのゲルバーさんに、心から感謝申し上げます(^^)

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テーマ: クラシック -  ジャンル: 音楽
by 結月秋絵  at 21:18 |  コンサート感想 |  comment (2)  |  trackback (0)  |  page top ↑

及川浩治トリオ“Bee”の3大B

 今日は久方ぶりに、兵庫県立芸術文化センターへ行きました。
 ピアニストの及川浩治さんが組んでいるピアノトリオ、BeeがPACオケと共演、しかも3大Bの協奏曲3連発。これは聴かねばなるまい!ということで、西宮まで遠征してきました。

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芸術文化センター管弦楽団 第10回名曲コンサート
 及川浩治トリオ“Bee”の3大B

J.S.バッハ:ピアノ協奏曲第1番 二短調 BWV1052
ブラームス:ヴァイオリンとチェロのための協奏曲 イ短調
(休憩)
ベートーヴェン:ピアノ、ヴァイオリンとチェロのための三重協奏曲 ハ長調
(アンコール)
ピアソラ:リベルタンゴ

及川浩治トリオ“Bee”
ピアノ:及川浩治
ヴァイオリン:石田泰尚
チェロ:石川祐支

指揮:現田茂夫
管弦楽:兵庫芸術文化センター管弦楽団

兵庫県立芸術文化センター 大ホール 15:00〜
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 Beeのコンサート、行こうと思えば行けたのですが、今まで機会を逃し続けてきたんですよね。
 現田茂夫さんの指揮も、一度生で拝見したいと思いつつ、叶わずにおりまして。
 今回、それが両方叶うということでまさに一石二鳥♪
 加えて、演奏曲目も大好きな曲ばかり♪
 と言いつつもチケット代をちょっとケチってしまったので、2階の下手側バルコニー席での鑑賞と相成ったのですが、面白い……もとい、楽しいコンサートでありました。

 コンサートのトップバッターは、及川さんのピアノでバッハのピアノ協奏曲です。
 指揮の現田さんは詰襟燕尾服でご登場です(^^)
 バッハはピアノ&弦楽合奏という編成で、「あれってチェロの椅子だよなぁ」と思っていた上手側に第2ヴァイオリンが座っていて、コントラバスは上手側に用意された椅子の所ではなく、第1ヴァイオリンの隣で立奏してました。そう、オケが対向配置になっていて、しかもできる限りのピュア・トーン。時々日頃のクセもあって、ヴィブラートがかかってしまう演奏者さんもいましたが、ほとんどヴィブラートをかけずに弾いてました。
 音符を精密に、一分の隙もなく積み上げていくようなバッハに、ピュア・トーンの澄んだ弦楽器の音が綺麗に響いておりました(^^)
 だからこそ、かもしれないのですが。この曲はやはり、ピアノよりもチェンバロで演奏される方がしっくりくるような気がしました。
 また、これは個人的な好みなんですが、バッハは長調の曲よりも短調の曲の方が好きです♪
 そして初めて生で拝見した現田さんの指揮は、とても丁寧でわかりやすくて、エレガントでした(^^) 演奏が終わった後、及川さんの楽譜をめくっていた“譜めくりさん”にも握手をして、ねぎらっておられるのを拝見して「オトナで紳士な方だなぁ」と思った次第であります。

 え?
 肝心の及川さんの感想がない、ですと?

 ………

 すみません、あまり聴いてませんでした(汗;)
 と言いますか、失礼を承知の上でぶっちゃけて申し上げますと、練習不足でいらっしゃったのかなぁ、と思うのです。 音がいくつも抜けてましたし、テンポも安定してなかったですし……
 途中で止まるのかな?と思ってしまう部分もあったりして。。。(汗)
 この曲は、本日のマエストロ・現田さんに一点集中してしまいました。

 2曲目は、ヴァイオリンの石田さんとチェロの石川さんが登場です。
 日頃は神奈川フィルのコンマスである石田さんと、札響の首席チェロ奏者である石川さんが、今日はソリストとしてブラームスでがっつり共演です。
 石田さんのヴァイオリンを聴くのは、これまた久方ぶりであります(^^) 燕尾服、相変わらず胸ポケットとかキラキラしてましたね(笑)
 ブラームスの曲はどことなく重苦しい雰囲気が漂うんですが、PACオケの音はカラッとしていて聴いていて小気味いいのです(^^)
 チェロの石川さんの音色もいいんですが、石田さんの音色が……
 すーっと伸びやかに、清冽に響いてまして。とても美しい音色でありました(^^)
 この音を聴けただけでも、今日のコンサートを聴きに来た甲斐があるというものです♪
 第1楽章から素晴らしかったんですけど、第3楽章の冒頭のメロディが絶品でした。あの妖しい音色がなんともいえず……
 澄み切った美しい音色から、妖しげな音色まで、変幻自在に色を変える石田さんのヴァイオリンにうっとりでございました(^^)
 ……弾いているお姿は、かなりオーバーアクションでソリストモードなんですけど。でも事あるごとに現田さんを伺っているあたりが、さすがコンマス!という感じでした(笑) そういえば、カテコでもコンマスの位置まで下がってましたっけ(笑)

 にしても、この曲。
 石田さんのヴァイオリンはかなり音程が正確でして(というか、むしろ少し高めに音を取ることで、余計にオケから浮き上がって聞こえてきていたような…)
 だからこそ、石川さんの音程の甘さが気になってしまいました。
 そして、ブラームスさんの緩徐楽章って、なんでああも催眠効果があるのか。。。
 去年からブラームスさんの曲を聴く機会が多いのですが、これで何連敗なんだろう?(滝汗;)

 休憩を挟んで、後半はBeeのお三方が揃い踏みで、ベートーヴェンさんです。
 この三重協奏曲。
 ヴァイオリンの石田さんとチェロの石川さんは、日頃オケで演奏しているオケマンさん。及川さんはバリバリのソリスト。オケマンなお二人と、及川さんの違いがくっきり浮かび上がっていたように思います。
 明るく華やかなオーケストラの演奏を受けて、チェロがソロでメロディを奏でて、ヴァイオリンが出てきて。この曲でも、やはり石田さんの音色が美しかったです〜(^^)
 そして、及川さんのピアノは……やはり、我が道を行っておられました。時々オケとズレたり、他のお二人とズレる部分がありました。
 というか多分、石田さんと石川さんは、日頃オケで演奏していることもあって、指揮の現田さんをマメに見て、指揮者に合わせていくんですよね。でも、及川さんは他の皆さんに合わせてもらう、というような感じなのかなぁ、と。
 でも、そういう個性がはっきりしている3人が奏でるから、なのでしょう。
 とてもアグレッシブで、躍動感のある協奏曲で、聴きながらある意味でハラハラ(笑) そしていい意味でドキドキしてしまいました。
 協奏曲を聴いて、こんなに楽しかったのは本当に久しぶりかも♪

 ずっと伸びやかな、安定した音色を響かせていた石田さんですが、ベートーヴェンの第3楽章の終り頃は、さすがにちょっと力尽きたのか、それとも松ヤニが落ちてきてしまったのか。いくつか音がカスってしまってました。それでも、あの迫力はさすが!なのです(^^)
 指揮の現田さんとも、神奈川フィルでは常任指揮者とコンマス、という間柄だからでしょうか。全幅の信頼を置いているんだなぁ、とお見受け致しました。だって、ホントにマメに現田さんの指揮を見ているんですもの、石田さん(*^_^*)
 いつか、現田さんが指揮で、石田さんがコンマス席に座っている神奈川フィルも拝見したいなぁ……じゃなかった、聴いてみたいなぁと思うのです。
 ……神奈川まで行くの、大変なのでいつになるかわからないんですが(滝汗;)

 今日のアンコールは、Beeのコンサートでいつも演奏しておられるのでしょう。ピアソラさん作曲の「リベルタンゴ」でした。
 ……さすが、「及川浩治トリオ“Bee”」というだけありまして、ピアノが大活躍です。バッハやベートーヴェンさんは抑えて弾いておられたんでしょうか?というくらい、全開でした、及川さん。途中、石田さんがメロディになった時にピアノが2拍くらいズレてましたけど(演奏後に「ごめん、俺のせいだね」ってなってましたけど/笑)
 相当テンポ速くて、かなりアレンジが入っていて、ワクワクする「リベルタンゴ」♪
 お三方とも、ベートーヴェンの協奏曲の時とはまた違った感じで、楽しそうでした。
 石田さんのヴァイオリンのキレが良くて、サイコー!でございました(*^_^*)

 実は今日のコンサート、前日まで「チケットは買ったけど、どうしようかなぁ。西宮まで行くの、面倒だなぁ」と少し渋っていたのです(苦笑)
 でも、行って良かった!
 石田さんのヴァイオリンを久方ぶりに生で聴くことができましたし。
 現田さんの指揮も、初めて生で拝見することができましたし。
 本当に楽しませていただきました(*^_^*)
 Beeの及川さんと、石田さんと、石川さんのお三方に。
 最初から最後まで、エレガントで大人で紳士でステキだった現田さんに。
 ピュア・トーンの澄んだ音色や、活き活きとした小気味いい演奏を聴かせていただいたPACオケの皆様に。
 心から感謝申し上げます(^^)
テーマ: クラシック -  ジャンル: 音楽
by 結月秋絵  at 21:20 |  コンサート感想 |  comment (0)  |  trackback (0)  |  page top ↑

NHK交響楽団定期演奏会 第11回岡山公演

 今日は昨年に引き続き来岡した、NHK交響楽団の定期演奏会 岡山公演でした。
 えっと、詳しく感想を……と言いたいのですが。
 ホールに着いたのが、後半の交響曲の第1楽章が終わった瞬間でして(滝汗;)
 とりあえず、聴きに行ったという記録として書き残しておきます。

-------------------------
NHK交響楽団定期演奏会
岡山シンフォニーホール ―第11回公演―

マーラー作曲:さすらう若人の歌
シューベルト作曲:交響曲第8番 ハ長調 D.944「グレイト」

指揮:ヘルベルト・ブロムシュテット
バリトン:クリスティアン・ゲルハーヘル
管弦楽:NHK交響楽団

岡山シンフォニーホール 15:00〜
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 ホントは、マーラーさんの「さすらう若人の歌」を聴きたかったんですけどね。
 聞いておかないといけない学会の時間が開演時間とかぶってしまったので、聴けませんでした(涙)
 学会が開かれていたのはホールのすぐ近くの会館だったもので。話が最後の質疑応答に入った瞬間に抜け出して、ホールまでダッシュ!したのですが……
 ホールに着いたのが、16時。
 すでに演奏は、シューベルトの交響曲第1番で、しかも第1楽章が終わった瞬間でした。
 演奏中なので自分の席には座れませんが、1階席の後ろに立って聴くならいいですよ、ということだったので、1階席の後ろの扉までさらにダッシュ!
 したのですが。
 入口で「1階席の後ろに立って」と2度も伝えて下さいまして、そのために2度3度と呼び止められまして。
 クロークの前でも「1階席の後ろへどうぞ」と呼びとめられ。
 扉の前にたどり着いた時は、ちょうど第2楽章が始まってしまったところでした(涙)

 くそぅ、入れねぇっ!

 あんなに何度も呼びとめられなければ、間に合ったかもしれないのにぃ(血涙)
 と思いながらコートを脱いで、すっかり上がってしまった息を整えて。
 ロビーに置かれたテレビ画面で中の様子を見つつ、流れてくる音に耳を傾けておりました。

 ああ、中で聴きたかった(涙)

 第2楽章を外で聴いて、終わってからようやく中に入って第3楽章と第4楽章を聴くことができました。
 やはり、ホールの中で聴く音楽は違いますねぇ(感涙)
 今日のN響さんは、ヴァイオリンが指揮者を挟んで対向配置になってました。
 コントラバスも、第1ヴァイオリンの後方に位置してました。
 1階席の一番後ろでしたけど、コントラバスの重低音がビンビン響いてきてました。
 第3楽章も第4楽章も、楽しかったです♪
 3拍子の第3楽章が終わった瞬間、ホールにふわっと漂う残響も綺麗でした(^^)
 第4楽章は弦楽器の速い動きが多くて「うわ、忙しそう〜」と思いつつ拝見しておりました。
 楽しかったなぁ〜♪
 弦楽器がユニゾンでCの音を演奏する瞬間とか、ものすごい迫力でしたもの。

 今日は、コンマスが堀さんでした。
 私が立っていた位置からは、ヴィオラの店村さんが見づらくてちょっと悲しかったんですが(涙) 時々、椅子の背もたれに寄りかかる瞬間にお顔を拝見できました(^^)
 指揮のブロムシュテットさん、シューベルトしか拝見してませんが相当唸っておられました(笑) 交響曲が終わった後、指揮台をグルリと囲む弦楽器の首席奏者さんたちとガッツリ握手をしてましたし。カテコでオーボエの茂木さんの所まで入って行って握手して、その後フルートやクラリネット、ファゴットの首席奏者さんとも握手して。最後の方は、通りすがりにコントラバスの首席奏者さんとも握手なさってました。
 ……なんか、人懐っこい感じの方なんだろうか?という(笑)

 生で聴けたのは、最後の方ちょっとだけでしたけど。
 またそのうち、BS2で放送されると思うので、その時しっかり全部聴きたいと思います。
テーマ: クラシック -  ジャンル: 音楽
by 結月秋絵  at 20:44 |  コンサート感想 |  comment (0)  |  trackback (0)  |  page top ↑
プロフィール

結月秋絵

Author:結月秋絵
ようこそお越し下さいました(礼)
音楽の原点はG−CLEF。
好きな指揮者は金聖響さん、佐渡裕さん、下野竜也さん。
好きなヴァイオリニストは落合徹也さん、古澤巌さん、神奈川フィルのソロ・コンマス石田泰尚さん。
好きなピアニストは榊原大さん。
好きなチェリストは柏木広樹さん、ヨーヨー・マさん。
などなど、挙げ始めるときりが無いです(笑)
ピアノ、パーカッション(吹奏楽部にて)、ヴァイオリンの楽器経験があります。
ちなみに、この写真は倉敷市民会館のステージにて。中学時代の定位置(=鍵盤楽器系パーカッション)からの隠し撮りです(爆)

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