2010/02/07 23:33:47
去年の4月から始まった、聖響×OEKベートーヴェン・チクルスもついに最終回。
これで、ブラームスに次いでベートーヴェンさんも、交響曲を全曲聴くことになると思うと、感慨深いものがあります。同じ指揮者で全曲を聴くのは、私にとっては朝比奈隆さんに続いて、聖響さんでお二人目ということになります。
「英雄」は何度も聴いていますが、2番はビデオで拝見し、CDで聴いているだけで、聖響さんの指揮で生で聴くのは初めてということで、ウキウキしながらホールへ足を運びました。
--------------------------------------------------
聖響×OEK ベートーヴェン・チクルス 第5回
オール・ベートーヴェン・プログラム
付随音楽「アテネの廃墟」序曲 op.113
交響曲第2番 ニ長調 op.36
(休憩)
交響曲第3番 変ホ長調「英雄」op.55
(アンコール)
12のコントルダンスより 第5曲
指揮:金聖響
管弦楽:オーケストラ・アンサンブル金沢
ザ・シンフォニーホール 15:00〜
--------------------------------------------------
1月10日のザ・シンフォニーホールを皮切りに、あちこちのホールでいろんなオケを聴いて参りました。地元のホールもあれば、遠くのホールもあり、アウェー感たっぷりな場所もあり(笑)
シンフォニーホールでいつも取っている席に座って、聖響さんとOEKさんの組み合わせということで、やっとホームに帰ってきたという感じでありました。
私としてはホーム、という感じだったのですが……今日のOEKさんは、コンマスが松井さん。でも、管・打楽器を中心に、先月いずみホールでお見かけしたあの方やこの方やその方がいらっしゃらない……ということで、ちょっといつもと違った感じでした。
今日は学ラン型スーツで登場なさった聖響さん。
冒頭は「アテネの廃墟」序曲です。
途中、とても美しいオーボエのソロを聴いた気がするのですが、イマイチ集中しきれていなかったのか、印象が飛んでしまっております(汗;)
前半の交響曲は第2番。最近はCDでもあまり聴いていなかったので、久方ぶりに聴きましたが……第1楽章の冒頭、あの堂々とした出だしから、美しい曲なのです♪
すっきりと明るくて華やかな感じが、OEKさんの肌理細やかで上品な音で奏でられると、本当にステキなのです。
序奏が終わってテンポアップする部分は、CDで聴くよりも若干遅めだったように思います。音の強弱もクッキリしていて、爆裂感もバッチリなのです。今日は繰り返しをカットしてすぐ先に進んでしまったので、ちょっとあっさり終わった感じがありました。
第2楽章はしっとりとしていて、でも爽やかで美しくて。速すぎず遅すぎず、ちょうどいいテンポ感だったこともあって、ついうっとりと聴き入ってしまいました。
第3楽章は何だか聴いていて凄く楽しかったです。聴きながら、ワクワクして、急に強くなる音にゾクゾクして。最後の音が終わった後、ホールにふわりと漂う残響も綺麗で、客席から思わず拍手が出てしまったあの気持ち、よくわかるっ!と思いました。
第4楽章は、それまでちょっと手加減してました?と思うくらい、容赦ない快速テンポでした(笑) でもそういうテンポで演奏されると、あのコロコロと坂道を転がっていく感じとか、可愛らしさとか、絶妙な感じがするのです。遊び心満載、という気がするのですよ、この楽章って。OEKさんだからできる、あのギリギリの快速テンポで演奏されると、それが一層引き立つように思います。
この曲、全体的に今日のティンパニさんは控えめな音で、強弱記号一つ分くらい小さめの音だったんですが、第4楽章のここぞ!ってトコだけは「強打してっ!」と指示しておられました、聖響さん。私も聴いていて思いましたもの。うん、そこは大きな音で欲しいよね、みたいな(笑)
この第2番。途中で「おや、何か不協和音が…?」と思ったら、聖響さんのお声でした(笑)
力入っちゃいますよね、そこ(^^)
と微笑ましく思いながら、聴かせていただきました。
後半は待望の「英雄」です。
今までCOOさんとか、広響さんとか、KPOさんとかで聴いてきましたが、OEKさんで聴くのはこれがお初。
CDではいつも泣かされているだけに、ついに生で……っ!ということで待望のご対面でありました。
その第1楽章。
冒頭の和音強打2発の後のメロディ……なんですが、ちょっとヴィオラさんと第2ヴァイオリンさんの刻み&それに乗っかるメロディが安定しない感じ(汗;)
聴いていて、最初の方はちょっとリズムに乗りきれない感じがありました。
3拍子なんだけど、1拍置きにオケ全員による強打6連発な部分も、音の鳴っている部分を指示する「オン」で振っておられました。数年前、下野さんと対談した座談会で「英雄」を取り挙げた時に、ダニエル・ハーディング氏が休符の部分を振る「オフ」でやってた、なんて話をしておられて。一度「オフ」で振る所も拝見したいなぁ、と思うのですが。やるなら、お相手はOEKさんかしら?と思っているのですが、今回も「オン」でした。
……とまぁ、細かいこだわりは置いておいて(苦笑)
2番と同様「英雄」も、繰り返しをカットしてすぐに先へ進んでおりました。
この楽章、いつもは音が浮かび上がってくるように突き抜けて聴こえてくるトランペットやティンパニが、場所は近いはずなのに音が聞こえてこなくて。ティンパニに関しては、楽譜にはffと書かれているはずなのに、mfくらいの音にしか聞こえなくて(つまり、オケの音に埋もれてしまって;)、ちょっと不完全燃焼気味でした。
続く第2楽章。ハ短調の葬送行進曲で重々しく荘厳に始まって、途中で明るいハ長調に変わって一時的に光明が見えた!と思ったらまたハ短調に戻って。ドラマティックに展開する曲も、メロディも大好きで。涙なしには聴けない楽章なのですが、ちょっと今日は別の意味で「アタシ涙目」でした(泣)
2番では結構頑張って強打してる部分があったんですが、3番ではオケに埋もれるくらい存在感のなかったティンパニさん。この第2楽章でもやっぱりそうでした。ハ長調に転じて全体的に音が盛り上がって、頂点に達したところで高らかに鳴り響くトランペットとティンパニのロール……のはずが、ティンパニだけ控えめだったり。
再びハ短調に戻る展開部のフーガの後、ホルンが高らかに鳴って、弦楽器の下降音階と上行音階が絡み合って、最頂点に達する所に天から下される運命の鉄槌の如く入ってくるティンパニさん。聖響さんの過去の演奏を思い出してみても、必ずそこだけは何としても!という感じで強打していたんですが、今日はそれが弱くてですね。帰宅してから、思わずミニスコアを見返してしまいました。ここ、ffだよね?と。いつもそこで止めの一撃を受けて涙する身としましては、音が抜けてこなかったのが本当に残念で。別の意味で泣きそうになりました。周りの音に溶け込む演奏もわかるのですが、ここ!という部分ではやはり目立ってほしいな、と思いました。
あと、この楽章のティンパニ。下のGの音が、インパクトの瞬間は音が合っているのですが、1発だけ叩いた後に残る残響の音が若干ズレているように聞こえました。途中で音の調整をされていましたが、それでもズレが解消したようには聞こえず。。。
加えて、楽章の最後の方でppで皆が息を呑んで聴いているあの緊張感の中、客席から携帯のアラームを鳴らした不届き者がおりました(泣) このホール、電波はシャットアウトしているはずなので、きっとあれはアラームの切り忘れだと思います。電源切ってくれ、とまたしても涙目。
大好きな楽章なだけに、客席からも雰囲気を壊すような事態が起きたことに、「アタシ涙目」でした。
気を取り直して、第3楽章。ここから先は、OEKさんもノッてきた感じで、楽しませていただきました。
この楽章ではホルン部隊さんが大活躍! その部分ではミュートをかけながら吹くゲシュトップ奏法を多用することも多かった聖響さんですが、今日は使用してませんでした。でも逆に、ゲシュトップを使わなかったことで、全体としてすっきりとして綺麗に流れていたように思います。ホルン部隊さんの音もとても美しくて、上品さも漂っていて、お美事でした。思わず小さく拍手しちゃいましたもの。
第3楽章、とても素晴らしくて、ノリノリで聴いてしまいました。
そしてラストの第4楽章。華々しく幕を開けておいて、急に可愛らしいピチカートになる辺り、本当に心憎い演出だと思います。コロコロと表情を変える展開がとても楽しくて、聴いていてワクワクしました。
というか、あの第5変奏。聖響さんの指揮で聴くと、いつもあの部分だけテンポアップするんですが、今日は過去最速レベルだったような気が……(笑) 松井さんを筆頭にしたヴァイオリン部隊さん、皆様必死でしたもの(苦笑)
フィナーレのプレストの部分は、ちょっと落ち着いた感じの押さえめテンポでじっくり行った感じがありました。
今日は前半がちょっと残念な感じだったのですが、後半は本当に楽しませていただきました♪
カテコの間、後列にいらっしゃるファゴットやクラリネットの皆さんが何やら楽譜を用意しておられるなぁ、と思っておりましたら。OEKの皆さんに「もう一度立って挨拶を……」と聖響さんは思っておられたようですが、OEKの皆さんはアンコールのスタンバイOK!「さ、演奏しよう!」ということで、ちょっと意思の疎通が……(汗;)
な一幕がありまして、アンコールへ。
聴きながら、チクルスもこれで終わってしまうんだな、とちょっとしんみりしてしまいました。
ともあれ、これでブラームスに続いて、ベートーヴェンも制覇しました。最後がちょっと、不完全燃焼だったのが心残りなのですが……。ブラームスの時と同様、いずれベートーヴェンの録音完結を記念して、3〜4日連続でマラソン演奏会があると信じて、その時にリベンジしたいと思います(←コラコラ;)
次に聖響さん×OEKさんの演奏を聴くのがいつになるかわかりませんが、その時は、今日いらっしゃらなかったあの方やこの方やその方がいらっしゃるといいな、と思います♪
これで、ブラームスに次いでベートーヴェンさんも、交響曲を全曲聴くことになると思うと、感慨深いものがあります。同じ指揮者で全曲を聴くのは、私にとっては朝比奈隆さんに続いて、聖響さんでお二人目ということになります。
「英雄」は何度も聴いていますが、2番はビデオで拝見し、CDで聴いているだけで、聖響さんの指揮で生で聴くのは初めてということで、ウキウキしながらホールへ足を運びました。
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聖響×OEK ベートーヴェン・チクルス 第5回
オール・ベートーヴェン・プログラム
付随音楽「アテネの廃墟」序曲 op.113
交響曲第2番 ニ長調 op.36
(休憩)
交響曲第3番 変ホ長調「英雄」op.55
(アンコール)
12のコントルダンスより 第5曲
指揮:金聖響
管弦楽:オーケストラ・アンサンブル金沢
ザ・シンフォニーホール 15:00〜
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1月10日のザ・シンフォニーホールを皮切りに、あちこちのホールでいろんなオケを聴いて参りました。地元のホールもあれば、遠くのホールもあり、アウェー感たっぷりな場所もあり(笑)
シンフォニーホールでいつも取っている席に座って、聖響さんとOEKさんの組み合わせということで、やっとホームに帰ってきたという感じでありました。
私としてはホーム、という感じだったのですが……今日のOEKさんは、コンマスが松井さん。でも、管・打楽器を中心に、先月いずみホールでお見かけしたあの方やこの方やその方がいらっしゃらない……ということで、ちょっといつもと違った感じでした。
今日は学ラン型スーツで登場なさった聖響さん。
冒頭は「アテネの廃墟」序曲です。
途中、とても美しいオーボエのソロを聴いた気がするのですが、イマイチ集中しきれていなかったのか、印象が飛んでしまっております(汗;)
前半の交響曲は第2番。最近はCDでもあまり聴いていなかったので、久方ぶりに聴きましたが……第1楽章の冒頭、あの堂々とした出だしから、美しい曲なのです♪
すっきりと明るくて華やかな感じが、OEKさんの肌理細やかで上品な音で奏でられると、本当にステキなのです。
序奏が終わってテンポアップする部分は、CDで聴くよりも若干遅めだったように思います。音の強弱もクッキリしていて、爆裂感もバッチリなのです。今日は繰り返しをカットしてすぐ先に進んでしまったので、ちょっとあっさり終わった感じがありました。
第2楽章はしっとりとしていて、でも爽やかで美しくて。速すぎず遅すぎず、ちょうどいいテンポ感だったこともあって、ついうっとりと聴き入ってしまいました。
第3楽章は何だか聴いていて凄く楽しかったです。聴きながら、ワクワクして、急に強くなる音にゾクゾクして。最後の音が終わった後、ホールにふわりと漂う残響も綺麗で、客席から思わず拍手が出てしまったあの気持ち、よくわかるっ!と思いました。
第4楽章は、それまでちょっと手加減してました?と思うくらい、容赦ない快速テンポでした(笑) でもそういうテンポで演奏されると、あのコロコロと坂道を転がっていく感じとか、可愛らしさとか、絶妙な感じがするのです。遊び心満載、という気がするのですよ、この楽章って。OEKさんだからできる、あのギリギリの快速テンポで演奏されると、それが一層引き立つように思います。
この曲、全体的に今日のティンパニさんは控えめな音で、強弱記号一つ分くらい小さめの音だったんですが、第4楽章のここぞ!ってトコだけは「強打してっ!」と指示しておられました、聖響さん。私も聴いていて思いましたもの。うん、そこは大きな音で欲しいよね、みたいな(笑)
この第2番。途中で「おや、何か不協和音が…?」と思ったら、聖響さんのお声でした(笑)
力入っちゃいますよね、そこ(^^)
と微笑ましく思いながら、聴かせていただきました。
後半は待望の「英雄」です。
今までCOOさんとか、広響さんとか、KPOさんとかで聴いてきましたが、OEKさんで聴くのはこれがお初。
CDではいつも泣かされているだけに、ついに生で……っ!ということで待望のご対面でありました。
その第1楽章。
冒頭の和音強打2発の後のメロディ……なんですが、ちょっとヴィオラさんと第2ヴァイオリンさんの刻み&それに乗っかるメロディが安定しない感じ(汗;)
聴いていて、最初の方はちょっとリズムに乗りきれない感じがありました。
3拍子なんだけど、1拍置きにオケ全員による強打6連発な部分も、音の鳴っている部分を指示する「オン」で振っておられました。数年前、下野さんと対談した座談会で「英雄」を取り挙げた時に、ダニエル・ハーディング氏が休符の部分を振る「オフ」でやってた、なんて話をしておられて。一度「オフ」で振る所も拝見したいなぁ、と思うのですが。やるなら、お相手はOEKさんかしら?と思っているのですが、今回も「オン」でした。
……とまぁ、細かいこだわりは置いておいて(苦笑)
2番と同様「英雄」も、繰り返しをカットしてすぐに先へ進んでおりました。
この楽章、いつもは音が浮かび上がってくるように突き抜けて聴こえてくるトランペットやティンパニが、場所は近いはずなのに音が聞こえてこなくて。ティンパニに関しては、楽譜にはffと書かれているはずなのに、mfくらいの音にしか聞こえなくて(つまり、オケの音に埋もれてしまって;)、ちょっと不完全燃焼気味でした。
続く第2楽章。ハ短調の葬送行進曲で重々しく荘厳に始まって、途中で明るいハ長調に変わって一時的に光明が見えた!と思ったらまたハ短調に戻って。ドラマティックに展開する曲も、メロディも大好きで。涙なしには聴けない楽章なのですが、ちょっと今日は別の意味で「アタシ涙目」でした(泣)
2番では結構頑張って強打してる部分があったんですが、3番ではオケに埋もれるくらい存在感のなかったティンパニさん。この第2楽章でもやっぱりそうでした。ハ長調に転じて全体的に音が盛り上がって、頂点に達したところで高らかに鳴り響くトランペットとティンパニのロール……のはずが、ティンパニだけ控えめだったり。
再びハ短調に戻る展開部のフーガの後、ホルンが高らかに鳴って、弦楽器の下降音階と上行音階が絡み合って、最頂点に達する所に天から下される運命の鉄槌の如く入ってくるティンパニさん。聖響さんの過去の演奏を思い出してみても、必ずそこだけは何としても!という感じで強打していたんですが、今日はそれが弱くてですね。帰宅してから、思わずミニスコアを見返してしまいました。ここ、ffだよね?と。いつもそこで止めの一撃を受けて涙する身としましては、音が抜けてこなかったのが本当に残念で。別の意味で泣きそうになりました。周りの音に溶け込む演奏もわかるのですが、ここ!という部分ではやはり目立ってほしいな、と思いました。
あと、この楽章のティンパニ。下のGの音が、インパクトの瞬間は音が合っているのですが、1発だけ叩いた後に残る残響の音が若干ズレているように聞こえました。途中で音の調整をされていましたが、それでもズレが解消したようには聞こえず。。。
加えて、楽章の最後の方でppで皆が息を呑んで聴いているあの緊張感の中、客席から携帯のアラームを鳴らした不届き者がおりました(泣) このホール、電波はシャットアウトしているはずなので、きっとあれはアラームの切り忘れだと思います。電源切ってくれ、とまたしても涙目。
大好きな楽章なだけに、客席からも雰囲気を壊すような事態が起きたことに、「アタシ涙目」でした。
気を取り直して、第3楽章。ここから先は、OEKさんもノッてきた感じで、楽しませていただきました。
この楽章ではホルン部隊さんが大活躍! その部分ではミュートをかけながら吹くゲシュトップ奏法を多用することも多かった聖響さんですが、今日は使用してませんでした。でも逆に、ゲシュトップを使わなかったことで、全体としてすっきりとして綺麗に流れていたように思います。ホルン部隊さんの音もとても美しくて、上品さも漂っていて、お美事でした。思わず小さく拍手しちゃいましたもの。
第3楽章、とても素晴らしくて、ノリノリで聴いてしまいました。
そしてラストの第4楽章。華々しく幕を開けておいて、急に可愛らしいピチカートになる辺り、本当に心憎い演出だと思います。コロコロと表情を変える展開がとても楽しくて、聴いていてワクワクしました。
というか、あの第5変奏。聖響さんの指揮で聴くと、いつもあの部分だけテンポアップするんですが、今日は過去最速レベルだったような気が……(笑) 松井さんを筆頭にしたヴァイオリン部隊さん、皆様必死でしたもの(苦笑)
フィナーレのプレストの部分は、ちょっと落ち着いた感じの押さえめテンポでじっくり行った感じがありました。
今日は前半がちょっと残念な感じだったのですが、後半は本当に楽しませていただきました♪
カテコの間、後列にいらっしゃるファゴットやクラリネットの皆さんが何やら楽譜を用意しておられるなぁ、と思っておりましたら。OEKの皆さんに「もう一度立って挨拶を……」と聖響さんは思っておられたようですが、OEKの皆さんはアンコールのスタンバイOK!「さ、演奏しよう!」ということで、ちょっと意思の疎通が……(汗;)
な一幕がありまして、アンコールへ。
聴きながら、チクルスもこれで終わってしまうんだな、とちょっとしんみりしてしまいました。
ともあれ、これでブラームスに続いて、ベートーヴェンも制覇しました。最後がちょっと、不完全燃焼だったのが心残りなのですが……。ブラームスの時と同様、いずれベートーヴェンの録音完結を記念して、3〜4日連続でマラソン演奏会があると信じて、その時にリベンジしたいと思います(←コラコラ;)
次に聖響さん×OEKさんの演奏を聴くのがいつになるかわかりませんが、その時は、今日いらっしゃらなかったあの方やこの方やその方がいらっしゃるといいな、と思います♪
2010/01/27 23:12:44
コンサート・ラッシュと言いましょうか。聴きたいコンサートがいくつも重なり、学生の身分があるうちに行けるだけ行っておけ!精神でその全てを聴きに行っているのでありますが。
今日は西本智実さんとラトビア国立交響楽団の演奏を聴きに行きました。
-------------------------------------------
西本智実withラトビア国立交響楽団 岡山公演
チャイコフスキー:バレエ音楽「白鳥の湖」作品20より「ワルツ」
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番 ハ短調 作品18
(休憩)
ブラームス:交響曲第4番 ホ短調 作品98
(アンコール)
ブラームス:ハンガリー舞曲第1番
指揮:西本智実
ピアノ独奏:ウォニー・ソン
管弦楽:ラトビア国立交響楽団
岡山シンフォニーホール 19:00〜
-------------------------------------------
西本さんが岡山に来られる!ということで、チケット発売から間もなく飛びついてしまいました。
前はチャイコフスキー・プログラムでしたが、今回はラフマニノフ&ブラームス!ということで、ウキウキしながら聴きに行きました。
ラトビア国立交響楽団を聴くのは、もちろん今日が初めてです。先週のプラハ交響楽団の皆さんもそうでしたが、ラトビアの皆さんも大きい方たちばかり(汗;)
演奏前のチューニングも、管楽器オンリー→弦楽器中低音部→第1&第2ヴァイオリン軍団と、3段階に分けて行っておられました。
最初はおチャイコさんから。
この「ワルツ」もよく耳にする曲です♪
ラトビア国立交響楽団さんの弦の響きがとてもまろやかで、柔らかくて。思わずうっとりなのです。
というか、この曲。ぶっちゃけバスドラム&トライアングル担当のおねーさんにくぎ付けになっておりました(汗;)
だって、右手で譜面台に吊り下げたトライアングルを叩きながら、左手でバスドラムを叩く、なんて器用なことをやって下さるんですもの! 打楽器出身者としては、注目せずにはいられません。基本的にバスドラムは拍を刻み、トライアングルでちょっと細かいリズムを叩く、という感じだったので不可能ではないんですが。。。
器用やなぁ、とついついガン見してしまいました。
続きまして、ラフマニノフ作曲のピアノ協奏曲第2番。ピアニストは韓国系カナダ人のウォニー・ソンさん。
このラフマニノフが素晴らしかったです!!!
第1楽章の最初、ピアノの和音が静かに響いて、次第にクレッシェンドしていって、オケのメロディーが入って……と出だしから引き込まれて、背中がゾクゾクしました。
聴きながら多分いろんなことを感じて、思っていたはずなんですけど。かなり集中して聴いていたんだと思います。時間があっという間に過ぎてしまって、気が付いたら終わっている感じでした。
続く第2楽章は、とても美しかったです。
このオケの1番フルートさんの音色が、これまた素晴らしくてですね。ピアノとフルートだけで曲が進む辺りなど、涙なしには聴けない美しさでした。この楽章のメロディも、うっとりするほど美しいですし♪
そしてこの楽章の途中、音量が大きくなって盛り上がった所でザン!と音を断ち切る西本さんに、思わず「カッコいい〜♪」
ええ、ミーハーな発言で申し訳ございません(汗;)
そして第3楽章。この楽章、シンバルが弱い音でオケと一緒にリズムを刻み続けたり、その間ずーっとティンパニさんは小さい音でロールを続けたり……と何気に打楽器に対して酷なことを強いている気がします(笑)
そのシンバル奏者さん。シンバルスタンドの横に、椅子が置かれている……と思いましたら、そのpの部分を叩くために小さいシンバルを置いておられました。合わせシンバルの受ける方はそのままの大きさで、合わせて行く方を一回り小さいシンバルで叩いておられたんですね。で、音量が大きくなる部分は、受ける方と同じ大きさ(つまり、スタンドに置いてあるシンバル)で叩いて……と、使い分けておられました。なるほど、持ち変える余裕があるからできる工夫なんだな、とそっちに注目して見てしまいました。
ウォニー・ソンさんのピアノも、オケの皆さんの演奏も素晴らしくて。打楽器さんの工夫(というか裏技!?)も拝見できて、楽しませていただきました♪
休憩を挟みまして、後半はメインのブラームス。
西本さんはこの4番をどんな風に振るのかしら?とワクワクしながら聴きました。
第1楽章は、少しゆっくりめのテンポでスタート。オケの人数が結構多くて、第1ヴァイオリンだけでも13人(だったかな?)で、それなりに規模が大きいこともあって、速くし過ぎるとアンサンブルが破たんするのも理由かな?と思いながら聴きました。
冒頭は憂いを帯びた、ため息のようなメロディで始まりますが、途中でガラリと表情を変え、一転して激しくなる曲調。やっぱり大好きなのです♪
ただ、途中で「?」と思ったのは、恐らく繰り返しをせずに次に進んだためだと思われ……。
ラフマニノフもそうだったんですが、この曲でも西本さんの指揮にはメロディの「溜め」とかテンポの揺れが大きいように感じました。第1楽章でも、ラストに向かっていく手前でガクンとテンポが落ちて、ティンパニの強打も結構しっかり溜めを作って終止音に持っていった感じがありました。
で、これはかなり余談なんですが。
この楽章の途中でコンマスさんのヴァイオリンの弦が切れたらしく。弦の切れたヴァイオリンを後ろへ送り、使えるヴァイオリンをどんどん前へ送っていく、という「ヴァイオリ送り」が見られました。
オケの皆様には申し訳ないのですが、珍しいハプニングが見られたなぁ、と思ってしまいました(汗;)
第2楽章は、古い教会音楽を元にした、と言われていたように思います。冒頭のホルンから、美しい音を聴かせて下さいました。1番フルートさんはもちろんなのですが、クラリネットの方も張りがあって、でも柔らかくて心地よい音色を出す方だったので、聴き入ってしまいました。
調が変わってヴァイオリンが高音でメロディを奏でる辺りとか、本当に美しくて。思わず涙がポロリ。
ああ、今日この場にいられて幸せ♪と思いました。
続く第3楽章は、一転して明るくて華やかな曲調です。ティンパニ&トライアングルが大活躍で、打楽器出身者としても嬉しくて大好きな楽章♪
このオケのティンパニ奏者さんは、演奏者の右→左へ音が高くなるように配置しておられました(通常は左に低い音→右に高い音、と順番に並べます)
以前、金聖響さん指揮×オーケストラ・アンサンブル金沢で聴いた時、ティンパニの渡邉さんは真ん中に一番低いFの音を配置して、その両側に低いGとCの音を並べる、という工夫をしておられるのを拝見しましたが。今日のティンパニ奏者さんは真っ向勝負と言いますか、一番右端に最も低いFの音を配置して、その左にG、さらにその左にCと順番に並べておられました。
で、拝見したんですが……何だか叩きにくそうと言いますか。物凄く頑張っておられるんですけど、微妙に遅れていたような。。。(汗;)
バロックティンパニのあの「バン!」という強打を聴き慣れていることもあって、ペダル式の柔らかくて深い「ボン!」という音が少し物足りなく感じました。
トライアングルも少し細めの音で、オケの音量にかき消されてしまう部分があって。
打楽器的にはちょっと物足りない楽章でした。他の部分は本当に素晴らしかったんですけど(涙)
最後の第4楽章も、とても熱のこもった演奏でした。
1番フルートさんのソロは、高音は深みのある音で、低音は少しセクシーな感じで素晴らしかったです♪
この楽章も本当に好きなんですよ。最初はシンプルだったメロディが、回数を重ねるごとに音が増えていって、ドラマティックに展開していって。つい、夢中になって音を追いかけてしまいました。
ゲネラル・パウゼと激しいフレーズが畳みかけるように続く辺りも、エネルギーが凝縮したような音で凄みがありました。音が断ち切られた後、ホールに漂う残響も美しかったです。
少数精鋭部隊の音も素晴らしいと思うのですが、それなりに大人数を揃えて奏でられる音にはやっぱりそれ相応の迫力があって、素晴らしかったです。
アンコールも、ブラームスでした。
ハンバリー舞曲の第4番。最後の最後まで楽しませていただきました♪
西本さんとラトビア国立交響楽団のこのツアー。
結構強行日程と言いますか、ハードなスケジュールで皆さん動いておられるんですが。。。
地元岡山で素晴らしい演奏を聴かせて下さいましたこと、心から感謝なのです♪
今日は西本智実さんとラトビア国立交響楽団の演奏を聴きに行きました。
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西本智実withラトビア国立交響楽団 岡山公演
チャイコフスキー:バレエ音楽「白鳥の湖」作品20より「ワルツ」
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番 ハ短調 作品18
(休憩)
ブラームス:交響曲第4番 ホ短調 作品98
(アンコール)
ブラームス:ハンガリー舞曲第1番
指揮:西本智実
ピアノ独奏:ウォニー・ソン
管弦楽:ラトビア国立交響楽団
岡山シンフォニーホール 19:00〜
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西本さんが岡山に来られる!ということで、チケット発売から間もなく飛びついてしまいました。
前はチャイコフスキー・プログラムでしたが、今回はラフマニノフ&ブラームス!ということで、ウキウキしながら聴きに行きました。
ラトビア国立交響楽団を聴くのは、もちろん今日が初めてです。先週のプラハ交響楽団の皆さんもそうでしたが、ラトビアの皆さんも大きい方たちばかり(汗;)
演奏前のチューニングも、管楽器オンリー→弦楽器中低音部→第1&第2ヴァイオリン軍団と、3段階に分けて行っておられました。
最初はおチャイコさんから。
この「ワルツ」もよく耳にする曲です♪
ラトビア国立交響楽団さんの弦の響きがとてもまろやかで、柔らかくて。思わずうっとりなのです。
というか、この曲。ぶっちゃけバスドラム&トライアングル担当のおねーさんにくぎ付けになっておりました(汗;)
だって、右手で譜面台に吊り下げたトライアングルを叩きながら、左手でバスドラムを叩く、なんて器用なことをやって下さるんですもの! 打楽器出身者としては、注目せずにはいられません。基本的にバスドラムは拍を刻み、トライアングルでちょっと細かいリズムを叩く、という感じだったので不可能ではないんですが。。。
器用やなぁ、とついついガン見してしまいました。
続きまして、ラフマニノフ作曲のピアノ協奏曲第2番。ピアニストは韓国系カナダ人のウォニー・ソンさん。
このラフマニノフが素晴らしかったです!!!
第1楽章の最初、ピアノの和音が静かに響いて、次第にクレッシェンドしていって、オケのメロディーが入って……と出だしから引き込まれて、背中がゾクゾクしました。
聴きながら多分いろんなことを感じて、思っていたはずなんですけど。かなり集中して聴いていたんだと思います。時間があっという間に過ぎてしまって、気が付いたら終わっている感じでした。
続く第2楽章は、とても美しかったです。
このオケの1番フルートさんの音色が、これまた素晴らしくてですね。ピアノとフルートだけで曲が進む辺りなど、涙なしには聴けない美しさでした。この楽章のメロディも、うっとりするほど美しいですし♪
そしてこの楽章の途中、音量が大きくなって盛り上がった所でザン!と音を断ち切る西本さんに、思わず「カッコいい〜♪」
ええ、ミーハーな発言で申し訳ございません(汗;)
そして第3楽章。この楽章、シンバルが弱い音でオケと一緒にリズムを刻み続けたり、その間ずーっとティンパニさんは小さい音でロールを続けたり……と何気に打楽器に対して酷なことを強いている気がします(笑)
そのシンバル奏者さん。シンバルスタンドの横に、椅子が置かれている……と思いましたら、そのpの部分を叩くために小さいシンバルを置いておられました。合わせシンバルの受ける方はそのままの大きさで、合わせて行く方を一回り小さいシンバルで叩いておられたんですね。で、音量が大きくなる部分は、受ける方と同じ大きさ(つまり、スタンドに置いてあるシンバル)で叩いて……と、使い分けておられました。なるほど、持ち変える余裕があるからできる工夫なんだな、とそっちに注目して見てしまいました。
ウォニー・ソンさんのピアノも、オケの皆さんの演奏も素晴らしくて。打楽器さんの工夫(というか裏技!?)も拝見できて、楽しませていただきました♪
休憩を挟みまして、後半はメインのブラームス。
西本さんはこの4番をどんな風に振るのかしら?とワクワクしながら聴きました。
第1楽章は、少しゆっくりめのテンポでスタート。オケの人数が結構多くて、第1ヴァイオリンだけでも13人(だったかな?)で、それなりに規模が大きいこともあって、速くし過ぎるとアンサンブルが破たんするのも理由かな?と思いながら聴きました。
冒頭は憂いを帯びた、ため息のようなメロディで始まりますが、途中でガラリと表情を変え、一転して激しくなる曲調。やっぱり大好きなのです♪
ただ、途中で「?」と思ったのは、恐らく繰り返しをせずに次に進んだためだと思われ……。
ラフマニノフもそうだったんですが、この曲でも西本さんの指揮にはメロディの「溜め」とかテンポの揺れが大きいように感じました。第1楽章でも、ラストに向かっていく手前でガクンとテンポが落ちて、ティンパニの強打も結構しっかり溜めを作って終止音に持っていった感じがありました。
で、これはかなり余談なんですが。
この楽章の途中でコンマスさんのヴァイオリンの弦が切れたらしく。弦の切れたヴァイオリンを後ろへ送り、使えるヴァイオリンをどんどん前へ送っていく、という「ヴァイオリ送り」が見られました。
オケの皆様には申し訳ないのですが、珍しいハプニングが見られたなぁ、と思ってしまいました(汗;)
第2楽章は、古い教会音楽を元にした、と言われていたように思います。冒頭のホルンから、美しい音を聴かせて下さいました。1番フルートさんはもちろんなのですが、クラリネットの方も張りがあって、でも柔らかくて心地よい音色を出す方だったので、聴き入ってしまいました。
調が変わってヴァイオリンが高音でメロディを奏でる辺りとか、本当に美しくて。思わず涙がポロリ。
ああ、今日この場にいられて幸せ♪と思いました。
続く第3楽章は、一転して明るくて華やかな曲調です。ティンパニ&トライアングルが大活躍で、打楽器出身者としても嬉しくて大好きな楽章♪
このオケのティンパニ奏者さんは、演奏者の右→左へ音が高くなるように配置しておられました(通常は左に低い音→右に高い音、と順番に並べます)
以前、金聖響さん指揮×オーケストラ・アンサンブル金沢で聴いた時、ティンパニの渡邉さんは真ん中に一番低いFの音を配置して、その両側に低いGとCの音を並べる、という工夫をしておられるのを拝見しましたが。今日のティンパニ奏者さんは真っ向勝負と言いますか、一番右端に最も低いFの音を配置して、その左にG、さらにその左にCと順番に並べておられました。
で、拝見したんですが……何だか叩きにくそうと言いますか。物凄く頑張っておられるんですけど、微妙に遅れていたような。。。(汗;)
バロックティンパニのあの「バン!」という強打を聴き慣れていることもあって、ペダル式の柔らかくて深い「ボン!」という音が少し物足りなく感じました。
トライアングルも少し細めの音で、オケの音量にかき消されてしまう部分があって。
打楽器的にはちょっと物足りない楽章でした。他の部分は本当に素晴らしかったんですけど(涙)
最後の第4楽章も、とても熱のこもった演奏でした。
1番フルートさんのソロは、高音は深みのある音で、低音は少しセクシーな感じで素晴らしかったです♪
この楽章も本当に好きなんですよ。最初はシンプルだったメロディが、回数を重ねるごとに音が増えていって、ドラマティックに展開していって。つい、夢中になって音を追いかけてしまいました。
ゲネラル・パウゼと激しいフレーズが畳みかけるように続く辺りも、エネルギーが凝縮したような音で凄みがありました。音が断ち切られた後、ホールに漂う残響も美しかったです。
少数精鋭部隊の音も素晴らしいと思うのですが、それなりに大人数を揃えて奏でられる音にはやっぱりそれ相応の迫力があって、素晴らしかったです。
アンコールも、ブラームスでした。
ハンバリー舞曲の第4番。最後の最後まで楽しませていただきました♪
西本さんとラトビア国立交響楽団のこのツアー。
結構強行日程と言いますか、ハードなスケジュールで皆さん動いておられるんですが。。。
地元岡山で素晴らしい演奏を聴かせて下さいましたこと、心から感謝なのです♪
2010/01/20 23:00:06
今年の元旦。
テレビ番組は面白い物がないし、家にいてもヒマだし。
1日は映画の日で安いから、映画でも見に行くか?
ということで、見に行ったのが「のだめカンタービレ」でした。その「のだめ」で指揮の監修をなさっていたのが、飯森範親さん。以前、地元のオケがオペラを上演した時のゲネプロで拝見したことはありますが、実際にコンサートで拝見したことってないよなぁ。ということで、ちょうど地元の音楽大学の管弦楽団とプラハ交響楽団の合同演奏会を振りに来られることもあり、聴きに行きました。
-------------------------------------------------------
くらしき作陽大学管弦楽団&プラハ交響楽団 合同演奏会
スメタナ作曲:連作交響詩「わが祖国」より モルダウ(※)
ショパン作曲:ピアノ協奏曲第1番 ホ短調
(休憩)
ドヴォルザーク作曲:交響曲第9番 ホ短調 「新世界より」(※)
(アンコール)
ドヴォルザーク作曲:スラブ舞曲第15番
指揮:飯森範親
ピアノ独奏:松本和将
管弦楽:くらしき作陽大学管弦楽団&プラハ交響楽団(※)
プラハ交響楽団
倉敷市民会館 19:00〜
-------------------------------------------------------
……10日に聴いた「21世紀の新世界」と曲目がかぶってますが(笑)
指揮者と演奏者が変われば、演奏も変わりますし。学生さんとプロの方の合同演奏というのも面白そうですし。その「違い」を聴くのもいいだろう、ということでちょっと気軽な気持ちで行ってきました。
開演前、ロビーコンサートで金管六重奏による演奏が行われていました。
その間、ステージにはラフな格好のプラハ交響楽団メンバーさんが数名(笑)
そして燕尾服&ワインレッドのカマーバンドでビシッと決めた飯森さんが登場して、プレトークが行われました。今日のコンサートはプラハ交響楽団の中に学生が混ざって一緒に演奏し、時々ソロも学生が演奏するという告知がありました。
プラハ交響楽団のみでも結構な大所帯なのですが、今日はプラス学生たちがステージに上がる、ということで、ステージには椅子がズラリ。当然オケピも出てます。
オケは対向配置になっていて、舞台下手側から第1ヴァイオリン→チェロ→ヴィオラ→第2ヴァイオリンで、第1ヴァイオリンとチェロの後方にコントラバスという並び。ヴァイオリンだけで20人ずついるという大編成で、管楽器も倍の人数がおりました。
ズラッとオケの皆さんが登場して、チューニングを終えたところで飯森さんが登場して「楽しい音楽の始まりです」
最初は「モルダウ」
冒頭のフルート・ソロも学生さんが担当し、学生メインで演奏されました。
テンポは少しゆっくりめ……と言いますか、弦楽器だけで90人近くいますから(苦笑) テンポ設定を速くしたら、アンサンブルが崩れる確率100%ってトコなんだと思います。
でも大人数だからといって、音量がそれに伴うか……と言われるとそうでもなく。ホールの音響や、学生さんが入っているという関係があるんではないか、と思います。人数の割には音が伸びてこない印象がありましたので。90人近くいる弦楽器が、5人のトランペット部隊に負けてましたもの、音量で(汗;)
飯森さんの指揮は、正直なところ、こんなに熱い指揮をされる方だったのか!という感じを受けました。ゲネプロで拝見した時は、ピットの中にいてあまりわからなかったんですよね。どうしてもステージの方を見てしまいますので。
上半身を折って屈んだり、長い髪が振り乱れたり……。
こういう方だったんだ!?と思いました。
そして同時に思ったのが。なるほど、確かに千秋センパイの指揮はこの方が指導したんだな、ということでした。指導する飯森さんがこういう振り方をするから、玉木さん演じる千秋センパイがああいう振り方になるんだ、と。妙なところで納得してしまったという(笑)
続きまして、学生さんたちは皆ステージから下がって、ピアノがステージ最前列に登場して、ピアノ協奏曲です。
ソリストは地元倉敷出身の松本さん。飯森さんもそうなのですが、松本さんも大学に教えに行っているらしく。そのご縁もあって、ソリストに抜擢されたようです。
オケはプラハ交響楽団のみになって、ステージの上も少しスッキリ。
そして始まったショパンは……当たり前ですが、10日に聴いたものとはまるで別物でした。というか、同じ楽譜を再現して、ここまで違いが出るものか!?と思うほどでした。メロディに「溜め」があったり、テンポの揺れがあったり。。。「こってり系」のショパンだな、という印象でした。
10日に聴いた演奏は、スッキリしていて真っ向勝負な感じでしたので、まるっきり方向性の違う音楽を聴いたように思いました。あの時はあっという間に第1楽章が終わってしまった感があったのですが、今日は少し、途中で集中が切れてしまって(汗) こんなに長い曲だったかな?と思ってしまいました。
第2楽章は、とても美しい音を聴かせていただきました。ちょうど今日は寒さも緩んで、暖かい1日だったのですが。ほっこりと暖かい、陽だまりのような音だったのです♪ プラハ交響楽団さんの音も、松本さんの音も。
そして何よりも、この楽章。1番ファゴットの方の音色がメチャメチャ綺麗で、涙腺直撃されてしまいました。あんなに美しい音でハーモニーを支えていたんだな、と新たな発見をしたように思います。
休憩後は、再びプラハ交響楽団の中に学生さんたちが入って、大所帯になっての「新世界」です。
この「新世界」も、同じ楽譜を再現しているとは思えないほど、10日に聴いたものとは違っていて、面白かったです。
第1楽章では「ソー・ソミ・レーー ソーシレ・レ・レー♪」の「レ・レ」で微妙な溜めがあって、一瞬テンポが落ちたりしてました。アーティキュレーションの付け方、歌わせ方もまるで違っていて。こういうアプローチもアリなんだな、と。そういう意味では、飯森さんの方がアクションも大きいですし、こってり系の音楽を作られるんだな、と思いました。
この第1楽章、ティンパニの方の強打もさすがでした。あちらの方は体格のいい、大きな方が多いのか。コンミスさんも長身でガッシリ体型でしたし、ティンパニさんも大男さんでした。この方、叩いた後のリアクションが大きくて、ひょいひょい肩が上がるんですよ。叩きづらくないのかな?と思うんですが、ちゃんと拍は合っていて、叩けているんですよね。見ていて飽きない方でした(笑)
第2楽章は、冒頭の出の部分を合わせるのはやはり難しいようで。10日の演奏でもバラッとなってましたが、対向配置だとなおのこと、合わせづらいんですよね。金管セクションとホルン部隊の間に、木管部隊が挟まっているので。。。ティンパニも大男さんから学生のお嬢さんに代わって、いきなり音が微妙に低くて。。。(汗)
大丈夫!?と思いましたが、団員さんが演奏するコールアングレの音色はさすがに美しかったです。
そしてこの楽章、失礼ながら笑ってしまったのは、飯森さんが10日に聴いた金聖響さんと全く同じ場所で唸っておられたことでした(笑) 弱音器をつけた弦楽器が朗々と切ないメロディを歌い上げるあの部分、指揮者さんが唸っちゃうポイントなのかしら?と思ってしまいました。
第3楽章は、再びティンパニがあの大男さんに交代。その他の管楽器ソロの部分も、ここぞ!という所は全て、プラハの団員さんが吹いておられました。ティンパニは申し分ないんですが……学生さんが叩いていたトライアングルがですね。ロールの粒が揃ってなくて、微妙な強弱がついていて、気になってしまいました(汗;)
10日のコンサートでも、翌11日のOEKさんでも、均等な大きさでチリリリリ♪と鳴る音を聴いていたもので、つい(汗;)
自分が打楽器だったから、ということもあるのかもしれませんが、ちょっと辛口になってしまったかもしれません、打楽器パートさん。第3楽章のトライアングルは主役級の大活躍なので、目立っちゃうんですよね、どうしても。
ラストの第4楽章も、凄い迫力でした。指揮者によってこんなにもアプローチの仕方が違うんだ、と思う部分も多々ありました。ただね、あのラスト。やっぱり出ちゃいましたね、フライング拍手(苦笑)
アンコールは、プラハ交響楽団だけになって「スラブ舞曲」でした。
やっぱりね、学生さんが抜けて団員さんだけになると、音がまるで違います。弦楽器の音の抜け方が違うし、音のバランスも凄くいい。学生が入っていた時よりも、音量が大きく聴こえてくるように感じました。「新世界」も、オケの団員さんのみの演奏で聴いていたら、また違った印象を受けたのかも……と思います。
でも、全体を通じて凄く楽しいコンサートでした。
何だかいい感じに、気分が解放されたような気がしました。
ステキな演奏を聴かせて下さった飯森さんと松本さん、プラハ交響楽団の皆様方に感謝なのです♪
そして、プロの中に混ざって緊張しながらも頑張っていた学生さんたちに、心から拍手を。
テレビ番組は面白い物がないし、家にいてもヒマだし。
1日は映画の日で安いから、映画でも見に行くか?
ということで、見に行ったのが「のだめカンタービレ」でした。その「のだめ」で指揮の監修をなさっていたのが、飯森範親さん。以前、地元のオケがオペラを上演した時のゲネプロで拝見したことはありますが、実際にコンサートで拝見したことってないよなぁ。ということで、ちょうど地元の音楽大学の管弦楽団とプラハ交響楽団の合同演奏会を振りに来られることもあり、聴きに行きました。
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くらしき作陽大学管弦楽団&プラハ交響楽団 合同演奏会
スメタナ作曲:連作交響詩「わが祖国」より モルダウ(※)
ショパン作曲:ピアノ協奏曲第1番 ホ短調
(休憩)
ドヴォルザーク作曲:交響曲第9番 ホ短調 「新世界より」(※)
(アンコール)
ドヴォルザーク作曲:スラブ舞曲第15番
指揮:飯森範親
ピアノ独奏:松本和将
管弦楽:くらしき作陽大学管弦楽団&プラハ交響楽団(※)
プラハ交響楽団
倉敷市民会館 19:00〜
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……10日に聴いた「21世紀の新世界」と曲目がかぶってますが(笑)
指揮者と演奏者が変われば、演奏も変わりますし。学生さんとプロの方の合同演奏というのも面白そうですし。その「違い」を聴くのもいいだろう、ということでちょっと気軽な気持ちで行ってきました。
開演前、ロビーコンサートで金管六重奏による演奏が行われていました。
その間、ステージにはラフな格好のプラハ交響楽団メンバーさんが数名(笑)
そして燕尾服&ワインレッドのカマーバンドでビシッと決めた飯森さんが登場して、プレトークが行われました。今日のコンサートはプラハ交響楽団の中に学生が混ざって一緒に演奏し、時々ソロも学生が演奏するという告知がありました。
プラハ交響楽団のみでも結構な大所帯なのですが、今日はプラス学生たちがステージに上がる、ということで、ステージには椅子がズラリ。当然オケピも出てます。
オケは対向配置になっていて、舞台下手側から第1ヴァイオリン→チェロ→ヴィオラ→第2ヴァイオリンで、第1ヴァイオリンとチェロの後方にコントラバスという並び。ヴァイオリンだけで20人ずついるという大編成で、管楽器も倍の人数がおりました。
ズラッとオケの皆さんが登場して、チューニングを終えたところで飯森さんが登場して「楽しい音楽の始まりです」
最初は「モルダウ」
冒頭のフルート・ソロも学生さんが担当し、学生メインで演奏されました。
テンポは少しゆっくりめ……と言いますか、弦楽器だけで90人近くいますから(苦笑) テンポ設定を速くしたら、アンサンブルが崩れる確率100%ってトコなんだと思います。
でも大人数だからといって、音量がそれに伴うか……と言われるとそうでもなく。ホールの音響や、学生さんが入っているという関係があるんではないか、と思います。人数の割には音が伸びてこない印象がありましたので。90人近くいる弦楽器が、5人のトランペット部隊に負けてましたもの、音量で(汗;)
飯森さんの指揮は、正直なところ、こんなに熱い指揮をされる方だったのか!という感じを受けました。ゲネプロで拝見した時は、ピットの中にいてあまりわからなかったんですよね。どうしてもステージの方を見てしまいますので。
上半身を折って屈んだり、長い髪が振り乱れたり……。
こういう方だったんだ!?と思いました。
そして同時に思ったのが。なるほど、確かに千秋センパイの指揮はこの方が指導したんだな、ということでした。指導する飯森さんがこういう振り方をするから、玉木さん演じる千秋センパイがああいう振り方になるんだ、と。妙なところで納得してしまったという(笑)
続きまして、学生さんたちは皆ステージから下がって、ピアノがステージ最前列に登場して、ピアノ協奏曲です。
ソリストは地元倉敷出身の松本さん。飯森さんもそうなのですが、松本さんも大学に教えに行っているらしく。そのご縁もあって、ソリストに抜擢されたようです。
オケはプラハ交響楽団のみになって、ステージの上も少しスッキリ。
そして始まったショパンは……当たり前ですが、10日に聴いたものとはまるで別物でした。というか、同じ楽譜を再現して、ここまで違いが出るものか!?と思うほどでした。メロディに「溜め」があったり、テンポの揺れがあったり。。。「こってり系」のショパンだな、という印象でした。
10日に聴いた演奏は、スッキリしていて真っ向勝負な感じでしたので、まるっきり方向性の違う音楽を聴いたように思いました。あの時はあっという間に第1楽章が終わってしまった感があったのですが、今日は少し、途中で集中が切れてしまって(汗) こんなに長い曲だったかな?と思ってしまいました。
第2楽章は、とても美しい音を聴かせていただきました。ちょうど今日は寒さも緩んで、暖かい1日だったのですが。ほっこりと暖かい、陽だまりのような音だったのです♪ プラハ交響楽団さんの音も、松本さんの音も。
そして何よりも、この楽章。1番ファゴットの方の音色がメチャメチャ綺麗で、涙腺直撃されてしまいました。あんなに美しい音でハーモニーを支えていたんだな、と新たな発見をしたように思います。
休憩後は、再びプラハ交響楽団の中に学生さんたちが入って、大所帯になっての「新世界」です。
この「新世界」も、同じ楽譜を再現しているとは思えないほど、10日に聴いたものとは違っていて、面白かったです。
第1楽章では「ソー・ソミ・レーー ソーシレ・レ・レー♪」の「レ・レ」で微妙な溜めがあって、一瞬テンポが落ちたりしてました。アーティキュレーションの付け方、歌わせ方もまるで違っていて。こういうアプローチもアリなんだな、と。そういう意味では、飯森さんの方がアクションも大きいですし、こってり系の音楽を作られるんだな、と思いました。
この第1楽章、ティンパニの方の強打もさすがでした。あちらの方は体格のいい、大きな方が多いのか。コンミスさんも長身でガッシリ体型でしたし、ティンパニさんも大男さんでした。この方、叩いた後のリアクションが大きくて、ひょいひょい肩が上がるんですよ。叩きづらくないのかな?と思うんですが、ちゃんと拍は合っていて、叩けているんですよね。見ていて飽きない方でした(笑)
第2楽章は、冒頭の出の部分を合わせるのはやはり難しいようで。10日の演奏でもバラッとなってましたが、対向配置だとなおのこと、合わせづらいんですよね。金管セクションとホルン部隊の間に、木管部隊が挟まっているので。。。ティンパニも大男さんから学生のお嬢さんに代わって、いきなり音が微妙に低くて。。。(汗)
大丈夫!?と思いましたが、団員さんが演奏するコールアングレの音色はさすがに美しかったです。
そしてこの楽章、失礼ながら笑ってしまったのは、飯森さんが10日に聴いた金聖響さんと全く同じ場所で唸っておられたことでした(笑) 弱音器をつけた弦楽器が朗々と切ないメロディを歌い上げるあの部分、指揮者さんが唸っちゃうポイントなのかしら?と思ってしまいました。
第3楽章は、再びティンパニがあの大男さんに交代。その他の管楽器ソロの部分も、ここぞ!という所は全て、プラハの団員さんが吹いておられました。ティンパニは申し分ないんですが……学生さんが叩いていたトライアングルがですね。ロールの粒が揃ってなくて、微妙な強弱がついていて、気になってしまいました(汗;)
10日のコンサートでも、翌11日のOEKさんでも、均等な大きさでチリリリリ♪と鳴る音を聴いていたもので、つい(汗;)
自分が打楽器だったから、ということもあるのかもしれませんが、ちょっと辛口になってしまったかもしれません、打楽器パートさん。第3楽章のトライアングルは主役級の大活躍なので、目立っちゃうんですよね、どうしても。
ラストの第4楽章も、凄い迫力でした。指揮者によってこんなにもアプローチの仕方が違うんだ、と思う部分も多々ありました。ただね、あのラスト。やっぱり出ちゃいましたね、フライング拍手(苦笑)
アンコールは、プラハ交響楽団だけになって「スラブ舞曲」でした。
やっぱりね、学生さんが抜けて団員さんだけになると、音がまるで違います。弦楽器の音の抜け方が違うし、音のバランスも凄くいい。学生が入っていた時よりも、音量が大きく聴こえてくるように感じました。「新世界」も、オケの団員さんのみの演奏で聴いていたら、また違った印象を受けたのかも……と思います。
でも、全体を通じて凄く楽しいコンサートでした。
何だかいい感じに、気分が解放されたような気がしました。
ステキな演奏を聴かせて下さった飯森さんと松本さん、プラハ交響楽団の皆様方に感謝なのです♪
そして、プロの中に混ざって緊張しながらも頑張っていた学生さんたちに、心から拍手を。
2010/01/16 23:08:34
指揮者・金聖響さんの30代最後の演奏を聴いたのが、10日のこと。
新年早々、最強にして最高の「新世界」を聴いて、大満足♪
……なはずだったんですが。
本来、16日は通っている専門学校で朝から講習会があって、それは必修で参加しなければならない講習会で、欠席したら6枚以上のレポートが課せられる、というものでした。そのため、行きたい気持ちをぐっと堪えて講習会に出なければ……と思っていたのです。
が、12日に聖響さんの公式ブログを拝見し、「ミサ・ソレムニス」について語っておられるのを拝見し、「何という私ホイホイな記事を書くんだ、この方はっ!!!」と一気に「行きたい!」気持ちが爆発。
1時間足らずの間にチケットの売れ行き状況&残席を確認し、翌日大阪で行われる勉強会に出るために宿泊する必要がある大阪駅前のホテルの空室を確認し、学割を使った場合の交通費を計算しておりました(汗)
年末から、大風邪を引きながらも「ミサ・ソレムニス」の楽譜を読み、「新世界」を置いてでも楽譜を読んで勉強しておられるご様子はツイッターで拝見しておりましたが。12日に拝見したブログの記事が決定打となり、数日思い悩んで考えましたが、結局は横浜行きを決定して行ってしまいました。
-------------------------------------------
神奈川フィルハーモニー管弦楽団 第259回定期演奏会
ベートーヴェン作曲:ミサ・ソレムニス ニ長調
指揮者:金聖響
ソプラノ:澤畑恵美
メゾ・ソプラノ:押見朋子
テノール:吉田浩之
バス:長谷川顕
合唱:神奈川フィル合唱団
管弦楽:神奈川フィルハーモニー管弦楽団
横浜みなとみらいホール 18:00〜
-------------------------------------------
今回のこのミサソレ1曲のみというプログラム。
聖響さんがKPOの常任指揮者になるとお聞きして、定期演奏会のパンフレットを取り寄せた時から実はずっと聴きたいと思っていたプログラムでした。聖響さんが振って、コンマスの石田氏がソロを弾いて、KPOさんが演奏したらどうなるんだろう?と。
その日のうちに大阪へとんぼ返りしなければならないし。
講習会欠席のペナルティとして、レポートも書かなければいけない。
加えて、お金もかかる。
我ながらアホやなぁ、と思ったんですが、結果として聴きに来てしまいました(苦笑)
そうは言いつつも、私はミサソレをそんなに何度も聴いているわけではありません。生で聴くのは、これが初めてでした。全部で5楽章あって、ポリフォニーで、ミサ曲で、途中でコンマスさんのソロが入る曲、という程度の認識です。CDは持っていますが、それでさえも聴いたのはほんの2〜3回という。
なので、演奏が具体的にどうとか、どこがどうだったとか、そういったことまで聴き取る余裕はありませんでした。
ましてやチケットを取ったのが本当に直前だったため、座った席もパイプオルガン奏者の足元でステージ後方で、指揮者正面の席。演奏そのものについて、あれこれ言える席ではありません。
ですので、それぞれの楽章や曲全体の印象についての感想となりますこと、前もってお断りさせていただきます。
<プレトーク>
コンサートが始まる前に、聖響さんと、音楽ライターの玉木正之さんによるプレトークがありました。
玉木さんに続いて登場なさった聖響さん、燕尾服です♪ 久方ぶりに拝見する燕尾服のお姿に、テンションが上がります(←コラコラ;)
「ミサ・ソレムニス」というタイトルを関西のイントネーションで言っていいものか?というお話から始まりまして。この曲は第九より先に作られていて、作品番号も近い。なので合わせて聴いてほしい、というお話に。
この曲を書いていた頃ベートーヴェンさんが住んでいた部屋は、とても小さくて暗くて天井が低くて。こんな部屋であんな曲を書いたのか!?と訪れた聖響さんは衝撃を受けて、涙が出てきたというお話もありました。
最後の方には、玉木さんが「人文学の反対は天文学と言える。第九が人文学の音楽だとしたら、ミサソレは天文学の音楽だ」的なお話もされてました。
第1楽章<キリエ>
最初のニ長調の和音を聴いた瞬間、ああ、この曲は祈りの曲なんだと思いました。ヴィブラートを極力抑えた、素の響きともいえるような音。その響きはとても美しくて、厳かな雰囲気があって。曲の最初に黙とうを捧げ、これからの曲を迎えるような気持ちになりました。
合唱が「キリエ」と歌う中、すっと前面に出てくるソプラノやテノールの歌声も、スムーズにその受け渡しができるように合唱の皆さんの歌声がよく統制されているように感じました。
決して華美なわけではない、誇張されてもいない。芯の強さがにじみ出てくるような美しさが感じられる「キリエ」であったように思います。
第2楽章<グローリア>
ポリフォニーはダテじゃない、と言いましょうか。
あちこちでいろんな音が鳴っていて、前から後ろから横から下から、全方向から攻められて音の渦に飲み込まれて。次から次へと出てきて、重なっているメロディを追いかけるのに精いっぱい。容量の少ない私の脳みそでは処理しきれないほど情報量が多くてですね(苦笑)
ただ、何だか物凄くハイな気分になりまして。気が付いたら終わっていた、という感じでした。
第3楽章<クレド>
三位一体の神への信仰宣言、ということでキリストの降誕や受胎告知、受難、埋葬を描いていくというこの楽章。
音楽を聴きながらストーリーを追っていく中で、雲の切れ間から光が差し込むように感じられるほど美しい部分があってウルウルきたり。胸が締め付けられるほど苦しい気持ちになったり。
天からもたらされた曲と言いますか、天上から下りてくる音楽のように感じられました。
聴いていて、思ったのです。
私、この場にいられて良かった。
この演奏を聴けて良かった。
と。
そして、
この曲を演奏して下さる皆様方に、こんな素晴らしい曲を書いたベートーヴェンさんに。
この場に導いて下さった「神」としか言いようのない、大いなる存在に。
全てに感謝の気持ちを捧げる、そんな気持ちになりました。
第4楽章<サンクトゥス―ベネディクトゥス>
この楽章はもう、ベネディクトゥスの部分で奏でられる独奏ヴァイオリン、KPOが誇るスーパーコンマス石田氏の美しい音色に尽きます。あの、全てを浄化していくかのような、澄み切った美しい音色。
本当に素晴らしかった!!!
この楽章の途中で、石田氏のソロが鳴り響く中、聖響さんが指揮棒をゆっくりと下ろして譜面台に置いて、指揮棒なしで振り始めたのです。それまでは指揮棒を縦にしっかりと振って、きっちりと縦の線を揃えよう、とも取れるような振り方をされていたのですけれど。
指揮棒を置いて、両手で振っている聖響さんが感極まったようにも見えまして。ただひたすら音楽に没頭するかのような表情を見た瞬間に、第3楽章でかなりウルウルきていた涙腺が一気に決壊しました。
涙が止まらなくなって、ボロボロ泣けてきて。
本当に心から、この演奏を聴く機会を与えられた幸せを感じました。
第5楽章<アニュス・デイ>
この楽章は、コロコロと変わっていくテンポと移り行くメロディを追いかけるのに、また必死になってしまいました(汗)
振っている聖響さんも、合わせて行くオケや合唱の皆さんも、本当に大変そうだなぁ、というのが伺えるようで。
でも最後は収まるべき所に収まると言いましょうか。安らかな響きでそっと終わっていく曲に浸っておりました。
何だか拍手をするのがもったいない気持ちでした。ずーっと曲の余韻に浸っていたくて、現実に引き戻されたくない感じで。
第1楽章の最初から、第5楽章の最後まで。祈りに始まって、祈りに終わるような心地でした。
素晴らしい演奏を聴かせて下さった皆様方に、本当に心から感謝なのです。
この曲の途中、ソプラノの方が倒れたらしいのですが。それを後から人づてに聞いて、ようやく知りました。全く気付いていなかったんですよ、そういうことに(苦笑)
まぁ、いつものごとくマエストロ一点集中型で鑑賞しておりますので(汗;)
あの場所にいられたこと、あの演奏を聴けたこと。
全てに、心から感謝する気持ちになりました。
<以下、翌日のお話>
コンサート終演後、新年の乾杯式をご一緒させていただいて、大阪へとんぼ返りしました。
翌17日、大阪で行われる鍼の勉強会に参加しました。
1月17日は、私も忘れることのできない神戸淡路大震災が起きた日です。まだ大学生だった当時、地震が起こる直前に目が覚めて、未だかつて感じたことのない揺れに驚いて。でも隣の県だったので、私自身は全く被害も何もなく、ただ瀬戸大橋を通る電車が止まってしまって登校できなかった、というだけでした。
ですが、当時鍼の会に所属しておられた先生の中には被災された方も、犠牲になられた方もいて。会が始まる前、その先生に黙とうを捧げました。
祈りを捧げるべく目を閉じた瞬間、頭に浮かんだのは前日に聴いた「ミサ・ソレムニス」の冒頭の「キリエ」のあの音でした。黙とうしながら、思わず涙が溢れてきて、零れ落ちそうになりました。
勉強会を終えて、ちょうど大阪に遊びに来ていた友人と落ち合って飲みに出て。
帰宅してからアクセスした聖響さんの公式ブログに「昨日のミサソレ、僕の心の中では被災された方々、そのご家族の皆さんに届けばという想いをもって演奏させて頂きました。」と書かれているのを拝見して、納得しました。
ミサソレを聴いて「祈りの曲だ」と感じたことも。
黙とうを捧げた時にミサソレが浮かんだことも。
演奏を通じて、少しでもそういうことを感じ取っていたのかな、と。
体力的にもかなりキツいですし、我ながら無謀なことをしている、と思ったものですが。
やはり、音楽の神様に、ひょっとしたらベートーヴェンさんに「呼ばれて」行ったのかもしれません。
誰に何と言われようと、卒業試験や国家試験があるこの時期にレポート課題というペナルティを背負おうと。私にとっては聴いておくべきコンサートであり、行くべくして行ったのだと思います。(もっとも、そのレポート課題。ちょうど調べて考えをまとめてみたいと思っていた内容なので、講習会よりもそっちの方が私にとっては魅力的なのですが;)
素晴らしい音楽を聴かせていただいて。
いい「気」を注入していただいて。
本当に、ただただ感謝するのでありました。
新年早々、最強にして最高の「新世界」を聴いて、大満足♪
……なはずだったんですが。
本来、16日は通っている専門学校で朝から講習会があって、それは必修で参加しなければならない講習会で、欠席したら6枚以上のレポートが課せられる、というものでした。そのため、行きたい気持ちをぐっと堪えて講習会に出なければ……と思っていたのです。
が、12日に聖響さんの公式ブログを拝見し、「ミサ・ソレムニス」について語っておられるのを拝見し、「何という私ホイホイな記事を書くんだ、この方はっ!!!」と一気に「行きたい!」気持ちが爆発。
1時間足らずの間にチケットの売れ行き状況&残席を確認し、翌日大阪で行われる勉強会に出るために宿泊する必要がある大阪駅前のホテルの空室を確認し、学割を使った場合の交通費を計算しておりました(汗)
年末から、大風邪を引きながらも「ミサ・ソレムニス」の楽譜を読み、「新世界」を置いてでも楽譜を読んで勉強しておられるご様子はツイッターで拝見しておりましたが。12日に拝見したブログの記事が決定打となり、数日思い悩んで考えましたが、結局は横浜行きを決定して行ってしまいました。
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神奈川フィルハーモニー管弦楽団 第259回定期演奏会
ベートーヴェン作曲:ミサ・ソレムニス ニ長調
指揮者:金聖響
ソプラノ:澤畑恵美
メゾ・ソプラノ:押見朋子
テノール:吉田浩之
バス:長谷川顕
合唱:神奈川フィル合唱団
管弦楽:神奈川フィルハーモニー管弦楽団
横浜みなとみらいホール 18:00〜
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今回のこのミサソレ1曲のみというプログラム。
聖響さんがKPOの常任指揮者になるとお聞きして、定期演奏会のパンフレットを取り寄せた時から実はずっと聴きたいと思っていたプログラムでした。聖響さんが振って、コンマスの石田氏がソロを弾いて、KPOさんが演奏したらどうなるんだろう?と。
その日のうちに大阪へとんぼ返りしなければならないし。
講習会欠席のペナルティとして、レポートも書かなければいけない。
加えて、お金もかかる。
我ながらアホやなぁ、と思ったんですが、結果として聴きに来てしまいました(苦笑)
そうは言いつつも、私はミサソレをそんなに何度も聴いているわけではありません。生で聴くのは、これが初めてでした。全部で5楽章あって、ポリフォニーで、ミサ曲で、途中でコンマスさんのソロが入る曲、という程度の認識です。CDは持っていますが、それでさえも聴いたのはほんの2〜3回という。
なので、演奏が具体的にどうとか、どこがどうだったとか、そういったことまで聴き取る余裕はありませんでした。
ましてやチケットを取ったのが本当に直前だったため、座った席もパイプオルガン奏者の足元でステージ後方で、指揮者正面の席。演奏そのものについて、あれこれ言える席ではありません。
ですので、それぞれの楽章や曲全体の印象についての感想となりますこと、前もってお断りさせていただきます。
<プレトーク>
コンサートが始まる前に、聖響さんと、音楽ライターの玉木正之さんによるプレトークがありました。
玉木さんに続いて登場なさった聖響さん、燕尾服です♪ 久方ぶりに拝見する燕尾服のお姿に、テンションが上がります(←コラコラ;)
「ミサ・ソレムニス」というタイトルを関西のイントネーションで言っていいものか?というお話から始まりまして。この曲は第九より先に作られていて、作品番号も近い。なので合わせて聴いてほしい、というお話に。
この曲を書いていた頃ベートーヴェンさんが住んでいた部屋は、とても小さくて暗くて天井が低くて。こんな部屋であんな曲を書いたのか!?と訪れた聖響さんは衝撃を受けて、涙が出てきたというお話もありました。
最後の方には、玉木さんが「人文学の反対は天文学と言える。第九が人文学の音楽だとしたら、ミサソレは天文学の音楽だ」的なお話もされてました。
第1楽章<キリエ>
最初のニ長調の和音を聴いた瞬間、ああ、この曲は祈りの曲なんだと思いました。ヴィブラートを極力抑えた、素の響きともいえるような音。その響きはとても美しくて、厳かな雰囲気があって。曲の最初に黙とうを捧げ、これからの曲を迎えるような気持ちになりました。
合唱が「キリエ」と歌う中、すっと前面に出てくるソプラノやテノールの歌声も、スムーズにその受け渡しができるように合唱の皆さんの歌声がよく統制されているように感じました。
決して華美なわけではない、誇張されてもいない。芯の強さがにじみ出てくるような美しさが感じられる「キリエ」であったように思います。
第2楽章<グローリア>
ポリフォニーはダテじゃない、と言いましょうか。
あちこちでいろんな音が鳴っていて、前から後ろから横から下から、全方向から攻められて音の渦に飲み込まれて。次から次へと出てきて、重なっているメロディを追いかけるのに精いっぱい。容量の少ない私の脳みそでは処理しきれないほど情報量が多くてですね(苦笑)
ただ、何だか物凄くハイな気分になりまして。気が付いたら終わっていた、という感じでした。
第3楽章<クレド>
三位一体の神への信仰宣言、ということでキリストの降誕や受胎告知、受難、埋葬を描いていくというこの楽章。
音楽を聴きながらストーリーを追っていく中で、雲の切れ間から光が差し込むように感じられるほど美しい部分があってウルウルきたり。胸が締め付けられるほど苦しい気持ちになったり。
天からもたらされた曲と言いますか、天上から下りてくる音楽のように感じられました。
聴いていて、思ったのです。
私、この場にいられて良かった。
この演奏を聴けて良かった。
と。
そして、
この曲を演奏して下さる皆様方に、こんな素晴らしい曲を書いたベートーヴェンさんに。
この場に導いて下さった「神」としか言いようのない、大いなる存在に。
全てに感謝の気持ちを捧げる、そんな気持ちになりました。
第4楽章<サンクトゥス―ベネディクトゥス>
この楽章はもう、ベネディクトゥスの部分で奏でられる独奏ヴァイオリン、KPOが誇るスーパーコンマス石田氏の美しい音色に尽きます。あの、全てを浄化していくかのような、澄み切った美しい音色。
本当に素晴らしかった!!!
この楽章の途中で、石田氏のソロが鳴り響く中、聖響さんが指揮棒をゆっくりと下ろして譜面台に置いて、指揮棒なしで振り始めたのです。それまでは指揮棒を縦にしっかりと振って、きっちりと縦の線を揃えよう、とも取れるような振り方をされていたのですけれど。
指揮棒を置いて、両手で振っている聖響さんが感極まったようにも見えまして。ただひたすら音楽に没頭するかのような表情を見た瞬間に、第3楽章でかなりウルウルきていた涙腺が一気に決壊しました。
涙が止まらなくなって、ボロボロ泣けてきて。
本当に心から、この演奏を聴く機会を与えられた幸せを感じました。
第5楽章<アニュス・デイ>
この楽章は、コロコロと変わっていくテンポと移り行くメロディを追いかけるのに、また必死になってしまいました(汗)
振っている聖響さんも、合わせて行くオケや合唱の皆さんも、本当に大変そうだなぁ、というのが伺えるようで。
でも最後は収まるべき所に収まると言いましょうか。安らかな響きでそっと終わっていく曲に浸っておりました。
何だか拍手をするのがもったいない気持ちでした。ずーっと曲の余韻に浸っていたくて、現実に引き戻されたくない感じで。
第1楽章の最初から、第5楽章の最後まで。祈りに始まって、祈りに終わるような心地でした。
素晴らしい演奏を聴かせて下さった皆様方に、本当に心から感謝なのです。
この曲の途中、ソプラノの方が倒れたらしいのですが。それを後から人づてに聞いて、ようやく知りました。全く気付いていなかったんですよ、そういうことに(苦笑)
まぁ、いつものごとくマエストロ一点集中型で鑑賞しておりますので(汗;)
あの場所にいられたこと、あの演奏を聴けたこと。
全てに、心から感謝する気持ちになりました。
<以下、翌日のお話>
コンサート終演後、新年の乾杯式をご一緒させていただいて、大阪へとんぼ返りしました。
翌17日、大阪で行われる鍼の勉強会に参加しました。
1月17日は、私も忘れることのできない神戸淡路大震災が起きた日です。まだ大学生だった当時、地震が起こる直前に目が覚めて、未だかつて感じたことのない揺れに驚いて。でも隣の県だったので、私自身は全く被害も何もなく、ただ瀬戸大橋を通る電車が止まってしまって登校できなかった、というだけでした。
ですが、当時鍼の会に所属しておられた先生の中には被災された方も、犠牲になられた方もいて。会が始まる前、その先生に黙とうを捧げました。
祈りを捧げるべく目を閉じた瞬間、頭に浮かんだのは前日に聴いた「ミサ・ソレムニス」の冒頭の「キリエ」のあの音でした。黙とうしながら、思わず涙が溢れてきて、零れ落ちそうになりました。
勉強会を終えて、ちょうど大阪に遊びに来ていた友人と落ち合って飲みに出て。
帰宅してからアクセスした聖響さんの公式ブログに「昨日のミサソレ、僕の心の中では被災された方々、そのご家族の皆さんに届けばという想いをもって演奏させて頂きました。」と書かれているのを拝見して、納得しました。
ミサソレを聴いて「祈りの曲だ」と感じたことも。
黙とうを捧げた時にミサソレが浮かんだことも。
演奏を通じて、少しでもそういうことを感じ取っていたのかな、と。
体力的にもかなりキツいですし、我ながら無謀なことをしている、と思ったものですが。
やはり、音楽の神様に、ひょっとしたらベートーヴェンさんに「呼ばれて」行ったのかもしれません。
誰に何と言われようと、卒業試験や国家試験があるこの時期にレポート課題というペナルティを背負おうと。私にとっては聴いておくべきコンサートであり、行くべくして行ったのだと思います。(もっとも、そのレポート課題。ちょうど調べて考えをまとめてみたいと思っていた内容なので、講習会よりもそっちの方が私にとっては魅力的なのですが;)
素晴らしい音楽を聴かせていただいて。
いい「気」を注入していただいて。
本当に、ただただ感謝するのでありました。
2010/01/11 20:50:13
こんな凄い演奏を聴いてしまったら、他のはしばらく聴けないわ。
なんて言いつつ、その舌の根も乾かぬうちに2日連続でコンサートでした(笑)
だって、1日違いでOEKさんが大阪に来るんですもの♪
という訳で、今日は昨日とはがらりと変わってニューイヤー・コンサートでした。
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オーケストラ・アンサンブル金沢
ニューイヤー・コンサート2010in大阪
ショスタコーヴィチ:ジャズ組曲第2番 より ダンス1
シュトルツ:プラター公園は花ざかり
ショスタコーヴィチ:ジャズ組曲第2番 より リリック・ワルツ
J.シュトラウス2世:「ヴェネチアの一夜」 より 心から挨拶を贈ろう
オッフェンバック:ホフマンの舟歌
ジーツィンスキー:ウィーン、わが夢の街
J.S.バッハ:2つのヴァイオリンのための協奏曲より 第2楽章
J.シュトラウス2世:「ヴェネチアの一夜」より アンネンポルカ
J.シュトラウス2世:「こうもり」 より ぶどうが燃えたぎって(シャンパンの歌)
(休憩)
J.シュトラウス2世:無窮動
レハール:「ほほえみの国」 より 私たちの心にだれかが恋を沈めたのか
スッペ:「美しいガラテア」序曲
レハール:「ほほえみの国」 より 君はわが心のすべて
レハール:「ジュディッタ」より 私の唇にあなたは熱いキスをした
チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」より 第2楽章
カールマン:「チャールダーシュの女王」より 踊りたい!
(アンコール)
J.シュトラウス2世:美しく青きドナウ
レハール:「メリー・ウィドウ」から「唇は語らずとも」
J.シュトラウス2世:オペレッタ「こうもり」から「ブドウの炎の流れに(シャンパンの歌)」
ソプラノ:メラニー・ホリデイ
テノール:ズリンコ・ソチョ
指揮:井上道義
管弦楽:オーケストラ・アンサンブル金沢
いずみホール 15:00〜
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OEKさんでニューイヤー・コンサート。
そして指揮がミッキーさん。
OEKさんもミッキーさんもよく聴くのですが、この組み合わせで聴くのは実は初めてでした(笑)
いつもアーティスティック・パートナーさんの指揮で聴いていて、肝心の音楽監督さんの指揮で聴いていなかった、というこの女(爆)
で、指揮がミッキーさんならば、当然プログラムに入ってくるであろうショスタコーヴィチがトップバッターでした。タンバリンがバシッと決まって大活躍な、躍動感に溢れる第1ダンス。最初からノリノリです。
最初から結構ぶっ飛ばしてくれまして、皆揃って「明けましておめでとうございます!」
ああ、ニューイヤーだわ♪
ミッキーさんのMCを挟んで(何せ、ホールがコンパクトなので肉声で十分届くという)、早速メラニー・ホリデイさんのご登場です。濃いピンクのドレスが華やかで、ステキなのです。
曲数が多いので、1曲ずつの感想は省かせていただいて、印象に残った曲をいくつかピックアップして書かせていただきます。
……なんて言いつつ、振り返ってみると前半の印象がかなりすっ飛んでしまっております(汗;)
というのは、バッハの「2つのヴァイオリンのための協奏曲」の第2楽章が素晴らしくてですね。
マイケルさんの第1ヴァイオリンと、江原さんの第2ヴァイオリンが見事に溶け合っていて(江原さんがステージ下手側、マイケルさんが上手側に立って演奏されてました)
指揮者を立てずに(ミッキーさんはステージ上手側のピアノのところでじっと聴いてました)、ヴィブラートをほとんどかけずに奏でられる弦楽器の皆さんの伴奏も素晴らしくて、ついうっとり。そしてウルウル。
ああ、やっぱりOEKさんの弦は美しいわ〜♪
昨日の関フィルさんも素晴らしかったけど、少数精鋭部隊のOEKさんの音は引きしまっていて、やっぱり素敵ですわ♪
と思いながら、酔わせていただきました。
「さて、シュトラウス2世のお母さんは、どんな人だったでしょう? 答えは、2度演奏するのでそこで……」
とミッキーさんのMCを挟んで演奏された「アンネン・ポルカ」が、これまた楽しかった!
最初は普通にオケだけで演奏されたのですが、2度めの演奏でメラニーさんが登場。シャンパングラスを片手に、千鳥足で出てこられました。酔ってます(笑)
酔っぱらい状態で歌う演出も、さすが!な2度めの演奏でした。
第1部最後の曲もテノールのズリンコさんがシャンパングラスと本物のシャンパンを持ってご登場。グラスに注いで(でも飲みませんでしたね、さすがに;)歌ってました。まぁ、シャンパンの歌なんてタイトルがついてますから、当然の演出かも。
で、第2部。
最初の「無窮動」からやってくれました、音楽監督(笑)
曲の途中で「ちょっと、どこ行くねん!?」と思ったら、一度ステージから出ていって、また出てくるという。それを2度繰り返して、最後には心臓を押さえてもがき苦しんで、やっとオケが演奏をやめてくれて終了(笑)
「これを聴いて、オーケストラがやってきた、と思った人は40代以上です」
なんてMCで仰ってましたが。
そうだったんだ!?と思った私は、まだ40代にはなっておりませんよ?(笑)
レハールの「私たちの心にだれかが恋を沈めたのか」では、メラニーさんが虎柄のドレスに着替えて登場なさいました。
さすがですわ、今年は虎年ですものね♪
……去年みたく丑年だったら、モーモーさん柄だったの?と思ったのは、言うまでもなく(苦笑)
1曲挟んで、次の「私の唇にあなたは熱いキスをした」では、今度は水色のダンス衣装のようなドレスで登場なさいました。
この曲、フラメンコ調の曲で、メラニーさんもそれらしい手の振りを交えて歌っておられたんですが。それを見たミッキーさんも一緒になって踊ってましたねぇ、足音立てて(笑)
まぁね、あのスキンヘッドを顔ごと半分ずつ色分けして塗って出てきたり、ステテコはいて網持って出てきたりした人ですからね。(←「兵士の物語」in倉敷音楽祭)何をしてくれても、全然不思議じゃありませんわ(笑)
この曲、メラニーさんの歌声もさることながら、途中で出てくるカスタネットがキリッと決まっていて、めっちゃカッコ良かったです♪
次の「悲愴」の第2楽章は、ちょっと捻りの入った5拍子のワルツ。この曲、大好きなんですよね〜♪
とてもステキな演奏でした。
アンコールも、ニューイヤーではお約束(?)な「美しく青きドナウ」があって。もう一度「シャンパンの歌」が出てきて(何気に「えっと、ここから演奏すればいいんだよね?」的な打ち合わせをしている様子が伺えました;)かなり盛り上がって。
ニューイヤーにふさわしい、華やかでお祭り気分で、ちょっと気軽に聴ける楽しい内容でした。
以下、余談。
今日のお席、諸事情あってチケット確保がかなり出遅れてしまったこともあって、下手側のバルコニー席でした。その位置からだと、下手側に位置した打楽器陣が全く見えず……(泣)
音だけ堪能致しました。
ティンパニさんは、中央に陣取っていたので見えたんですけどね。
第1部から「うわ、このスネア。ロールの粒が細かくて揃ってて、すごく綺麗♪」と思ったら。休憩時間にひょいっと覗いてみると、そこにおられたのはやっぱり渡邉さんでした♪
次にコンサートでお見かけするときは、ぜひともティンパニでお会いしたいものであります。
そして、今日配られたパンフレットには、OEKさんの最近のニュースが掲載されてました。
出てましたよ〜、先月の「金聖響氏 OEKアーティスティック・パートナーに就任!&OEKとのベートーヴェン・チクルス完結!」のニュース♪
パンフレットの団員紹介ページにも、ちゃんとアーティスティック・パートナーとしてお名前が掲載されていて、ファンとしては嬉しゅうございました。
なんて言いつつ、その舌の根も乾かぬうちに2日連続でコンサートでした(笑)
だって、1日違いでOEKさんが大阪に来るんですもの♪
という訳で、今日は昨日とはがらりと変わってニューイヤー・コンサートでした。
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オーケストラ・アンサンブル金沢
ニューイヤー・コンサート2010in大阪
ショスタコーヴィチ:ジャズ組曲第2番 より ダンス1
シュトルツ:プラター公園は花ざかり
ショスタコーヴィチ:ジャズ組曲第2番 より リリック・ワルツ
J.シュトラウス2世:「ヴェネチアの一夜」 より 心から挨拶を贈ろう
オッフェンバック:ホフマンの舟歌
ジーツィンスキー:ウィーン、わが夢の街
J.S.バッハ:2つのヴァイオリンのための協奏曲より 第2楽章
J.シュトラウス2世:「ヴェネチアの一夜」より アンネンポルカ
J.シュトラウス2世:「こうもり」 より ぶどうが燃えたぎって(シャンパンの歌)
(休憩)
J.シュトラウス2世:無窮動
レハール:「ほほえみの国」 より 私たちの心にだれかが恋を沈めたのか
スッペ:「美しいガラテア」序曲
レハール:「ほほえみの国」 より 君はわが心のすべて
レハール:「ジュディッタ」より 私の唇にあなたは熱いキスをした
チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」より 第2楽章
カールマン:「チャールダーシュの女王」より 踊りたい!
(アンコール)
J.シュトラウス2世:美しく青きドナウ
レハール:「メリー・ウィドウ」から「唇は語らずとも」
J.シュトラウス2世:オペレッタ「こうもり」から「ブドウの炎の流れに(シャンパンの歌)」
ソプラノ:メラニー・ホリデイ
テノール:ズリンコ・ソチョ
指揮:井上道義
管弦楽:オーケストラ・アンサンブル金沢
いずみホール 15:00〜
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OEKさんでニューイヤー・コンサート。
そして指揮がミッキーさん。
OEKさんもミッキーさんもよく聴くのですが、この組み合わせで聴くのは実は初めてでした(笑)
いつもアーティスティック・パートナーさんの指揮で聴いていて、肝心の音楽監督さんの指揮で聴いていなかった、というこの女(爆)
で、指揮がミッキーさんならば、当然プログラムに入ってくるであろうショスタコーヴィチがトップバッターでした。タンバリンがバシッと決まって大活躍な、躍動感に溢れる第1ダンス。最初からノリノリです。
最初から結構ぶっ飛ばしてくれまして、皆揃って「明けましておめでとうございます!」
ああ、ニューイヤーだわ♪
ミッキーさんのMCを挟んで(何せ、ホールがコンパクトなので肉声で十分届くという)、早速メラニー・ホリデイさんのご登場です。濃いピンクのドレスが華やかで、ステキなのです。
曲数が多いので、1曲ずつの感想は省かせていただいて、印象に残った曲をいくつかピックアップして書かせていただきます。
……なんて言いつつ、振り返ってみると前半の印象がかなりすっ飛んでしまっております(汗;)
というのは、バッハの「2つのヴァイオリンのための協奏曲」の第2楽章が素晴らしくてですね。
マイケルさんの第1ヴァイオリンと、江原さんの第2ヴァイオリンが見事に溶け合っていて(江原さんがステージ下手側、マイケルさんが上手側に立って演奏されてました)
指揮者を立てずに(ミッキーさんはステージ上手側のピアノのところでじっと聴いてました)、ヴィブラートをほとんどかけずに奏でられる弦楽器の皆さんの伴奏も素晴らしくて、ついうっとり。そしてウルウル。
ああ、やっぱりOEKさんの弦は美しいわ〜♪
昨日の関フィルさんも素晴らしかったけど、少数精鋭部隊のOEKさんの音は引きしまっていて、やっぱり素敵ですわ♪
と思いながら、酔わせていただきました。
「さて、シュトラウス2世のお母さんは、どんな人だったでしょう? 答えは、2度演奏するのでそこで……」
とミッキーさんのMCを挟んで演奏された「アンネン・ポルカ」が、これまた楽しかった!
最初は普通にオケだけで演奏されたのですが、2度めの演奏でメラニーさんが登場。シャンパングラスを片手に、千鳥足で出てこられました。酔ってます(笑)
酔っぱらい状態で歌う演出も、さすが!な2度めの演奏でした。
第1部最後の曲もテノールのズリンコさんがシャンパングラスと本物のシャンパンを持ってご登場。グラスに注いで(でも飲みませんでしたね、さすがに;)歌ってました。まぁ、シャンパンの歌なんてタイトルがついてますから、当然の演出かも。
で、第2部。
最初の「無窮動」からやってくれました、音楽監督(笑)
曲の途中で「ちょっと、どこ行くねん!?」と思ったら、一度ステージから出ていって、また出てくるという。それを2度繰り返して、最後には心臓を押さえてもがき苦しんで、やっとオケが演奏をやめてくれて終了(笑)
「これを聴いて、オーケストラがやってきた、と思った人は40代以上です」
なんてMCで仰ってましたが。
そうだったんだ!?と思った私は、まだ40代にはなっておりませんよ?(笑)
レハールの「私たちの心にだれかが恋を沈めたのか」では、メラニーさんが虎柄のドレスに着替えて登場なさいました。
さすがですわ、今年は虎年ですものね♪
……去年みたく丑年だったら、モーモーさん柄だったの?と思ったのは、言うまでもなく(苦笑)
1曲挟んで、次の「私の唇にあなたは熱いキスをした」では、今度は水色のダンス衣装のようなドレスで登場なさいました。
この曲、フラメンコ調の曲で、メラニーさんもそれらしい手の振りを交えて歌っておられたんですが。それを見たミッキーさんも一緒になって踊ってましたねぇ、足音立てて(笑)
まぁね、あのスキンヘッドを顔ごと半分ずつ色分けして塗って出てきたり、ステテコはいて網持って出てきたりした人ですからね。(←「兵士の物語」in倉敷音楽祭)何をしてくれても、全然不思議じゃありませんわ(笑)
この曲、メラニーさんの歌声もさることながら、途中で出てくるカスタネットがキリッと決まっていて、めっちゃカッコ良かったです♪
次の「悲愴」の第2楽章は、ちょっと捻りの入った5拍子のワルツ。この曲、大好きなんですよね〜♪
とてもステキな演奏でした。
アンコールも、ニューイヤーではお約束(?)な「美しく青きドナウ」があって。もう一度「シャンパンの歌」が出てきて(何気に「えっと、ここから演奏すればいいんだよね?」的な打ち合わせをしている様子が伺えました;)かなり盛り上がって。
ニューイヤーにふさわしい、華やかでお祭り気分で、ちょっと気軽に聴ける楽しい内容でした。
以下、余談。
今日のお席、諸事情あってチケット確保がかなり出遅れてしまったこともあって、下手側のバルコニー席でした。その位置からだと、下手側に位置した打楽器陣が全く見えず……(泣)
音だけ堪能致しました。
ティンパニさんは、中央に陣取っていたので見えたんですけどね。
第1部から「うわ、このスネア。ロールの粒が細かくて揃ってて、すごく綺麗♪」と思ったら。休憩時間にひょいっと覗いてみると、そこにおられたのはやっぱり渡邉さんでした♪
次にコンサートでお見かけするときは、ぜひともティンパニでお会いしたいものであります。
そして、今日配られたパンフレットには、OEKさんの最近のニュースが掲載されてました。
出てましたよ〜、先月の「金聖響氏 OEKアーティスティック・パートナーに就任!&OEKとのベートーヴェン・チクルス完結!」のニュース♪
パンフレットの団員紹介ページにも、ちゃんとアーティスティック・パートナーとしてお名前が掲載されていて、ファンとしては嬉しゅうございました。




