2017 / 08
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 今夜の「名曲探偵アマデウス」のお題は、ドヴォルザーク作曲の交響曲第9番「新世界より」
 ……ここ3年ほど、私的には年明けにはこれを聴かなきゃ始まらない、という1曲であります。だって、金聖響さんが毎年年明けにやるんですもの「21世紀の新世界」(^^)

 なんて余談はいいとして。
 アマデウスです。
 今夜のゲストは、山崎樹範さんです。
 彼の名前を聞いて、「Dr.コトー」などなどのドラマを思い浮かべた方は普通だと思うんですが、テニス歴2年のカモメ眉毛でダミ声の少年を思い浮かべた方は、私と同類です(爆)
 彼が、外国企業に買収された元日本茶の老舗会社の社員で、会社を辞めて実家に帰って農業を継ごうか、と悩む男を演じておりました。

 で、その話と「新世界より」がどう絡むか、と言いますと…
 買収先から来ている外国人社員は、この曲を聴いて「イッショニガンバリマショウ」と言出だした。でも、自分はこの曲を聴くと実家に帰りたくなる。
 どうして?
 ということでありました。

 この曲。
 私はどの楽章も大好きなんですが、特に有名なのは第2楽章。
 「家路」とか何とか、単独でタイトルがつけられて、冒頭部分のメロディがキャンプファイヤーで歌われたり、お別れの音楽としてデパートや商店街で流されたりする、あの曲です。
 このメロディ、日本の民謡にも通じる「ヨナ抜き音階」(つまり、ファとシの音がない音階)で作られている、というのは有名なお話で。実際に、コンサートで聴いても、ついしみじみと聴き入ってしまうのであります。
 故郷へ帰りたいけど、でも帰れない。
 そんな郷愁の念と切なさが込められている、という。

 この第2楽章。
 ラストの方で、メロディが途切れ途切れになる部分が出てくるんですよね。弦楽器の、最前列の皆さんだけで演奏される部分で。
 そっか、この曲のスコアを見たことはないんですが、あの途切れる部分。スコアには四分休符にフェルマータ(適度な長さに伸ばす、という意味です)が書かれているんですね。
 ……伸ばすタイミングが演奏者に(というか主に指揮者さん)に委ねられる、というワケですか。ふむふむ。

 続きまして、楽章は戻って第1楽章の第2主題。
 フルートで演奏される明るい爽やかなメロディは、黒人霊歌を取り入れている、なんてこともそういえばどこかで聞いたような……
 その黒人霊歌の旋律を、チェコの民俗音楽独特のリズムに乗せて書いている、とのことでした。そういえば、長短短長の「ターンタンタンターン」ってリズムはこの交響曲の中で随所に散りばめられていましたっけ。

 番組では、お話の流れ上第3楽章を飛ばして、第4楽章へ。
(うう、あの躍動感にあふれる第3楽章、大好きなのに……;;)
 でもまぁ、この第4楽章には他の楽章の主題が次々と出てきますからねぇ。
 単独で出てくる部分もあれば、同時に鳴ってる部分もあったりして。
 ……今年の聖さまの「21世紀の新世界」で聴いた時は、「新世界だろうが何だろうが、かかってこいやーっ!」的な勢いのある、アグレッシブな曲になってましたが(笑)
 一見バラバラに思える各楽章のメロディやリズムが混然一体となって、最後の最後に一つにまとまっていく、という。

 そういう結論に至って、シゲちゃん演じるサラリーマンさんは希望に満ちた表情で帰っていくわけでありました(笑)
 そして番組最後の演奏は、第4楽章でした。
 ……そういえば、小学生の時に学年演奏でこの第4楽章をやりましたっけねぇ。リコーダーとピアニカと、鍵盤系打楽器とピアノの伴奏がついて。
 そしてN響さんの演奏は……
 やっぱり、落ち着いてはりますわ(笑)
 いや、悪い意味ではないんです。いい意味で、なんですよ。
 だって、聖さまの指揮で聴いたら、毎年容赦ないテンポで、容赦ない追い上げが来るんですもの(笑) オケの皆様、聖さまに振り落とされないように必死でついて行くんですもの。聴いてる方も思わず「頑張れ!」って思ってしまうんですもの(笑)
 それが楽しくて、聴いててワクワクしてしまうんですけど(←鬼;)

 でもって、この楽章の最大の見所(?)となるのが、全楽章を通じてたった1発だけ鳴らされるシンバル。それも、「一発入魂!」なフォルティッシモじゃなくて、ピアノ……(ピアニシモだったかな?)
 大きな音をジャーン!と響かせるのは割と簡単なんですが、あの重いシンバルを絶妙にコントロールしながらピアノで、シャーンと綺麗な音で鳴らすのは、至難の業です。ちょっとでも角度が狂って、当たる角度が悪くなるとたちまち雑音が入るんですもの。
 元打楽器奏者として、ここを雑音を入れずに「シャーン」と綺麗に鳴らしてくれる方には、なかなかお目にかかれません。
 ……と、毎年チェックしてる人(苦笑)

 某タレント知事さんのおかげで、存続の危機にある大阪センチュリーさんですが。
 来年もまた、年明けに聖さまの指揮で「21世紀の新世界」をやっていただけることを、心より期待しています。……佐渡兄ちゃんの「21世紀の第九」は年末にやるようなので、こっちも大丈夫かな?と思うんですけど。
 私は聖さまの指揮でこの曲のラストを聴くと「よし、今年も1年頑張るぞ!」と気合いが入るんですよね。
 また来年も聴きたいものであります(^^)

 ちなみに。
 シゲちゃん演じるサラリーマンが務めている会社が、起死回生の1品として発売する「緑茶コーヒー」
 ……やっぱ、微妙いですよね、それ(笑)

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 たぶん再放送だと思うんですが。
 今夜BS2で放送された「名曲探偵アマデウス」はラフマさんでした。
 彼が作曲した中で最も有名な曲とも言える、ピアノ協奏曲第2番。
 先日、ちょうどラフマさんの映画を見たこともあって、興味深いな~と思って見てみました。
 このピアノ協奏曲第2番も、その映画に出てくるんですよね♪

 ピアノ協奏曲第2番。
 冒頭の和音は、1オクターブを軽く超える、普通の人間には手が届かねぇ~!(泣)なもの。でも、ラフマさんって手がデカくて、しかも柔軟性があってよく動く、まさに「神の手」だったから、その和音も楽々弾けた。
 という知識を与えて下さったのは、確かピアニスト中村紘子さんの著書だったと記憶しています。

 今回のゲスト演奏者は、まさにその中村紘子さん♪
 このピアノ協奏曲、全部難しいと仰ってました(苦笑)
 また、一見優雅で美しいメロディと聞こえる部分でも、実は超絶技巧が織り込まれていて。まさに「湖に浮かぶ白鳥は 人知れず水をかく」なんて、某奇行子の歌のような状態で、中村さんはこの曲を弾く時に白鳥を思い浮かべるのだそうです。

 第1楽章の第1主題が、上がっては下がり、上がっては下がり……を繰り返す。その旋律のうねりが聴衆を焦らして、焦らして。やっとクライマックスが与えられて、高揚感を覚える。
 そして演奏するピアニストは、クライマックスに向けて音楽を盛り上げるために、音を全て拾い上げつつ微妙な緩急をつけて表現することで、初めてその魅力が引き出される。
 なんて曲の構成になっている、というのもなかなか興味深かったです。
 中村さんが実際に、楽譜通りのテンポで第2主題を弾いて下さってましたけど……

 う~ん、なんだか一本調子で面白くない(-_-;)

 微妙な緩急をつけることで、ようやく音楽らしいメロディになるのね、と思ったのでした。
 
 第2楽章のメロディも、映画の中でBGMとして使われてましたっけ(^^)
 何とも心地よい、穏やかで美しい楽章なんですけど……
 基本は4分の4拍子。
 だけど、ピアノの伴奏は3連符を奏でていて、それが4つづつで音のまとまりができている=3拍子のように聞こえる、という。その微妙なズレが、心地よさを生んでいるという番組での解説でした。
 この楽章は、ラフマニノフの心の原風景を描いている、と番組で話してましたけど。。。

 言われてみると、例のラフマさんの映画。
 この楽章の音楽は、ラフマさんの少年時代の様子や、実家のシーンが描かれるときに使われていたように思います。

 番組中では、映画でも描かれていましたが交響曲第1番の大失敗エピソードも紹介されてましたね(苦笑)
 そして鬱病に陥った彼が、医師の催眠療法によって復活を遂げてピアノ協奏曲第2番を書き上げた、ということも。

 しかし、そうか。
 ラフマさんのピアノ協奏曲第2番も、ベトベンさんの交響曲第5番「運命」やブラームスさんの交響曲第1番と同じ、ハ短調で始まって最後はハ長調で終わりますものね。
 やはり、苦悩→復活へと至るストーリーだったのか。
 何となくそういう雰囲気あるよなぁ、とは思ってましたけど。
 こうして改めて言われてみると、なるほどなぁ、と納得できます。

 そういうあれこれを、手術の失敗によって自信を失った心臓外科医のお話と絡めて描くというのは、なかなか面白い構成だなぁ、と思って拝見しておりました。

 番組の最後に流れた演奏は、そのピアノ協奏曲第2番の第3楽章。
 ……時間の関係で、途中からでしたが(涙)
 ピアノ独奏は中村紘子さん、指揮は準メルクルさんでした。
 が、敬愛するヴィオラ奏者の店村さんのお姿は見えず……(涙)
 でもいいの。
 コンマスが麿さまだったから♪



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 先週から毎週放送されることになった「名曲探偵アマデウス」
 今週は、「ブラ4」と書き残して妻に家出された中年男性のお話でした。

 ブラ4。
 先月の聖さまのブラチクでも聴きましたねぇ。
 もの凄いインパクトありましたけど、あのブラ4(苦笑)
 人生の哀愁がどーの、なんて可愛らしいレベルじゃなかったですものねぇ……

 で、今回のお話はブラ4です。

 言われてみれば、第1楽章の冒頭部分って連続でため息ついてるみたいですよね。
 第1ヴァイオリンのみで奏でられるメロディ、ってのもなかなか聴けるものではないなぁ、と。マロさまのヴァイオリンに聴き入ってしまう人(爆)
「ため息のモチーフ」と言われてみると、確かにその通りだなぁ、と思ったんですけど。
 あの楽章って、途中から豹変するよね?と思ったのも、また事実だったりして。(番組では、もちろんそこには触れられていませんでしたが)

 ていうか。
 若いころのブラームス氏の写真が番組の途中で出たんですけどね。
 び、美形だわっ!
 とても、あんな偏屈な人になるとは思えない美貌の持ち主だったんですね、彼(←コラッ;)

 続きましては、出だしが葬送行進曲みたい、と思ってしまった第2楽章。
 なるほど、バッハより古い教会音楽の旋律が用いられていたんですね。暗いような、でも明るいような感じがしたのはそのせいだったのか。
 だけど、途中は明るいけど力強い部分も出てくるんですよね。
 第3楽章は明るくて躍動感の溢れる曲になりますし。。。

 そういえば。
 番組内のレコードでかかった第4楽章。なんだかものすごく速いテンポで曲が展開してました。指揮とオケまでちゃんと覚えてないんですけど。
 先月の聖さまのコンサートでもらったプログラムにも、第4楽章は最初の8小節を何度も何度も、31回も繰り返すパッサカリアになっている、と書かれていましたっけね。
 バッハ作曲の「主よ、我は汝を求む」がモチーフになっている、と番組内で指揮も担当されている梅田さんが仰ってましたっけ。

 ていうか。
 あのオチが……(爆)
 「ブラ4」違いかっ!

 番組の最後で全曲演奏されるのは、第4楽章でした。
 うーん、やはりあのインパクトは、ナマで、しかもあの位置で聴いたからこそ味わえたものだったのかも。と今更ながら思いました。
 N響さんの演奏も素晴らしいんですけどね。。。

 4月から始まる新番組で、もう一つ。
 日曜日の夜に放送されることになったのが、「名曲探偵アマデウス」です。
 2月にプレ放送と言いますか、0回目と言いますか。
 「ベト7の謎」ということで、金聖響さんもゲスト出演なさってましたが……これって、聖響さんが玉木正之さんと共著という形で出版した「ベートーヴェンの交響曲」に書かれてたこと、ほぼそのまんまでは?と思うような内容でありました。

 まぁ、そんな前置きはいいとして。

 今日から始まる第1回目。
 最初に取り上げられたのは、ラヴェル作曲の「ボレロ」

 今回のお話では、新設された高校の吹奏楽部でこの曲を演奏しようとしたけれど、小太鼓奏者が失踪した。しかも、小太鼓奏者だけでなく、他にも続々と失踪者が出て……というストーリーでした。

 この曲の小太鼓、大変なんですよね。
 15分以上、ずーっと、最初から最後まで、延々と

パン トマト パン トマト パン パン
パン トマト パン トマト トマト トマト
(by佐渡裕さん)

 を叩き続けるわけですものね。
 一定のリズムを保ちつつ、休みなく、しかもクレッシェンドしながら。
 スネアでクレッシェンドしようと思ったら、枠の近くから叩き始めて、だんだん真中へ移動させていくんですけど、加減が難しいんですよねぇ、あれって(苦笑)
 この曲は叩いたことないですけど、同じ打楽器奏者として大変さはよぉくわかります(涙)

Aメロ=白鍵だけで演奏される
Bメロ=本来のハ長調の音運びから外れることで、不安定な気持ちにさせる

 という、千住明さんの解説にも、納得(^^)
 加えて、メロディが繰り返されるうちに、だんだん音数が増えて行ったり、楽器が入れ替わったり、不協和音が入ったり、違う調のメロディを重ねて倍音にしたり……
 まさに、手を変え品を変えていくんですよね、この曲って。

 でも、ファゴットさんが限界を超える音色で吹いていた、というのは今回の放送で初めて知りました。
 トロンボーンのソロは……確かに、大変そう(苦笑)
 だって、あのメロディの音って高いですもの。それに、バルブで音を変えるわけじゃないから、ピンポイントでその音に持って行くのって大変なので……(←1年間だけ吹いたことがある人;)
 ベルリン・フィルでさえもあのソロで音を外したことがある、というのにはビックリでした。
 そうか、ラヴェルさんってかなり大変なことを要求してたんですね(苦笑)

 逃げ出した演奏者が、極度の緊張を強いられる小太鼓奏者と、超絶技巧を要求されるファゴット&トロンボーン奏者、というのはなかなか上手い展開だなぁ、と思ったです(^^)
 そして、最後に曲が通して演奏される時にちゃんとメロディの移り変わりとか、ハーモニーの違いを解説してくれていたのは嬉しかったです。日頃から何となくわかっているつもりでも、ああやって文字で出していただけるとよりはっきりと認識できるので(^^)

 そういえば、高校時代の音楽の授業でこの曲を聴いた時、メロディが何回繰り返されるか数えましたっけね(笑)
 そして、音楽&映像の卸会社でOLやってた時は、「ボレロを20分かけて演奏しているCDを探してくれ」なんて問い合わせを受けたこともありましたっけ(笑)
 通常は15分前後で演奏されるんですけど、20分かかるとなると、相当テンポが遅いわけで。
 でも、検索機械を使って探そうとしても、データベースには各曲の演奏時間までは載っていなくて。結局探せなかったんですよね。未だに、心残りだったりするんですけどね、探せなかったこと(苦笑)

 しばらくこの曲を生で聴く機会には恵まれてないんですけれど。
 今度生で聴くことがあったら、スネア奏者さんはもちろんですが、ファゴットやボーン奏者さんにも盛大な拍手を贈りたいと思います(^^)

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結月秋絵

Author:結月秋絵
ようこそお越し下さいました(礼)
音楽の原点はG-CLEF。
好きな指揮者は金聖響さん、佐渡裕さん、下野竜也さん。
好きなヴァイオリニストは落合徹也さん、古澤巌さん、神奈川フィルのソロ・コンマス石田泰尚さん。
好きなピアニストは榊原大さん。
好きなチェリストは柏木広樹さん、ヨーヨー・マさん。
などなど、挙げ始めるときりが無いです(笑)
ピアノ、パーカッション(吹奏楽部にて)、ヴァイオリンの楽器経験があります。
ちなみに、この写真は倉敷市民会館のステージにて。中学時代の定位置(=鍵盤楽器系パーカッション)からの隠し撮りです(爆)

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